長谷川義史という絵本作家をご存知ですか?
デビュー作『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』で知っている方もいるかもしれません。
今回はそんな長谷川義史のおすすめ人気絵本を、年齢別に一覧にして紹介します。
個人名義での新刊は『おおにしせんせい』。
単独での作品を多数発表しているのみならず、他の作家と組んでの作品も多く、精力的に活動しています。
また、絵本の翻訳家としては『どこいったん』(ジョン・クラッセン作、クレヨンハウス)で一躍有名になり、その後の絵本翻訳家としての活躍も顕著です。
単独での絵本も翻訳家としての絵本も、軽快な大阪弁でのユーモラスな表現で、子どもから大人まで人気を集めています。
毎日テレビの「ちちんぷいぷい」では10年にわたって、「とびだせ!えほん」のコーナーで絵本の世界をお茶の間に広げる活動もしていました。
長谷川義史の絵本おすすめ人気作品【0歳児向け】

長谷川義史の手にかかると、どんな人でも動物でも、鬼でもとたんにユーモラスで可愛い存在に。
まずは、0歳児におすすめの絵本を紹介します。
『ぽんぽんポコポコ』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:金の星社
発行日:2007年1月
値段:850円+税
対象年齢:0〜1歳
『ぽんぽんポコポコ』のあらすじ
ぽんぽん、とお腹を見せてるのは誰?
ポコポコと叩いて見せるのは、ねこさん。
『ぽんぽんポコポコ』のおすすめポイント
ぽんぽん、ポコポコ、と連続していろいろな動物ができます。
ぽんぽん、の時にはお腹と手のアップ。
クイズのようにして遊んでも楽しいですね。
そして、子どものお腹も同じように、ポコポコと鳴らしてあげてください。
『おにのパンツ』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:フレーベル館
発行日:2018年8月
値段:700円+税
対象年齢:0〜2歳
『おにのパンツ』のあらすじ
「おにのパンツ」の童謡が絵本になりました。
歌詞に合わせて、鬼もあなたも、私も、最後には地球までも虎の毛皮のパンツを履いちゃいます!
『おにのパンツ』のおすすめポイント
ユーモラスでコミカルな顔の鬼が、子どもたちに教える形で鬼のパンツを歌います。
文は童謡と全く同じなので、歌いながら読み聞かせをしてあげても良いですね。
長谷川義史の絵本おすすめ人気作品【1、2歳児向け】

1、2歳ごろになると少しずつ社会生活の機会が増えてきます。
自分とその周りの人、散歩中の気になるシーン。
そんな風景を描いた小さい子どもにおすすめの絵本を紹介します。
『おへそのあな』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:BL出版
発行日:200年9月
値段:1,300円+税
対象年齢:1〜2歳
『おへそのあな』のあらすじ
今いる場所はお母さんのお腹の中。
お母さんのおへそが窓みたいになっているから、みんなの様子がわかるんだよ。
お母さんもお父さんも、お兄ちゃんもお姉ちゃんも……。
『おへそのあな』のおすすめポイント
この絵本ではお腹の中の赤ちゃんが、お母さんのおへその穴を通して外の世界を感じ取っています。
穴からみんなを見たり、声を聞いたり、においを嗅いだりしていた赤ちゃんは、ある日穴からこう言います。
「あした うまれていくからね。」
『ようちえんいやや』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:童心社
発行日:2012年2月
値段:1,300円+税
対象年齢:2〜4歳
『ようちえんいやや』のあらすじ
今朝も子どもたちは、「ようちえんいくのいややー」と家で泣いています。
園長先生にあいさつするのが、ももぐみなのが、げたばこが一番したなのが、「いややー!」と大騒ぎ。
本当はそんなことじゃなくて、ママと離れるのが嫌なのだけどね。
『ようちえんいやや』のおすすめポイント
幼稚園に行く前の小さな子どもたちからすれば、幼稚園児は大きなお兄ちゃんとお姉ちゃんに見えるでしょう。
それでも、幼稚園に行くために毎朝泣いては、勇気を出して通っているんですね。
もうすぐあなたも頑張る子になるのよ、と教えてあげられる1冊です。
長谷川義史の絵本おすすめ人気作品【3、4歳児向け】

保育園や幼稚園に行き始める3、4歳の頃。
普段の子ども同士の会話の中でも、想像力や記憶力が鍛えられています。
次は、そんな時期におすすめの絵本を紹介します。
『いいからいいから』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:絵本館
発行日:2006年10月
値段:1,300円+税
対象年齢:3〜4歳
『いいからいいから』のあらすじ
ある日の夕方、かみなりがゴロゴロピカーッとなった次の瞬間、なぜかかみなりの親子が目の前にいました。
おじいちゃんは「いいからいいから」とおおらかに、かみなりの親子をもてなしますが……?!
『いいからいいから』のおすすめポイント
雷がなるとお腹をかくさないとおへそを取られる、というのは昔の言い伝え。
絵本の話の中で、雷とおへそを結びつけることで、今はあまり聞かれなくなった言い伝えを次世代につなげるきっかけになります。
『じゃがいもポテトくん』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:小学館
発行日:2010年7月
値段:1,500円+税
対象年齢:3〜5歳
『じゃがいもポテトくん』のあらすじ
北の国からある八百屋さんへ連れてこられたじゃがいものじゃーむす家族。
まずお父さんが、続いてお母さん、妹、じゃーむすが別々の“おくさん”に買われてしまい一家は離れ離れ。
かなしいはなしです……。
『じゃがいもポテトくん』のおすすめポイント
家族全員の名前からして、じゃがいもをもじった言葉遊び。
ユニークな絵で、繰り返される「かなしいはなしです」と言うフレーズも、不思議と笑ってしまいます。
巻末には『じゃがいもポテトくん』の歌の楽譜も載っています。
『おかあちゃんがつくったる』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:講談社
発行日:2012年4月
値段:1,500円+税
対象年齢:3〜5歳
『おかあちゃんがつくったる』のあらすじ
小学3年生のぼくのおとうちゃんは、2年前に亡くなりました。
おかあちゃんはミシンが得意で、ぼくが頼んだものをなんでも作ってくれる。
だけど、いつもなんだかヘンテコで、友達にもからかわれてばかり。
だからぼく、思ってもいないのに「なんでもつくれるんやったら、おとうちゃんつくってえな」と言ってしまって……。
『おかあちゃんがつくったる』のおすすめポイント
またヘンテコなもの作られるかも、と思いながらおかあちゃんに頼むぼく。
そしてやっぱりヘンテコなものを作ってしまうおかあちゃん。
最後の父親参観のシーンで、“おとうちゃん”を作れなかったおかあちゃんが作ったものに、クスッとしながらも感動してしまいます。
『ぼくがラーメンたべてるとき』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:教育画劇
発行日:2007年8月
値段:1,300円+税
対象年齢:3〜7歳
『ぼくがラーメンたべてるとき』のあらすじ
ぼくがラーメンを食べている時、隣にいる猫があくびをしていた。
その時、隣の部屋の女の子がテレビのチャンネルが変えて、隣の街では男の子がバットを振っていた。
その時、隣の国では男の子が自転車を漕いでいて、その隣の隣の隣の国では……。
『ぼくがラーメンたべてるとき』のおすすめポイント
想像力が増してくる3歳ぐらいから、平和に対して考えることができる小学生ぐらいまで、長く親しめる本です。
自分の周囲にいつもいる家族や友達に想いを巡らし、やがて見たことのない人のことも考えていく、そんな1冊です。
長谷川義史の絵本おすすめ人気作品【5、6歳児向け】

語彙力が大きく伸び、言葉遊びも楽しくなり始める時期です。
長谷川義史ならではの、声に出すとさらに楽しくなる、大阪弁だけで構成された絵本も楽しめます。
ここからは5、6歳児向けの絵本を紹介します。
『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:BL出版
発行日:2000年7月
値段:1,400円+税
対象年齢:5〜6歳
『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』のあらすじ
5歳のぼくのちょっとした疑問。
おじいちゃんのおじいちゃんはどんな人?
ひいじいちゃんのひいじいちゃんはどんな人?
どんどん時を遡っていったら、どんなひいひいひいひいひいひいひいひいおじいちゃんが出てくるのでしょう。
『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』のおすすめポイント
ページいっぱい、「ひいひいひいひいひいひいひい」が書き連ねられて、読む方は大変です。
見たことがないおじいちゃんのおじいちゃん、ずっと遡ると一体どんな人が出てくるのが、興味が尽きないこどもにおすすめの1冊です。
『おならまんざい』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:小学館
発行日:2017年10月
値段:1,300円+税
対象年齢:5〜8歳
『おならまんざい』のあらすじ
芋を食べたらプッと出てきたおならが突然、「ぼくとまんざいせえへん」と言ってきました。
即席の漫才コンビ「ラッキーこいたでてきた」の誕生です。
『おならまんざい』のおすすめポイント
おならの音で作る言葉遊びの数々。
大人ならちょっと顔をしかめても、子どもなら大好きなおならの話。
読み聞かせのたびに、大爆笑をさらうこと間違いなしの1冊です。
『たこやきのたこさぶろう』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:小学館
発行日:2016年2月
値段:1,300円+税
対象年齢:5〜7歳
『たこやきのたこさぶろう』のあらすじ
たこ焼きのたこさぶろうが突然、「いかせておくんなせえ。あっしはみんなとちがうんでぇ。いかせておくんなせえ」と鉄板を飛び出して言いました。
「いくんやったらソースぬってからいき」と言う家族や長老、マヨネーズねえさんやプロパンガス大将の言葉も、たこさぶろうは聞き入れません……。
『たこやきのたこさぶろう』のおすすめポイント
「おおさかべん、しゃべりや」と長老がツッコミを入れるほど、たこさぶろう以外の登場人物は全員コテコテの大阪弁を話します。
たこさぶろうが急に変なことを言い出した原因は何なのか、展開をワクワクしながら楽しめる絵本です。
『てんごくのおとうちゃん』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:講談社
発行日:2008年11月
値段:1,500円+税
対象年齢:5〜7歳
『てんごくのおとうちゃん』のあらすじ
亡くなってしまったてんごくのおとうちゃんに向けて、話をするぼく。
おとうちゃんとキャッチボールをすると、うまく出来ずにいつも泣いてしまったけれど、泣かずにいれば良かったと思うこと。
おとうちゃんが買ってきたウクレレ、うっかり壊してしまったけど、接着剤でくっつけてかくしたこと。
少なくても、忘れられない思い出がたくさん……。
『てんごくのおとうちゃん』のおすすめポイント
『おかあちゃんがつくったる』と対になる、作者の父親への思い。
幼い頃に亡くなった父親を思う子どもの、正直でまっすぐな気持ちを綴った温かい絵本です。
長谷川義史の絵本おすすめ人気作品【小学生以上向け】

日本地図やことわざを覚えること、思い出に残る先生との出会いなど、多くのものに触れる小学生時代。
最後に、小学生以上におすすめの絵本を紹介します。
『だじゃれ日本一周』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:理論社
発行日:2009年12月
値段:1,277円+税
対象年齢:小学生以上
『だじゃれ日本一周』のあらすじ
北海道から沖縄まで、日本の全47都道府県をダジャレでめぐります。
1ページにつき1つのだじゃれ。
絵では各都道府県の名産品、特産品、観光地なども描かれています。
『だじゃれ日本一周』のおすすめポイント
だじゃれの絵本なだけあって、声に出して読むことでさらに面白さが増す絵本です。
なるほどと思うものから、ちょっと考えないとわからないものまで、幅広いだじゃれが楽しめます。
『おおにしせんせい』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:講談社
発行日:2019年9月
値段:1,500円+税
対象年齢:小学生以上
『おおにしせんせい』のあらすじ
5年生になったぼくの新しい担任の先生は「おおにしせんせい」。
ある日、1時間目の国語の時間に「今日は1時間目から6時間目まで図画工作にする」と先生は言った。
ぼくは「ええせんせいや」と思った。
『おおにしせんせい』のおすすめポイント
長谷川義史がいまなお、インタビューなどで語る「おおにしせんせい」との出会い。
五感全てで対象物を観察して、感じ取ったものを大胆に大きく表現する。
子ども時代に大切なことを教えてくれる1冊です。
『いるはのかるた奉行』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:講談社
発行日:2005年11月
値段:1,800円+税
対象年齢:小学生以上
『いろはのかるた奉行』のあらすじ
江戸時代のいろはかるたと、奉行がそれをアレンジして作り上げたかるたの対比です。
見開きページの右側に江戸時代から続くことわざを使ったかるたを。
左側に奉行オリジナルのクスッと笑えるかるたを記載しています。
『いろはのかるた奉行』のおすすめポイント
「鬼に金棒、もともと強いものがさらに味方や武器をえて強くなること」が江戸時代から続く正しいかるた。
それがかるた奉行の手にかかると、「おやじにてつぼう、人生に疲れたおやじでも心のどこかに少年の気持ちをもつこと」に変わってしまいます。
子どもから大人まで楽しめるかるたの絵本です。
長谷川義史の絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?

長谷川義史の絵本の選び方① 0歳から3歳までの子どもには?
『ぽんぽんポコポコ』は動物と赤ちゃん、『おにのパンツ』は鬼とその家族が他出てきますが、どれも小さな子どもには愛らしくうつる存在に描かれています。
『いいからいいから』のように、日本古来の言い伝えを自然と受け入れられるような絵本も良いですね。
長谷川義史の絵本の選び方② 4歳から6歳の子どもには?
「もしもぼくが、もしもあの子が」というところから、やがては「ぼくが全然知らないところで誰かが」まで飛躍して考える年頃。
この時期を逃さずに、想像力が高められる絵本を見せてあげてください。
長谷川義史の絵本の選び方③ 小学生以上の子どもには?
ストーリー性のある絵本から、言葉遊びを駆使した絵本まで、幅広く楽しめる年頃です。
言葉遊びは、数をこなすごとに、語彙の習得から思考を発展させることまで出来る遊びです。
ぜひ声に出して読んでみることをおすすめします。
長谷川義史の絵本まとめ

いかがでしたか。
関西弁の絵本のイメージが強いですが、意外とそれ以外も出版されているのが長谷川義史の絵本です。
どちらのものでも、子どもの心理描写が非常に巧みだという印象ですね。
お父さんやお母さん、小学校の先生の話、といったような作者の自伝的作品。
たこやきやじゃがいもを擬人化した、食べ物の作品。
そして、最後のページでオチがつけられている作品。
作家としても翻訳家としても活動している長谷川義史の作品は、絵本の内容も多彩です。
1冊読んでみると、次々と読みたくなる魅力的がたっぷりとつまった不思議な絵本作家です。

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