数字を数えることは、生活をしていくうえで欠かせないことです。
大人になると自然と数字を数えられていますが、子どもに数を覚えてもらうのはとても大変。
数字を数えられるようになっても、それがどのくらいの量なのか理解ができないと、せっかく数字を覚えたのに生活に活かせなくなってしまいますよね。
そこで、この記事では、子どもが数字の数え方を学べるおすすめの絵本16選をまとめました。
2歳~3歳向け、3歳~4歳向け、5歳以上の3通りに分けて紹介していますので、お子様の年齢別にぜひ参考にしてください!
足し算、引き算、掛け算、割り算をいつ学ぶのかもまとめていますので、子どもの学習スピードに合わせて本を選ぶことも大切です。
小さいころから数に慣れることができれば、数字を扱うことに抵抗がなくなり、数学の学習能力も上がるでしょう。
学校の授業につまづかないためにも、いまから絵本で数に触れさせてみてはいかがでしょうか?
お子様の成長のために、ぜひおすすめの数の絵本を参考にしていただき、一緒に数字の数え方を学んでいきましょう!
数字の絵本で2歳から数に慣れよう!
子どもが数を数えられるようになるには、数を『量』として理解することが大切です。
絵本では、絵を見ながら数字を覚えられるので、数字はもちろん「数とは何か」を学びやすいというメリットがあります。
早い子では、3歳前に20くらいまで数えられるのだそう。
小学校1年生になると、足し算、引き算。2年生になると、掛け算。3年生になると割り算が登場します。
小学校での授業についていくためにも、入学前から数字に触れさせたいという方もいますよね。
ここからは、数の数え方、数字について理解しやすい絵本を年齢別に紹介します!
数(かず)・数字の絵本おすすめ5選【2歳~3歳向けの数え方が学べる絵本】
2~3歳におすすめの数の絵本をご紹介します。
お子様が小さいころから数に興味を持つことは、今後の勉強のためにもいいことですよね。
数字が好きなお子様だと100くらいまで数えることもできますので、ぜひ紹介する絵本を参考にしてください。
赤ちゃんから学べるものや、人気キャラクターの絵本もありますよ。
『100かいだてのいえ』
出版社:偕成社
発行日:2008/5/1
値段+税:1296円
1から100まで学べる楽しいお家
トチくんは、星を見るのが大好きです。そんなトチくんの元に、「100階建ての家に住んでいるから遊びに来て」と手紙が届きます。誰からの手紙だろう?行ってみよう。その建物は、10階ごとに違う動物が住んでいます。100階にたどり着いて、星を見ることができました。
階数ごとに数字が振ってありますので、1から100までを学ぶことができます。それぞれの階にいる動物が愉快で、見ていて飽きません。イラストも可愛い絵本ですので、楽しく読むことができるでしょう。読んでいるうちに絵本に登場する100階建ての家へ、行ってみたくなります。
大人気絵本! 『100かいだてのいえ』 ラッピング&送料無料
『1から100までのえほん』
出版社:戸田デザイン研究室
発行日:1986/1/1
値段+税:1728円
数が増える動物たちで数字を学ぶ
ボート遊びをしていたコアラ5匹の元に、他の動物がやってきます。だけど、ボートに乗り切れなくてひっくり返っちゃった!助けるために、ヘリコプターがやってきて…。登場するものや動物の数が少しずつ増えていきます。
次第に、10単位で数が増えていきますが、数のお勉強におすすめできる絵本です。数が増えていく動物たちを見るのは圧倒されますよ。お子様が動物たちを1つずつ数えていくかもしれませんが、さえぎらずに一緒に数えて、数の絵本を楽しんでください。
1から100までのえほん (知育えほんシリーズ) [ たむら たいへい ]
『かずのえほん1・2・3』
出版社:絵本館
発行日:1992/11/1
値段+税:1404円
うさぎさんのお家で足し算、割り算を勉強
1 はちうえのはなひとつ。2 おいしそうなにんじんにほん。3 あかいいちごみっつ。10まで数えたら、11から数えていくのかと思いきや…。今度は割り算!うさぎさんの家族と、うさぎさんの家に遊びに来たくまさんから、数字を学ぶことができます。
可愛いイラストで数を数えることや、足し算、割り算を勉強しましょう!クイズや数字を追うゲームもあるので、ただ数字を読むだけでなく数字を考えることもできます。楽しく数字を数えながら絵本を読み進めることができるので、おすすめです。
『BABY NUMBER BOOK』
出版社:サンクチュアリ出版
発行日:2010/4/25
値段+税:972円
赤ちゃんから楽しめる文字がない数の絵本
猫が1匹。キリンが2匹。ライオンが3匹。続々と、動物が増えていきます。最後は、ねずみが10匹登場して終了!文字がない絵本で、左のページに数字、右のページには可愛い動物たちのイラストが描かれています。有名なデザイナー、リサ・ラーソンの絵本です。
赤ちゃんから数字を学ぶことができます。文字がないので、数字と動物をお子様に語り掛けてあげてください。動物好きなお子様は、たくさんの動物が登場するので喜ぶでしょう。お子様自身に読ませてあげるのも良いでしょう。
『かず (アニメおさるのジョージ はじめてのえほん)』
訳:こじま まもる
出版社:金の星社
発行日:2013/9/10
値段+税:972円
おさるのジョージと数の勉強
大人気の「おさるのジョージ」で数字を学ぶことができます。1から10までの数字が可愛いジョージの絵とともに学べるので、おさるのジョージ好きなお子様は楽しめますね。しかも、数字を日本語と英語の両方で学べるので一石二鳥です。
赤ちゃんから楽しむことができます。おさるのジョージはお子様たちに人気なので、数字が苦手なお子様や、数字を覚え始めたお子様のプレゼントにもおすすめですよ。ぜひ、可愛いジョージと一緒に数字に触れさせてあげてください。
数(かず)・数字の絵本おすすめ5選【3歳~4歳向けの数(かず)の数え方が学べる絵本】
3歳~4歳になると、絵本のストーリーも理解できるようになってきます。
絵本を楽しみながら数を学ぶことができたら、お子様が数字に興味を持つきっかけになるかもしれません。
遊び心をくすぐる絵本や、有名作家や人気キャラクターの絵本もありますので、ぜひご覧ください。
『かぞえておぼえるかずのえほん』
出版社:鈴木出版
発行日:1996/3/1
値段+税:1620円
絵本作家島田ゆかさんの数字の絵本
ひろくんのお家には、テレビが1台あります。キッチンにはフライパンが2個、数えてみよう。大きな数字と可愛くて細かなイラストがページに描かれ、数を数えてページをめくっていきます。数えるものは、日常の風景として描かれているのでまとめられておらず、探すのも楽しいです。
有名な「バムとケロ」シリーズの作家、島田ゆかさんの絵本は、読むものを魅了します。数字の数え方は、1から20までは順番に。そのあとは10単位です。イラストがとても可愛く、数を数えるのがとても楽しいですよ。お子様と一緒に数えてみてください。
『100までかぞえるウルトラかいじゅう1・2・3』
出版社:交通新聞社
発行日:2016/3/1
値段+税:1296円
ウルトラマン好きにおすすめの数の絵本
ウルトラマンで数字を学ぶことができます。歴代ウルトラマンや怪獣で1から100までの数を勉強できるので、ファンにはたまりません。ウルトラマンはお子様だけでなく、大人でも「読みたい!」と思う人がいるのではないでしょうか?
自分が好きなものだと、学ぶ意欲や読む意欲も湧きますね。お子様も同じく、ウルトラマンが好きだとこの絵本であっという間に数字を覚えることができます。親子でウルトラマンが好きなら、コミュニケーションも増えて楽しい時間を過ごせますね。
100までかぞえるウルトラかいじゅう1・2・3 [ 円谷プロダクション ]
100までかぞえるウルトラかいじゅう1・2・3[知育・数字] (こどものほん)
『123のえほん』
訳:
出版社:玉川大学出版部
発行日:2013/12/5
値段+税:1512円
ユニークなお話で数を学ぼう!
数字は1から20まで学ぶことができます。学び方が面白い!数字に合わせてキャラクターが登場するのですが、どのキャラクターもユーモアに溢れています。1匹のヘビは、くまのぬいぐるみが友達だから寂しくない!大人も魅了される絵本です。
左のページに数字、右のページに文章とユニークなキャラクターが描かれています。ヘビだけでなく、さるやペンギン、うさぎなどたくさんの動物が登場するので、動物好きなお子様におすすめです。可愛いイラストも魅力の1つですよ。
『9ひきのうさぎ』
出版社:ポプラ社
発行日:2004/6/1
値段+税:1296円
9匹のうさぎのほのぼのストーリー
真っ白なうさぎが1匹いました。嬉しいことを考えたうさぎは、でんぐり返りをします。その嬉しいことを他のうさぎに話すと、みんな嬉しくて、でんぐり返り。9匹のうさぎが実行したのは、たろうちゃんの畑のキャベツを食べること。怒ったたろうちゃんは…?
9匹までしか数えることができませんが、ストーリーが面白いです。うさぎたちが何を嬉しがっているのかと思えば、キャベツを食べること!その後のほのぼのとした展開にほっとします。数に触れるだけでなく、ストーリーも楽しみたいお子様におすすめの絵本です。
9ひきのうさぎ (せなけいこのえ・ほ・ん) [ せなけいこ ]
『バーバパパのかずのほん』
訳:山下 明生
出版社:講談社
発行日:1996/5/29
値段+税:1296円
バーバパパ好きなら読みたい数の絵本
人気キャラクター、バーバパパの数の絵本です。1から10までの数字を学ぶことができます。増えていくバーバや動物たち。それを見るだけでも楽しいのですが、この絵本には「バーバテンテン」というキャラクターも登場します。必見ですよ。
バーバパパが好きなお子様におすすめしたい1冊です。愉快なバーバパパたちと数を学ぶことができたら、とても楽しいですよね。クイズ形式にもなっているので、数を考えることもできます。バーバテンテンにもぜひ会ってください。
【中古】バ-バパパのかずのえほん /講談社/アネット・チゾン(単行本)
数(かず)・数字の絵本おすすめ6選!【5歳以上向けの数字の絵本】
5歳は、もう少しで小学校に入学する年齢です。
小学校に入学すると、足し算や引き算を勉強します。
2年生になると、少し難しくなって掛け算が登場します。
そして3年生には、今まで学んできたことの応用である割り算を勉強します。
数字に触れる機会が多くなり、1つずつ理解していかないと勉強でつまづいてしまうかもしれません。
数字に興味を持っているお子様なら、数に関する絵本でどんどん勉強させても良いですね。
それでは5歳以上のお子様に、おすすめの数の絵本をご紹介していきます。
『はじめてであうすうがくの絵本1』
出版社:福音館書店
発行日:1982/11/20
値段+税:1728円
大人も楽しめる数学の絵本
「仲間はずれ」って何?この中でどれが仲間はずれかな?なんで仲間はずれかな?大人でも「どれが仲間はずれだろう?」と悩んでしまうものもあります。「なかまはずれ」の他に「ふしぎなのり」「じゅんばん」「せいくらべ」を楽しめる絵本です。
数学を、別の視点から描いています。それがとても新鮮で、お子様だけでなく大人も楽しめるでしょう。難しいことは書かれていないので読みやすいですが、お子様が小さすぎると内容を理解するのは難しいかもしれません。数学を学ぶのにおすすめです。
はじめてであう すうがくの絵本1 (安野光雅の絵本) [ 安野光雅 ]
『魔女ひとり』
絵:S.D. シンドラー
訳:金原 瑞人
出版社:小峰書店
発行日:2004/10
値段+税:2630円
ゴブリン、ドラキュラ!?不気味だけど魅力的
丘の上にいる魔女は、空の鍋の蓋を開けます。2匹の猫から魚の骨をもらい、3人のかかしから、小鳥の爪をもらいました。4人のゴブリンや、5人のドラキュラからもモノをもらいます。もらったモノでシチューを作った魔女は、モノをくれた猫たちに手紙を出して…。
さまざまな不気味なキャラクターが出てくる絵本です。ちょっと怖いけど、絵は細かくて読み応えがあります。可愛いキャラクターだけでなく、変わった不気味なもので数を覚えるのも新鮮です。不気味だからこそ、夜に読みたくなります。
『365まいにちペンギン』
絵:ジョエル ジョリヴェ
訳:
出版社:ブロンズ新社
発行日:2006/12/1
値段+税:1728円
毎日ペンギンが送られてきたらどうしますか?
ある家族の元に、ペンギンが1羽送られてきます。それは毎日続き、あっという間に家の中はペンギンだらけ!どんどん増えるペンギンと家族の生活が描かれています。ペンギンを数学に絡めて上手に整頓する家族がユニークです。
表紙絵がすでにインパクト抜群ですね。ユーモア溢れるストーリーと、ペンギンだらけのイラストは目が離せません。数字を学べるだけでなく、環境問題も考えさせられる絵本です。ペンギン好きはもちろん、ストーリー自体が面白いのでお子様も大人も楽しめます。
365まいにちペンギン [ ジャン=リュック・フロマンタル ]
『九九をとなえる王子さま』
出版社:あかね書房
発行日:2013/6/1
値段+税:1620円
九九がなくなった国に、九九を取り戻す
数字の国に住むかける王子は、算数が嫌いです。「九九なんてなくなればいい」そう思って適当に魔法を唱えたら、本当に九九がなくなってしまいました。九九がなくなった国は大混乱。王子は九九が消えた数字の森に、九九を取り戻す旅に出ます。
掛け算は、日常生活で必要不可欠なものです。掛け算がなくなると買い物もできませんし、仕事もままなりませんね。小学2年生になると九九を勉強します。かける王子と一緒に、この絵本で九九を楽しく勉強しませんか?素敵なイラストも楽しめますよ。
『壺の中』
絵:安野 光雅
出版社:童話屋
発行日:1982/10/2
値段+税:1782円
美しい階乗のお話
1つの壷があります。その中には海が広がっていました。その海には1つの島があり、島には2つの国があり、国にはそれぞれ3つの山があります。このように、新たなものがそれぞれに登場していき、最後に、絵本に登場する壷を計算してみると…。
とても美しいイラストの絵本です。そして、数学の美しさも体感することができます。階乗を学べる絵本ですが、綺麗なお話なので数学だけでなくストーリーも楽しむことができるでしょう。この絵本をきっかけに、お子様は数学の面白さに興味を持つかもしれません。
『おまたせクッキー』
訳:乾 侑美子
出版社:偕成社
発行日:1987/9/1
値段+税:1296円
クッキーをみんなで分けよう!
お母さんがクッキーを焼きました。お子様2人でクッキーを6枚ずつ分けようとしたとき、隣の家の子が2人、遊びに来ます。じゃあ1人3枚ずつだね。すると、別のお友達も遊びに来ます。やがてクッキーが1人1枚ずつになったとき、またしても誰かがやってきて…。
焼いたクッキーを分けていく、割り算の勉強になります。絵本にはたくさんのお子様たちが登場し、イラストが優しさに溢れていて微笑ましいです。クッキーを平等に分けていくお子様たちにも感心します。数の勉強ができ、思いやりの心も育つでしょう。
数(かず)・数字の絵本で子どものペースで数を学ぼう!
いかがでしたでしょうか。
数を数える絵本は、赤ちゃん向けのものから大人も楽しめるものまでさまざまです。
数を数えることや、数学を学ぶことは難しいことと思うかもしれませんが、絵本だと可愛いキャラクターやユニークなストーリーを楽しみながら学べるので、おすすめですよ。
数字嫌いな子も、自分が好きなキャラクターが出ている数の絵本だと積極的に手に取るかもしれませんね。
数学の面白さや美しさを描いている絵本もあるので、数学好きはより数学の世界に浸れますし、数学に興味を持っていなかった人は興味を抱くきっかけになるでしょう。
勉強に遅れないようにとお子様に数の絵本を読むことを無理強いさせるのでなく、お子様のペースで数を学ばせてあげてださいね。
絵本は楽しく読むことが大切です。
お子様と一緒に、楽しくコミュニケーションを取りながら、数の絵本で学んでいきましょう。
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