ユニークで愛らしい顔立ちが特徴のカエル。
雨の日や田んぼの近くなど、日常の中で出会うことも多い身近な生き物ですね。
今回は日本のカエルから世界のカエルまで、おすすめのカエル図鑑を15選紹介します。
夏になると聞こえてくるカエルの鳴き声は、風情があり夏の風物詩でもあります。
日本の様々な物語にも登場するほど、昔から日本でも存在する生物です。
そんな子どもから大人まで人気のカエルの種類や生態は、知れば知るほど興味深いことばかりなんですよ。
カエルについて、詳しいイラストや画像で紹介されているものが多いので、子どもでも楽しんで読むことができますよ。
子どもにわかりやすく解説してくれる小学館図鑑シリーズや、日本のカエルでも珍しい沖縄のカエルも紹介します。
大人でも楽しめる図鑑など、幅広い作品があります。
是非、おすすめポイントを参考にしながら作品を選んでみてくださいね。
カエル図鑑の選び方は?
カエルの図鑑といっても種類はたくさんあるので、どれを選べば良いか悩んでしまいますよね。
おすすめの選び方をポイントにわけて紹介しますね。
カエル図鑑の選び方①写真やイラストが豊富で美しいものを選ぶ
カエルといえば、緑色の小さなカエルをイメージすることが多いですよね。
でも、実際はとってもカラフルな種類がたくさん存在する生き物なんです。
びっくりするような見た目のカエルから、周りに溶け込んでどこにいるかわからない擬態をする種類まで様々です。
是非、色鮮やかな姿をたくさん確認できる、写真やイラストが豊富なものを選んでみてください。
カエル図鑑の選び方②紹介されているカエルの種類が多いものを選ぶ
カエルは世界中にたくさんの種類が存在します。
身近なカエルだけではなく、たくさんの種類のカエルが知りたいという方は、カエルの種類を多く載せている図鑑を選んでみてください。
自分の知っているカエルとは全く違う生態を知れば知るほど、もっとカエルのことが知りたくなりますよ。
是非、子どもと一緒にたくさんの種類を覚えてカエル博士を目指してみてくださいね。
カエル図鑑の選び方③日本のカエルか世界のカエルかで選ぶ
日本のカエル図鑑か世界のカエル図鑑かでは、圧倒的に紹介されている種類の数が異なります。
例えば、身近なカエルを詳しく知って飼育をする場合は、日本のカエル図鑑がおすすめです。
世界に存在するカエルの中には、小さくかわいらしい姿でも猛毒をもっている驚きの個体も存在します。
たくさんのカエルの知識に触れたい場合は、世界のカエル図鑑がおすすめですよ。
カエル図鑑のおすすめ【3、4、5、6歳向け】
図鑑には、明確に何歳からと表記されていないものがほとんどです。
それは、小さい子どもから大人までたくさんの楽しみ方ができるものが多いからです。
ここでは子どもでも目で見て楽しめる、3~5歳児向けの作品をご紹介します。
『ときめくカエル図鑑』
画像引用:Rakutenブックス
写真:松橋 利光
出版社:山と渓谷社
発行日:2013/6/21
値段:1,600円+税
対象年齢:子どもから大人まで
『ときめくカエル図鑑』のおすすめポイント
カラフルで愛らしく、まるでアートのようなカエルたちの写真集図鑑です。
学術的な図鑑のように種類別に分類されたものではなく、見ていてうっとりするようなたくさんの写真が魅力の一作。
小さな子どもの目を引く、驚きの色をしたカエルもたくさん登場しますよ。
美しい自然の中で生き生きとしたカエルの姿が、綺麗な写真で紹介されていて癒される作品です。
ちょっとしたコラムもたくさん載っており、大人も読んでいて楽しい作品ですよ。
『はではで カエル』
画像引用:Amazon.com
訳:北村 雄一
出版社:化学同人
発行日:2017/12/15
値段:1,300円+税
対象年齢:子どもから大人まで
『はではで カエル』のおすすめポイント
かわいくて愛らしいカエルたちを楽しく紹介した作品です。
人間のように会話形式で自己紹介をしてくれるカエルに、思わずくすっと笑ってしまいます。
大迫力であっとおどろくようなカラフルなカエルたちを紹介する写真は、圧巻ですよ。
子どもに読み聞かせても楽しい内容になっているので、親子で一緒に楽しめます。
カエル図鑑のおすすめ【小学生向け】
子どもにも人気なカエル。
生き物に触れ、学ぶことは子どもの成長にも良い影響がたくさんあります。
楽しく読みながら学べる小学生向けの図鑑をご紹介します。
『育てて、しらべる 日本の生きものずかん 2 カエル』
画像引用:Amazon.com
写真:前田 憲男、安東 浩
絵:Cheung ME
出版社:集英社
発行日:2004/2/20
値段:1,200円+税
対象年齢:小学生から
『育てて、しらべる 日本の生きものずかん 2 カエル』のおすすめポイント
カエルについて楽しく、子どもの興味を引いてくれる図鑑です。
カエルの生態について、子どもにもわかりやすく写真付きで解説されています。
実際に本物のカエルと見比べて比較もしやすいので、カエル採集などにもおすすめです。
カエル飼育の際のポイントもまとめられており、親子で一緒にカエルを飼ってみる良いきっかけになりますよ。
『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』
画像引用:Amazon.com
出版社:小学館
発行日:2017/6/23
値段:2,000円+税
対象年齢:小学生から
『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』のおすすめポイント
大人気、小学館の図鑑シリーズの最新版です。
カエルだけではなく、両生類と爬虫類の様々な生物について掲載しています。
両生類・爬虫類学の専門家が監修しているので信頼度も高く、小学生の興味をそそる内容が盛りだくさんです。
生物の進化の歴史がパノラマで掲載されている圧巻のページや、興味を引くコラムなど大人も読んで飽きない図鑑になっていますよ。
ドラえもんと楽しむDVDもついていて、動物のびっくり映像や鳴き声図鑑など映像でも楽しむことができます。
『世界と日本のカエル大図鑑』
画像引用:Amazon.com
監修:松井 正文
出版社:PHP研究所
発行日:2004/7
値段:2,800円+税
対象年齢:小学生から
『世界と日本のカエル大図鑑』のおすすめポイント
世界のカエル156種類と日本のカエル43種類を紹介した、大判のカエル大図鑑です。
児童向けカエル図鑑として、これほどの数を紹介しているものはあまりありません。
世界中に存在する個性豊かなカエルを、鮮明で美しい写真と共に紹介しています。
日本のカエルでは考えられないような種類がたくさん登場して、読むだけでカエル博士を目指すこともできますよ。
『ポプラディア大図鑑WONDA 両生類・爬虫類』
画像引用:Amazon.com
出版社:ポプラ社
発行日:2014/3/31
値段:2,000円+税
対象年齢:小学生から
『ポプラディア大図鑑WONDA 両生類・爬虫類』のおすすめポイント
両生類・爬虫類の魅力をいっぱいに詰め込んで紹介している作品です。
約650種類もの生物を、写真やイラストで最新種まで掲載しています。
両生類・爬虫類グループの体の作りを精密なイラストで紹介しており、科学や生物に興味のある子どもには大変興味深い内容となっていますよ。
また、実際の捕まえ方や飼い方の紹介も詳しくされており、実用的で使いやすい図鑑です。
『日本のカエル48 偏愛図鑑』
画像引用:Amazon.com
出版社:河出書房新社
発行日:2020/6/17
値段:1,600円+税
対象年齢:小学生から
『日本のカエル48 偏愛図鑑』のおすすめポイント
超がつくほどのカエルオタクの東京大学大学院に通う著者による、カエルへの愛がつまった図鑑です。
日本のカエル48種類に会いに行くために全国を旅したフィールドワークの体験をもとに、カエルの生態や特徴をまとめています。
写真だけではなくかわいらしいイラストで解説されていて、小さい子どもでも読んで楽しむことができますよ。
生き物が大好きな幼い頃の自分に向けて書いたという解説はとてもわかりやすく、興味を引く内容が盛りだくさんです。
カエル図鑑のおすすめ【中学生向け】
興味がある分野では、もっと専門的な知識を学びたくなるものです。
もっとカエルの世界を深く知ることができる、中学生向けの図鑑を紹介します。
『世界カエル図鑑300』
画像引用:Amazon.com
監修:松井 正文
出版社: ネコ・パブリッシング
発行日:2008/4/12
値段:3,290円+税
対象年齢:中学生から
『世界カエル図鑑300』のおすすめポイント
世界中に生息するカエルとヒキガエルの300種について解説する図鑑です。
まだまだ謎が多い生態をもつカエルとヒキガエルは、原因不明のまま個体数が激減し存在が脅かされています。
それらの生態を、多彩な写真を用いながら学術的観点から解説。
形態や自然史、分布のカギとなる特徴などわかりやすく説明されていて、読み応え抜群の一作となっています。
『世界の両生類 ビジュアル図鑑』
画像引用:Amazon.com
写真・編:川添 宣広
出版社:誠文堂新光社
発行日:2013/1
値段:2,800円+税
対象年齢:中学生から
『世界の両生類 ビジュアル図鑑』のおすすめポイント
両生類に特化した情報が盛りだくさんの図鑑です。
カエルだけではなく、イモリやサンショウウオなども紹介されています。
1枚1枚が美しい写真で紹介されていて、生物ごとに丁寧な解説がされていますよ。
図鑑ではありますが、写真集のように楽しむことができる作品です。
飼育方法なども掲載されていて、カエルについて十分な情報量がつまった図鑑になっています。
『見つけて検索!日本のカエルフィールドガイド』
画像引用:Amazon.com
編:カエル探偵団
出版社:文一総合出版
発行日:2020/4/10
値段:1,200円+税
対象年齢:中学生から
『見つけて検索!日本のカエルフィールドガイド』のおすすめポイント
日本に生息するカエル全48種類が一目でわかる、フィールドワークに最適な図鑑です。
イラスト検索表のチャートを追って、どのカエルかを調べることができる画期的な機能付き。
写真やイラストでの解説はもちろん、カエルが生息する地域や産卵環境などの情報を詳しくまとめてあります。
カエルに出会うための手がかりがたくさんなので、カエル探しのお供に是非一冊持っておきたい図鑑です。
カエル図鑑のおすすめ【高校生以上、大人向け】
よりカエルについて専門的に、学術的な情報を含めて知りたい方々へのおすすめの図鑑です。
高校生以上、大人向けの作品を紹介します。
『世界のカエル大図鑑』
画像引用:Amazon.com
監修:吉川 夏彦、島田 知彦、江頭 幸士郎
訳:倉橋 俊介、坂東 智子、日野 栄仁、世波 貴子
出版社:柏書房
発行日:2020/9
値段:10,000円+税
対象年齢:高校生から
『世界のカエル大図鑑』のおすすめポイント
自然界に生きるおよそ600種のカエルを、分布図や同定法など様々な角度から紹介しています。
全ての種類に実物大のカラー写真を掲載。
小さなカエルから重量感のある大きなカエルまで本物を実感できるようなリアルさがありますよ。
世界中の環境破壊により激減しているカエルたちが、どうやって適応して生きているのかなどにも着目してわかりやすく解説しています。
カエルの生態だけではなく、様々な進化をしているカエルの最新情報を知ることができます。
『日本産カエル大鑑』
画像引用:Amazon.com
写真:前田 憲男
出版社:文一総合出版
発行日:2018/8
値段:27,000円+税
対象年齢:高校生から
『日本産カエル大鑑』のおすすめポイント
日本国内の全48種類のカエルについて最新の分類学的知見に基づき、各種詳細をまとめたカエル図鑑の決定版。
各個体種の細かい外部形態や分類情報などを綿密に記載し、圧倒的な情報量を誇ります。
カエルの写真は側面・背面からのもの、手足などの細部まで全種掲載。
おたまじゃくしや卵まで全種収録しており、カエルの全てがわかる一冊になっています。
『日本カエル図鑑』
画像引用:Amazon.com
出版社:文一総合出版
発行日:1999/6/1
値段:古本でのみ購入可
対象年齢:高校生から
『日本カエル図鑑』のおすすめポイント
日本のカエルについて、詳しく解説された図鑑です。
たくさんの写真で解説されているので、各個体の特徴がよくわかります。
分布や生態、鳴き声や幼生についてなど幅広い情報を掲載しています。
この一冊で日本のカエルの膨大な情報がわかるので、カエル好きの方にはもってこいの内容ですよ。
『Croak!世界の不思議なカエル』
画像引用:Amazon.com
監修:海老 沼剛
出版社:実業之日本社
発行日:2016/12/17
値段:1,680円+税
対象年齢:高校生から
『Croak!世界の不思議なカエル』のおすすめポイント
神戸在住の会社員が、学生時代の卒業制作で作成したカエル図鑑です。
ツイッターにアップしたところ問い合わせが殺到し、大反響の末書籍化されました。
カエルという身近な生物でありながらミステリアスな生き物。
豆知識などもたくさんもりこまれた、カエル愛あふれる観点で書かれています。
カエル好きの方にはもちろん、カエルがあまり好きではない人にもおすすめできる作品です。
『日本のカエル+サンショウウオ類 増補改訂』
画像引用:Amazon.com
写真:松橋 利光
出版社:山と渓谷社
発行日:2015/6/12
値段:2,000円+税
対象年齢:高校生から
『日本のカエル+サンショウウオ類 増補改訂』のおすすめポイント
日本のカエル全種を原寸大で紹介したハンディ図鑑です。
美しい生態写真でのカエルの紹介や、形態や生態も細かく解説。
持ち運びに便利なハンディタイプに加え、カエルの捕まえ方も掲載しているのでカエル採集のお供に最適な一冊です。
同じ両生類であるサンショウウオについても掲載されているので、両生類好きの方におすすめですよ。
【カエル図鑑まとめ】カエルの魅力が盛りだくさん!
カエル図鑑を15冊紹介してきましたが、いかがでしたか。
日本でも、子どものころから身近で親しみのあるカエル。
その生態は知れば知るほど興味深く、身近であるにも関わらず知らなかった事実もたくさんありますよ。
実際に飼育や観察をすることも可能なので、子どもに生き物への興味を持ってもらうきっかけにも良いですね。
カエル図鑑をきっかけに、自然や生き物へ興味を持つことはきっと良い影響があります。
是非、この記事を参考に図鑑を読んでみてくださいね。
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