外国の絵本を中心に、ジェンダー・LGBTについて描かれた子供向けの絵本が多く出版されています。
子供たちは、いろんなことに興味を示し関心を持つからこそ、読んでほしい題材です。
ジェンダー・LGBTの絵本では、人それぞれ個性があって、好みや価値観は違うと知ることができますよ。
日本の小学校でも、ジェンダーやLGBTをテーマにした絵本を読む機会が増えてきています。
この記事では子供の年齢に合わせて、ペンギンが登場したり、友達関係をテーマにしたりするジェンダー・LGBTの絵本をご紹介します。
実話をもとに描かれた絵本も登場しますので、ぜひ絵本選びの候補として参考にしてみてください!
ジェンダー・LGBTの絵本おすすめ人気作品【0歳児向け】

かわいいキャラクターと一緒に、好みについて考える絵本が登場します。
今は好きでも、大きくなるにつれて好みも変わってくるものですよね!
『ズボンだいすき』

引用:Amazon
著:
ズボンが大好きなうさぎちゃんは、いつもズボンを履いています。
しかし、ある日ズボンを汚してしまい、スカートを履くことに……。
お気に入りのピンクのズボンと同じ生地で、お母さんが作ってくれたスカートも好き!
それでも、やっぱりズボンのほうがいいうさぎちゃんのお話です。
『ズボンだいすき』のおすすめポイント
スカートも履いてみて気に入った様子のうさぎちゃんでしたが、動きやすいズボンのほうが好きみたい。
人それぞれ好みは違うし、大きくなるになるにつれて好みも変わってきます。
好きなものを着ることで、子供も気分が上がるんでしょうね!
親の好みだけではなく、子供の好きなものを着せてあげようと思える1冊です。
ジェンダー・LGBTの絵本おすすめ人気作品 【1、2歳児向け】

不思議な世界観で恋や家族、友達関係について描かれている絵本をご紹介します。
難しいテーマのお話ですが、受け入れやすく描かれていますよ!
『ぼくのポーポがこいをした』

引用:Amazon
著:
出版社:岩崎書店
発売日:2020/4/10
値段:1,500+税
対象年齢:幼児〜
『ぼくのポーポがこいをした』のあらすじ
主人公のぼくのお気に入りのぬいぐるみ、ポーポ。
しかし、大好きなポーポがおばあちゃんとキスしているところを見てしまいます。
ぬいぐるみのポーポと、ぼくのおばあちゃんが結婚する不思議なお話です。
『ぼくのポーポがこいをした』のおすすめポイント
ポーポとおばあちゃんの結婚を通して、恋は自由だよと教えてくれる絵本です。
ぼくも、ママたちも、ポーポも、おばあちゃんもみんな恋をする。
そして、恋の仕方は人それぞれ。
みんなが幸せになるために、前向きに進む姿が描かれています。
『マチルダとふたりのパパ』

引用:Amazon
著:
出版社:岩崎書店
発売日:2019/3/14
値段:1,500+税
対象年齢:幼児〜
『マチルダとふたりのパパ』のあらすじ
転校してきたマチルダは、転校先の学校でパールと出会います。
すぐに仲良くなった2人でしたが、マチルダの家族はパパが2人だと知って驚くパール。
自分の家族とは違う家族の形があることを知ります。
家族の形は違っても、大切なことは同じだとパールは気付きました。
家族にとって大切なこと、それは何なのでしょう?
『マチルダとふたりのパパ』のおすすめポイント
感情を表現する言葉が太文字になっていて、その時のマチルダやパールの感情がわかりやすく描かれています。
マチルダとパール以外は顔が描かれていません。
もちろんマチルダの2人のパパもです。
マチルダとパールだけでなくパパ2人の顔も気になり、想像が膨らむ1冊です。
『くまのトーマスはおんなのこ』

引用:Amazon
著:
主人公のテディベアのトーマスは、女の子になりたいと悩んでいました。
その悩みを、大好きな友達エロールに打ち明ける勇気がなかなか出ません。
打ち明けて、受け入れてもらえるのか。
トーマスとエロールの友情物語です。
『くまのトーマスはおんなのこ』のおすすめポイント
難しい悩みだからこそ、誰かに相談しにくい問題ですよね。
最初は馴染みのない話題に戸惑うこともあると思いますが、その人の個性なんだと受け入れるヒントをくれる絵本です。
子供に相談されたときにも、どう接したらいいのか参考になりますよ!
『DADDY, PAPA, and ME』(お父さん、お父さん、そしてわたし)

引用:Amazon
著:Leslea Newman
イラスト:Carol Thompson
出版社:Tricycle Press
発売日:2009/6/9
値段:販売元による
対象年齢:幼児~3歳
『DADDY, PAPA, and ME』のあらすじ
ゲイの両親家族のお話です。
子供との日常生活の中で、ゲイの両親の接し方が描かれています。
ゲイだからと言って家族の形が変わることはなく、愛に満ちた両親と子供の生活が伝わってきます。
『DADDY, PAPA, and ME』のおすすめポイント
難しいテーマですが、リズミカルな文章でお話は進みます。
ゲイの両親と子供の日常が魅力的に描かれている1冊です。
イラストも可愛らしく、楽しくパパ2人の家族のお話を読むことができますよ。
ジェンダー・LGBTの絵本おすすめ人気作品 【3、4歳児向け】

“自分の好きを隠さないで!”
好きなものは好きで素直になっていい、それが個性であり自分だと教えてくれます。
素直になれるっていいことですね!
『ピンクがすきってきめないで』

引用:講談社
著:
対象年齢:3歳~
『ピンクがすきってきめないで』のあらすじ
ある女の子は黒が大好き!
黒が好きって悪いこと?
女の子らしいとか、女の子だからとピンクが好きじゃないとだめ?と心の叫びを描いた絵本です。
女の子らしい、男の子らしいって何?
性別で判断するのではなく、個性の1つとしてとらえたら、子供たちはもっと輝くのでは?
『ピンクがすきってきめないで』のおすすめポイント
女の子でも、化石や昆虫などが好きな子どももいます。
好きなものは人それぞれ。
いつの間にか、男の子が好きなものとして認識していますよね。
そういった固定概念では、好きなものを好きと言えず我慢してしまいます。
無意識に植え付けられている男女の考え方を、見直すきっかけとなる絵本です。
『ジュリアンはマーメイド』

引用:Amazon
著・イラスト:
対象年齢:幼児〜
人魚にあこがれる男の子、ジュリアンのお話です。
人魚姿のおしゃれな女性たちに見とれたジュリアンは、おばあちゃんに「僕もマーメイドなんだ」と打ち明けます。
お家に帰って、家のもので人魚に変身し、外へ出かけてみると……。
そこには人魚姿の女性たちと、海の生き物の姿をした人たちのパレードが!
子供のころ、誰しもがあこがれを抱きますよね。
そんな感情を表した絵本です。
ジェンダーの問題を超えて、あこがれをかなえてくれる1冊です。
『村娘と王女』

引用:Amazon
著:
王子の花嫁を探すための舞踏会に、ある村娘は参加することに……。
一番の花嫁候補の村娘ですが、王子との将来を考えられません。
そんな村娘でしたが、意外なところで素敵な出会いをします。
舞踏会で出会った真実の愛とは?
最初は嫌々参加した舞踏会でしたが、行ってみると素敵な出会いが!
最後の最後に、思ってもみなかった出会いが待っています。
真実の愛を見つけた村娘は、素敵な夜を過ごします。
誰かを好きになる幸せが伝わる絵本ですよ。
ジェンダー・LGBTの絵本おすすめ人気作品 【5、6歳児向け】

LGBTについてメッセージ性の強い絵本をご紹介します。
友達や、そのほかの周りの人にも興味を示す時期に読んでほしい絵本です。
『レッド あかくてあおいクレヨンのはなし』

引用:Amazon
著:
レッド あかくてあおいクレヨンのはなし
赤いラベルをはられた青いクレヨン。
本当は青色なのに、レッドと書かれたラベルによって自分は赤色だと勘違いしてしまいます。
赤色に塗ることが得意ではなく、悩んでいる青色のクレヨンのお話です。
青色のクレヨンは、本当の自分を見つけることができるのでしょうか?
レッド あかくてあおいクレヨンのはなし
他のクレヨンたちにはできて、自分だけできないことによって余計に悩んでしまうクレヨン。
それは、本当の自分を見つけられずにいるだけなのです。
周りも、青いクレヨンのためにいろいろとしてくれますが、それが余計に悩みの原因になってしまいます。
親切心からの行動が、相手を困らせることもあると教えてくれる1冊です。
『いろいろいろんなかぞくのほん』

引用:Amazon
著:
出版社:少年写真新聞社
発売日:2018/2/2
値段:1,900+税
対象年齢:小学生低学年
『いろいろいろんなかぞくのほん』のあらすじ
いろんな家族の形を紹介してくれる絵本です。
住んでいるところや家族構成、お祝い事の過ごし方も各家庭それぞれですよね。
他にも休みの日の過ごし方や仕事、どんな気持ちでみんな過ごしているのかを覗くことができます。
自分の家族の形、過ごし方はどうでしょうか?
『いろいろいろんなかぞくのほん』のおすすめポイント
LGBTという難しいテーマを、わかりやすく伝えてくれる1冊です。
いろんな家族の形があることを子供に伝えるのに、ちょうどいいお話です。
同性カップルだけでなく、シングルマザーやシングルファザーの家族の形を伝えることもできます。
『ふたりのママから、きみたちへ』

引用:Amazon
著:東小雪・増原裕子
出版社:イースト・プレス
発売日:2014/1/17
値段:1,300+税
対象年齢:記載なし
『ふたりのママから、きみたちへ』のあらすじ
レズビアンのカップルが結婚し、子供を育てていく準備を描いた物語です。
これから出会う子供たちに向けて、LGBTの知識も交えながら丁寧に説明しています。
家族やパートナーの自由を教えてくれる絵本。
家族の形を、2人で見つけていきます。
『ふたりのママから、きみたちへ』のおすすめポイント
同性カップルだからと諦める必要はない。
2人でどうやってこれから生きていくのか話し合い、見つけていく姿に勇気をもらえます。
子供たちが大きくなって、のびのびと生きていけるようにと、2人の関係性をありのままに伝えてくれます。
ジェンダー・LGBTの絵本おすすめ人気作品 【小学生以上向け】

読み聞かせでもよく使われ、子供たちも受け入れやすい絵本です。
誰かの行動で先の未来が変わることを教えてくれ、勇気をもらえます。
『タンタンタンゴはパパふたり』

引用:Amazon
著:ジャスティン リチャードソン・ピーター パーネル
ペンギンのタンゴは、パパが2人いる3人家族です。
パパのシロとロイはお互いに気に入り、いつも一緒でした。
あるとき、他のカップルたちはどうやら巣でなにかを温めています。
しばらくすると、赤ちゃんペンギンが誕生しました。
2人もその様子を見て卵の形の石を温めますが、なかなか生まれません。
それを見た飼育員さんは、2人のためにほかのカップルが育てることのできなかった卵をロイとシロのもとに……。
ニューヨークの動物園で実際にあったお話です。
『タンタンタンゴはパパふたり』のおすすめポイント
人間だけでなく、動物にもいろんな家族の形があるんだと知ることができます。
人間の実際にあったお話よりも、動物の実話だと自然に受け入れやすく読みやすいです。
身近なところでも、同性愛のカップルが珍しくなくなってきている今だからこそ、子供と一緒にいろんなカップルの形を知ることも大切ですよね!
『こんなのへんかな?』

引用:Amazon
著:
出版社:大月書店
発売日:2001/1/1
値段:1,800+税
対象年齢:小学生〜
『こんなのへんかな?』のあらすじ
一般的にイメージがついている男女の違いや、偏見にとらわれないでという内容のお話です。
社会の女らしさ、男らしさを気にせず自由に生きよう!
きっと、今よりのびのびと楽しい人生が送れるはずですよ。
『こんなのへんかな?』のおすすめポイント
子供のころに感じた違和感も、大人になると考えなくなったり、それが当たり前になっていたりしますよね。
社会の偏見にとらわれていないか、子供に押し付けてないか考えなおすきっかけになります。
自分だけでなく、学校や社会など、周りへの見方が変わります。
『King and King』(王さまと王さま)

引用:Amazon
:
出版社:Tricycle Press
発売日:2003/3/1
値段:販売元による
対象年齢:5歳~8歳
『King and King』(王さまと王さま)のあらすじ
王子様とお姫様の物語ではなく、バイセクシャル、ゲイ、レズビアン、トランスジェンダーをテーマにしたお話です。
女王が息子のためにお姫様を探します。
女王の頭の中には、“相手は女の子”という考えが前提にあります。
“同性を好きになっても不思議じゃない!おかしくないよ!”
王子様と王子様が結ばれるお話です。
『King and King』(王さまと王さま)のおすすめポイント
世界中のお姫様と会ってみても、惹かれるお姫様に出会うことができません。
そんなときに、王子様がときめくお相手が現れます。
誰を好きになるのかではなく、人を好きになれること自体が素敵です。
いろんな人がいるんだと知ることで、周りへの対応を考えなおすきっかけになりますよ。
『せかいでさいしょにズボンをはいた女の子』

引用:Amazon
著:
女の子が着るのは、窮屈なドレスだけ?
疑問に思った少女メアリーのお話です。
メアリーが街にズボンをはいて出かけると、街は大騒ぎに……。
周りの意見に左右されず、自分の意見を貫く勇気あるメアリーの行動。
それによって、今があります。
メアリーの勇気ある行動が、どのように人々を変えていくのでしょうか?
『せかいでさいしょにズボンをはいた女の子』のおすすめポイント
女の子が、スカートだけでなくズボンをはいても誰もなんとも思いません。
しかし、少し前の時代ではそれが当たり前ではなかったのです。
何かを変えたり新しいことにチャレンジすることは、勇気がいりますよね。
ときには、その勇気も大切だとわかる絵本です。
ジェンダー・LGBTの絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?

大人でも難しい問題なだけに、子供にどのように伝えればいいのか悩みますよね!
そんなときに、参考にしてほしい選び方のポイントをご紹介します。
LGBTの絵本の選び方①想像が膨らむ絵本
自分で想像することで、受け入れやすくなります。
LGBTについて、いろんなことを想像して読むことで、その世界に入り込むことができますよ。
LGBTの絵本の選び方②家族や友達が主役の絵本
家族や友達が題材のお話だと、親しみやすく読みやすいです。
家族や友達は、日常で関わる身近な人たちだからこそ、受け入れやすいですよ!
LGBTの絵本の選び方③動物が主人公の絵本
人間のお話よりも動物のお話のほうが子供は興味を持ち、内容を受け入れやすいです。
子供の好きなキャラクターも、動物がモチーフのものが多いですよね!
まだ小さい子供ほど、多様性を受け入れるのに効果的です!
【ジェンダー・LGBTの絵本まとめ】それはあなたの一つの個性

ジェンダー・LGBTにまつわる絵本を15冊ご紹介しました。
自分と他人の違いを受け入れ、友達や周りの人たちと関われるようになってほしいですね!
子供たちに楽しく正しく伝えることのできる絵本で、ジェンダー・LGBTについて考える機会を作ってみてはいかがですか?
難しいと考えず、ぜひ絵本を手に取ってみてくださいね!

コメント