冬をテーマにした人気の絵本20選【昔話から冬休みまで紹介】

絵本

冷たく澄んだ空気に、静かに降り積もる雪。

冬は、動物や植物たちがひっそりとその息をひそめる季節です。

また、あたたかな部屋の中でゆっくりと絵本の世界を楽しむのに最適な季節でもあります。

子どもも大人も、冬の絵本の世界へ飛び込んでみませんか?

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冬をテーマにした絵本を紹介

冬をテーマにした絵本には、クリスマスやお正月、冷たい雪など、季節感がたっぷり詰まっています。

静かな夜に寄り添って読みたいような、丁寧に紡がれた物語ばかりです。

今回は冬の昔話と、冬休みをメインとした絵本をご紹介します。

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冬の昔話がメインの絵本

日本に古くから伝わる昔話からアンデルセン童話まで、冬をメインにした絵本には誰もが一度は耳にしたことのある作品が並んでいます。
その多くが人のあたたかさに満ちた、どこかせつなくやさしい物語です。
寒い冬の夜に、子どもと一緒にゆっくりとページをめくってみてはいかがでしょうか。

『かさじぞう』

作者:松谷みよ子
イラスト:黒井健
出版社:童心社
発行日:2006/12/10
値段+税:1,188円

『かさじぞう』のあらすじ

むかしむかし、あるところに、貧乏だけれどとてもやさしいおじいさんとおばあさんがいました。

ある年の大みそか。

おじいさんはふたりで作った笠を町へ売りに出かけます。

笠を売ったお金でお正月のおもちを買うためです。

おばあさんは、たくさんの笠をせおって雪の中を出かけるおじいさんを見送りました。

ところが笠はまったく売れず、その帰り道の途中、おじいさんは雪をかぶったおじぞうさまを見つけます。

おじいさんはせおっていた笠を次々とおじぞうさまにかぶせていきます。

するとその日の夜にふしぎなできごとが…。

『かさじぞう』のおすすめポイント

誰もが子どもの頃に一度は耳にしたことのあるかさじぞうのお話が、黒井健さんのやさしい絵柄で静かに描かれた一冊です。
おじいさんとおばあさんの持つ過去の思い出話、おじいさんが六地蔵に笠をかぶせた理由に、大人は心を揺さぶられるのではないでしょうか。
「ゆきがなぁ ほたほた ほたほた ふるわ ふるわ」
著者の松谷さんの選ぶ言葉は豊かで、やわらかく、日本語のすばらしさを再認識させてくれます。
読み聞かせにも適した長さに作られているので、大人も子どもも一緒に楽しむことができますよ。
静かな冬の日、読後はほっとあたたかな気持ちになれる、優しい日本の昔話です。

 

『つるのおんがえし』

作者:松谷みよ子
イラスト:いわさきちひろ
出版社:偕成社
発行日:1966/10/1
値段+税:1,296円

『つるのおんがえし』のあらすじ

むかしむかし、あるところに心のやさしいおじいさんとおばあさんがいました。

ある日、おじいさんはワナにかかったきれいなつるを見つけます。

おじいさんがつるを助けたその夜、雪の中を訪ねてきたのは若く美しい娘でした。

やがて、美しく気立ての良い娘とおじいさんおばあさんの楽しい日々が始まります。

娘は働きもので、家や田んぼ仕事を良く手伝うほか、美しい織物を仕上げる腕を持っていました。

しかし、その姿は決して2人には見せようとはしません。

ある日、おばあさんがそっとふすまを開けるとそこにいたのは…。

『つるのおんがえし』のおすすめポイント

美しくはかない昔話を、いわさきちひろさんの淡い色彩で描き上げた一冊です。
物語を紡ぐ松谷みよ子さんの文章は詩情豊かで、幼い頃から慣れ親しんでいたはずの物語に新たな印象を与えてくれますよ。
家にやってきた娘に布団を与え、自分たちは藁で眠るおじいさんとおばあさん。娘を見にわいわいと集まる子どもたちなど、優しく爽やかな雰囲気が随所にちりばめられています。
いわさきちひろさんの挿絵は絵画のようで、子どもでも存分に楽しむことができます。
偕成社の出版する昔話には、巻末に物語に由来する逸話が書かれており、幼児期から就学期、そして大人まで幅広い年齢層が満足できる絵本となっています。

 

『雪女』

作者:小泉八雲
イラスト:伊勢英子
出版社:偕成社
発行日:2000/1/1
値段+税:1,728円

『雪女』のあらすじ

ある寒い冬のこと。

ふたりの木こりは仕事中にひどい吹雪にあってしまいます。

ふたりはたまらず小屋に逃げ込み、戸をしっかりと閉め、頭からみのをかぶって目をとじました。

いつのまにか眠り込んだその顔に雪が降るのを感じ、男が驚いて目を開けると、閉めたはずの扉が細くあいています。

隣の男に息を吹きかけているのは、白装束のぞっとするほど恐ろしく、美しい雪女なのでした…。

『雪女』のおすすめポイント

日本の怪談に魅せられた、ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲が紡ぐ最高傑作です。
物語は終始雪女が漂わせる緊張感に包まれ、子どもたちもその世界観に知らずに引き込まれてしまいます。
雪女の情念や悲しみを感じる物語は一見大人向けのようですが、八雲の描く怪談話には、子どもの想像力を引き立てるふしぎな力が宿っているのでしょう。
表紙の全面にひんやりとした空気感を描き出す伊藤英子さんの挿絵は、その八雲の世界観をより明確なものにしています。
雪のうっすらとつもる静かな冬の日に読みたい、上質な一冊です。

 

『雪の女王』

作者:ナオミ・ルイス
イラスト:エロール・ル・カイン
出版社: ほるぷ出版
発行日:1981/2
値段+税:1,728円

『雪の女王』のあらすじ

ある冬の日、ゲルダはだいすきなカイを雪の女王に連れ去られてしまいます。

カイを取り戻すため、雪の世界へ飛び込んでいくゲルダ。

多くの人々に出会いながら、ゲルダはカイの元へたどり着けるのでしょうか。

『雪の女王』のおすすめポイント

雪の女王の絵本は多く作成されていますが、その中でもエロール・ル・カインの幻想的な挿絵が美しい一冊となっています。
雪の世界や花、登場人物の衣服などが丁寧に描かれ、カイを探す旅の道のりをゲルダと共に体感することができますよ。
ナオミ・ルイスが再現するアンデルセンの世界は読みやすく、読み物としてもじっくり楽しめる絵本です。
子どもとゆっくりと絵本の世界に入り込みたい時におすすめの一冊です。

 

『マッチ売りの女の子』

作者:ハンス・クリスチャン アンデルセン
イラスト:スベン・オットー
出版社:童話館出版
発行日:1995/1/1
値段+税:1,404円

『マッチ売りの女の子』のあらすじ

身を切るように寒い、寒い、冬の夜。

はだしの女の子はひとりで雪の中を歩いていきます。

すりきれた古いエプロン。手に持ったカゴの中には、たくさんのマッチ箱。

「マッチ、マッチはいりませんか」

力を振りしぼり声をあげるものの、街行くひとたちは女の子に気付くこともありません。

「マッチが売れなければ家にも帰れない…」

空腹と寒さでたおれそうな女の子は、とうとうものかげに座り込んでしまいます。

寒さに耐えきれず持っていたマッチをすると、なんとその炎の先には…。

『マッチ売りの女の子』のおすすめポイント

アンデルセン童話の中でも、せつなさに満ちた名作のひとつです。
アンデルセンと同じ国の画家であるスベン・オットーの絵が美しく、丁寧に描かれたデンマークの街並みが、物語の世界をより一層深いものにしてくれます。
少女の寒さと辛さ、そしてわびしさと共に、炎のあたたかさが心に染み入る一冊です。
大型本なので、読み聞かせにも適したなって作品となっています。

 

『しあわせの王子』

作者:オスカー・ワイルド
イラスト:いもとようこ
出版社:金の星社
発行日:2007/2/1
値段+税:1,512円

『しあわせの王子』のあらすじ

ある冬の晴れた日、南へ向かう途中のつばめは、「しあわせの王子」の足元で羽を休めます。

すると、つばめにぽつんと、雫が落ちてきました。

見上げると、宝石で彩られたしあわせの王子像が涙を流しています。

「しあわせの王子さまが、なぜ泣いているのですか?」

つばめは、貧しい人々に宝石を届けたいと言う王子の願いを聞き入れ、ルビーやサファイヤ、金を王子から取っていくのですが…。

『しあわせの王子』のおすすめポイント

いもとようこさんの「世界の名作絵本シリーズ」のひとつです。悲しくせつない物語が、いもとさんのやさしい絵柄によって表現されています。
だんだんと王子のからだから宝石がなくなっていく様子が丁寧に描かれており、誰かを助けたいと言う優しい気持ちが小さな子どもにも届く作品に仕上がっています。
大人になってから読み返すとまた違った見方ができるように、子どもの年代によっても様々な感じ方ができるストーリーです。
手元に置いておきながら、折をみて読み返したくなる大切な一冊となることでしょう。

 

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冬休みをテーマにした絵本

クリスマスにお正月、そりすべりやスキーなど、冬休みには子どもたちの大好きなイベントがたくさん待っていますよね。
冬休みをテーマにした絵本の中も、冬を彩る楽しい世界がたくさん広がっていますよ。

『ふゆやさいのふゆやすみ』

作者:森木林
イラスト:柿田ゆかり
出版社:ひかりのくに
発行日:2013/10/25
値段+税:1,382円

『ふゆやさいのふゆやすみ』のあらすじ

冬やさいの畑に冬休みがやってきた!

ほうれん草にれんこん、ブロッコリーにだいこん、赤カブは雪合戦。

しろねぎ、にんじん、ごぼうくんはあたたかいお部屋でなつやさいすごろくをしています。

ざるですべってスケートを楽しんだ後は温泉で温まって…。

ほぉら、ふわふわの冬やさいなべと温野菜のできあがり!

『ふゆやさいのふゆやすみ』のおすすめポイント

四季ごとに作られている「おやさいシリーズ」の冬バージョンです。
言葉遊びが楽しいおやさいシリーズには、思わず声に出して読みたくなるようなフレーズがちりばめられています。
今では年間を通してスーパーに野菜が並ぶ時代になりましたが、この絵本では季節ごとの旬の野菜を学ぶことができますよ。
柿田ゆかりさんのイラストもかわいらしく、子どもと一緒に思わず笑顔になってしまう一冊です。

 

『ぐりとぐらのおきゃくさま』

作者:なかがわりえこ
イラスト:やまわきゆりこ
出版社:福音館書店
発行日:1967/6/1
値段+税:972円

『ぐりとぐらのおきゃくさま』のあらすじ

お外で雪合戦をしていたぐりとぐらは、雪の上に大きな足あとを見つけます。

「いったい誰のあしあとだろう…?」

たどった先は、なんと自分たちのおうちでした。

大きな長靴と真っ赤なオーバー、そして部屋の脇には大きな袋。

「クリスマスおめでとう!」

台所で焼き立てのケーキを持ってそう言ったのは、白いひげのおじいさんでした。

『ぐりとぐらのおきゃくさま』のおすすめポイント

子どもから大人までおなじみの、ぐりとぐらシリーズ。
「ぐりとぐらのおきゃくさま」は、2人の家にサンタクロースがやってくるお話です。
ぐりとぐらが大きな足とをたどっていく様子は、どきどきワクワクしながらページをめくってしまいます。
物語の中には「サンタクロース」という言葉は出てこないのですが、サンタを思わせる持ち物とその行動に思わず顔がほころんでしまいますよ。
サンタの作ったケーキを友だちみんなで食べるラストは、クリスマスのしあわせな雰囲気がぎゅっと詰まったシーンとなっています。

『よるくまクリスマスのまえのよる』

作者:酒井駒子
出版社:白泉社
発行日:2000/10/1
値段+税:1,080円

『よるくまクリスマスのまえのよる』のあらすじ

あしたはたのしいクリスマス。でも…。

「ぼくにはサンタさん、来ないかもしれないね。だって…。ママにたくさんしかられたから。ぼくはいい子じゃないから…」

心配でたまらない「ぼく」によりそうのは、夜になると現れるやさしい「よるくま」です。

大丈夫だよとそばにいてくれる、よるくまのやさしさに、いつしかぼくの不安も静かに消えていきます。

ぼくの母親を想う気持ちに胸がきゅっする、あたたかなクリスマスイブの物語。

『よるくまクリスマスのまえのよる』のおすすめポイント

「そんな子にはサンタさん来てくれないよ」
不安を抱えるぼくの姿に、思わず自分もそう言ったことがあるとはっとするお母さんも多いのではないのでしょうか。
ぼくを励ますよるくまの優しさと、よるくまを大切にするぼくの姿は、読み手の心をやさしく癒してくれます。
母親からぎゅっと抱きしめられることが、子どもの大きなしあわせなのだと静かに語り掛けてくれる作品です。
クリスマスを前にした冬の夜、子どもと寄り添いながら眠る前に読み聞かせたい。
そう思えるような、クリスマスのやさしい夜のお話です。

 

『さむがりやのサンタ』

作者:レイモンド・ブリッグズ
出版社:福音館書店
発行日:1974/10/25
値段+税:1,296円

『さむがりやのサンタ』のあらすじ

サンタのおじいさんがいるのは、常夏のビーチのベッド。

ジリリリリ!

さわがしい目覚まし時計に起こされて、今年も12月24日のはじまりです。

「やれやれ、またクリスマスか!」

まずはトナカイたちにごはんをあげて、自分の朝食はベーコンにたまご。

そうそう、犬や猫のお世話も忘れずに…。

サンタの衣装に着替えてプレゼントを持ったら、さぁ今年もクリスマスのお仕事に出発です!

『さむがりやのサンタ』のおすすめポイント

「スノーマン」「風がふくとき」で知られるブルッグズのユーモア溢れるサンタクロースの物語です。
朝起きてから夜眠るまで、サンタのおじいさんの1年で一番忙しい1日が、コミックのようなコマ割りで描かれています。
サンタクロースと言えば子どもたちに夢を与える人物ですが、この絵本のサンタは実に人間味に溢れているのが特徴です。
狭い煙突や通路にぶつぶつ文句を言いながらもプレゼントをくばるサンタには、大人も思わず笑みがこぼれてしまいますよ。
子どもと一緒に何度でも楽しむことのできる愉快な絵本です。

『クリスマスのまえのよる』

作者:クレメント・C. ムーア
イラスト:ニルート ・プタピパット
出版社:大日本絵画
発行日:2007/11/1
値段+税:3,240円

『クリスマスのまえのよる』のあらすじ

それは、クリスマスの夜のこと。

みんなが寝しずまった家では、にぎやかなねずみの声さえ聞こえません。

だんろの前にならぶのは、願いをこめたかわいい靴下たち。

「サンタクロースは、ほんとうにここにやってくるのかしら…」

ひとり、目が覚めたおとこのこがそこで目にしたものとは…?

『クリスマスのまえのよる』のおすすめポイント

「クリスマスのまえのよる」は、サンタクロースのイメージを決定づけたと言われている、クレメント・ムーアの詩を元につくられたしかけ絵本です。
洗練されたシルエットで、静かなクリスマスイブの夜を表現するのは、「ブレーメンの音楽隊」の挿絵を手掛けたこともあるニルート・プタピパット。
1ページずつページをめくるたびに、少しずつモノクロの世界に赤や緑の色が加わっていきます。
それはまるで、月明かりで照らされる夜の部屋に、サンタクロースの気配を感じるかのようです。
最後のページはまさに圧巻。子どもも大人も思わず喜びの声をあげるしかけが隠されています。
クリスマスのしあわせを感じる事の出来る一冊は、プレゼントにもぴったりの絵本となっています。

『もうすぐおしょうがつ』

作者:西村繁男
出版社:福音館書店
発行日:2010/11/15
値段+税:972円

『もうすぐおしょうがつ』のあらすじ

まちにまった冬休み。

ひろくんとゆうちゃんは、家族でおじいちゃんとおばあちゃんのうちに出かけました。

さあ、さっそくお正月の準備のはじまりです!

大そうじに障子のはりかえ、お餅つき、そうそうおせち料理の準備も忘れずに。

年越しそばを食べて新しい服を枕元に並べたら…。

みんなで除夜の鐘付きに出かけましょう。

『もうすぐおしょうがつ』のおすすめポイント

年末から年始にかけて、日本のせわしなくこまごまとした様子が楽しく描かれた一冊です。
親戚一同が集まりお餅つきをする様子に、大人は懐かしさを、子どもは目新しさを感じるのではないでしょうか。
数々ある風習は文章だけでなく、ページ一面に描かれたイラストからも読み取ることができます。
たくさんの動物たちがひしめく露店の様子は、見るたびに新しい発見がありますよ。
スーパーに並ぶしめかざりや保育園のお餅つきなど、絵本で見たことが実体験につながる喜びを感じることもできる作品です。

『あけましておめでとう』

作者:中川やすたか
イラスト:村上康成
出版社:童心社
発行日:
1999/10/20
値段+税:
1,404円

『あけましておめでとう』のあらすじ

きょうはおしょうがつ。

いちねんはじまりの日だから、あけましておめでとう。

初詣にでかけて、いい年でありますようにってお願いしたよ。

かどまつ、おせち、たこあげ、はねつき。

おとそは年の小さい人から飲むんだよ。

 

『あけましておめでとう』のおすすめポイント

シンプルな文章と、かわいらしいイラストで日本のお正月を知ることのできる絵本です。
日本の文化がぎっしりと詰まった一冊には、「おとそは小さい人から飲む」というような、大人も意外と知らないような豆知識も盛り込まれています。
村上康成さんのイラストは分かりやすく、子どもが日本のお正月文化に親しむきっかけづくりに最適ですよ。
「あけましておめでとう」「おめでとう」
声に出して読むことで、1年のはじまりがなんだか待ち遠しくなるような楽しい絵本です。

『おもちのきもち』

作者:加岳井広
出版社:講談社
発行日:2005/12/17
値段+税:1,620円

『おもちのきもち』のあらすじ

「もう、たいへんなんです」

それは部屋に置かれた立派なかがみもちの声。

おもちが抱える意外な悩みはというと…。

おもちつきでは頭をぺったんぺったん。棒でのされたかと思ったら、ぷっちんとちぎられ、あとはあんこやきなこ、挙句のはてには納豆にまで混ぜられる。

今はかがみもちだからいいものの、いつ食べられるのかと思うと気が気じゃなくて…。

不安なおもちは、たまらず家から逃げ出してしまいます!

疲れてお腹が空いたおもちが知った、意外な事実とは…?

『おもちのきもち』のおすすめポイント

お正月に必ず目にする「おもち」の気持ちに目を向けた、なんとも奇想天外な楽しいストーリーです。
物語もイラストもとにかくダイナミック。食べられたくない!とデロンデロンで全力疾走するおもちの姿は、大人も思わず声を出して笑ってしまいますよ。
お正月におもちを食べるたびに、子どもと「おもちのきもち」を話したくなる。そんなゆかいな絵本です。

『14ひきのさむいふゆ』

作者:いわむらかずお
出版社:童心社
発行日:1985/11/1
値段+税:1,296円

『14ひきのさむいふゆ』のあらすじ

14匹のねずみの一家が暮らす森はさむい冬をむかえました。

ぬくぬくとしたお家の中では、おばあちゃんがおまんじゅうをふかしてくれています。

お外ではおじいちゃんがそりを作ってくれました。

雪もやみ、まぶしい白い森と青空の中、さあそり遊びにでかけましょう。

『14ひきのさむいふゆ』のおすすめポイント

いわむらかずおさんの人気の「14匹シリーズ」の中でも、冬にぴったりの作品です。
外を雪がおおいつくす冬の季節も、14匹の家族のあたたかさが変わることはありません。
いわむらさんの自然描写はいつもすばらしく、晴れた雪の日のまぶしさや、冬の青空を実に鮮明に描き出しています。
ページをめくる子どもたちも、読むたびに新しい発見を楽しむことができますよ。

『そりあそび ばばばあちゃんのおはなし』

作者:さとうわきこ
出版社: 福音館書店
発行日:1994/10/15
値段+税:972円

『そりあそび ばばばあちゃんのおはなし』のあらすじ

雪がふる寒い寒いある日。

ストーブの前で編み物をするばばばあちゃんのもとに、次々と動物たちがやって来ます。

「いい若いもんがだらしないねぇ。寒い日の特別なあったまりかたを教えてやるよ」

ばばあちゃんは、どんなときでも頼りになるおばあちゃんなのです。

まずはベッドでトランポリン!ところがすぐにベッドがこわれてしまいます。

そこでばばばあちゃんが考えた、体があたたかくなる遊びとは…?

『そりあそび ばばばあちゃんのおはなし』のおすすめポイント

子どもに大人気の「ばばばあちゃんシリーズ」。今回はばばあちゃんが寒い冬でも元気に楽しむ方法を教えてくれます。
現実であれば怒りだしてしまいそうなことでも、いつも明るく笑い飛ばしてくれるのがばばばあちゃん。
その豪快でやさしい姿に、寒い冬でも心がほっとあたたかくなりますよ。
外で元気に体を動かすことがいちばん!とばばばあちゃんが楽しく教えてくれる作品です。

『だんだんやまのそりすべり』

作者:あまんきみこ
イラスト:西村繁男
出版社:福音館書店
発行日:2002/11/20
値段+税:1,150円

『だんだんやまのそりすべり』のあらすじ

寒い雪の日。いっちゃんは友だちといっしょに、だんだん山にそり遊びにやってきました。

ところが、こわがりのいっちゃんはすべり出すことができません。

「さきにいってえ」

みんなを見送り、ひとり山の上に残ってしまいます。

すると、そこに現れたのは子ぎつねのおとこのこ。

「さきにいってえ」

なんと、きつねのおとこのこも怖くてそりで滑ることができずにいたのです。

子ぎつねの名前も、いちろうくんの「いっちゃん」。

ふたりのいっちゃんは協力して上手にすべることができるのでしょうか?

『だんだんやまのそりすべり』のおすすめポイント

西村繁男さんの、どこかなつかしい雰囲気を思わせる挿絵で描かれるのは、人間の女の子ときつねの男の子のお話です。
みんなはできるのに、自分だけどうしても勇気が出ない…。
そんな子どもの気持ちを、あまんきみこさんが丁寧に表現しています。
はじめは怖がっていた二人が、いつしか笑顔でそりすべりを楽しんでいる姿には、子どもも大人も心があたたかくなりますよ。

『十二支のはじまり』

作者:岩崎京子
イラスト: 二俣英五郎
出版社:教育画劇
発行日:1997/11/1
値段+税:1,296円

『十二支のはじまり』のあらすじ

むかしむかし、ある年のくれ。神様はどうぶつたちにあるおふれを出します。

「正月の朝、ごてんに来るように。来たものから12番目まで、1年ずつその年の大将とする」

ねずみに、牛、トラにへび、馬に兎まで…。

集まった数々の動物たちは、御殿にむかって一斉にスタートを切ります。

果たしてその先に待っていたのは…?

『十二支のはじまり』のおすすめポイント

「十二支の動物ってどうやって決まったの?」
誰もが一度はそのような疑問を持ったことがあるのではないでしょうか?
そしてその理由は知っているようで、意外と覚えていないもの。
「十二支のはじまり」はその由来を分かりやすく教えてくれる一冊です。
どうやってねずみが一番になったのか。
ねずみと猫が仲が悪い理由は?など、かわいらしいイラストですんなりと覚えることができますよ。
年末やお正月に子どもと楽しむのにぴったりの絵本です。

『十二支のお節料理』

作者:川端誠
出版社:BL出版
発行日:1999/12/1
値段+税:1,404円

『十二支のお節料理』のあらすじ

年越しが近づき、着々とはじまるのがお節料理の準備。

神様は、十二支の動物たちを集めてそれぞれに役割を与えます。

ひつじは下ごしらえ、さるは料理番、さて来年主役の鳥は?

十二支と共に、日本の伝統文化であるお節料理の意味を分かりやすく紹介する一冊です。

『十二支のお節料理』のおすすめポイント

丁寧に仕上げられた版画のイラストが目を引く、日本のお正月がたっぷり詰まった作品です。
「色どりよければ栄養バランスも理にかなっているはず」と紹介されるお節料理は、色鮮やかで事細かく、食欲をそそる仕上がりとなっています。
十二支の動物それぞれに役割を持たせた設定もおもしろく、川端誠さんの版画が実にいきいきとユーモラスに描きだしています。
年末に家族の干支となぞらえながら、親子で読むのも楽しい絵本です。

『和の行事えほん2 秋と冬の巻』

作者:高橋紀子
出版社:あすなろ書房
発行日:2007/10/1
値段+税:1,728円

『和の行事えほん2 秋と冬の巻』のあらすじ

「お正月」「元旦」の意味は?

「しめかざり」や「鏡餅」はどうやって飾るのが正しいの?

季節ごとのそんな悩みを具体的に解決してくれる一冊です。

秋冬の行事がひと月ごとに細かく描かれているので、読み物としてはもちろん、美しい絵本としても楽しむことができますよ。

『和の行事えほん2 秋と冬の巻』のおすすめポイント

日本の伝統行事について、細かく紹介してくれる絵本の「秋と冬」バージョンです。
9月から2月までを順に追っていく今作では、年末年始の日本の文化を存分に味わうことができますよ。
羽子板やかるたなど、自分の経験したお正月を子どもと共有する他、新たな発見を楽しむことができる一冊でもあります。
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冬が出てくる絵本のまとめ

冬の絵本は、人々の心をほっとあたためてくれるような優しさを持っています。

大人数の読み聞かせでも、一日の終わりのベッドの中でも、人と人が寄り添いたくなるような温もりを持った作品ばかりです。

ぜひみなさんも、冬の物語の世界を楽しんでみてくださいね。

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