イギリスでは、数多くの優れた絵本作家が誕生しています。
そして絵本の歴史においても、イギリス絵本はとても重要な位置にあります。
1600年代イギリスでは、チャップブックという挿絵のついた安価な冊子が発行され、大衆にも広く読まれるようになりました。
すると子どもの本には絵が付いてる方が、より子供の興味を引き、親しみやすいということがわかってきます。
それから子供たちが楽しみながら学べる絵本がどんどんと発展していきます。
さらには子供たちには美しいものを与えなくてはいけないと、当時の優れた画家たちが多く挿絵を描きました。
また子供たちが喜ぶ動物のキャラクターもたくさん生まれました。
ピータ・ラビットやくまのパディントン、のばらの村のものがたりのねずみたち……どのキャラクターもすっかりおなじみですね。
美しい自然の中に息づく動物たちを、絵本の物語のなかに生き生きと登場させたのです。
歴史も深く芸術性やユーモアに富んだ、そんな素敵なイギリス絵本の中から、年齢別に15冊おすすめをご紹介します。
あらすじやおすすめポイントも合わせて参考にしてみてくださいね。
イギリス絵本おすすめ人気作品【0歳児向け】

赤ちゃんを可愛く愛しく思うのは世界中どこもいっしょですね。
0歳の赤ちゃんにも楽しいイギリスのおすすめ絵本です。
『あそび』

出典:Amazon.co.jp
作・絵:ヘレン・オクセンバリー
出版社:文化出版局
発行日:1981年12月7日
値段:400円+税
対象年齢:0歳から
『あそび』のあらすじ
文字のない赤ちゃん絵本です。
赤ちゃんに身近な「もの」や「ひと」がつぎつぎ登場します。
絵を見ているだけでも親子でほのぼのと気持ちがあたたかくなります。
『あそび』のおすすめポイント
赤ちゃんに危なくないように角が丸くなっているミニサイズの絵本です。
文字のない絵本なので、ゆったり赤ちゃんとお母さんのペースで楽しめますよ。
『コロちゃんはどこ?』

出典:Amazon.co.jp
作・絵:エリック・ヒル
訳:まつかわ まゆみ
出版社:評論社
発行日:1984年03月
値段:1200円+税
『コロちゃんはどこ?』のあらすじ
ごはんの時間になったのにコロちゃんはいません。
「コロちゃんはどこ?」
お母さんはコロちゃんを探します。
『コロちゃんはどこ?』のおすすめポイント
コロちゃんのしかけ絵本のシリーズです。
「コロちゃんどこにかくれたんだろうね?」と、親子で遊ぶ楽しさにあふれた絵本です。
イギリス絵本おすすめ人気作品 【1、2歳児向け】

絵本の中のキャラクターに興味津々。
いっしょに遊んだ気分になったり、いっしょにねんねしたり。
1、2歳児におすすめのイギリス絵本をご紹介します。
『ちょうちょ』

出典:Amazon.co.jp
作・絵:ミック・インクペン
出版社:小学館
発行日: 2000年07月25日
値段:880円+税
対象年齢:1、2歳から
『ちょうちょ』のあらすじ
青いきれいなちょうちょをつかまえたい、小犬のキッパー。
でもなかなかつかまえられません。
そこでこぶたのアーノルドと協力して……うまくつかまえられるかな?
『ちょちょ』のおすすめポイント
小犬のキッパーのシリーズです。
子供たちはかわいくてやさしいキッパーが出てくるだけで大喜び。
きっとキッパーといっしょに遊んでる気分になりますよ。
『ねんころりん』

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作・絵:ジョン・バーニンガム
訳:谷川 俊太郎
出版社:ほるぷ出版
発行日:2020年06月18日
値段:1400円+税
対象年齢:2、3歳から
『ねんころりん』のあらすじ
猫のお母さんは寝床を探します。
赤ちゃんはボートの上で眠くて目をこすります。
安心して気持ちよく眠れる場所はどこでしょう。
『ねんころりん』のおすすめポイント
「ねんころりん」という優しい言葉がねむりを誘います。
寝かしつけにも最適なユーモラスなタッチのおやすみなさい絵本です。
イギリス絵本おすすめ人気作品 【3、4歳児向け】

不思議なできごとや面白いできごとに声をあげて笑います。
3、4歳の子におすすめのイギリス絵本です。
『もものき なしのき プラムのき』

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作:アラン・アールバーグ
絵:ジャネット・アールバーグ
訳:佐藤 凉子
出版社:評論社
発行日:1981年
値段:1300円+税
対象年齢:幼児から
『もものき なしのき プラムのき』のあらすじ
さあ、本を開いて探してみよう!
おやゆびやトムやシンデレラ 、三びきのくま やロビン・フッド。
おなじみの童話の主人公たちがあちこちに隠れているよ。
見つけることはできるかな?
『もものき なしのき プラムのき』のおすすめポイント
言葉のリズムがここちよいかくれんぼ絵本。
イギリスではおなじみのマザーグースや、グリム童話の主人公が出てくる絵本です。
どこにいるのか探すのに子供は夢中になりますよ。
『ふたごのかいぞく』

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作・絵: ウィリアム・ニコルソン
訳: 谷川 俊太郎
出版社: 復刊ドットコム
値段:1600円+税
対象年齢:3、4歳から
『ふたごのかいぞく』のあらすじ
ある日メリーは海辺の貝の中にふたごのかいぞくを見つけます。
そしてふたごのかいぞくをうちに連れて帰りました。
メリーはふたごにご飯をあげたり服を着せたり、いっしょに遊びます。
『ふたごのかいぞく』のおすすめポイント
ウィリアム・ニコルソンはイギリスの国民的画家です。
この絵本の出現により、この判型の絵本が多く作られるようになりました。
言葉と美しい絵のみごとな掛け合いが味わい深い、20世紀前半を代表する古典名作絵本です。
『ふしぎなバイオリン』

出典:Amazon.co.jp
作・絵:クェンティン・ブレイク
訳:たにかわしゅんたろう
出版社:岩波書店
発行日:1976年
値段:880円
対象年齢:4、5歳から
『ふしぎなバイオリン』のあらすじ
パトリックがバイオリンを弾くと魚は池から飛び出して、木にはお菓子やアイスクリームがなります。
こんな素敵なバイオリン見たことないよ!
『ふしぎなバイオリン』のおすすめポイント
谷川俊太郎の訳が軽快でリズムがよく、どんどん引き込まれます。
バイオリンの音が本当に響いてくるような明るくて楽しい絵本です。
『バートさんの大ぼうけん』

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作:アラン・アールバーグ
絵:レイモンド・ブリッグズ
出版社:評論社
発行日:2001年
値段:1300円+税
対象年齢:幼児から
『バートさんの大ぼうけん』のあらすじ
バートさんはのんびりお父さん。
今日も元気に朝を迎えました。
ところがバートさんはシャツを上手く着れなくて、階段を踏み外したり階段を転げ落ちたり。
とうとう窓から外に飛び出してトラックの上に落ちてしまい……。
『バートさんの大ぼうけん』のおすすめポイント
マイペースなお父さん、バートさんが活躍するナンセンスな絵本です。
どうしてそうなるの?と、思いながらも思わずクスッと笑ってしまいます。
イギリス絵本おすすめ人気作品 【5、6歳児向け】

人の優しさや思いやりを知ることで心が豊かに育ちます。
また詩的な文章や物語は言葉も豊かにします。
5、6歳児におすすめのイギリス絵本をご紹介します。
『カーリーおばさんのふしぎなにわ 』

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作:ルース・クラフト
絵:アイリーン・ハース
訳:角野 栄子
出版社:あかね書房
発行日:1981年01411
値段:1360円+税
対象年齢:5、6歳から
『カーリーおばさんのふしぎなにわ』のあらすじ
ボール遊びをしていた子供たち。
遊んでいたボールがカーリーおばさんの庭に入ってしまいます。
取り戻したいけれどカーリーおばさんはとても恐ろしいと聞いていて……
『カーリーおばさんのふしぎなにわ』のおすすめポイント
全てのページの画面が幻想的な美しい緑の色で覆われており、映画を見ているような感覚になります。
庭という子供たちにとってはファンタジックな場所がとてもよく描かれています。
『くろねこのおきゃくさま』

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作:ルース・エインズワース
絵:山内 ふじ江
訳:荒このみ
出版社:福音館書店
発行日:1999年10月
値段:1200円+税
対象年齢:5、6歳から
『くろねこのおきゃくさま』のあらすじ
おじいさんは週に一度の贅沢でおいしいご飯を食べるのを楽しみにしていました。
ところがそこにお腹を空かせたくろねこが現れて、おじいさんはせっかくのご馳走をすべてくろねこに与えてしまいます。
『くろねこのおきゃくさま』のおすすめポイント
神秘的なラストにくろねこはどこから来たんだろうね?と、子供達と感動を分かち合えます。
おじいさんの優しさが心に深く残る美しい絵本です。
『ピーターラビットのおはなし』

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作・絵:ビアトリクス・ポター
訳:いしい ももこ
出版社:福音館書店
発行日:2019年11月01日
値段:700円+税
対象年齢:4、5歳から
『ピーターラビットのおはなし』のあらすじ
いたずらの大好きなピーターラビットはお母さんの言うことを聞かず、今日もマクレガーさんの畑に行きます。
美味しいレタスやはつかだいこんを食べていると怒ったマクレガーさんが現れて……
『ピーターラビットのおはなし』のおすすめポイント
世界中で愛されているかわいいピーターラビット。
ビアトリクス・ポターの自然や動物への愛情が画面いっぱいに溢れていますね。
優れた観察眼で描かれたイギリスの美しい自然にも注目です。
『窓の下で』

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作・絵:ケイト・グリーナウェイ
訳:白石 かずこ
出版社:ほるぷ出版
発行日:1987年09月
値段:2000円+税
対象年齢:5、6歳から
『窓の下で』のあらすじ
1ページにつき1つのお話と絵、という構成になっています。
ケイト・グリーナウェイの手による詩や絵が時をこえても美しい絵本です。
『窓の下で』のおすすめポイント
100年近く経ってもその優美な作りはあせることがありません。
ケイト・グリーナウェイの魅力はいつの時代の子供たちにも夢を与えます。
その美しさから大人にも非常に人気のある作家です。
イギリス絵本おすすめ人気作品 【小学生以上向け】

物語の世界を通して、ほんとうにイギリスの街や自然の中にいるような気分になります。
小学生以上におすすめのイギリス絵本をご紹介します。
『愛蔵版 のばらの村のものがたり』

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作・絵:ジル・バークレム
訳:岸田 衿子
出版社:講談社
値段:3800円+税
発行日:2001年7月1日
対象年齢:小学校低学年から
『愛蔵版 のばらの村のものがたり』のあらすじ
『のばらの村のものがたり』全8話が揃って読めます。
小川の向こうの草原のいけがきのなか、のばらの村で仲良く暮らすねずみたち。
毎日楽しくあそんだり冒険をしたり、困ったことがあれば仲間みんなで助け合います。
『愛蔵版 のばらの村のものがたり』のおすすめポイント
ねずみの目線で描かれた美しい自然の描写が楽しくてワクワクします。
ねずみたちのおもいやりと愛が子供たちの心に深く感動を残すベストセラーです。
『ねこのオーランド』

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作・画:キャスリーン・ヘイル
訳:脇 明子
出版社:福音館書店
発行日:1992年05月
値段:1900円+税
対象年齢:小学校低学年から
『ねこのオーランド』のあらすじ
夏休みをもらった猫のオーランドは家族でキャンプに出かけます。
オーランドは、おくさんと子供たちのためにキャンプを盛り上げようと大張り切り!
『ねこのオーランド』のおすすめポイント
大型の絵本です。
マーマレード色がおなじみの猫のオーランドは人気者です。
オーランドが楽しくしているとこちらもニコニコ嬉しくなります。
キャンプの様子も楽しいですよ!
『くまのパディントン』

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作: マイケル・ボンド
絵: R.W.アリー
訳: 木坂 涼
出版社: 理論社
値段:1400円+税
対象年齢:小学校低学年から
『くまのパディントン』のあらすじ
くまのパディントンはなんと遠いペルーからやって来ました。
ブラウン夫妻とパディントンが出会う、シリーズの1作目の絵本です。
『くまのパディントン』のおすすめポイント
くまのパディントンの名前は、ロンドンのパディントン駅から。
パディントンのかわいさや、パディントンがどんなヘマをしても優しく接するブラウン夫妻に大人も心温まる1冊です。
イギリスの絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?

子供たちのために豊かな絵本を与えようと、その長い歴史の中で進化し続けたイギリス絵本。
芸術作品のように美しい絵本。
人気のキャラクター大活躍の楽しい絵本。
さまざまな絵本がありましたね。
ここではイギリス絵本を選ぶときのポイントを3つお伝えします。
イギリス絵本の選び方①人気のキャラクターの絵本を選ぼう!

イギリス絵本からは、たくさんの個性的で魅力的なキャラクターが生み出されました。
そのどれもが子供にも大人にも夢や喜びを与え、世界中で人気があります。
そんな親しみのあるキャラクターが出てくる絵本を選べば子供たちは大喜び間違いなしです。
イギリス絵本の選び方②豊かな自然を描いた絵本を選ぼう!

イギリスの自然の豊かさは目を見張るものがあります。
イギリスの絵本作家たちはその自然の美しさや素晴らしさを心から愛し、それを絵本にも描きました。
自然を尊び、そこに生きるいきものたちに愛情をそそいだ絵本をぜひ選んでみてくださいね。
イギリス絵本の選び方③詩的な文章の絵本を選ぼう!

マザーグースをはじめとしてイギリスでは詩が非常に愛されています。
言葉の掛け合いや響きの面白さなど、文章の持つ魅力を存分に味わうのです。
絵本にもそういった詩的な表現が多く使われているものがたくさんありますよ。
そのような文章の絵本は子供の言葉を豊かにしてくれます。
【イギリス絵本まとめ】

イギリス絵本の魅力が詰まったおすすめの作品を15冊ご紹介させていただきました。
この他にも素敵なイギリス絵本はまだまだあります。
絵本を選ぶとき、作者のプロフィールをちょっと確認してみてください。
それぞれの出身国が表記されています。
それを見たらこの絵本もイギリスの作家さんの作品だったのか、とお母さんお父さんも発見する喜びがあるでしょう。
たくさんの魅力が詰まったイギリス絵本。
ぜひ親子で楽しんでくださいね。

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