暖かい季節にやってきて、空を彩るとんぼたち。
きらきら光る目、赤や青など鮮やかな色合いはとても魅力的ですよね。
今回はそんなとんぼが登場する絵本を年齢別に15冊ご紹介します。
とんぼが登場する絵本と言っても、生態について詳しく描かれていたり、昔懐かしい風景が描かれていたりと内容はさまざま。
それぞれあらすじやおすすめポイントとあわせて紹介しているので、是非選ぶときの参考にしてみてください。
とんぼの絵本おすすめ人気作品【2歳児向け】
まずは、2歳児におすすめのとんぼの絵本をご紹介します。
『こぶたたんぽぽぽけっととんぼ』
画像引用:ヨドバシ.com
作者:馬場のぼる
出版社:こぐま社
発行日:1990年6月15日
値段:1100円+税
対象年齢:2歳から
『こぶたたんぽぽぽけっととんぼ』のあらすじ
こぶた、こたぬき、こぎつね、こねこたちがとんぼとりや花飾りを作ったりして楽しく遊んでいます。
泣いて笑ってたくさん遊んだら、お母さんにおんぶされて帰ります。
『こぶたたんぽぽぽけっととんぼ』のおすすめポイント
子どもたちが自然の中で楽しく遊んでいる様子が描かれているしりとり絵本です。
しりとりの都合上、内容が愉快な展開になっているので笑って楽しめる1冊です。
文章ではなく単語がかかれているのみなので、まだしりとりをしたことがなかったり
ひらがなを読めるようになったばかりの小さなお子さまにもおすすめです!
とんぼの絵本おすすめ人気作品【3歳児向け】
ここからは、3歳児におすすめのとんぼの絵本をご紹介します。
『14ひきのとんぼいけ』
画像引用:Amazon
作者:いわむらかずお
出版社:童心社
発行日:2002年6月30日
値段:1200円+税
対象年齢:3歳から
『14ひきのとんぼいけ』のあらすじ
暑い夏の日、「昼ごはん食べたら、とんぼ池で遊ぼう」と いっくんは言いました。
なかよし兄弟みんなで、とんぼがいっぱいのとんぼ池へおでかけです!
『14ひきのとんぼいけ』のおすすめポイント
大人気、14ひきのシリーズです。
こねずみたちが仲良く池で遊んでいる様子が描かれているのですが、
たくさんの種類のとんぼが出てくるので、14ひきのシリーズが好きなお子さんはもちろん
とんぼ好きのお子さんも楽しめる1冊です。
14ひきのとんぼいけ (14ひきのシリーズ) [ いわむらかずお ]
『ギンヤンマ そらへ』
画像引用:福音館書店
作者:松岡達英
出版社:福音館書店
発行日:2014年7月1日
値段:389円+税
対象年齢:3歳から
『ギンヤンマ そらへ』のあらすじ
ずっと水の中で過ごしてきたとんぼの子どもであるヤゴが、ついに羽化します。
夜、水から出て茎をのぼり、そこでギンヤンマの子どもはおとなに変身するのです。
『ギンヤンマ そらへ』のおすすめポイント
縦に描かれている、珍しい形の絵本です。
ギンヤンマが、幼虫である”ヤゴ”から成虫になって飛び立つまでが描かれており、
幼虫時代に過ごす水中のなかまたちについても覚えることが出来ます。
『どこからきたの?』
画像引用:福音館書店
作者:ぶん・木坂涼 え・川上和生
出版社:福音館書店
発行日:2020年9月1日
値段:400円+税
対象年齢:3歳から
『どこからきたの?』のあらすじ
空を眺めてみると、赤とんぼがいっぱい!このとんぼたちは、どこからやってきたんだろう?
秋になるとやってくる赤とんぼの群れが、色々な姿を見せてくれます。
『どこからきたの?』のおすすめポイント
物語が、まるで小さな子どもがお話しているように書かれているので
話しかけるようにして読み聞かせをするのがおすすめです。
全体的に優しい色使いでページ数も多くなく、読みやすい1冊です。
『とんぼとんぼあかとんぼ』
画像引用:福音館書店
作者:澤口たまみ 文、サイトウタマミツ 絵
出版社:福音館書店
発行日:2015年10月1日
値段:389円+税
対象年齢:3歳から
『とんぼとんぼあかとんぼ』のあらすじ
木の枝やすすき、帽子の上にも!色んなところにとんぼがとまっています。
わたしのゆびにもとまっていいよ。頭の上をとぶ赤とんぼに夢中です。
『とんぼとんぼあかとんぼ』のおすすめポイント
主人公の女の子が赤とんぼを見つけ、そこから様々な発見をします。
小さな女の子の視点で描かれているので、読み聞かせてもらうお子さんと
同じ視界で物語を楽しむことが出来ます。
とんぼの絵本おすすめ人気作品【4歳児向け】
ここからは、4歳児におすすめのとんぼの絵本をご紹介します。
『とんぼのうんどうかい』
画像引用:Amazon
作者:かこさとし
出版社:偕成社
発行日:1972年12月
値段:1000円+税
対象年齢:3・4歳
『とんぼのうんどうかい』のあらすじ
運動会の帰り道、とんぼたちはギャングこうもりに襲われてしまいました。
怖い思いをするトンボの子どもたちですが、みんなで力を合わせてこうもりに立ち向かいます。
『とんぼのうんどうかい』のおすすめポイント
運動会では競い合っていたおともだちと協力して知恵を出し合い、力を合わせて
1つのことを成し遂げる様子は、幼稚園や小学校など集団で過ごすお子さんにも
共感しやすく、楽しんで読める1冊です。
とんぼのうんどうかい (かこさとしおはなしのほん) [ 加古里子 ]
とんぼの うんどうかい (かこさとし おはなしのほん( 2))
『とんぼ』
画像引用:Amazon
作者:チョン・ジョンチョル 詩、イ・グヮンイク 絵、おおたけきよみ 訳
出版社:岩崎書店
発行日:2011年8月12日
値段:1300円+税
対象年齢:幼児から
『とんぼ』のあらすじ
野原で死んでしまったとんぼ。そこにアリが集まり、弔いを始めます。
『とんぼ』のおすすめポイント
韓国の詩の絵本です。
神秘的な内容に柔らかな色使いで、”生”と”死”についてとんぼを使って
美しく温かく描かれたこの絵本は、お子さんだけでなく大人にもおすすめの1冊です。
『はぐろとんぼのぼうけん』
画像引用:LOHACO
作者:おかだしんご 文、ニシハマカオリ 絵
出版社:三恵社
発行日:2020年8月29日
値段:1500円+税
対象年齢:幼児から
『はぐろとんぼのぼうけん』のあらすじ
ある日、駅のホームで遊んでいたはぐろとんぼの男の子が、電車に乗り込んでしまいました。
大人や子ども、おじいさんなど、たくさんの人が乗っている電車の中を冒険します。
『はぐろとんぼのぼうけん』のおすすめポイント
とんぼの視点から見た、人間社会を冒険するお話です。
物語のなかで様々な体験をしますが、主人公がはぐろとんぼの男の子なので
小さいお子さんも感情移入しやすく、絵本の中の出来事について考えながら一緒に読むのもおすすめです。
『ミツビシトンボ』
画像引用:Amazon
作者:江口学 文、村上康成 絵
出版社:講談社
発行日:1998年4月20日
値段:1600円+税
対象年齢:幼児から
『ミツビシトンボ』のあらすじ
それぞれとんぼとりを競い合う少年たちが見つけた、とても大きいミツビシトンボ!
どうやってつかまえようか、プランをたてて少年たちは奮闘します。
『ミツビシトンボ』のおすすめポイント
あれやこれやと試行錯誤し、大きいとんぼに立ち向かう少年たち。
一生懸命頭を使って作戦をたてて、物事に全力で取り組む姿勢が描かれています。
とんぼの捕り方も描かれているので、実際に参考にして遊んでみるのも楽しそうですね!
『とんぼのあかねちゃん』
画像引用:Amazon
作者:高家博成、仲川道子
出版社:童心社
発行日:2002年5月20日
値段:900円+税
対象年齢:幼児から
『とんぼのあかねちゃん』のあらすじ
かわをぬぎ、やっととんぼになれたあかねちゃん!
上手に空を飛んで、すずしい山を目指して飛んでいきます。
『とんぼのあかねちゃん』のおすすめポイント
一般に赤とんぼと呼ばれる『アキアカネ』のあかねちゃんのお話です。
赤とんぼの生態が分かりやすく描かれており、イラストがとっても可愛いので
リアルな描写だと怖く感じられてしまうお子さんでも楽しく読める絵本です。
とんぼのあかねちゃん (かわいいむしのえほん) [ 高家博成 ]
『とんぼ』
画像引用:Amazon
作者:安永一正
出版社:フレーベル館
発行日:2007年7月1日
値段:1000円+税
対象年齢:4歳から
『とんぼ』のあらすじ
繊細なタッチのイラストと共に、ヤゴからとんぼに成長し、その生態について描かれています。
『とんぼ』のおすすめポイント
色々な種類のなかから、『ヤンマ』に特化して描かれています。
ヤンマの捕り方や、ヤゴの飼育方法についても描かれているので
実際に捕まえて羽化させてみたい!というお子さまにもおすすめです。
『とんぼ ぎんやんまの一生』
画像引用:Amazon
作者:徳田之久
出版社:福音館書店
発行日:2010年6月10日
値段:1000円+税
対象年齢:4歳から
『とんぼ ぎんやんまの一生』のあらすじ
ヤゴから成虫のギンヤンマへと羽化し、水辺から離れて生活しますが
からだがすっかり大人になると、もう一度水辺へ戻ってきます。
おすがめすと出会い、次の世代へと繋いでいく様子が描かれています。
『とんぼ ぎんやんまの一生』のおすすめポイント
幼虫から成虫になる過程や、成虫になってからの様子を詳しく解説しています。
ギンヤンマが実寸大で描かれているので、大きさを実感できるのも嬉しいですね。
とんぼ ぎんやんまの一生 こんちゅうの一生シリーズ / 得田之久 【絵本】
とんぼ (こんちゅうの一生シリーズ)―ぎんやんまの一生 (福音館の科学シリーズ)
とんぼの絵本おすすめ人気作品【5歳児向け】
ここからは、5歳児におすすめのとんぼの絵本をご紹介します。
『赤トンボ』
画像引用:Amazon
作者:今森光彦
出版社:アリス館
発行日:2010年8月24日
値段:1400円+税
対象年齢:5・6歳から
『赤トンボ』のあらすじ
写真家・今森光彦が田んぼで出会ったヤゴ。これはもしかしてアキアカネかな?
羽化するまでを観察し、美しい赤色の成虫となって飛んでいる様子を写真で紹介してます。
『赤トンボ』のおすすめポイント
アキアカネの生態に焦点をあてた一冊です。
水中でのヤゴの姿や、羽化する瞬間も写真に収められています。
赤とんぼのいる風景が美しく、小学生のお子さんから大人も楽しむことが出来ます。
とんぼの絵本おすすめ人気作品【小学生向け】
ここからは、小学生におすすめのとんぼの絵本をご紹介します。
『かいぶつトンボのおどろきばなし』
画像引用:Amazon
作者:かこさとし
出版社:小峰書店
発行日:2002年6月1日
値段:1500円+税
対象年齢:小学3・4年生から
『かいぶつトンボのおどろきばなし』のあらすじ
メダカのサンキチは、砂の中にいる恐ろしいかいぶつに気がつきました。
かいぶつの正体は一体何者なのでしょうか?
『かいぶつトンボのおどろきばなし』のおすすめポイント
とんぼの生態が色んな視点からとても詳しく描かれています。
自分で絵本が読める小学生のお子さんはもちろん、
途中で移り変わる登場人物になりきって読み聞かせすることで
小さなお子さんも楽しむことが出来ます。
かいぶつトンボのおどろきばなし (かこさとし大自然のふしぎえほん) [ 加古里子 ]
かいぶつトンボのおどろきばなし (かこさとし大自然のふしぎえほん)
『空とぶ宝石 トンボ』
画像引用:福音館書店
作者:今森光彦
出版社:福音館書店
発行日:1993年7月
値段:1300円+税
対象年齢:小学中学年から
『空とぶ宝石 トンボ』のあらすじ
田んぼや池など、様々な場所に生息するとんぼをそれぞれ種類別に紹介しながら、環境の変化についてなど
自然を守るには何が大切か、書かれています。
『空とぶ宝石 トンボ』のおすすめポイント
たくさんの種類のとんぼが、それぞれ種類別に1つ1つ説明されています。
生息域によってはなかなか目にする機会のない種類や、
小さくて細部まで見れないとんぼの顔も写真で見ることが出来るので、
とんぼ好きのお子さんだけでなく、大人にとっても嬉しい1冊です。
とんぼの絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?
ここまで15冊を紹介しましたが、どれも素敵な絵本ばかりで悩みますよね。
そこで、とんぼの絵本を選ぶにあたって3つにポイントをまとめてみました。
どんな絵本を選べば良いか分からない…と思ったら、参考にしてみてくださいね。
とんぼの絵本の選び方①絵柄で選ぶ
お子さんの昆虫が好きな度合いに合わせて絵柄を選びましょう。
実際に写真が使われていたり、とてもリアルに描かれているものから
可愛くデフォルメされた絵柄のものまで幅広くあります。
ふだん昆虫と接する機会が少ないと怖がる可能性もあるので、
まずは可愛く描かれている絵本を選ぶと、小さなお子さんも楽しみやすいです。
とんぼの絵本の選び方②対象年齢で選ぶ
とんぼについて細やかに描かれている絵本も、内容が難しく感じられると
興味を無くしてしまう場合があります。
小さい年齢のお子さんには易しく分かりやすい内容のものを、
自分で読める年齢のお子さんには様々な説明が書かれている絵本を選びましょう。
とんぼの絵本の選び方③親子で一緒に楽しめる作品を選ぶ
水辺に生息していることが多いとんぼたち。
街中でとんぼを探してみたり、とんぼとりをして遊んだりなど
水辺に子どもだけで行くのは危険な場合もあります。
絵本を通じて共に楽しみ、親子の触れ合う時間を増やすことができます。
【とんぼの絵本まとめ】
とんぼは見た目が美しいだけでなく、その生態を知ることで
環境問題を考えたり自然と触れ合ったりかけがえのない時間を過ごすことができます。
親子だけでなく、おじいちゃん・おばあちゃんともコミュニケーションとるきっかけになる
とんぼの絵本をぜひ家族みんなで楽しんでくださいね。
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