子どもも大人も、つい心がはずむ日本の伝統行事、「お月見」!
ここでは、そんな「お月見」にまつわる絵本のおすすめ人気作品を、乳児、幼児~小学生まで年齢別にご紹介します。
お月見や十五夜の由来がわかる絵本など、ぜひ親子でコミュニケーションをとりながら絵本を楽しんでください!
お月見絵本おすすめ人気作品【0歳児向け】
小さいお子さまむけの、おつきさまの絵本を1作ご紹介します。
『おつきさまこんばんは』
出典:Amazon.com『おつきさまこんばんは』
作:林 明子
出版社:福音館書店
発行日:1986年6月20日
値段:800円+税
対象年齢:0~2歳
『おつきさまこんばんは』のあらすじ
暗い夜空に、明るいおつきさまがやってきます。
屋根のうえのネコさんは、おつきさまにごあいさつ。
「おつきさま こんばんは」
ところが、夜空には、真っ黒な雲さんもやってきて……。
『おつきさまこんばんは』のおすすめポイント
おつきさまの絵本といえばこちら!
リズムのいい文章と幻想的なイラストで、何度でも楽しめる名作。
にっこりえがおのおつきさまの表情に、みているわたしたちもにっこり。
読み聞かせにとってもおすすめです。
おつきさまこんばんは くつくつあるけのほん4 (福音館あかちゃんの絵本) [ 林明子 ]
おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4 (福音館 あかちゃんの絵本)
お月見絵本おすすめ人気作品 【1、2歳児向け】
1、2歳くらいのお子さまむけのお月見絵本を4作ご紹介します。
『ちいちゃんとじゅうごや』
出典:Amazon.com『ちいちゃんとじゅうごや』
作:しみず みちを
出版社:ほるぷ出版
発行日:2003年4月1日
値段:900円+税
対象年齢:1歳~
『ちいちゃんとじゅうごや』のあらすじ
じゅうごやの夜。
ちいちゃんは、家族みんなでお月見をします。
さっそく、お月見だんごの準備。
うまくできるかな?
『ちいちゃんとじゅうごや』のおすすめポイント
家族でまったりお月見をする、やさしい絵本。
日本の昔ながらの暮らしをかいまみれて、ほっこりします。
小さいお子さんへの読み聞かせにもおすすめ。
ちいちゃんとじゅうごや新版 (ちいちゃんえほん) [ 清水道尾 ]
『おつきみおばけ』
出典:Amazon.com『おつきみおばけ』
作:せな けいこ
出版社:ポプラ社
発行日:2015年8月
値段:880円+税
対象年齢:2歳~
『おつきみおばけ』のあらすじ
今夜は、お月見のよる。
やさしいちいさなおばけの子どもは、泣いているウサギの子どもをみつけます。
どうしよう……ウサギの子どもをたすけないと!
おばけの子どもは、おつきさまの力をかりることに。
『おつきみおばけ』のおすすめポイント
迷子になってしまったウサギの子どもを、「お月見」でなんとか楽しませてあげようと奮闘するおはなし。
おばけの子どもががんばってお月見グッズを準備したりと、とってもほほえましい作品です。
ウサギの子どもに、まるでお兄ちゃんのように世話を焼くおばけの子ども。
せな けいこさんのかわいらしいイラストがすごく魅力的です!
おつきみおばけ (せなけいこのえ・ほ・ん) [ せなけいこ ]
『10ぴきのかえるのおつきみ』
出典:Amazon.com『10ぴきのかえるのおつきみ』
作:間所 ひさこ
絵:仲川 道子
出版社:PHP研究所
発行日:2009年8月20日
値段:1,400円+税
対象年齢:2歳~
『10ぴきのかえるのおつきみ』のあらすじ
みんなの大好きな秋。
おつきさまがだんだんまんまるに近づいていって、もうすぐ「十五夜」。
カエルさんたちは、おじいさんカエルから「お月見」のことを聞きます。
さあ、みんなでお月見しよう!
『10ぴきのかえるのおつきみ』のおすすめポイント
お団子を用意して、すすきをとってきて、お月見ってとっても楽しそう!
小さいお子さんの、「お月見」入門編にぴったり。
ところがカエルさんたちはトラブルに巻き込まれ、その顛末もたいへん見どころがあります。
お月見のおはなしとハプニングが組み合わされた、最後までたっぷり楽しめるストーリー。
10ぴきのかえるのおつきみ (PHPにこにこえほん) [ 間所ひさこ ]
『やまねこせんせいのこんやは おつきみ』
出典:Amazon.com『やまねこせんせいのこんやは おつきみ』
作:末崎 茂樹
出版社:ひさかたチャイルド
発行日:2013年8月30日
値段:1,200円+税
対象年齢:2歳~
『やまねこせんせいのこんやは おつきみ』のあらすじ
やまねこ先生は、みんなのおいしゃさん。
おしごとがおわり、いそいでお月見にむかいます。
だけど、ころんでがけからすべりおちてしまった……!
『やまねこせんせいのこんやは おつきみ』のおすすめポイント
おっちょこちょいなやまねこ先生と、たのしくお月見パーティ!
やまねこ先生は無事にお月見の会場にたどり着けるのか!?
ハラハラドキドキ、たのしく読み進められる作品です。
お月見絵本おすすめ人気作品 【3、4歳児向け】
幼稚園くらいのお子さまむけのお月見絵本を5作ご紹介します。
『おつきみどろぼう』
出典:Amazon.com『おつきみどろぼう』
作:ねぎしれいこ
絵:花之内 雅吉
出版社:世界文化社
発行日:2009年7月
値段:1,000円+税
対象年齢:3歳~
『おつきみどろぼう』のあらすじ
おばあさんは、お月見のために、お月見だんごをつくります。
そして、つくりおわったら、なんとみんなのおうちのお月見だんごをつまみ食い!
だけど、あれ? おおかみさんのおうちには、お月見だんごがひとつもない……!
『おつきみどろぼう』のおすすめポイント
「おつきみどろぼう」とは、「おつきみの夜にはほかのおうちのおだんごを食べてもいいよ」という日本の風習。
こちらの絵本は、その風習をもとにしたおはなし。
カラフルでくせになるイラストが魅力的です。
十五夜のころに読むとよりたのしい絵本ですね。
おつきみどろぼう (ワンダーおはなし絵本) [ ねぎしれいこ ]
『たぬきのおつきみ』
出典:Amazon.com『たぬきのおつきみ』
作:内田 麟太郎
絵:山本 孝
出版社:岩崎書店
発行日:2003年9月20日
値段:1,300円+税
対象年齢:4歳~
『たぬきのおつきみ』のあらすじ
とある村の、お月見の夜のタヌキたち。
お月見の準備をしよう!
さて、どこから食べ物をもってこようかな?
『たぬきのおつきみ』のおすすめポイント
ユーモアたっぷりの作品。
人間たちが用意していたおそなえものを、タヌキたちがこっそりとぬすんでいく様子が、なかなか憎めなくて笑えるおはなしです。
さいごのさいごまで、タヌキたちのおもしろおかしい行動が盛りだくさんで、気が抜けません!
『おつきみバス』
出典:Amazon.com『おつきみバス』
作:藤本 ともひこ
出版社:鈴木出版
発行日:2017年7月
値段:1,300円+税
対象年齢:3歳~
『おつきみバス』のあらすじ
お月見の丘のうえに到着したお月見バス。
ネズミくんたちは、お月見の準備をしています。
ところが、お空のおつきさまのお顔はなんだか元気がありません。
どうしたんだろう?
『おつきみバス』のおすすめポイント
「おつきさまが のぼってくるでございバス」と、「バス」のついた喋り方がくせになるこちらの作品。
「いただきバス」シリーズの一冊です。
ポップなイラストもとてもかわいいので、読みやすい!
おはなしもおもしろくて、お月見行事のことをたのしく教えてくれるストーリーになっています。
おつきみバス (チューリップえほんシリーズ) [ 藤本ともひこ ]
『いただきますのおつきさま』
出典:Amazon.com『いただきますのおつきさま』
作:鈴木 真実
出版社:講談社
発行日:2017年9月6日
値段:1,400円+税
対象年齢:4歳~
『いただきますのおつきさま』のあらすじ
ウサギさんが、あわてています。
お空にいるはずのおつきさまが、おっこちてきたのです!
ウサギさんはみんなを集めて、おちてきたおつきさまのところに向かいます。
おつきさまの正体とは……?
『いただきますのおつきさま』のおすすめポイント
とってもきれいでかわいいイラストと、ユーモアたっぷりのシュールなストーリーが魅力的な作品。
おつきさまの正体がなんなのか?、読むとほんとうにびっくりする展開。
なのですが、そのままぐんぐんストーリーが進んでいくので、面白さで押し切られます。
たくさん笑いたいときにおすすめの絵本。
『パパ、お月さまとって!』
出典:Amazon.com『パパ、お月さまとって!』
作:エリック・カール
訳:もり ひさし
出版社:偕成社
発行日:1986年12月
値段:1,600円+税
対象年齢:3歳~
『パパ、お月さまとって!』のあらすじ
おつきさまがとっても近くに見える。
手を伸ばせばとどくんじゃないかな?
そこでモニカはパパに頼みます。
「パパ、お月さまとって!」
『パパ、お月さまとって!』のおすすめポイント
おっきなおつきさまがきれいで印象的な、仕掛け絵本。
夜空の色あいや月の表面など、ずっと見ていたくなるきれいさ!
ページをめくるたびに感動するような、一度は体験しておきたい名作絵本です。
お子さんの想像力や感受性を高めてくれます。
お月見絵本おすすめ人気作品 【5、6歳児向け】
5、6歳くらいのお子さまむけのお月見絵本を2作ご紹介します。
『14ひきのおつきみ』
出典:Amazon.com『14ひきのおつきみ』
作:いわむら かずお
出版社:童心社
発行日:1988年6月25日
値段:1,200円+税
対象年齢:2歳~
『14ひきのおつきみ』のあらすじ
大家族でくらしているネズミたち。
14ひきの子どもたちは、木のうえになにかをつくっています。
それはなんと、お月見のための展望台!
さあ、きれいなおつきさまがみえるかな?
『14ひきのおつきみ』のおすすめポイント
あたたかくてきれいな素晴らしいイラスト!
おつきさまの美しさが、力づよく表現されています。
ワクワクする展開に、お子さんも、「お月見って楽しそう」となること間違いなし。
絵本みたいに、家族でお月見してみよう!
14ひきのおつきみ (14ひきのシリーズ) [ いわむらかずお ]
『おつきみうさぎ』
出典:Amazon.com『おつきみうさぎ』
作:中川 ひろたか
絵:村上 康成
出版社:童心社
発行日:2001年6月11日
値段:1,300円+税
対象年齢:3歳~
『おつきみうさぎ』のあらすじ
お月見といえば「すすき」。
みんななかよく、すすきをとりに行きます。
そこで不思議なウサギを見つけて……。
『おつきみうさぎ』のおすすめポイント
「おつきさまにはウサギが住んでいるんだよ」という言い伝えをモチーフにしたファンタジックな絵本。
光る不思議なウサギさんの登場に、とってもワクワクするストーリー。
ウサギさんの正体はなんなのか……? ぜひさいごまでドキドキしながら読んでみてください!
お月見だんごの作り方が載っているところも素敵!
おつきみうさぎ (ピーマン村の絵本たち) [ 中川ひろたか ]
お月見絵本おすすめ人気作品 【小学生以上向け】
お子さん、そして大人も楽しめる、おつきさまの絵本を3作ご紹介します。
『おつきみ』
出典:Amazon.com『おつきみ』
作:あまん きみこ
絵:黒井 健
出版社:ひさかたチャイルド
発行日:2016年8月31日
値段:1,300円+税
対象年齢:5歳~
『おつきみ』のあらすじ
おんなのこ えっちゃんと、子ねこのミュウ。
えっちゃんは、たのしくお月見の準備をしています。
だけどお空に雲がかかってしまった……!
ミュウがえっちゃんを手伝って、なんとふたりでお空の旅に出発!
『おつきみ』のおすすめポイント
とってもファンタジックなおとぎばなし。
えっちゃんと、子ねこのミュウのなかよしコンビがほほえましいです。
無事におつきさまは現れてくれるのでしょうか……?
夢あふれる展開に、ひきこまれる作品。
『ねこまるせんせいの おつきみ』
出典:Amazon.com『ねこまるせんせいの おつきみ』
作:押川 理佐
絵:渡辺 有一
出版社:世界文化社
発行日:2012年8月20日
値段:1,000円+税
対象年齢:5歳~
『ねこまるせんせいの おつきみ』のあらすじ
ねこまる先生は、ようちえんの先生。
さあ、今日はお月見の夜!
ねこまる先生は、お月見だんごをひとつ食べます。
すると、ねこまる先生は不思議な力でお空に飛んで行ってしまい……。
『ねこまるせんせいの おつきみ』のおすすめポイント
「ようちえんでのお月見準備」という、読んでいるとワクワクしてくる絵本。
お月見イベントの時期にぴったりな作品ですね!
青色が目をひく色使いが、とっても素敵なイラストです。
ラストのオチには、「そういうことか~」と感心すること間違いなし!
ねこまるせんせいのおつきみ (ワンダーおはなし絵本) [ 押川理佐 ]
『おつきさま』
出典:Amazon.com『おつきさま』
作:やすい すえこ
絵:葉 祥明
出版社:フレーベル館
発行日:2001年9月
値段:1,000円+税
対象年齢:2歳~
『おつきさま』のあらすじ
夜になるとお空にあらわれるおつきさま。
人間も動物たちもみんな、おつきさまを見上げて、おつきさまに向かって語り掛けます。
そして、おつきさまが明日もみんなを、みまもってくれますように。
『おつきさま』のおすすめポイント
ひきこまれるようなきれいなイラストと、詩的な文章が特徴の絵本。
お子さんへの読み聞かせだけでなく、大人もたのしめる作品になっています。
おつきさまはいつもわたしたちをみまもってくれている……というやさしい作品です。
お月見の絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?
お月見絵本の選び方のポイントを、3つご紹介します!
お月見絵本の選び方①
ファンタジー系?、ユーモア系?
お子さんの興味に合わせて「お月見絵本」を選びましょう!
お月見絵本の選び方②
主人公が子ども目線の絵本は、共感力を高めるのにおすすめ!
お月見絵本の選び方③
「お月見だんごのおそなえ」など、日本の伝統行事に触れられる絵本もいいですね。
【お月見絵本まとめ】みんなでいっしょに、たのしくお月見!
お月見をするまえに、お月見絵本でワクワクを先取り!
秋にぴったりの絵本ばかりです。
ぜひ親子でいっしょに、絵本をたのしんで、十五夜になったら月を見上げてみましょう!
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