枝に止まって静かに夜の森を見渡すフクロウ。
かわいいフクロウ、どこかミステリアスな雰囲気を持つフクロウは、有名絵本にも登場する人気キャラクターです。
今回は、フクロウが出てくる絵本のおすすめ人気作品を20選ご紹介します。
民話を元にした絵本『ふくろうとにわとり』や、フクロウが迷子になってしまう『ちょっとだけまいご』、フクロウがカラスの体の色を染めるという発想が楽しい『ふくろうのそめものや』など。
フクロウを主人公にした絵本は、どれも家族や友達を思いやる優しさに溢れています。
子どもと共に楽しむことはもちろん、大人が読む絵本としても人気の作品ばかり。
ぜひその世界観を満喫してみてくださいね。
- フクロウ絵本の人気おすすめランキングを紹介
- フクロウ絵本の選び方
- フクロウ絵本の人気おすすめランキング20選
- 第20位『ねむれないふくろうオルガ』
- 第19位『もりのふくろう』
- 第18位『ホッホーくんのおるすばん』
- 第17位『ありがとうフクロウじいさん』
- 第16位『とりこしふくろう』
- 第15位『ふくろうとにわとり』
- 第14位『もりのとけいやさん』
- 第13位『ホウホウフクロウ』
- 第12位『ちびフクロウのぼうけん』
- 第11位『ふくろうのそめものや』
- 第10位『しまふくろうとふゆのつき』
- 第9位『かあさんふくろう』
- 第8位『しまふくろうのみずうみ』
- 第7位『手おけのふくろう』
- 第6位『よるがきらいなふくろう』
- 第5位『しりたがりのふくろうぼうや』
- 第4位『しまふくろういきる』
- 第3位『ふくろうのダルトリー』
- 第2位『ちょっとだけまいご』
- 第1位『ふくろうくん』
- 読み聞かせにもおすすめのフクロウ絵本
フクロウ絵本の人気おすすめランキングを紹介
今回は人気のフクロウ絵本をランキング形式でご紹介します。
世界でも人気の作品が多く揃っているので、ぜひ参考になさってくださいね。
フクロウ絵本の選び方
フクロウを主人公にした作品は人気が高く、中には海外の絵本も多く見受けられます。
そんな中で自分にぴったりのフクロウ絵本を探す際には、次のポイントをチェックしてみましょう。
作品のテーマで選ぶ
人気のフクロウ絵本は、親子や友だち、夫婦愛といった心温まるテーマが評判を呼んでいます。
その時の気分に合わせたテーマの絵本を選べば、新たな感動に出会うことができるでしょう。
絵で選ぶ
夜の森を大きな羽根で飛び回るフクロウ。人気のフクロウ絵本では、その姿を大胆に描いた作品も多く見られます。
一方で、フクロウの可愛らしさを表現した絵本は小さな子どもに大人気。
好みの作風の絵本を選べば、ページをめくるのがより一層楽しくなりそうですね。
対象年齢で選ぶ
対象とする年齢に合わせた作品を選ぶことも大きなポイントのひとつです。
小さな子どもには分かりやすい内容の絵本。ストーリー性を楽しむ年代には、充実した内容の絵本を選ぶのがおおすすめです。
幅広い年代に人気のベストセラー本であれば、親子で長い間楽しむことができますね。
フクロウ絵本の人気おすすめランキング20選
それでは、人気のフクロウ絵本20選をご紹介していきます。
内容やおすすめポイントなどを参考に、ぜひお気に入りの一冊を見つけてみて下さいね。
第20位『ねむれないふくろうオルガ』
訳:三原 泉
出版社:偕成社
発行日:2011/2/2
価格+税:1,320円
子守歌を口ずさみたくなる絵本
フクロウのオルガは今夜も眠れなくて困っています。
長老様や友だちに相談しても、なかなかうまくいきません。そこで現れたつぐみが教えてくれたすてきな方法とは…?
絵本の主人公は眠れなくて困っているフクロウのオルガ。
色々な方法を試した結果、オルガは子守唄で眠りにつくことに成功します。
スロボドキンの淡い色使いの絵が美しく、オルガを思いやるお友だちの気持ちと共に優しい雰囲気に溢れた一冊です。
第19位『もりのふくろう』
絵:おぼ まこと
出版社:絵本館
発行日:2014/9/30
価格+税:1,430円
眠る前に読みたいフクロウ絵本
どうぶつたちの寝息が聞こえてきそうな月明かりの夜。フクロウさんは静かにみんなのことを見守っています。
リズミカルな言葉の繰り返しが心地よい、幻想的な森の絵本。
フクロウと言えば、夜に目を光らせて木の枝に止まっているイメージではないでしょうか。
本書はそんなフクロウのやさしい姿を描いた、美しい絵の絵本です。
静かに眠る森の仲間たちとフクロウのストーリーは、就寝前の読み聞かせにもぴったりですね。
第18位『ホッホーくんのおるすばん』
訳:ささき たづこ
絵:イムケ・コールト=ザンダー
出版社:偕成社
発行日:1993/3
価格+税:1,218円
学ぶことの大切さを教えてくれるドイツのフクロウ絵本
ホッホーくんは甘えん坊のふくろう坊や。飛ぶことだってちっとも覚える気がありません。でもある日、ひとりでお留守番をすることになったホッホーくんは?
何をしても「いや。いや」と言っていうことを聞かないホッホーくん。
ところがある日、1人でお留守番をしている時に猫が現れたから大変です。
甘えん坊のホッホーくんが成長する姿に、子どもたちも共感しながら物語を楽しむことができるでしょう。
第17位『ありがとうフクロウじいさん』
絵:中村 悦子
出版社:教育画劇
発行日:2000/7/1
価格+税:1,310円
フクロウじいさんの優しさに心が温まる
「きれいなものがみえるのは、なぜじゃろう」「どうして花が見えるんじゃろ?」そんな質問を投げかけるのは、内気なモグラくんが唯一心を開けるフクロウじいさんです。思わず大人もじっくり読みこんでしまう、森の中の美しいストーリー。
まるで禅問答のようなフクロウじいさんの問いかけに、じっと耳を傾けたくなる絵本です。
あることをきっかけに、モグラくんに仲間ができる姿には心がほっと温まるよう。
森の四季を感じる絵も見ごたえのある一冊です。
第16位『とりこしふくろう』
出版社:白泉社
発行日:2017/8/3
価格+税:1,210円
ひよこを愛するやさしいふくろうじいちゃん
ふくろうじいちゃんはいつも心配ばかり。ある日そんなじいちゃんの元に一羽のひよこが迷い込んできたからさぁ大変。ふくろうじいちゃんは迷子のひよこにてんてこ舞い!
「こまった、こまった、たいへんだ」
そう口にしながら、ふくろうじいちゃんは、ひよこの早起きや将来の子どもの洋服のことまで心配しはじめます。
たくさんの取り越し苦労から、じいちゃんの優しさを感じることのできる一冊です。
第15位『ふくろうとにわとり』
絵:毛利将範
出版社:鈴木出版
発行日:2008/11/1
価格+税:1,320円
フクロウにまつわる楽しい民話
むかしむかし、お日様が出ない日が続いたある日のこと。困った動物たちは、空を飛べる鳥にお日様を起こしに行ってもらうことを思いつきます。にわとりやふくろうにまつわる言い伝えを、切り絵で表した楽しい絵本。
「どうしてにわとりは朝早く鳴くの?」「どうしてふくろうは眩しい光が苦手なの?」
そんな素朴な疑問について、日本の民話を元に楽しく描いている一冊です。
劇画調の切り絵は見た目もはっきりしているので、大勢の読み聞かせにもぴったりですね。
第14位『もりのとけいやさん』
出版社:偕成社
発行日:1984/11/1
価格+税:880円
フクロウさんの夜の探検にドキドキ
かわいい時計屋のフクロウさん。昼間はいつも居眠りばかり。ある日虫眼鏡を片手に、夜の森へ探検に出かけてみると…?
お店を開きながらいつも居眠りしてしまうフクロウさんの姿が可愛らしい一冊です。
いつもと様子の違う森へ出かけるストーリーは、子どもたちもドキドキと胸を高鳴らせる展開となっています。
ぜひ声に出しながら、子どもと一緒にページを開いてみてくださいね。
第13位『ホウホウフクロウ』
出版社:福音館書店
発行日:2017/6/14
価格+税:1,870円
自由な世界観で描かれるフクロウ絵本
「まがればまがれみち」「ふりむけばねこ」などの数々の傑作を残した作家、井上洋介氏の遺作となる絵本。闇夜に飛ぶフクロウやミミズクの姿が圧巻の一冊です。
大きいサイズの絵本にのびのびとした水墨画で描かれるのは、夜の空を飛び交うフクロウたち。
綴られる文章はまるで詩のようにリズミカルで、読む者を飽きさせることがありません。
著者の迫力ある世界観と共に、フクロウの力強い生き様を感じることができる絵本です。
第12位『ちびフクロウのぼうけん』
訳:みむら みちこ
絵: ピルッコ・リーサ・スロイェギン
出版社:福音館書店
発行日:2009/11/20
価格+税:1,430円
ちびフクロウのちいさな冒険物語
朝日が昇る頃、「もう寝る時間ですよ」とお母さんに告げられたちびフクロウ。でもまだまだちびフクロウは眠りたくありません。こっそりと冒険に出かけたちびフクロウの可愛らしい物語。
お母さんに寝なさいと言われながらも、まだ寝たくないとぐずるちびフクロウはまるで人間の子どものよう。
その姿に、読みながら思わず笑みがこぼれてしまいます。
雪景色の描写も美しく、大人が眺めていても存分に楽しむことができる絵本です。
第11位『ふくろうのそめものや』
絵:和歌山 静子
出版社:童心社
発行日:2001/1/1
価格+税:990円
フクロウの染物屋さんが大活躍の絵本
主人公は、なんとまっしろなカラス。
「そうだ、そめものやのふくろうさんにそめてもらおうっと」民話を元にした色鮮やかなフクロウ絵本。
「どうしてカラスは黒いのか?」本作はそんな疑問に答えてくれる楽しい一冊です。
ふくろうの染物屋さんに色々なカラーで体を染めてもらうカラスの姿は、なんとも目に鮮やか。
切り絵風の分かりやすい絵は、小さな子どもへの読み聞かせにもおすすめの絵本となっています。
第10位『しまふくろうとふゆのつき』
出版社:絵本塾出版
発行日:2016/7/26
価格+税:1,870円
フクロウの雄大な姿を描いた人気の版画絵本
舞台は厳しい冬の北海道。食べ物を求めたフクロウは大空へと羽ばたきます。大自然の神秘を描いた大きめサイズの版画絵本です。
著者の手島圭三郎氏は、フクロウをはじめとする北海道の動物たちを描く人気作家です。
本作でも、北の夜の空を飛ぶフクロウの雄大な姿が、迫力ある版画絵で描かれています。
獲物を捕らえようとするフクロウの姿に、自然の厳しさと逞しさを感じることのできる一冊。
第9位『かあさんふくろう』
絵: クレメント・ハード
出版社:偕成社
発行日:2012/7/4
価格+税:1,210円
フクロウの生態を知ることのできる絵本
古いリンゴの木に住みついたのは母さんフクロウ。タマゴを産んでからエサをやり、ヒナを育てる一年間を美しい木版画で描き出した一冊。
フクロウの生態を丁寧な版画で表した本作は、科学絵本の傑作とも言われる作品です。
生まれたばかりのヒナの濡れた体や、かあさんフクロウが獲物を捕らえる様子を実に繊細に表現しています。
フクロウ好きの子どもと共に、ヒナの成長を感じながらゆっくりと目を通したくなることでしょう。
第8位『しまふくろうのみずうみ』
出版社:絵本塾出版
発行日:2015/2/25
価格+税:1,870円
フクロウ絵本の代表作
舞台は北海道の森の奥、誰も知らない湖です。フクロウのお父さんとお母さんは、子どものために何度も獲物を取りに出かけます。絵本にっぽん賞を受賞した、フクロウの名作絵本。
手島圭三郎氏のデビュー作でもある本書は、フクロウを好きな方にぜひおすすめしたい一冊です。
夜の湖の上、獲物をめがけて大きな羽根を広げるフクロウの姿は、まるで羽音がこちらまで聞こえてくるかのよう。
シンプルな文章と見応えのある版画で構成された絵本には、思わず子どもも見入ってしまうことでしょう。
第7位『手おけのふくろう』
絵:あべ 弘士
出版社:福音館書店
発行日:2017/6/21
価格+税:1,540円
実話を元にした北国のフクロウの物語
フクロウの夫婦は、毎年桜の木のロウに巣を作って子どもを育てます。しかしある年、桜の木が倒れて困った夫婦は、民家の軒先に吊るされた手桶を巣に選んだのでした。3羽のヒナを育て上げる、フクロウ夫婦の愛情に溢れた物語。
こちらを見つめる2羽のフクロウの表紙が印象的な絵本は、実話を元に描かれた作品です。
倒れた桜の木の代わりに手桶を用意するのは、心優しい民家のおじいさん。
天敵のハクビシンに襲われながらもヒナを育て上げるフクロウ夫婦の姿には、読後は胸が熱くなることでしょう。
第6位『よるがきらいなふくろう』
出版社:偕成社
発行日:2008/1
価格+税:1,320円
フクロウと蛾の楽しいコンビ
子どもの頃の体験で、夜が嫌いになってしまったフクロウさん。そんなフクロウさんを森へ誘い出すのは、夜の空に現れる蛾。ところがある夜から、毎晩やってきていた蛾がぱったり姿を現さなくなって…。
夜が嫌いなフクロウと蛾という、おもしろい組み合わせが人気の本作は、子どもにも大人気の絵本です。
ユニークな取り合わせだけでなく、考え抜かれたストーリーもおすすめポイントのひとつ。
2人の距離が少しずつ近づいていく姿は、苦手を克服する気持ちと友だちを思いやることの大切さを教えてくれることでしょう。
第5位『しりたがりのふくろうぼうや』
訳:せな あいこ
絵: デービッド・ビースナー
出版社:評論社
発行日:1992/8/1
価格+税:1,320円
お母さんがいつも見守っているよ
アウリーは知りたがりのフクロウぼうや。お星さまの数や海の深さなど、アウリーの問いかけにお母さんは「たしかめてごらん」と答えます。フクロウの親子の、深い愛情を感じることのできる一冊。
「なんで?」「どうして?」子どもの成長の過程には、そのように何でも知りたがる時期がやってきますよね。
物語の主人公であるアウリーも、お母さんにいつも疑問を投げかけます。
実際に自分で確かめることで、数えきれないほど知らないことがあることを実感するアウリー。
子どもを見守る、親の愛情を教えてくれる優しい絵本です。
第4位『しまふくろういきる』
出版社:絵本塾出版
発行日:2010/8/12
価格+税:1,870円
シマフクロウの夫婦が伝える生きることの大切さ
静かな森の奥で幸せに過ごしていたシマフクロウの夫婦。フクロウの寿命は20年。いつまでも続くと思っていた日々にも、いつか別れの時がやってきます。
優しいオスに守られながら、幸せな日々を過ごすメスのシマフクロウ。
厳しい自然を寄り添いながら生き抜く姿には、強い絆で結ばれた夫婦愛を感じずにはいられません。
生きるということ。命には終わりがあるということを静かに語り掛ける手島圭三郎氏の人気作です。
第3位『ふくろうのダルトリー』
絵:西村 敏雄
出版社:ブロンズ新社
発行日:2011/10
価格+税:1,540円
ダルトリーの優しさがみんなを笑顔に
心優しいフクロウのダルトリー。欠けていくお月さまを心配したダルトリーは、塔のてっぺんにリンゴを置いてあげます。ところがりんごは、ころころと屋根を転がって…。
1人の優しい気持ちが、いつか誰かを幸せにしてくれる。
本作はそんな優しいテーマに溢れた、人気のフクロウ絵本です。
ラストでは1人ぼっちだったダルトリーにもパートナーが現れ、目に映る街の景色が一変することに。
読者を優しい気持ちで満たしてくれる、子どもの読み聞かせにもおすすめの絵本です。
第2位『ちょっとだけまいご』
訳:木坂 涼
出版社:BL出版
発行日:2012/10/1
価格+税:1,540円
声に出して読みたくなるフクロウ絵本
迷子になったフクロウに手を差し伸べたのはやさしいリス。「きみのかあちゃんはどんなかんじ?」リスの問いかけに、フクロウはジェスチャーでお母さんを表します。そのヒントを頼りにリスが連れてきたのは…?
木坂涼氏の心地よい翻訳が人気のフクロウ絵本は、子どもと声を出しながら楽しむことのできる作品です。
なかなか本当のお母さんにたどり着けない中、たくさんの動物たちが母親探しに協力する姿には心がなごみます。
リズム感溢れる文章と可愛らしい絵柄が、小さな子どもにも大人気。幅広い世代で楽しむことのできる絵本です。
第1位『ふくろうくん』
訳:三木 卓
出版社:文化出版局
発行日:1976/11/20
価格+税:1,045円
ちょっととぼけたフクロウくんにくぎ付け
お人好しで、ちょっぴりとぼけた心優しいフクロウくん。ひとりで暮らすフクロウくんに訪れる、ほのぼのとした5つのお話。
涙でお茶を淹れることにしたり、お月さまにお友だちになろうと声をかけたり…。
フクロウくんが織り成す物語は、大きな展開があるわけではないにも関わらず、どれもユーモアたっぷり。
子ども心に溢れたストーリーには、大人も思わず夢中になってしまいます。
物語を楽しむ時期の幼児からひとり読みのできる子ども。また大人になってからと、世代ごとに何度でも楽しむことのできる、おすすめのフクロウ絵本です。
読み聞かせにもおすすめのフクロウ絵本
森を生きるフクロウを主人公にしている絵本は、どれも相手を思いやる気持ちにあふれた優しい作品ばかりです。
海外の絵本は分かりやすく翻訳され、言葉のリズム感が小さな子どもからも人気を得ています。
読み聞かせをすることでその世界観は更に広がり、大人になってからも楽しむことのできる思い出の一冊となることでしょう。
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