言葉はコミュニケーションの手段として欠かせないものです。
乳幼児期からたくさんの言葉を聞いていくことで、徐々に言葉話せるようになり、周りとコミュニケーションが取れるようになります。
まだ言葉を話せない赤ちゃんも、お父さんやお母さんが話している言葉をしっかり聞いて毎日吸収しているんですよ。
今回は言葉の絵本を年齢別に合わせて15冊紹介します。
赤ちゃんの頃から楽しめる言葉の音やリズムが楽しい絵本、言葉を覚える・言葉が増える絵本、言葉が面白い絵本など…
あらすじやおすすめポイントも一緒にご紹介するので、是非絵本選びの際の参考にしてみてください。
言葉の絵本おすすめ人気作品【0歳児向け】
赤ちゃんには毎日優しく話しかけましょう。
お母さんやお父さんの聞きなれた声に安心して、心が安定します。
もこもこもこ
画像引用:文研出版『もこもこもこ』
出版社:文研出版
作:谷川俊太郎
絵:元永定正
発行日:1977年4月
値段:1300円+税
対象年齢:0歳から
『もこもこもこ』のあらすじ
『しーん』と静かな場面から何かが『もこ』どんどん大きくなってまた新しいものが『にょき』
赤ちゃんが夢中になる絵本です。
『もこもこもこ』のおすすめポイント
とても不思議な絵本ですが、ページをめくるたびに『もこ』『にょき』『ぽろり』と出てきたり消えたりして、読むほどにどんどん惹かれていきます。
じゃあじゃあびりびり
画像引用:偕成社『じゃあじゃあびりびり』
出版社:偕成社
作:まついのりこ
発行日:1983年7月
値段:600円+税
対象年齢:0歳から
『じゃあじゃあびりびり』のあらすじ
水がじゃあじゃあ、かみをびりびり。
リズミカルで楽しい擬音語の絵本です。
『じゃあじゃあびりびり』のおすすめポイント
コンパクトで持ち運びやすい大きさです。
また、厚紙で出来ていて、赤ちゃんが扱っても破れにくく安心です。
赤ちゃんがはじめて触れる絵本として大人気です。
ぽぽぽぽぽ
画像引用:偕成社『ぽぽぽぽぽ』
出版社:偕成社
作:五味太郎
発行日:1988年12月
値段:1300円+税
対象年齢:0歳から
『ぽぽぽぽぽ』のあらすじ
『ぽぽぽぽ』と汽車が走っています。
山を越え、トンネルを潜って色々な道を進んでいきます。
『ぽぽぽぽぽ』のおすすめポイント
擬音語、擬態語の絵本です。
声色を変えて読み聞かせてみると、雰囲気が出て良いです。
言葉の絵本おすすめ人気作品【1・2歳児向け】
1・2歳になると、少しずつ言葉が出てきます。
両親や身近な人とコミュニケーションが取れることに楽しさを感じられるように、優しく受け止めて、笑顔で会話をしましょう。
ことばのべんきょう
画像引用:福音館書店『ことばのべんきょう』
出版社:福音館書店
作:かこさとし
発行日:1975年10月1日
値段:2400円+税
対象年齢:2歳頃から
『ことばのべんきょう』のあらすじ
くまちゃんが、物の名前やあいさつなど、いろいろな言葉を勉強します。
『ことばのべんきょう』のおすすめポイント
『いちねん』『いちにち』『あいさつ』『買い物』のそれぞれ違うテーマの4冊がセットになっています。
がたんごとんがたんごとん
画像引用:福音館書店『がたんごとんがたんごとん』
出版社:福音館書店
作:安西水丸
発行日:1987年6月
値段:800円+税
対象年齢:1歳頃から
『がたんごとんがたんごとん』のあらすじ
がたんごとんと電車が走って途中でお客さんを乗せます。
次はどんなお客さんが来るでしょうか。
『がたんごとんがたんごとん』のおすすめポイント
言葉の繰り返しの絵本で、とてもわかりやすく、何度でも読みたくなる絵本です。
あめかな!
画像引用:福音館書店『あめかな!』
出版社:福音館書店
作:U・Gサトー
発行日:2009年5月
値段:800円+税
対象年齢:1歳頃から
『あめかな!』のあらすじ
空から雨がぽつり。
だんだんとざあざあ振りになって、そして雨が降ってやんで光が差し込みます。
『あめかな!』のおすすめポイント
色鮮やかな雨と光の絵本です。
言葉が短く、ページいっぱいに雨や光が表現されています。
言葉の絵本おすすめ人気作品【3・4歳児向け】
友達とコミュニケーションを取りながらお互いに言いたいことを伝え合うようになります。
少しずつことば遊びができるようになってきます。
簡単なものからチャレンジしてみましょう。
へんしんトンネル
画像引用:金の星社『へんしんトンネル』
出版社:金の星社
作:あきやまただし
発行日:2002年9月
値段:1200円+税
対象年齢:3歳頃から
『へんしんトンネル』のあらすじ
へんしんトンネルをくぐると、なぜか不思議なものに変身してしまいます。
どうなってしまうのでしょうか。
『へんしんトンネル』のおすすめポイント
あきやまただしさんの言葉遊び絵本『へんしんシリーズ』の一つです。
はじめはわからなくても、絵本を読み進めているうちにおもしろさに気がつくはずです。
あっちゃんあがつく
画像引用:リーブル『あっちゃんあがつく』
出版社:リーブル
作:さいとうしのぶ
案:みね よう
発行日:2001年3月
値段:1800円+税
対象年齢:3歳頃から
『あっちゃんあがつく』のあらすじ
『あ』から『ん』までのとてもおいしそうな食べ物の絵本です。
読んでいるうちにお腹が空いてきます。
『あっちゃんあがつく』のおすすめポイント
濁音、半濁音も含めて全部で69音のひならがなを食べ物と組み合わせて学べます。
ことばあそびレストラン
画像引用:のら書店『ことばあそびレストラン』
出版社:のら書店
作:石津ちひろ
絵:石井聖岳
発行日:2015年11月20日
値段:1400円+税
対象年齢:4歳頃から
『ことばあそびレストラン』のあらすじ
リズムに合わせて食べ物たちが次々と出てくる楽しいお話です。
『ことばあそびレストラン』のおすすめポイント
子どもが好きな食べ物を関連づけているのでわかりやすいし、読んでいるうちにお腹が空いてきます。
言葉の絵本おすすめ人気作品【5・6歳児向け】
ひらがなに興味が出てきます。
自分で読んだり書いたりする中で、さらに言葉のおもしろさに気づいていくでしょう。
ことばのこばこ
画像引用:Amazon『ことばのこばこ』
出版社:瑞雲社
作:和田誠
発行日:1995年7月7日
値段+税:1923円
対象年齢:5歳頃から
『ことばのこばこ』のあらすじ
しりとりや回文など18種類の言葉遊びが楽しめる絵本です。
『ことばのこばこ』のおすすめポイント
たくさんの言葉遊びに触れて、言葉の楽しさを目一杯体験できる絵本です。
大人も一緒に楽しむことができます。
はやくちまちしょうてんがい はやくちあるきたいかい
画像引用:偕成社『はやくちまちしょうてんがい はやくちあるきたいかい』
出版社:偕成社
作:林木林
絵:内田かずひろ
発行日:2013年11月1日
値段:1100円+税
対象年齢:5歳頃から
『はやくちまちしょうてんがい はやくちあるきたいかい』のあらすじ
今年もはやくちあるきたいかいの季節がやってきました。
早口言葉がいっぱいの絵です。
全部きちんと言えるでしょうか?
『はやくちまちしょうてんがい はやくちあるきたいかい』のおすすめポイント
子どもだけでなく大人も夢中になってしまう絵本です。
誰がうまく言えるか競争です!
すてきなひらがな
画像引用:講談社『すてきなひらがな』
出版社:講談社
作:五味太郎
発行日:2005年7月
値段:1800円+税
対象年齢:5歳頃から
『すてきなひらがな』のあらすじ
ひらがなを驚きの手法で表現しています。
そうきたか!と次がどんどん気になる絵本です。
『すてきなひらがな』のおすすめポイント
とてもおもしろいデザインの絵本で、大人が読んでも楽しめます。
言葉の絵本おすすめ人気作品【小学生以上向け】
友達とコミュニケーションを取る中で、自分が言った言葉を相手はどう感じるのか考えられるようになります。
同じような意味でも、言い方を変えたりして、お互いに気持ちよく過ごせるよう気をつけられると良いですね。
また、ことわざや難しいことば遊びも理解して楽しむことができます。
ことばのかたち
画像引用:講談社『ことばのかたち』
出版社:講談社
作:おーなり由子
発行日:2013年7月18日
値段:1200円+税
対象年齢:8歳頃から
『ことばのかたち』のあらすじ
もし、話す言葉が目に見えたとしたら、いま自分が言った言葉はどんな形だろう、どんな色だろう。
『ことばのかたち』のおすすめポイント
日頃、画像や友達と会話をしているとき、自分はどうだろう、優しい言葉で話せているだろうか、と考えさせられる絵本です。
ことわざ絵本
画像引用:岩崎書店『ことわざ絵本』
出版社:岩崎書店
作:五味太郎
発行日:1986年
値段:1000円+税
対象年齢:7歳頃から
『ことわざ絵本』のあらすじ
大人気の五味太郎さんのことわざ絵本です。
右ページは昔ながらのことわざ、左ページは同じような意味で五味太郎さんオリジナルのことわざが載っています。
『ことわざ絵本』のおすすめポイント
左右のページを比べながら読むととてもおもしろく、大人もはまります。
いろはのかるた奉行
画像引用:講談社『いろはのかるた奉行』
出版社:講談社
作:長谷川義史
発行日:2005年11月
値段:1800円+税
対象年齢:7歳頃から
『いろはのかるた奉行』のあらすじ
江戸時代のいろはかるたの横に、長谷川義史さんオリジナルのいろはかるたが載っています。
『いろはのかるた奉行』のおすすめポイント
つい声に出して笑ってしまうくらいおもしろく書かれた絵本です。
何度も繰り返して読みたくなります。
言葉の絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?
実際に絵本を選ぶときのポイントを3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
言葉の絵本の選び方① わかりやすい言葉
はじめて言葉に触れる赤ちゃんや言葉を覚えたての子どもには、簡潔に短く書かれている言葉の方が集中でき、理解しやすいです。
言葉の絵本の選び方② わかりやすいイラスト
大人が絵本を読んでいると、子どもはそのページに描かれたイラストを見て内容をイメージするので、小さい子が見てもわかりやすいはっきりとした単純な絵ものを選びましょう。
言葉の絵本の選び方③ もっと知りたくなるもの
ことわざや回文、早口言葉、なぞなぞなどの絵本は、楽しくわかりやすく、そして、子どもがもっと知りたい!と思えるようなわくわくする内容のものを選ぶと、もっと深く知ろうとする気持ちが生まれます。
言葉の絵本で言葉の素晴らしさを知ろう!
小さい頃からたくさん言葉に触れていくことで、さまざまな言葉を知り、正しく上手に使いこなすことができるようになります。
普段から親子の会話を密にしたり、絵本をたくさん読んだり、言葉遊びを取り入れていくことで、言葉のおもしろさを全身で実感できるのではないでしょうか。
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