遊びに出たいけど、外はあいにくの雨。
お外で遊べない日は、絵本を読み聞かせる絶好の機会です。
今回はそんな雨の日に読みたい、かたつむりが登場する絵本をご紹介します。
雨が上がったら、いつものお散歩道の途中で、公園へ遊びに行く途中で、幼稚園からの帰り道で、かたつむりをお子さんと一緒に探してみてはいかがでしょうか。
きっと雨の日が楽しくなりますよ。
かたつむりの絵本おすすめ人気作品【1、2歳児向け】
ゆっくり動くみんなが知っているかたつむりや、なぜか早く動けるかたつむり、大冒険に出るかたつむりや、感情で胸がいっぱいになるかたつむり。
まずは1、2歳児におすすめのかたつむりの絵本を紹介します。
『のんびりつむりん あめのひいいな』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:おおいじゅんこ
出版社:教育画劇
値段:1,210円
発行日:2009年5月
対象年齢:1歳〜5歳
『のんびりつむりん あめのひいいな』のあらすじ
かたつむりは雨が大好き。
だから雨が降ったら、「今日はいいてんき」。
みんなでお出かけしますが、のんびりつむりんはまだ寝てる……。
『のんびりつむりん あめのひいいな』のおすすめポイント
人間は晴れを「良い天気」と言いますが、もちろんかたつむりやかえるやミミズには、雨が降るほうが「良い天気」。
「あめつぶぽとぽと」「ぴっちゃんちゃん」など、擬音語も覚えられる絵本です。
『どこにいるの?かたつむり』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:トミー・ウンゲラー(作)、おおさわちか(訳)
出版社:長崎出版
発行日:2013年5月
値段:930円
対象年齢:2歳〜5歳
『どこにいるの?かたつむり』のあらすじ
本の中に隠れている渦を巻いているかたつむりたちを探してみましょう。ここにも!あそこにも!
『どこにいるの?かたつむり』のおすすめポイント
フランス人の人気作家・ウンゲラーが遊び心いっぱいに作り上げた1冊。
波にも煙にも動物にも、あちこちにかたつむりをちりばめた探し物絵本です。
小さなお子さんと一緒に夢中になれること間違いなし!
『かたつむりののんちゃん』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:高家博成(文)、仲川道子(絵)
出版社:童心社
発行日:1990年6月
値段:990円
対象年齢:2歳〜5歳
『かたつむりののんちゃん』のあらすじ
かたつむりののんちゃんは雨が大好き。
ある日、昼寝をしていたら背中にポツンと雨が落ちてきました。
そこでのんちゃんはお散歩に出かけることにしました。
『かたつむりののんちゃん』のおすすめポイント
かたつむりののんちゃんが殻からにゅーっと体を出して、濡れた葉っぱの上をぬるぬる動き、苔を食べ、泳げないお友達を助けてあげる。
可愛らしい絵柄でかたつむりの生態を教えてくれる1冊です。
『すきになりそう・・・・』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:いもとようこ
出版社:至光社
値段:1,430円
発行日:2000年4月
対象年齢:2歳〜5歳
『すきになりそう・・・・』のあらすじ
にんじんもかたつむりもきらいなぼくに、おじいちゃんがかたつむりをくれてこう言った。
「エサはにんじんだぞ。」
もらってしまったからお世話をしなくちゃ。
そうしたら、かたつむりにもにんじんにも知らなかった発見がいっぱい!
『すきになりそう・・・・』のおすすめポイント
かたつむりはにんじんを食べるとオレンジ色の、にんじんの葉っぱを食べると緑色のうんちをするなんて!
にんじんはかたつむりにどんどんかじられてもぐんぐん葉っぱを伸ばすなんて!
新しい発見がいっぱいで、まるで実体験をしているような絵本です。
『すたすたかたつむり』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:あきやまただし
出版社:岩崎書店
値段:1,430円
発行日:1998年1月
対象年齢:2歳〜5歳
『すたすたかたつむり』のあらすじ
すたすた歩く、すたすたかたつむり。
お散歩に行こうとすたすた出かけたものの、「すたすたすたたたたたた」とうさぎまで追い越してしまう速さ。
一体どこまで行ってしまうのでしょう。
『すたすたかたつむり』のおすすめポイント
かたつむりはゆっくりなはずなのに、にょきっと長い足が生えていて、すたすたと歩くこのかたつむり。
ページいっぱいに書かれている「すたすたすた」の文字が、いつのまにやら「たたたたた」に変わり、それだけで速さの違いを感じることができる、大笑い間違いなしの1冊です。
かたつむりの絵本おすすめ人気作品【3歳児向け】
ここからは、3歳児におすすめのかたつむりの絵本を紹介します。
『かたつむりぼうやとかめばあちゃん』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:西平あかね
出版社:大日本図書
発行日:2013年6月
値段:1,430円
対象年齢:3歳〜5歳
『かたつむりぼうやとかめばあちゃん』のあらすじ
小さな家に一緒に住んでる「かたつむりぼうや」と「かめばあちゃん」はどちらものんびり屋さん。
朝起きる時や、ごはんを食べる時、公園へ行く時など、いつも「もういーいかい?」「まーだだよ」のやりとり。
ゆっくりゆっくりの二人ですが、滑り台で遊ぶ時にはちょっと違う!
『かたつむりぼうやとかめばあちゃん』のおすすめポイント
どちらもマイペースな二人。
お互い、相手に「まーだだよ」と言われても、せかすことなくゆっくり待ちます。
いつも気がつけば「早く早く!」言ってしまいがちな忙しい大人たちに、ゆったりのんびり過ごす時間の大切さを教えてくれます。
『あかちゃんかたつむりのおうち』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:いとうせつこ(文)、島津和子(絵)
出版社:福音館書店
値段:990円
発行日:2012年5月
対象年齢:3歳〜5歳
『あかちゃんかたつむりのおうち』のあらすじ
卵からかえったばかりのあかちゃんかたつむり。
どれだけ食べても、お腹がペッコペコなのでどんどん食べていると、てんとうむしさんに「そんなに食べるとせなかのおうちに入れなくなっちゃうぞ」と言われてしまいます。
怖くなったかたつむりは、もう食べるのをやめようとしますが…?!
『あかちゃんかたつむりのおうち』のおすすめポイント
卵からかえったばかりの小さなかたつむりでも、すでに小さなおうちを背中にもっていること。
成長にあわせておうちは大きくなっていくこと。
かたつむりはどんな植物が好きなのか?など、みずみずしいタッチでかたつむりについて教えてくれる絵本です。
『10ぴきよるのかたつむり』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:リズ・フラナガン(作)、ルース・ギャロウェイ(絵)、きたむらまさお(訳)
出版社:大日本絵画
値段:1,870円
発行日:2010年1月
対象年齢:幼児
『10ぴきよるのかたつむり』のあらすじ
夜、10ぴきのなかよしかたつむりが遊びに出かけます。
ふくろうの赤ちゃんが可愛くて1ぴきが立ち止まり、かえるたちに見惚れた1ぴきがまた立ち止まり。
ページをめくるたびに、1ぴきずつ減っていって……。
『10ぴきよるのかたつむり』のおすすめポイント
鮮やかな色使いで描かれた穴あき仕掛け絵本です。
10ぴきいたかたつむりがページをめくるたびに何かをきっかけにして減っていく。
最後にどうなるのかわくわくしながらお楽しみください。
『いちはかたつむり、じゅうはかに』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:A.P. セイヤー、J. セイヤー(文)R. セシル(絵)久山太市(訳)
出版社:評論社
値段:1,430円
発行日:2004年3月
対象年齢:3歳〜8歳
『いちはかたつむり、じゅうはかに』のあらすじ
1はかたつむり、2はにんげん、4はいぬだし、6はこんちゅう。
じゃあ、3は?そう、かたつむりとにんげん!
『いちはかたつむり、じゅうはかに』のおすすめポイント
生き物の数を数えたり、それが持つ足の数を数えたりと、モノの数を数えることに興味が出てきたお子さんに。
出てくる生き物で足し算をしたり、掛け算をしたりなどが自然に覚えられる、「読むだけではない絵本」です。
かたつむりの絵本おすすめ人気作品【4、5歳児向け】
ここからは、4、5歳児におすすめのかたつむりの絵本を紹介します。
『せかいいちおおきなうち りこうになったかたつむりのはなし』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:レオ・レオニ(作)、谷川俊太郎(訳)
出版社:好学社
発行日:1969年4月
値段:1,602円
対象年齢:5歳〜8歳
『せかいいちおおきなうち りこうになったかたつむりのはなし』のあらすじ
「おとなになったら、世界一おおきなうちがほしいな」と言うちびかたつむり。
おとうさんかたつむりが教えてくれたのは、ちびかたつむりと同じように願い、おおきなうちを持ったあるかたつむりの話。
『せかいいちおおきなうち りこうになったかたつむりのはなし』のおすすめポイント
おとうさんかたつむりが教えてくれるのは、自分の許容量以上のものを持とうとするとうまくいかなくなってしまうということ。
「大きいことが良いこと」と思いがちなこどもたちに、「適正、適当」の大切さを教えてくれる1冊です。
『でんでんむしのかなしみ』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:新見南吉(文)、かみやしん(絵)
出版社:大日本図書
値段:1,430円
発行日:1999年7月
対象年齢:4歳〜10歳
『でんでんむしのかなしみ』のあらすじ
あるとき、ふと、でんでんむしは自分の背中の殻の中に「かなしみ」が沢山つまっていることに気づきます。
そこで友人たちを訪ね回って、自分のかなしみについて話すのですが、返ってきた答えはでんでんむしが想像していたものとは違いました。
『でんでんむしのかなしみ』のおすすめポイント
自分ひとりだけが悲しみを背負っていると語るでんでんむしに、生きるものはみな悲しみを背負っていると教えてくれた友人たち。
目には見えなくても、悲しみはそれぞれが感じているということを教えてくれる絵本です。
表題作を含む全5話。
かたつむりの絵本おすすめ人気作品【小学生向け】
ここからは、小学生におすすめのかたつむりの絵本を紹介します。
『ふたりはともだち』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:アーノルド・ノーベル(作)、三木卓(訳)
出版社:文化出版局
発行日:1972年11月
値段:1,045円
対象年齢:小学校低学年
『ふたりはともだち』のあらすじ
仲良しのかえるくんとがまくんのお話。
この本には5つの話が収録されています。
最終話に少しだけ登場、ですが大役を任されているのがかたつむりくん。
いちども手紙をもらったことがないと嘆くがまくんのために、かえるくんがかたつむりくんにあることを頼みます。
かたつむりくんは無事にかえるくんの依頼を成し遂げられたでしょうか。
『ふたりはともだち』のおすすめポイント
『がまくんとかえるくんシリーズ』のうちの1冊。
この本には5話が収録されています。
最後の話、「おてがみ」は小学校の教科書にも採用されたことでご存知の方も多いでしょう。
かえるくんの思いやりや、がまくんとの友情に胸を熱くして、かたつむりくんの到着を待ち侘びてください。
『かたつむり(狂言えほん)』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:内田麟太郎(文)、かつらこ(絵)
出版社:ポプラ社
値段:1,320円
発行日:2008年6月
対象年齢:5歳〜10歳
『かたつむり(狂言えほん)』のあらすじ
主から、長生きのためにかたつむりを取ってこいと言われた太郎冠者。
かたつむりが何かを知らない太郎冠者は、あろうことか山伏をかたつむりだと勘違い。
山伏は勘違いされていると知りながらも、面白がってかたつむりのフリをして……?!
『かたつむり(狂言えほん)』のおすすめポイント
狂言『蝸牛』をアレンジした絵本。
登場人物が色彩豊かにダイナミックに描かれたり、お囃子の盛り上がる掛け合いの場面では手書きの文字が使われたりするなど、狂言の世界を絵本に詰め込んだような1冊です。
この絵本がいつか、古典芸能に興味を持つきっかけになるかも知れません。
『かたつむりくん ゆっくりだって、いいのよ〜ん』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:かとうまふみ
出版社:風濤社
値段:1,540円
発行日:2017年5月
対象年齢:7歳〜10歳
『かたつむりくん ゆっくりだって、いいのよ〜ん』のあらすじ
退屈していたてんとうちゃんのところに現れたかたつむりくん。
かたつむりくんの背中に乗せてもらったけれど、おどろくほどゆっくりでやっぱり退屈。
「もっとはやくすすんでよ」と言ってもかたつむりくんはゆっくりゆっくり。
『かたつむりくん ゆっくりだって、いいのよ〜ん』のおすすめポイント
早く、とせかすてんとうちゃんに「ゆっくりゆっくり。びっくりもたのしむのよ〜ん」というかたつむりくん。
退屈していたてんとうちゃんですが、ゆっくりなかたつむりくんが見せてくれたのは、てんとうちゃんが今まで知らなかった角度からの景色。
ゆっくりゆっくり、いつもの場所も見方を変えれば全然違って見えることを教えてくれる、ノスタルジックな絵柄の絵本です。
『カタツムリと鯨』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:ジュリア・ドナルドソン(文)、アクセル・シェフラー(絵)、柳瀬尚紀(訳)
出版社:評論社
値段:1,430円
発行日: 2007年10月
対象年齢:6歳〜12歳
『カタツムリと鯨』のあらすじ
小さなカタツムリが「のっけてください、せかいいっしゅう」と海岸の岩に書いたら、やってきたのは大きな鯨。
小さなカタツムリが大きな鯨の尾っぽに乗って、大航海の始まりです。
『カタツムリと鯨』のおすすめポイント
「うみは広大、荒れほうだい」など、原作と同じように日本語訳も語尾の音にこだわって作られているので、言葉で韻を踏む楽しさがあります。
世界一周を願ったカタツムリは、海岸や砂浜を見るだけではなく、海にもぐっては魚たちを見て、ピンチに陥った鯨を助けるために学校に行ったり、消防士に助けて貰ったり。
厳しくも優しい世界の繋がりを感じられる絵本です。
かたつむりの絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?
数多く出版されているかたつむりの絵本。
それぞれの年齢によって選ぶポイントがあります。
かたつむりの絵本の選び方①わかりやすいものを選ぶ
最初のかたつむりの絵本は、かたつむりの特徴的な体の形などがわかりやすい絵本を選ぶと良いでしょう。
カラフルな色使いで描かれたものなら、小さいお子さんもより反応してくれるかもしれません。
かたつむりの絵本の選び方②想像力を掻き立てるものを選ぶ
少し大きくなってからは、「もしかたつむりが〇〇だったら…?」と、より想像力をかきたてる絵本を選んであげると良いかもしれません。
そうすることで、お子さんの遊びや思考の幅も広がります。
かたつむりの絵本の選び方③物語の味わいがあるものを選ぶ
小学校低学年ほどにもなれば、お子さんの想像力も増し、物語から何かを感じ取ったり共感したりすることも。
かたつむりの絵本のなかでも、より物語の味わいが深いものを選んであげると良いでしょう。
【かたつむりの絵本まとめ】絵本で雨の日も楽しく!
いかがでしたか?
小さなかたつむりといえども、絵本を通してこんなにも子供たちを楽しませてくれます。
ぜひお子さんのお気に入りになる1冊を選んであげてください。
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