荒井良二という絵本作家を知っていますか?
色鮮やかな絵に自由で常識にとらわれない世界観、そして作品に込められた深いメッセージで子どもから大人まで大人気の作家です。
『日本絵本大賞』『ボローニャ国際児童図書展特別賞』など国内外で多くの賞を受賞。
2005年には児童文学のノーベル賞ともいわれる『アストリッド・リンドグレーン記念文学賞』を日本人で初めて受賞しました。
連続テレビ小説で話題になった『ねむりひめ』や最新刊の『こどもたちはまっている』『ねんどろん』『ぼくの絵本じゃあにぃ』『あさになったので まどをあけますよ』など数多くの人気の作品があります。
今回はそんな荒井良二の絵本のおすすめを年齢別に15選ご紹介します。
荒井良二の絵本おすすめ人気作品【0歳児向け】

ねんねからはじまり目まぐるしく発達していく時期には、カラフルで目に楽しい絵本や、読み聞かせが楽しくなるような絵本がおすすめです。
『こどもる』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:岩崎書店
発行日:2015年11月10日
値段:950円+税
対象年齢:乳児から
『こどもる』のあらすじ
よだれを垂らすようすに「よだる」、口を開けて声を出すようすに「声る」…
子どもたちの自由奔放な様子、興味、動作を“~る”で表現しています。
子どもたちが“こどもる”姿がつまった絵本です。
『こどもる』のおすすめポイント
色鉛筆で色鮮やかに描かれたこの絵本は、まるで子どもの日常の世界をのぞいているようです。
眺めるだけでも楽しいのでまだお話がわからない赤ちゃんにもピッタリの1冊です。
「“ちちる”って、なに?」
なんて子どもの様子と見比べてみても楽しいですね。
『ねんどろん』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:講談社
発行日:2012年3月29日
値段:1300円+税
対象年齢:乳児から
『ねんどろん』のあらすじ
「こどもも おとなも ねんねん どろん ねんどろん!」
赤と黄色と緑の「ねんどろん」たちが、いろいろな形になってくっついたりはなれたり。
楽しいねんどろんの絵本です。
『ねんどろん』のおすすめポイント
色鮮やかでかわいいねんどろんたちは見ているだけで楽しいですね。
「ねんねんどろん ねんどろん!」
つい口ずさみたくなるフレーズに読み聞かせの時間も楽しくなること間違いなしです。
荒井良二の絵本おすすめ人気作品【1、2歳児向け】

自分で動き出して手を伸ばす、なんでも興味津々な頃には読み聞かせが楽しい絵本がおすすめです。
『きょうはそらにまるいつき』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:偕成社
発行日:2016年9月9日
値段:1400円+税
対象年齢:乳児から
『きょうはそらにまるいつき』のあらすじ
月がのぼる夕暮れの公園。
乳母車の赤ちゃんが空を見ています。
女の子や男の子、おじいさん、おばあさん、町に暮らす人々も、ふと見上げた空にまるい月を見つけました。
山や海の上にも、まるい月が輝いています。
『きょうはそらにまるいつき』のおすすめポイント
それぞれの場所で暮らす人々や生き物たちの上で、まんまるの月が輝く夜のお話。
なんでもない日常の終わりでも、まんまるの満月を見つけるとなんだかうれしくなりますよね。
静かな夜に、子どもと一緒に“夜”を満喫してみるのはいかがですか?
月の光のやさしさのようにあたたかな気持ちになれる絵本です。
『おばけのブルブル』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:講談社
発行日:2004年7月31日
値段:1500円+税
対象年齢:乳児から
『おばけのブルブル』のあらすじ
「チャラスッテン タラリン チャラスッテン タラタラリン」
これはふしぎでかわいい人形劇のお話です。
「おばけのブルブル」は絵を描く筆に変身して、素直なおばけ「スナオナオ」となかよく人間の世界へ行きます。
でも人間の世界では大忙しで……
『おばけのブルブル』のおすすめポイント
この絵本は人形劇のお話です。
舞台のカーテンが開くところから物語が始まります。
不思議で楽しい音楽と、不思議で可愛い人形劇に子どもも大人も夢中になりますよ。
『そのつもり』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:講談社
発行日:1997年12月10日
値段:1600円+税
対象年齢:乳児から
『そのつもり』のあらすじ
「そのつ森」という森では、動物たちが森の真ん中にある空き地をどうやって使おうか会議をしています。
「温泉にしよう」、「山よりも高いものを作ろう」、「海にしよう」……
動物の誰かが意見を出しては、みんなはすこし考えて、「いいねぇ、それ。」と言ってそのつもりになるのです。
『そのつもり』のおすすめポイント
緑が美しく、かわいい動物たちが暮らす「そのつ森」という森が舞台のお話です。
空き地の使い方のアイデアを出し合って、みんなでうっとり想像してはそのつもりになっている様子がほのぼのとかわいいですよ。
動物たちのように想像しては、子どもと一緒に「いいねぇ、それ。」なんて言ってみたら楽しくなること間違いなしですね。
荒井良二の絵本おすすめ人気作品【3、4歳児向け】

お話が上手になり、幼稚園や保育園デビューで子どもの世界が広がる時期です。
物語が楽しめるような絵本をご紹介します。
『たいようオルガン』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:偕成社
発行日:2008年9月1日
値段:1400円+税
対象年齢:幼児から
『たいようオルガン』のあらすじ
たいようがオルガンを弾くと朝が来ます。
「みちせまい みちほそい」
「たいようオルガン」に見守られながら、「ゾウバス」が走ります。
さぁ、乗りたい人は手をあげて。
『たいようオルガン』のおすすめポイント
「ゾウバス」はひたすら走っていきます。
畑や橋や、街や海をどんどん進みます。
道の途中では乗りたい人が乗ったり降りたり。
「かぜきもちいい」「ちょうちょいる」というストレートな言葉に、まるで一緒に「ゾウバス」に乗っているような気持ちになります。
色鮮やかに描かれた「ゾウバス」の旅路に何が待っているのか、子どもと一緒に探しながら読んでみてくださいね。
『そりゃあもういいひだったよ』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:小学館
発行日:2016年2月24日
値段:1300円+税
対象年齢:幼児から
『そりゃあもういいひだったよ』のあらすじ
「ぬいぐるみのクマ」が初めて手紙を貰いました。
相手は「ほんもののクマ」で、うれしくなった「ぬいぐるみのクマ」は会いに行くことにしたのです。
その道中には初めてのわくわく感がいっぱいでした。
ぬいぐるみのクマの「そりゃあもう いいひだったよ」の幸せなある日のお話です。
『そりゃあもういいひだったよ』のおすすめポイント
「ぬいぐるみのクマ」が手紙をくれた相手へ会いに行く旅に出ます。
道の途中では出会う人が親切だったり、手紙をくれたクマたちが親切だったり。
「ぬいぐるみのクマ」がどんなに“そりゃあもう!”楽しくて幸せな日を過ごしたのかが伝わってきます。
弾むような「そりゃあもう!」に読んでいるこちらもハッピーな気持ちになりますよ。
『こどもたちはまっている』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:亜紀書房
発行日:2020年6月3日
値段:1600円+税
対象年齢:幼児から
『こどもたちはまっている』のあらすじ
はるか遠くの水平線、空や山、海や川を見つめながら、子どもたちはまっているのです。
そこに船が通ること。
ラクダが通るのを。
雨上がりやお祝いの日を。
“こどもたちは まっている”のです。
『こどもたちはまっている』のおすすめポイント
このお話の“こどもたち”とは誰のことでしょうか?
きっとその中には“かつて子どもだった大人たち”も入っています。
なんでもない日常を過ごしながら、何かを大切に待ちわびていたあの頃を思い出させてくれる、そんな1冊です。
子どもと一緒に絵本を開いて、何かを楽しみに待ってみたくなりますね。
荒井良二の絵本おすすめ人気作品【5、6歳児向け】

気持ちを考えたり、伝えたりするのがだんだん上手になってきます。
「これはどんなおはなしなのかな?」と考えながら読んでみたい絵本をご紹介します。
『あさになったのでまどをあけますよ』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:偕成社
発行日:2011年12月2日
値段:1300円+税
対象年齢:幼児から
『あさになったのでまどをあけますよ』のあらすじ
「あさになったのでまどをあけますよ」
山や街に住む子どもたちが、新しい1日の始まりに窓を開けます。
そこに広がる景色はいつもと変わらない風景で、山も木もここにあって、街はにぎやかで。
「だから ぼくは わたしは ここがすき」
『あさになったのでまどをあけますよ』のおすすめポイント
この絵本が発行された2011年は誰もが忘れられない年になりました。
あの日、多くの人にいつもと変わらずにやってくるはずだった“日常”が、突然奪われてしまいました。
朝、新しい1日の目覚めに窓を開ける。
また今日が始まる。
そんな何気ない日常に幸せがあること、希望があることを教えてくれる、そんな1冊です。
『ねむりひめ』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:NHK出版
発行日:2012年12月18日
値段:1600円+税
対象年齢:幼児から
『ねむりひめ』のあらすじ
むかしむかし、ある国の王さまとお妃さまにかわいいかわいい女の子がうまれました。
王さまはおいわいの会をひらき、たくさんのお客様や12人の占い師を呼びました。
占い師が順番に贈り物のまじないをする中で、ひとり、会に呼ばれなかった占い師が、
「ひめは15歳になったらつむに死ぬことになるでしょう」
という呪いをかけたのです。
荒井良二が描く新しい、グリム童話の名作『ねむりひめ』です。
『ねむりひめ』のおすすめポイント
このねむりひめはNHK連続テレビ小説『純と愛』で登場した絵本です。
みんながよく知っている『ねむりひめ』のお話が、かわいらしい絵と親しみやすい言葉で表現されています。
親子で一緒に読んで、知っているお話と比べてみると会話も弾みそうですね。
『はっぴぃさん』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:偕成社
発行日:2003年9月1日
値段:1300円+税
対象年齢:幼児から
『はっぴぃさん』のあらすじ
「はっぴぃさん」は、山の上の大きな石に来て、困ったことや願い事をきいてくれるのだそうです。
願い事がある男の子と女の子がそれぞれ「はっぴぃさん」に会いに行き、その道の途中で出会いました。
そして……
『はっぴぃさん』のおすすめポイント
男の子は「のろのろじゃなくなるように」、女の子は「あわてなくなるように」というお願いをしに「はっぴぃさん」へ会いに出かけます。
なんとふたりが行く道は瓦礫が落ちていたり、戦車が行き交っていたりするのです。
「のろのろなのはなんでもていねいだから」
「あわてるのはなんでもいっしょうけんめいだから」
ふたりはお互いのことをこう言いました。
自分で「なくしたい」と願うほどの欠点と思い込んでいても、視点が変われば長所にもなることを教えてくれます。
ふたりは「はっぴぃさん」に出会うことはできなかったけど、心は晴れやかなのです。
子どもにも大人にも大切なメッセージを伝えてくれる1冊です。
荒井良二の絵本おすすめ人気作品【小学生以上向け】

かわいらしい絵やお話の中に深いメッセージが込められています。
じっくり読んでみたい絵本をご紹介します。
『ぼくのキュートナ』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:講談社
発行日:2001年2月27日
値段:1200円+税
対象年齢:幼児から
『ぼくのキュートナ』のあらすじ
「はいけい、ぼくのキュートナ」から始まる15通のラブレター。
「ぼく」の「キュートナ」へのあふれる大好きの物語です。
『ぼくのキュートナ』のおすすめポイント
大切な人のことを思い浮かべることや、大好きな人に気持ちを伝えること、それは特別なことではないということを改めて教えてくれる絵本です。
「ぼく」の、「キュートナ」が大好きな気持ちが伝わってかわいいですよ。
ぜひ親子で一緒に読んで、大好きを伝えあってくださいね。
『ぼくの絵本じゃあにぃ』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:NHK出版
発行日:2014年3月6日
値段:780円+税
対象年齢:中学生から
『ぼくの絵本じゃあにぃ』のあらすじ
自由で常識に縛られない世界観がある“荒井良二の絵本”はどうやって生まれるのでしょうか。
その創作と発想の裏側にせまります。
『ぼくの絵本じゃあにぃ』のおすすめポイント
「自分の中の子どもを引っ張り出して描く」
型破りな創作や発想に子どもだけでなく大人までもが魅了されています。
そんな荒井良二の絵本の世界がいったいどうやって作られているのか、作家本人の昔話も振り返りながら記されている1冊です。
この本を読めば荒井良二の絵本の世界をさらに深く味わうことができるでしょう。
『きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:NHK出版
発行日:2019年9月5日
値段:1600円+税
対象年齢:小学生から
『きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ』のあらすじ
愛馬「あさやけ」に乗って、主人公の「ぼく」がお祝いの旅に出るお話です。
たくさんのうれしさ、幸せ、そしてよろこびと感謝にあふれるせかいをどこまでも走ります。
「きょうもあしたも特別な日。毎日はかがやいている。」
『きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ』のおすすめポイント
世界にはたくさんの幸せな瞬間があって、たくさんの「おめでとう」や「ありがとう」があります。
「あさやけ」という白い馬に乗って「ぼく」が出会う、そんな瞬間に心が温かくなるような、そんなお話です。
色鮮やかで優しい世界をからだで味わってみてくださいね。
『なんていいんだぼくのせかい』

引用:Amazon
作者:荒井良二
出版:集英社
発行日:2012年11月5日
値段:1300円+税
対象年齢:小学生から
『なんていいんだぼくのせかい』のあらすじ
小さな家に子どもが生まれ、楽しく幸せに成長し、言うのです。
「なんて いいんだ ぼくのせかい」
しかしある日子どもは泣きました。
そして…
『なんていいんだぼくのせかい』のおすすめポイント
主人公は日々の日常に幸せを感じながら楽しく成長するのですが、人生って楽しい事ばかりじゃないですよね。
悲しくて辛くて泣くこともあります。
それでもまた幸せを見つけながら「なんて いいんだ ぼくのせかい」と、自分の世界を肯定していく前向きなメッセージが感じられるお話です。
大人と子どもで読んだときに感じることが違うかもしれません。
大人になっていく中で何度も手に取ってほしい1冊です。
荒井良二の絵本は乳児から小学生まで大人気!選び方は?

いろいろあって迷ってしまう…そんな時のために、絵本の選び方を3つご紹介します。
荒井良二の絵本の選び方①色彩で選ぶ
荒井良二の絵本の魅力の一つは何といっても色鮮やかで豊かな色彩です。
ページをめくるたびにわくわくするような絵本を選んでみてくださいね。
荒井良二の絵本の選び方②世界観で選ぶ
荒井良二の絵本は独特な世界観が広がっています。
同じ絵本でも大人と子どもで感じ方が違うかもしれません。
「これはどんなおはなしかな?」なんて話しながら読んでみるのも楽しそうですね!
荒井良二の絵本の選び方③キャラクターで選ぶ
荒井良二の絵本には動物や子ども、男の子女の子など可愛らしいキャラクターが出てきます。
1番好きなキャラクターを見つけて絵本の世界により深く入り込んでみましょう!
【荒井良二の絵本まとめ】自由な世界にみんなが夢中になる!

荒井良二の絵本は、ほっこりするお話や深く考えてみたくなるお話など、子どもだけでなく大人も一緒に楽しめる絵本がいっぱいです。
どの絵本の世界も大切なメッセージを伝えてくれる、何度も開いて読みたくなるものばかりです。
ぜひお気に入りの1冊を見つけてみてくださいね。

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