春になると日本にやってきて、子育ての準備を始めるツバメ。
ひなの姿や鳴き声に、興味を示す子どもも多いのでは。
ツバメは、世界中で縁起のいい鳥として親しまれており、物語にもたびたび登場します。
この記事では、幼児から小学生まで楽しめる、人気のツバメ絵本を年齢別に15冊ご紹介します。
『幸福の王子』や『おやゆびひめ』といった世代を超えて愛される作品や、ツバメの観察日記、写真絵本などもありますよ。
王さまシリーズの1冊『王さまでかけましょう』は、教科書で読んだ人もいるかもしれません。
あらすじやおすすめポイントも紹介するので、ぜひお気に入りの絵本を見つけてくださいね。
ツバメの絵本おすすめ人気作品 【3、4歳児向け】
ツバメの巣を見つけたり、素早く飛行するツバメの姿に驚いたり。
好奇心旺盛な時期の子どもたちに、ぜひ絵本でツバメについて教えてあげてくださいね。
ツバメがもっと身近に感じられるようになりますよ。
『はばたけ!ツバメ』
画像引用:そうえん社
写真・文:孝森 まさひで
出版社:そうえん社
発行日:2012年4月
値段:1,100円+税
対象年齢:3~5歳
『はばたけ!ツバメ』のあらすじ
桜の季節になると、ツバメは海を越えて日本に渡ってきます。
ツバメの巣作りからひなの巣立ちまで、ツバメを愛するカメラマンが追いかけます。
ツバメの暮らしを、美しい写真で紹介する絵本です。
『はばたけ!ツバメ』のおすすめポイント
ツバメはどうやって巣を作るの?
エサはなに?
卵は何個生むの?
など、ツバメの観察に役立つ情報が、写真と一緒に紹介されています。
町でツバメを見かけるようになったら、子どもと一緒に手に取りたい絵本です。
『つばめこうくう』
画像引用:Amazon
著者:もとやす けいじ
出版社:佼成出版社
発行日:2016年5月20日
値段:1,300+税
対象年齢:3歳から
『つばめこうくう』のあらすじ
「ようこそ! くうこうへ! もうすぐ つばめの ひこうきが みなみのしまへ しゅっぱつします。」
カラフルな飛行機をリュックのように背負ったツバメたちが、今日も空港を飛び立っていきます。
乗客のカエル親子は初めての空の旅。
出発ロビーのお店に機内食、美しい夜景など、ワクワクが止まりません。
『つばめこうくう』のおすすめポイント
さまざまな乗客や空港の様子など、細部まで描きこまれた絵を眺めるだけでも楽しい絵本。
小さな生き物たちと一緒に、出国手続きを済ませて飛行機に乗り込み、旅行に出かける気分を味わえますよ。
ツバメが好きな子はもちろん、昆虫や乗り物に興味がある子どもにもおすすめです。
『つばめのおんがえし』
画像引用:アスラン書房
再話:かわだ あゆこ
絵:きづき すみよし
出版社:アスラン書房
発行日:2002年11月
値段:760円+税
対象年齢:3、4歳から
『つばめのおんがえし』のあらすじ
足の折れたツバメを介抱してあげたおじいさん。
ツバメはお返しに、大きなスイカの種を落としていきます。
おじいさんが大切に育てると、とても大きなスイカが実ります。
「うんとこしょ どっこいしょ」と、家に持ち帰って割ってみると……。
『つばめのおんがえし』のおすすめポイント
まさか、スイカの中からたくさんの大工さんが出てくるとは!
予想外の展開に驚かされつつ、おじいさんの優しさに心が温かくなる絵本です。
『ツバメのたび』
画像引用:偕成社
作・絵:鈴木 まもる
出版社 : 偕成社
発行日: : 2009年2月
値段:1,600円+税
対象年齢:4歳から
『ツバメのたび』のあらすじ
南国マレーシアを飛び立ったツバメは、5000キロの旅を経て日本へやってきます。
巣をつくり、ひなを育て、また旅立っていくツバメ。
壮大な旅の様子を、ツバメの視点で描いた絵本です。
『ツバメのたび』のおすすめポイント
自分がツバメになり、旅をしている気分になれる絵本。
画家であり、鳥の巣研究家でもある作者の、写実的で躍動感あふれる絵も魅力的です。
『おじさんとつばめ』
画像引用:Amazon
絵・文:まつどふみこ
出版社:Fumiko Workshop
発行日:2016年12月23日
値段:1,800円+税
対象年齢:幼児から
『おじさんとつばめ』のあらすじ
東京の下町に子育てをしにやってきたツバメ。
都会の子育ては、巣を作れる場所も、エサも減ってしまって大変です。
車の整備工場のおじさんは、シャッターに穴をあけて、ツバメが来るのを待っていました。
『おじさんとつばめ』のおすすめポイント
東京の下町で実際にあったお話です。
子育てをがんばるツバメと、応援するおじさんの心温まる物語。
日本語と英語で書かれたバイリンガル絵本です。
『つばめのピーちゃん』
画像引用:Amazon
作・絵:正高 もとこ
出版社:岩崎書店
発行日:2010年4月28日
値段:1,300円+税
対象年齢:幼児
『つばめのピーちゃん』のあらすじ
元気いっぱいのたろうは、ちょっぴり乱暴な男の子。
みんなと仲よく遊びたいのに、仲間に入れてもらえません。
ひとりぼっちで泣いていると、園庭でツバメのひなを見つけます。
なんとか巣へ帰してあげようと、たろうは必死でがんばるのですが……。
『つばめのピーちゃん』のおすすめポイント
ピーちゃんを助けようと、幼稚園の仲間と力を合わせ始めるたろうくんは、不器用ながら少しずつ変わっていきます。
ツバメのひなとともに成長していく子どもたちの姿が、生き生きと描かれた絵本です。
『おやゆびひめ』
画像引用:金の星社
作:アンデルセン
文・絵:いもと ようこ
出版社:金の星社
発行日:2006年8月
値段:1,400円+税
対象年齢:幼児から
『おやゆびひめ』のあらすじ
おやゆびひめは、チューリップの花から生まれた、親指くらいの大きさの小さな女の子。
ヒキガエルやコガネムシにさらわれ、モグラに結婚を迫られます。
結婚式の日、モグラの家を抜け出したおやゆびひめは、以前に看病したツバメに助けられます。
ツバメの背中に乗って、南へ向かうおやゆびひめがたどり着いた先は……。
『おやゆびひめ』のおすすめポイント
アンデルセンの名作が絵本で楽しめます。
優しく可愛らしい絵で、初めてこの物語にふれる子どもたちにもおすすめです。
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