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【金太郎】昔話・金太郎のあらすじ内容・結末、教訓は?由来や原作作者、モデルについても解説

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『金太郎』と聞いて、まず思い浮かべるのは、「まさかりかついで金太郎〜」で始まる有名な童謡です。

おかっぱ頭の男の子が、「金」の字の入った腹かけをつけて大きな斧を持っている姿は、子どもの日の五月人形としてなどで見た人も多いですね。

しかし、実際の『金太郎』の昔話を知っているという人はあまりいないのではないでしょうか。

そして、モデルとなった人物が、大きくなってから鬼退治に出かけていたなどと言う話も知っていましたか?

この記事では「金太郎」のモデルや登場人物、成長したらどうなったのかなど、昔話としての『金太郎』のあらすじを含め、その後の結末も詳しく解説します。

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昔話・金太郎の登場人物と名前

登場人物

昔話・金太郎の登場人物を紹介します。

金太郎
赤い腹かけをつけた元気な少年。優しくて力持ち。
お母さん
金太郎の母。
森の動物たち
金太郎のともだち。
源頼光
貴族であり武将。金太郎の力を見初めて家来に取り立てる。

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昔話・金太郎のあらすじ内容

あらすじ

昔々、足柄山金太郎という名前の力持ちの男の子がいました

生まれた時から力持ちだった金太郎は、「大きな男の子になるように」と、お母さんが作った大きな腹かけをしていました。

金太郎は森の動物たちと毎日元気に遊び、すくすくと育っていきました。

「よーし、みんなで相撲をしよう!」

金太郎たちは相撲をして遊んでいましたが、サル鹿イノシシなどを投げ飛ばして勝つのは、いつも金太郎でした。

ある日、そこへ大きなクマがやってきました。

「金太郎、いくらお前が強くてもおれには勝てないだろう」

行司のウサギが声をかけて、金太郎とクマの勝負が始まりました。

好勝負の末、勝ったのは金太郎です。

それからはクマも金太郎のともだちになりました。

金太郎はともだちと遊びながら、たくさんのことを学んでいきました。

サルには木の登り方、鹿には山道の走り方、には泳ぎ方を教わります。

金太郎が少し大きくなった頃、「お前はまだ小さいけれど力持ちだから、このまさかり(大きな斧)をあげましょう」とお母さんがまさかりをくれました

金太郎はそのまさかりを担いで、クマにまたがり山に木を切りに行くようになりました。

山の中を進んでいくと、谷の前でともだちの動物たちが困っていました。

橋がないので、向こう側に渡れないと言うのです。

「ぼくに任せてよ!」

金太郎が近くの大きな木に手をかけて力一杯押すと、木は崖と崖とつなぐ大きな一本橋になりました

「わぁ!金太郎はやっぱりすごいなぁ」

動物たちは金太郎の強さに感心しました。

「なんと力持ちのこどもじゃ!!」

声が聞こえたので振り向くと、そこには立派な姿のお侍さんがいました。

お前は力が強くて優しい子だ。私の家来にならないか?

お侍さんは、源頼光という、京の都で重要な仕事をしている人でした。

金太郎は源頼光をお母さんが待つ家に連れて行きました。

源頼光が金太郎を引き受けたいというと、お母さんは泣いて喜びました。

この子の父親も武士だったのです。金太郎、頼光さまのおそばにお仕えして、お前もりっぱなお侍さんにおなりなさい

金太郎は源頼光について足柄山を降り、そばで家来として仕えることにしました。

昔話・金太郎の最後の結末は?

その後金太郎は、源頼光の「四天王」の1人として活躍し、大江山で暴れる酒呑童子という鬼たちの征伐へも出かけました

「今回の働きはあっぱれであった。これからは坂田金時と名乗るが良い

大変な活躍をした金太郎は、新しい名前を授かり、立派なお侍になりました。

金太郎の活躍は京の都から足柄山までも届き、お母さんやともだちもたいそう喜んだそうです。

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昔話・金太郎から与えられる教訓とは?

教訓

一般的に知られている金太郎のイメージは「元気で力持ちで優しい」ということで、五月人形としても人気です。

金太郎は、生まれた時から力持ちで、ハイハイをしながら石臼を引っ張っていくような男の子でした。

そんな力持ちで元気いっぱいの金太郎は、毎日山で動物たちと一緒に遊びます。

お母さんは、金太郎が力を持て余さないように山で発散させ、そして金太郎も動物たちの動きから自分の体の使い方を学んでいきます

少し危ないようなことでも金太郎は積極的に参加して、ともだちの動物たちを助けたりする優しさも持っています。

大きくなってからは源頼光に取り立てられたという出来事はありますが、金太郎は、「強く、仲間思いで親孝行。山奥の生活から都の雅さに触れても、その気質は変わらない」ことで、今なお男の子を持つ親から支持されています。
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昔話・金太郎はどこのお話?由来や原作は?作者やモデルとなった人物はいる?

由来

昔話『金太郎』は、日本各地に伝わる金太郎伝説を、幼児向けの絵本として著されたものです。

ここでは、一般的に知られている金太郎伝説を紹介します。

金太郎は956年、坂田蔵人と八重桐の間に生まれたと言われています

京都で出会った2人ですが、八重桐が出産のために静岡県の足柄山に戻ると、蔵人はまもなく死去、八重桐は京都へ戻らず足柄山で金太郎を育てます。

ともだちの動物たちと山を走り回り、相撲をとって遊び、心身ともに健康に育っていた金太郎が源頼光の目に留まり、京都に向かうことになったのは976年です

なんと金太郎は20歳になっても動物たちと山を駆けて遊んでいたということになりますね。

絵本とは違い、金太郎が「坂田金時」の名前を賜ったのは、源頼光の家来になってすぐのことだと言われています。

そして990年酒呑童子率いる鬼の集団を大江山で征伐するのですが、この酒呑童子たちは実際は鬼ではなく、山から下りてきては都を騒がせていた悪党たち、もしくは山賊の集団だったと考えられています。

この鬼退治が『古今著聞集』や『御伽草子』、古浄瑠璃によって世に知られるようになり、やがて頼光四天王の1人の「坂田金時」の幼少期として「金太郎」が注目されました。

江戸時代には『金平浄瑠璃』が流行し、金太郎の出生には山姥が関わっていたとされるようになります。

金太郎は山姥と雷神の間にできた子どもであるとされたり、山姥に赤い龍が授けた子どもであるとされたりなど、後世にはさまざまな言い伝えが残されるようになりました。

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昔話・金太郎のおすすめ本を紹介

おすすめ

ここでは『金太郎』のおすすめ絵本を紹介します。

『きんたろう』

きんたろう

画像引用:amazon.co.jp
作:さねとう あきら
絵:田島 征三
出版社:教育画劇
発行日:1996年9月
値段:1,200円+税
対象年齢:2、3歳から

『きんたろう』のおすすめポイント

田島征三の描く野生的でダイナミックな金太郎の世界が楽しめます。
こちらの金太郎の雷さまの父親と山姥の母親の間に生まれた、元気いっぱいで力持ちの男の子です。
金太郎と涙ながらに別れるお母さんの姿に、思わずほろりときてしまいますよ。

『金太郎』

金太郎

画像引用:amazon.co.jp
作:さねとう あきら
絵:米内 穂豊
出版社:講談社
発行日:2002年2月
値段:1,500円+税
対象年齢:小学生以上

『金太郎』のおすすめポイント

昭和11年に発行された昔話シリーズ「講談社の絵本」の復刻版です。
一流の画家により手がけられたリアルな絵柄の『金太郎』で、見かけたらぜひ手にとりたい1冊です。
まるで絵巻物を見ているかのように、昔話の世界に入り込めます。
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昔話・金太郎のまとめ

まとめ

昔話『金太郎』を紹介しました。

「桃太郎」や「浦島太郎」と並んで、「三太郎」と言われる金太郎ですが、昔話となるとあらすじすら知られていないことも多いですね。

名前を聞くと、腹かけやまさかりを肩に担いだ姿、おかっぱ頭でクマに跨っていることなどは思い浮かびますが、どうもそこまで。

うろ覚えの童謡以上の情報がない、という人も多かったのではないでしょうか。

しかし五月人形を飾る時期になると、いたるところで金太郎人形を見かけます。

昔から人々がどんな思いを金太郎に持っていたのか、五月人形と我が子をどう結びつけて考えていたのかなどを知るには、絵本がなによりの近道です。

ぜひ、書店や図書館などで探してみてくださいね。

この記事を書いた人
谷たまき

海外で5歳と3歳の子どもを育児中。日本をバックグラウンドに持つ子どもたちが、日本文化や日本語に親しみを持ってくれるように、毎晩絵本を読み聞かせています。

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