物語性のある絵本や小説とは違い、図鑑は一気に読むものではありません。
自分の好きな時に開き、気になる箇所を見るものです。
その特性もあって、図鑑は知的好奇心や勉強意欲を刺激するので、小さい子どもから大人まで楽しめます。
今回はおすすめの動物の人気図鑑を40冊紹介します。
かわいい動物の赤ちゃんや動物の美しい毛並みを映し出したもの。
動物でダジャレを作った気軽なものや、多数の動物の解剖図を載せた専門性の高いもの。
小学校の受験では、動物生態や種類を問う問題も多く出題されるので、幼児向けの図鑑も人気があります。
DVD付きのものや持ち歩きできるポケットサイズのものまで、幅広く紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
動物の図鑑の選び方は?
年齢別にわけてもたくさんの動物の図鑑があります。
用途や目的に応じて、または好みによって、どのような図鑑がよいのか選び方のポイントを紹介します。
動物の図鑑の選び方①写真やイラストが豊富で美しいものを選ぶ
美しいものは、大人はもちろん小さな子どもでも大好きです。
至近距離で動物の毛並みや瞳を色鮮やかに映し出した図鑑は、インテリアとしてもおしゃれですよね。
本棚に仕舞い込むのではなくリビングなどに飾っておくなど、いつでも手に取れる場所に置いておけるメリットがあります。
動物の図鑑の選び方②DVD付きのものを選ぶ
絵本と図鑑の違いは、動物の存在をリアルに感じられること。
DVD付きの図鑑なら、紙の上で見ていた動物の動く姿を見たり、鳴き声を聞いたりできるので、より一層動物を身近なものに感じることができます。
動物の図鑑の選び方③ポケットサイズ・ミニサイズで持ち歩きに便利なものを選ぶ
小さい子ども用の簡単な図鑑なら、マザーズバッグに入れたりバギーの荷物入れに入れたりなどして、お出かけに持っていくことができます。
小学生頃になったら、もっと詳しい図鑑を持ち歩くのも良いですね。
動物園に行った時などに調べたいことがあれば、さっと自分で図鑑を開いてくれるような自主性も養えますよ。
動物の図鑑のおすすめ【0、1、2、3歳向け】
まず、0歳から3歳までの小さい子ども向けの図鑑を紹介します。
『ゆびさしてあそぼうどうぶつしゃしんずかん』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:内山 晟(写真)、かいちとおる(絵)
出版社:ひかりのくに
発行日:2015年2月
値段:1,482円+税
対象年齢:0〜2歳ごろ
『ゆびさしてあそぼう どうぶつしゃしんずかん』のおすすめポイント
「これはなあに?」と指をさして、子どもと触れあいながら読む写真図鑑です。
ライオンやサイやくまなどのお馴染みの動物や、孔雀やフラミンゴなどの鳥、とんぼやカブトムシなどの昆虫も載っています。
コンパクトなボードブックなので、1人でものをつかんでページをめくることができる1歳すぎなら、自分で見ることもできます。
お出かけの時のカバンに入れても邪魔にならない大人のてのひらサイズ。
外出時のカバンに入れておいて、子どもがぐずり出しそうになったらさっと渡せる気軽さが良いですね。
『なきごえきけちゃう!どうぶつずかん』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:たまひよ
出版社:ベネッセコーポレーション
発行日:2018年1月
値段:2,100円+税
対象年齢:0〜6歳
『なきごえきけちゃう!どうぶつずかん』のおすすめポイント
犬や猫といった身近な動物から、パンダやキリンなどの動物園の人気者まで。
指でそっと1度押すと、動物の名前と鳴き声が聞け、2度押すとその動物の豆知識が流れます。
日本語と英語の両方の音声をワンタッチで切り替えることができて、そのうえ英語の発音はきちんとネイティブ!
ゲームと歌も日本語と英語で聞くことができるので、0歳の赤ちゃんから6歳ごろまで長く遊べます。
12ページと少ないようですが、中の情報量には驚きます。
音量調節機能付き。
『スーパーずかんえほん かわいいどうぶつおやこ』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:講談社ビーシー(編集)
出版社:講談社
発行日:2013年12月
値段:620円+税
対象年齢:幼児
『スーパーずかんえほん かわいいどうぶつおやこ』のおすすめポイント
動物の赤ちゃんがお母さんのおっぱいを飲んだり、体をすりよせて甘えたり、お父さんとじゃれあったり。
子どもが大好きな、ゾウやキリン、ライオンやパンダといった動物園の人気者たちが親子で過ごしている時間を切り取りました。
小さなリスやハムスターの親子の写真などは、可愛すぎてたまりません。
子どもと一緒に「この子はきみみたいだね」なんて話しながら読んでみてほしい図鑑です。
『はじめてずかん どうぶつな~に? 英語つき』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:新宅 広二
出版社:永岡書店
発行日:2018年3月
値段:1,000円+税
対象年齢:2〜6歳
『はじめてずかん どうぶつな~に? 英語つき』のおすすめポイント
写真を見ながらことばを覚えられる「はじめてずかんシリーズ」の動物編です。
しっかりと厚みがある本で、28ページの中に210以上もの写真と英語付きのことばで数多くの動物を紹介します。
簡単な説明も書いてあるので、子どもが動物の名前を言ったあとに、その説明を読んであげることができます。
「おおきなどうぶつ」や「にんきもののどうぶつ」、「おもしろいどうぶつ」などの10以上のカテゴリーに分かれています。
「ねこのなかま」のページでは、あんなにちいさくてかわいい猫がライオンやとらの仲間だと知って驚く顔が見れそうです。
『講談社の動く図鑑MOVEはじめてのずかん どうぶつ』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:瀧 靖之(監修)、今泉 忠明(監修)
出版社:講談社
発行日:2020年3月
値段:1,600円+税
対象年齢:2〜6歳
『講談社の動く図鑑MOVEはじめてのずかん どうぶつ』』のおすすめポイント
NHKのスペシャル映像がDVDでついてくる、「はじめてのずかんシリーズ」です。
犬や猫などの身近な動物、動物園の人気者、カモノハシやビーバーなどのちょっと変わった動物などが幅広く紹介されています。
迫力のあるイラストと写真、わかりやすい解説で、読み聞かせをすることもできますし、1人読みを始めた子どもにもぴったりの図鑑です。
動物の写真や紹介のかたわら、コラムやクイズなども散りばめられており、子どもの知的好奇心をさらに刺激する工夫がされています。
『はっけんずかん どうぶつ』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:山口まさよし
出版社:学研プラス
発行日:2015年9月
値段:1,880円+税
対象年齢:3〜6歳
『はっけんずかん どうぶつ』のおすすめポイント
しかけの窓がついた図鑑です。
しかけをめくることで、動物の水中の中の様子がわかったり、秋の森が冬に変わったりと、さまざまな工夫がされています。
日本の身近な動物や動物園の人気者から、海外のめずらしい動物まで紹介します。
最初はしかけをめくることだけを楽しんでいた子どもも、細かく描かれた動物の生態や特徴を次々と発見していきます。
イラストのしかけのページのあとに、写真で詳しく説明してくれているので、3歳から7歳まで長く楽しめる1冊です。
『ほんとのおおきさ動物園』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:小宮 輝之 (監修)、福田豊文(写真)
出版社:学研プラス
発行日:2008年3月
値段:1,500円+税
対象年齢:3歳以上
『ほんとのおおきさ動物園』のおすすめポイント
動物の大きさを実物大で見ることができる図鑑です。
ナマケモノやハリネズミなど小さな動物は体の大きさを見ることができますが、大型の動物は実物大の顔のみ。
それでもその大きさには驚きます。
ゾウのページでは、大人のゾウと子ゾウが載っているので、子ゾウが大人になるといかほどの大きさになるのかその成長ぶりにびっくりしますよ。
顔の一部しか見えない動物は、そのぶん顔の毛並みや筋肉のつき方、色の変わり目がはっきりと見えて新しい発見があります。
『学研の図鑑LIVE 動物』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:今泉忠明(監修)
出版社:学研プラス
発行日:2014年6月
値段:2,000円+税
対象年齢:3歳〜小学生向け
『学研の図鑑LIVE 動物』のおすすめポイント
BBC(イギリス放送協会)の動物の生態がわかるドキュメンタリー映像が入っているDVD付きの図鑑です。
リアルで迫力のある写真と、詳しい解説で、動物への興味をひきます。
哺乳類は約700種、爬虫類・両生類は約150種掲載。
実物大の動物が見られるページでは、トラやパンダを大迫力の写真でより近くに感じることができます。
専用のアプリを使って、スマホやタブレットを図鑑にかざすと、動物の動く様子を見ることもできます。
『小学館の図鑑NEO 動物』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:三浦 慎悟(監修) 、成島 悦雄(監修)、 伊澤 雅子(監修)、吉岡 基(監修)、室山 泰之(監修)、北垣 憲仁(監修)、田中 豊美 (イラスト)
出版社:小学館
発行日:2014年6月
値段:1,964円+税
対象年齢:3歳〜小学生向け
『小学館の図鑑NEO 動物』のおすすめポイント
「小学館の図鑑NEOシリーズ」の動物編です。
日本の哺乳類は全種類、海外を含めて約730種類も掲載。
付属のDVDは、ドラえもんとのび太が案内してくれる120分ものスペシャル映像で、入門編から博士編までの5つのレベルに合わせて番組が組まれています。
入門編は3歳から楽しめる内容で、まずはこのDVDで動物に興味を持ってから図鑑を見せることを推奨しています。
図鑑に出てくる動物の生息地などの地名や国名がすぐに調べられるように、表紙カバーの裏側に地図がのっています。
動物の図鑑のおすすめ【4、5、6歳向け】
次は、4歳から6歳のこどもにおすすめの図鑑を紹介します。
『こども百科 4・5・6歳のずかんえほん どうぶつの本』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:今泉忠明(監修)
出版社:講談社
発行日:2011年9月
値段:1,200円+税
対象年齢:4〜6歳
『こども百科 4・5・6歳のずかんえほん どうぶつの本』のおすすめポイント
「こども百科4・5・6歳のずかんえほんシリーズ」です。
表紙のデフォルメされた動物のイラストとは裏腹に、中の動物の描写はイラストでありながらとてもリアルに細かいところまで描かれています。
リスの仲間、うさぎの仲間、牛の仲間などと、それぞれの動物を仲間ごとにカテゴライズして掲載しています。
全編ひらがなで書かれているので、文字を覚えた子どもが夢中になれる1冊です。
『ポプラディア大図鑑WONDA 動物』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:川田伸一郎
出版社:ポプラ社
発行日:2012年11月
値段:2,000円+税
対象年齢:4歳以上
『ポプラディア大図鑑WONDA 動物』のおすすめポイント
たくさんのイラストを写真とともに掲載した、小学生向けの本格図鑑です。
動物の細かい動きや特徴をイラストで詳しく解説しています。
子どもが思い立った時に素早く調べられるように、見やすさに工夫をこらした目次や索引。
コラムや子どもの疑問に答える質問コーナーもあり、読んでいるうちにさらに興味がわく構成になっています。
付属されているポケットサイズの図鑑は、持ち歩きに大変便利です。
『講談社動く図鑑MOVE 動物 学べるぬりえ』
画像引用:トーヨー『講談社動く図鑑MOVE動物 学べるぬりえ』
作者:トーヨー
出版社:トーヨー
発行日:2020年5月
値段:200円+税
対象年齢:5歳以上
『講談社動く図鑑MOVE 動物 学べるぬりえ』のおすすめポイント
上で紹介した『動く図鑑MOVE 動物』が「まなべるぬりえシリーズ」として登場です。
図鑑の中の躍動感のある場面をイラストにして作られたぬりえ。
自分の思い思いの色を塗ってよし、持っている図鑑を忠実に再現してもよし。
それぞれの動物についての生態も紹介されているので、色を塗りながら学べる楽しい図鑑です。
カラーページで、動物の系統樹と哺乳類についての解説も載っています。
『いきもの寿命ずかん』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:新宅 広二 (作)、イシダコウ (イラスト)
出版社:東京書籍
発行日:2019年8月
値段:1,500円+税
対象年齢:5歳以上
『いきもの寿命ずかん』のおすすめポイント
どんな生き物でも遅かれ早かれ寿命を迎えます。
この図鑑は、寿命という数字だけでなく、その生き物が生まれてから死ぬまでにどのように生きるのかという、生き様をおしえてくれるものです。
それぞれの動物にとってのストレスや、生きがい、楽しみなどを細かく解説。
長寿の動物は長い年月でたくさんのことを経験し、短命の動物は中身の濃い生き方をしています。
動物たちの生き様を通して、自分自身の生き方を考えさせてくれる図鑑です。
『小学館の図鑑NEOプラス くらべる図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:加藤 由子(監修)、小松 義夫(監修)
出版社:小学館
発行日:2016年7月
値段:1,900円+税
対象年齢:5歳以上
『小学館の図鑑NEOプラス くらべる図鑑』のおすすめポイント
あらゆるジャンルのものが比べられるこの図鑑、単純な大きさ比べでなく、世界最大、最速などのいろいろなカテゴリーでくくられます。
知識は実感することでより身に付く、とうたっている通り、比べる対象を身近なものにすることでよりその偉大さがわかります。
生き物たちを比べることはもちろん、建造物や乗り物、はては地球や宇宙までも比べてしまうという壮大な図鑑です。
図鑑でしかみることがない動物も、自分の大きさと比べたら……と考えると、少し新近感がわきますよね。
『どうぶつおやこ図鑑』
作者:マヤ・セーヴストロム(作)、井上舞(訳)
出版社:化学同人
発行日:2020年12月
値段:1,500円
対象年齢:幼児から
『どうぶつおやこ図鑑』のおすすめポイント
動物の親子のユーモアたっぷりの様子をかわいらしいイラストで紹介した図鑑です。
それぞれの動物たちの妊娠と出産、子育ての様子をエピソードとともに紹介します。
イルカやリス、ラクダのようなよく知る動物から、タスマニアデビルやコモドオオトカゲのような子育てのイメージが湧きにくいものまで。
草食動物のキリンは、立ったまま子どもを産むそうです。
サバンナで捕食動物から常に狙われるキリンにとっての生き延びる技。
生まれた子どもも、すぐに立って歩けるのですから、野生動物は強いですよね。
動物の図鑑のおすすめ【小学生向け】
ここからは、小学生以上の子どもにおすすめの図鑑を紹介します。
『動物の箱舟』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:ジョエル・サートレイ(文、写真)、ナショナルジオグラフィック(編集)、関谷冬華(訳)
出版社:日経ナショナルジオグラフィック社
発行日:2017年8月
値段:3,600円+税
対象年齢:小学生以上
『動物の箱舟』のおすすめポイント
「動物を絶滅から守る撮影プロジェクト」と銘打たれた本作、なんと10年かけてやっと半分まで辿り着いたとか。
たった1人で、世界の動物園や保護施設で飼育されている動物を全て撮影しようという計画です。
美しく精密に撮影された動物たちが、ファインダーごしに訴えかけていることは何でしょうか。
有名な動物や馴染みの薄い動物、絶滅しかけている動物に、すでに飼育下でしか生存していない動物。
多くの動物の乗せた箱舟を、なんとか無事に陸地に着けたいと願うジョエル・サートレイの気持ちが伝わります。
『動物最強王図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:實吉 達郎 (監修)
出版社:学研プラス
発行日:2015年5月
値段:1,200円+税
対象年齢:小学生以上
『動物最強王図鑑』のおすすめポイント
一番強いのはだれだ!?
総勢24種の動物が、動物界最強をめざして戦いを繰り広げる、シュミレーション図鑑です。
序盤には「実際にこのようなシーンが自然界で見られることはない。そのかわり、正確な知識をもって描写している」と断り書きがあります。
子どもがよく想像する「もし○○が△△と戦ったら……」なんてことを、図鑑で見られるなんて嬉しいですよね。
トーナメント表やルール解説を読んだら、もうページをめくる手が止められませんよ。
『学研の図鑑LIVE ジャングルの生き物』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:今泉忠明(監修)、湯本貴和(監修)
出版社:学研プラス
発行日:2019年5月
値段:2,200円+税
対象年齢:小学生以上
『学研の図鑑LIVE ジャングルの生き物』のおすすめポイント
ジャングルの生き物のみにフォーカスをあてた図鑑、その数なんと約560種!
世界最大のジャングル、アマゾンはもちろん、東南アジアのジャングルなどを含め、世界中のジャングルの生き物を紹介します。
哺乳類だけでなく、鳥類、爬虫類、植物などの生き物も掲載。
専用のアプリを使えば、図鑑にかざすことで約10種類の生き物をスマホで3DAR表示するこができ、拡大縮小のみならず、写真を撮ることも可能です。
『ふしぎな姿にびっくり!伝説の生き物大図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:近藤 雅樹(監修)
出版社:PHP研究所
発行日:2011年6月
値段:2,800円+税
対象年齢:小学生以上
『ふしぎな姿にびっくり!伝説の生き物大図鑑』のおすすめポイント
世界中の神話や伝承に登場する伝説の生き物を図鑑にしました。
ヨーロッパからはドラゴンやユニコーン、セイレーンにフェニックス。
中国からは四神獣や麒麟、日本からは八岐大蛇や九尾の狐。
この図鑑ではまだまだたくさんの伝説の生き物が登場します。
迫力のあるイラストに、わかりやすい解説文で、架空の生き物やファンタジーが好きな子どもにはおすすめです。
『ならべてくらべる 動物進化図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:川崎 悟司
出版社:ブックマン社
発行日:2012年12月
値段:1,800円+税
対象年齢:小学生以上
『ならべてくらべる 動物進化図鑑』のおすすめポイント
私たちが見ている現生の動物たちは、いったいどのような進化を経てきたのでしょうか。
人気生物の進化の様子を年代順に並べて、一目でその生物の変わりようを見られるようにしました。
古代種98種、現生種71種を取り上げ、哺乳類や鳥類、爬虫類などのカテゴリーごとに紹介します。
序章として、地球の陸地の変化を説明し、大陸が分裂したことにより哺乳類加速度的に進化したことを解説しています。
動物の進化を知ることで、人間が生きている地球の変化を知ることもできる図鑑です。
『小学館の図鑑ネオポケット 動物』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:成島 悦雄(文・監修)、田中豊美(絵)
出版社:小学館
発行日:2011年6月
値段:950円+税
対象年齢:小学生以上
『小学館の図鑑ネオポケット 動物』のおすすめポイント
外出時に便利なポケットサイズの動物図鑑です。
犬や猫などの身近なペットから、動物園の人気者パンダやライオンなどを鮮明な写真と精密なイラストで紹介しています。
ポケットサイズの図鑑でありながら、哺乳類を約500種も掲載。
よく似た動物の見分け方や、よく知る動物の意外なところなど、小さくても驚きがたくさん詰まっています。
動物の楽しみ方やみどころを解説してくれているので、動物園などに行く時に持っていくと、便利な1冊です。
『進化がわかる動物図鑑 シリーズ』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:ネイチャー・プロ編集室
出版社:ほるぷ出版
発行日:1998年3月
値段:2,800円+税
対象年齢:小学生以上
『進化がわかる動物図鑑 シリーズ』のおすすめポイント
哺乳類がたどってきた進化の歴史と、現生の姿を紹介するシリーズ。
「クジラ・イルカ」、「ライオン・オオカミ・クマ・アザラシ」などいくつかの作品が出ています。
各作品ごとにテーマがあり、「メソニクス類を祖先にもつもの」、「捕食者・肉食動物」などカテゴリーの分け方も興味深いです。
多くの写真とわかりやすいイラストで、哺乳類を徹底的に解説します。
『たまごの図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:大木 邦彦(文)、 今泉 忠明 (監修)
出版社:あかね書房
発行日:2019年12月
値段:4,000円+税
対象年齢:小学生以上
『たまごの図鑑』のおすすめポイント
お母さんのお腹からたまごで出てくる生き物といえば、何を思い浮かべますか?
鳥、魚、昆虫、両生類に爬虫類。
実にたくさんの生き物が、たまごの姿でまず生まれてきます。
そもそも、たまごとは一体どういう仕組みなのでしょうか。
たまごの構造や役割、たまごがから生まれるまではどうしているのか、それぞれの生き物の生態にそって、詳しく解説します。
よく知るニワトリのたまごと比べてどうなのか、見てみるのも面白いですよ。
『ニューワイド学研の図鑑 どうぶつシールずかん』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:学研(編集)
出版社:学研プラス
発行日:2009年6月
値段:680円+税
対象年齢:小学生以上
『ニューワイド学研の図鑑 どうぶつシールずかん』』のおすすめポイント
スタンプラリーのように、動物のシールを貼っていくシールコレクション図鑑です。
掲載されている動物とシールは60種類。
それ以外にもかっこいいキャラクターシートが付いていて、シールは全部で180枚も!
もちろん身近な動物や、動物園で目にする動物の解説が載っています。
解説欄の下には、「みたひ」と「みたばしょ」を書き込んで、シールを貼る欄があります。
動物園に行く時には一緒に持っていくと、園内を回るのが楽しくなりますよ。
『だじゃれどうぶつ図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:薮内 正幸(原案・絵)、スギヤマカナヨ(文)
出版社:偕成社
発行日:2012年10月
値段:1,300円+税
対象年齢:小学生高学年以上
『だじゃれどうぶつ図鑑』のおすすめポイント
動物画家の薮内正幸があそび心たっぷりに描いた不思議な絵が、なんと図鑑になりました。
精巧に緻密に描かれた実在する動物と、その隣に描かれたダジャレ動物。
たとえば「シマリス」が「よこしまリス」みたいに。
シマリスが本物そっくりに描かれているのはもちろんのこと、よこしまリスも素晴らしい絵なのに描き方やふざけ方が笑いを誘います。
解説文も絵にぴったりで、ダジャレなどのことば遊びを楽しめる年齢におすすめです。
図鑑の絵本おすすめ【中学生向け】
続いて、中学生以上の子どもにおすすめの図鑑を紹介します。
『驚くべき世界の野生動物 生態図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:スミソニアン協会(監修)、小菅 正夫(監修)、黒輪 篤嗣(訳)
出版社:日東書院本社
発行日:2017年6月
値段:7,400円+税
対象年齢:中学生以上
『驚くべき世界の野生動物 生態図鑑』のおすすめポイント
躍動感のある鮮明で情熱的な野生動物の写真に目を奪われます。
この図鑑の始まりは、大陸を俯瞰で見るところから。
そしてフォーカスした大陸の地形や気候、生態系について説明します。
高温多湿の地域や、空気が薄い高原地帯など、その地域に住む野生動物がどのように適応して生きていっているのかを描いています。
地図もついているので、場所を確認しながら動物の生態を知ることができます。
『恋するいきもの図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:今泉忠明(監修)
出版社:カンゼン
発行日:2018年2月
値段:1,000円+税
対象年齢:中学生以上
『恋するいきもの図鑑』のおすすめポイント
人間と同じように、動物だって恋をします。
人間が気になる相手にアピールをするように、動物だってアピールします。
孔雀が羽を大きく広げて求愛行動をすることは有名ですが、他の動物たちはどのような形で恋心を示すのでしょうか。
メスがオスの縄張りに入っていって結婚相手を探すサーバルや、群れのオス全員にプロポーズをするイワヒバリのメスなど、自然界の肉食系女子だって恋をします。
可愛らしい絵柄と動物たちの意外な行動に、驚きと笑いが耐えない1冊です。
『くらべる骨格 動物図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:川崎 悟司(作)、大渕 希郷(監修)
出版社:新星出版社
発行日:2019年7月
値段:1,100円+税
対象年齢:中学生以上
『くらべる骨格 動物図鑑』のおすすめポイント
動物の骨格を人間の骨格にあてはめることで、なぜその動物がその骨格をもつようになったのかを読み解きます。
表紙のイラストの奇妙な人間にまずはびっくりしますが、本の中はもちろん全て人間が動物の骨格の真似をしています。
各章にそれぞれ何の動物の骨格真似をしているのかのクイズや、動物の進化の歴史についてのミニコラムがあります。
読み終えると、あの動物の骨格の真似をしてみようかな、なんて気になるかもしれない不思議な図鑑です。
『リアルな肉食動物図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:小宮 輝之(監修)
出版社:ワニブックス
発行日:2020年7月
値段:2,000円+税
対象年齢:中学生以上
『リアルな肉食動物図鑑』のおすすめポイント
肉食の野生動物たちが捕食する瞬間をおさめた、衝撃的な写真図鑑です。
獰猛なワニやライオンなどの代表的な捕食動物から、野生のネコであるカラカルがネズミだけではなく高くジャンプし鳥と捕まえる姿。
海鳥が空から魚を狙ってすばやく海に飛び込む姿や、可愛らしいオコジョがネズミをほおばる姿。
動物の血や死骸もリアルにそのまま掲載されているので、野生動物の現実がまざまざと見せつけられます。
生きるために食べる、ということを改めて考えるきっかけになる1冊です。
『カメの甲羅はあばら骨 人体で表す動物図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:川崎 悟司
出版社:SBクリエイティブ
発行日:2019年12月
値段:1,000円+税
対象年齢:中学生以上
『カメの甲羅はあばら骨 人体で表す動物図鑑』のおすすめポイント
この表紙のインパクト!
動物の進化の過程や体の構造を、面白い角度から解説してくれる図鑑です。
動物の体や骨格をイラストや写真で見せてくれる図鑑は多いですが、この図鑑は人間の体に置き換えて描いているので、奇妙だと思いながらも、理解は深まります。
なるほど、人間のこの部分が伸びているのか、などと知れば、その動物がなんのためにそういった進化を遂げたのか考えるきっかけになります。
もちろんイラストだけではなく、文章の量も多く、非常に読み応えがありますよ。
図鑑のおすすめ【高校生以上、大人向け】
『江戸の動植物図譜』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:狩野博幸(監修)
出版社:河出書房新社
発行日:2020年3月
値段:2,400円+税
対象年齢:一般
『江戸の動植物図譜』のおすすめポイント
江戸時代に描かれた動植物の絵をまとめた図鑑です。
写真などがなかった時代、動植物の繁殖範囲限定されていた時代。
精巧な筆致と色鮮やかな表現で、動植物を他の人に知らしめようとした努力したことが見て取れます。
しっかりと動植物を観察して描かれたことがわかる一方、なぜか河童の絵も掲載されているのはご愛嬌。
江戸時代に使われていた呼び名や和名の記載、その動植物の簡単な説明もされていますが当時の文字の描き方なので、じっくりと読む時間が必要です。
『日本動物解剖図説』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:池田 嘉平(監修)、稲葉 明彦(監修)、広島大学生物学会(編集)
出版社:森北出版
発行日:2012年2月
値段:12,000円+円
対象年齢:一般
『日本動物解剖図説』のおすすめポイント
動物解剖の定番図鑑。
解剖図自体が描かれたのはなんと戦前。
当時の広島文理大学の学生90名が約1年にわたって、解剖・研究を重ねて書き上げたものを修正し、英語名を併記して出版されました。
日本に生息する42種の動物を解剖し、594もの図がおさめられています。
シロネズミやイモリ、トノサマバッタやカイコなど9種の脊椎動物と33種の無脊椎動物の解剖図を見ることができます。
『シャンシャンのパンダ図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:今泉 忠明(監修)、高氏 貴博(写真)
出版社:宝島社
発行日:2019年4月
値段:1,200円+税
対象年齢:一般
『シャンシャンのパンダ図鑑』のおすすめポイント
動物園の人気者パンダ。
上野動物園で生まれ、日本中から注目をあびたシャンシャン。
初めての子育てに奮闘する母パンダのシンシンは、たくさんの悩みや困りごとに遭遇します。
その度に、今泉先生に相談している姿は、パンダも人間も同じです。
シャンシャンが大きくなるにつれふわふわの手触りではなくなることや、時々「ワン!」と鳴くなど、驚きもいっぱい。
母子でじゃれあっている写真や、動物園の来園者が撮った写真など、さまざまな角度からたくさんのパンダの姿を堪能することができます。
『世界幻想動物百科』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:トニー・アラン(作)、上原ゆうこ(訳)
出版社:原書房
発行日:2009年11月
値段:3,200円+税
対象年齢:一般
『世界幻想動物百科』のおすすめポイント
英国とアイルランドで出版された人気作品を日本語訳で出版。
神話や伝承、伝説の中に登場する幻想動物を、ページいっぱいに細かく解説しています。
ペガサスやユニコーン、ゴブリンやバシリスクなどのほか、日本の河童も掲載されています。
幻想動物の絵とともに、生態や伝説なども記述されていますが、面白いのはページ左の動物データ。
姿と大きさ、寿命と戦力が記載されているのですが、いったいどうやって寿命と戦力を測ったのか興味がわくところですね。
『動物の赤ちゃん大図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:小宮 輝之
出版社:日東書院本社
発行日:2010年10月
値段:3,545円+税
対象年齢:一般
『動物の赤ちゃん大図鑑』のおすすめポイント
動物の赤ちゃんを約100種類集めました。
トラやタヌキ、ゴリラなどの野生動物の赤ちゃんから、シマリスやミニブタなどのちょっと変わったペットの赤ちゃん。
大きくなれば獰猛な捕食者になる肉食動物も、赤ちゃんの頃はとても愛らしい。
一方、草食動物の赤ちゃんは、敵から襲われる可能性があるので、生まれてすぐに立って走り出すなどしっかりとして側面を持っています。
ほとんどの動物は、人間と比べると赤ちゃんの時間はとても短いです。
そして厳しい自然の中で命を育み、必死に生き抜き、また次の世代へと種を繋いでいきます。
『英語対訳で読む 動物図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:飯野宏(監修)、Gregory Patton (英語監修)
出版社:実業之日本社
発行日:20018年1月
値段:800円+税
対象年齢:一般
『英語対訳で読む 動物図鑑』のおすすめポイント
地球上にすむ190万種もいる動物の中から、身近な動物89種にフォーカスを当てて、知られざる生態を紹介します。
イヌやネコ、ライオンやゾウなどよく知っているつもりの動物の生態や分類、特徴などをイラストとともに掲載しています。
日本語の解説と、中学1年生レベルの英訳がついているので、英語の勉強にもなります。
動物のおもしろい生活習慣や雑学が学べるので、誰かに話したくなりますよ。
『ANIMAL(世界動物大図鑑)』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:デイヴィッド・バーニー(編集)、日高 敏隆(編集)
出版社:ネコ・パブリッシング
発行日:2004年2月
値段:10,000円+税
対象年齢:一般
『ANIMAL(世界動物大図鑑)』のおすすめポイント
世界中に生息する動物2000種以上が、掲載されている大図鑑です。
哺乳類から無脊椎動物まで、数百人の動物カメラマンが撮影した自然な姿の動物で紹介する全624ページにもなる1冊。
世界中の動物学者や博物学者、生物学者が70名以上編纂にたずさわりました。
重さも実に3kgほどはある重厚な本書は、世界中の動物を知るのには最適です。
聞いたこともない動物でも、どこかの国で絶滅の危機に瀕しているということをまず知ることで、動物保護の第一歩を踏み出すことにもなります。
『動物生態大図鑑』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:デイヴィッド バーニー(作)、西尾 香苗(翻訳)
出版社:東京書籍
発行日:2011年6月
値段:3,500円+税
対象年齢:一般
『動物生態大図鑑』のおすすめポイント
動物の世界で起こるさまざまな不思議を、動物の視点にたって一緒に冒険の旅に出ます。
192ページにもなる大型の図鑑でありながら、驚くべきは索引の充実ぶり。
サンゴや貝、昆虫類や哺乳類にいたるまで、さまざまな生き物を多数の写真によって紹介し、それぞれに解説文がついています。
解説文や図解は非常にわかりやすく、一度でスッと頭に入るように工夫されています。
イソギンチャクの図解など、他の動物図鑑ではあまり見られない解説もありますよ。
『世界で一番美しい犬の図鑑』ー「世界で一番美しい図鑑シリーズ」
画像引用:Amazon.co.jp
作者:タムシン・ピッケラル(文)、アストリッド・ハリソン(写真)、岩井 木綿子(訳)
出版社:エクスナレッジ
発行日:2016年2月
値段:3,800円+税
対象年齢:一般
『世界で一番美しい犬の図鑑』ー「世界で一番美しい図鑑シリーズ」のおすすめポイント
犬にフォーカスを当てた本作では、80以上もの犬種を紹介します。
躍動感あふれる犬の写真とともに、それぞれの犬種の特徴や適性をあげ、犬種の歴史をひもとく図鑑です。。
人間と犬との関わりがかなり詳細に説明されていて、人間の歴史のおおきな出来事の中にどれほど犬が影響を与えたのかも読み取れます。
「世界で一番美しい図鑑シリーズ」は本作の他にも、大ヒットしたシリーズ第1弾『世界で一番美しい猫の図鑑』に続き、『フクロウ』『馬』『鷲』が出ています。
『新日本動物図鑑(上)(中)(下)』
画像引用:Amazon.co.jp
作者:岡田要、内田清之助、内田亨(監修)
出版社:北隆館
発行日:2004年8月
値段:各巻20,000円+税
対象年齢:一般
『新日本動物図鑑(上)(中)(下)』のおすすめポイント
昭和40年に発行された図鑑の復刻版です。
日本にいる動物を約7,500種を動物学者や生物学者など、専門の90名が研究しつくしました。
約7,500種の動物を上・中・下の三分冊で掲載。
上巻は、原生動物や海綿動物、触手動物など。
中巻はには軟体動物と節足動物を、下巻には毛顎動物や脊椎動物などを掲載しています。
精密なペン画による図版で、動物の形態を浮き彫りにします。
全巻700ページ以上にもおよぶ、情報量たっぷりの大図鑑です。
【動物の図鑑まとめ】子どもから大人まで楽しめる図鑑
おすすめの人気図鑑を40作品紹介しました。
いかがでしたか?
触ると鳴き声が聞けるもの、DVDがついているもの、英訳がついているもの、持ち歩きができるポケットサイズのもの。
ひとことで動物の図鑑といっても、内容もさまざまです。
可愛らしいイラストや鮮やかな写真、骨格をリアルに見せたり、捕食する瞬間を捉えたり、と好きなテイストで選ぶことができるのも図鑑の良さですよね。
続きものではないので、自分の好きな時に好きなだけ見ることができる自由さもあります。
年齢に合わせて、好みに合わせて、または用途に合わせてお気に入りの図鑑を見つける参考になれば嬉しいです。
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