冒険と聞くと、わくわくしますよね。
でも普段はなかなか冒険に行く機会がありませんよね。
そんなときは絵本を読んで気軽に冒険に行った気分を味わってみませんか?
今回は、そんな冒険の絵本のおすすめ人気作品15冊を、あらすじやおすすめポイントも併せて紹介します。
誰もが知っている有名なものから、人気シリーズまで。
幼児向けの作品を中心に年齢別に紹介しているので、是非選ぶときの参考にしてみてください。
物語のなかで主人公が冒険を通してひとまわり成長していく過程を見ることで、子どもたちも刺激を受け、読み終わったあとで実際に探検に出かけたくなるでしょう。
冒険の絵本おすすめ人気作品【0・1歳児向け】
親子でお散歩しながら近所を少し冒険しましょう。
季節の草花や虫、鳥などに出会えるかもしれませんよ。
おさんぽ
画像引用:主婦の友社『おさんぽ』
出版社:主婦の友社
作:前田まゆみ
発行日:2020年3月28日
値段:1000円+税
対象年齢:0歳児から
『おさんぽ』のあらすじ
家のまわりをおさんぽしてみると、いろいろな発見があります。
虫や植物、鳥などを見つけましょう。
『おさんぽ』のおすすめポイント
家のまわりを散策するだけでも子どもにとっては冒険です。
いつもはただの通り道でも、ゆっくり歩いてじっくり観察してみるといろいろな発見ができるでしょう。
日々のお散歩の前後や、雨で外に出られない日にもおすすめです。
おさんぽ
画像引用:ポプラ社『おさんぽ』
出版社:ポプラ社
作:ささきようこ
発行日:2005年6月
値段:580円+税
対象年齢:0歳児から
『おさんぽ』のあらすじ
雨降りの日、くまくんは窓の外を眺めていると、雨の中、かえるさんたちがおさんぽしているのが見えました。
あひるさんたちもおさんぽしています。
雨があがると、くまくんもおさんぽに行きます。
『おさんぽ』のおすすめポイント
いろいろな動物が出てきて赤ちゃんが楽しめるお話です。
それぞれの動物が親子で一緒におさんぽを楽しむ様子に心がぽかぽかします。
親子で手を繋いでお散歩に出かけたくなる絵本です。
あかちゃんのおさんぽ①
画像引用:徳間書店『あかちゃんのおさんぽ①』
出版社:徳間書店
作:いとうひろし
発行日:2003年5月
値段:1300円+税
対象年齢:0歳児から
『あかちゃんのおさんぽ①』のあらすじ
よちよち歩きのあかちゃんのおさんぽのお話です。
一生懸命歩きながらいろいろな発見をして楽しんでいます。
一緒におさんぽ気分を味わいましょう。
『あかちゃんのおさんぽ①』のおすすめポイント
かわいいあかちゃんの姿に、親子で一緒に読むと幸せな気持ちになれる絵本です。
『あかちゃんのおさんぽ②』も併せて読むともっと楽しめます。
冒険の絵本おすすめ人気作品【2・3歳児向け】
家のまわりから飛び出して、宇宙や異次元の世界で冒険を楽しみましょう。
絵本の世界ならではの不思議でハラハラドキドキの冒険ができますよ。
ルイのうちゅうりょこう
画像引用:偕成社『ルイのうちゅうりょこう』
出版社:偕成社
作:エズラ・ジャック・キーツ
訳:田村恵子
発行日:2014年2月
値段:1300円+税
対象年齢:3歳頃から
『ルイのうちゅうりょこう』のあらすじ
みんなはとうさんのお店にある古道具をがらくたと言います。
ルイはそのがらくたで宇宙船を作り、冒険に出かけることにしました。
みんながばかにする中、スージーだけは連れて行ってとお願いするのでした。
いろいろなハプニングに遭いながらも素敵な宇宙の旅へ出発です!
『ルイのうちゅうりょこう』のおすすめポイント
宇宙旅行は子どもだけでなく大人も魅力的に感じる物語でしょう。
読み始めると絵本の世界にあっという間に入ってしまい、一緒に行った気分になれます。
ところどころ質感の違う不思議な絵にも注目です。
恐竜トリケラトプスとゴルゴサウルス
出版社:小峰書店
作:黒川みつひろ
発行日:2019年6月21日
値段:1000円+税
対象年齢:3歳頃から
『恐竜トリケラトプスとゴルゴサウルス』のあらすじ
子どものトリケラトプスのミニホーンは、ミクロホーンやナノホーンと森でかくれんぼをしていました。
すると目の前に大きくて恐ろしい肉食恐竜のゴルゴサウルスが現れました。
ミクロホーンが大人のトリケラトプスを呼びに行っている間、ミニホーンはおとりになって一番小さなナノホーンを逃がそうとします。
トリケラトプスたちは助かるのでしょうか。
『恐竜トリケラトプスとゴルゴサウルス』のおすすめポイント
大人気の恐竜だいぼうけんシリーズです。
絵がとても細かく、恐竜の時代へタイムスリップしたようなリアルさです。
恐竜に毛が生えていたり、カラフルだったりと、恐竜の新しい学説に基づいて描かれているので、今までの恐竜絵本とまた違った姿が見られるでしょう。
恐竜好きな男の子にはたまらないシリーズで、全巻揃えたくなりますね。
ちいさなねこ
画像引用:福音館書店『ちいさなねこ』
出版社:福音館書店
作:石井桃子
絵:横内襄
発行日:1967年1月20日
値段:900円+税
対象年齢:3歳頃から
『ちいさなねこ』のあらすじ
お母さんねこがいない間に、子ねこが部屋を抜け出し、外の世界へ冒険へ行きます。
途中で子どもに捕まりますが、手を引っ掻いて逃げ出します。
他にも外は危険がいっぱいで、車にひかれそうになったりと次々とトラブルに巻き込まれます。
小さなねこの勇気ある冒険のお話です。
『ちいさなねこ』のおすすめポイント
幼いながらも一生懸命立ち向かう姿に大人も胸が打たれます。
最後はお母さんねこに助けられて安心し、子ねこはまた冒険に出かけるのです。
人間の子どもも、安心できる場所があるから何度も新しい世界へ散策に行き、また帰ってきて…を繰り返して成長していくのです。
ぴょんぴょんむし ちいさなまゆのだいぼうけん
画像引用:岩崎書店『ぴょんぴょんむし ちいさなまゆのだいぼうけん』
出版社:岩崎書店
作:谷本雄治
絵:近藤薫美子
発行日:2015年5月22日
値段:1600円+税
対象年齢:3歳頃から
『ぴょんぴょんむし ちいさなまゆのだいぼうけん』のあらすじ
嵐テントウムシが林を歩いていると、しゃりしゃりと不思議な音が聞こえてきました。
しばらくすると葉っぱに穴が空いてなにかが地面に落ちました。
しかもそれはぴょんぴょん跳ねています。
それを見てほかの虫たちも大騒ぎです。
そのぴょんぴょん跳ねるものの正体は葉っぱのなかで葉っぱを食べて、葉っぱをつづって繭をつくるゾウムシでした。
そんなゾウムシとほかの虫たちの物語です。
『ぴょんぴょんむし ちいさなまゆのだいぼうけん』のおすすめポイント
虫がたくさん登場するので、虫好きな子にはたまらない一冊です。
森に行くとこういった虫たちの不思議な習性を観察できるかもしれません。
読み終わったあとで虫探しに行きたくなる絵本です。
冒険の絵本おすすめ人気作品【4・5・6歳児向け】
絵本の主人公と一緒にわくわくしたりハラハラしたり、まるで物語の世界に入り込んだように楽しみましょう。
いろいろなことを経験していくことで、体だけでなく心も大きく成長していくのです。
うさぎのホッパー きのうえのぼうけん
出版社:講談社
作:マーカス・フィスター
訳:角野栄子
発行日:1997年9月10日
値段:1600円+税
対象年齢:4歳頃から
『うさぎのホッパー きのうえのぼうけん』のあらすじ
春のある日、うさぎのホッパーは、おいしい木の実を探しに森へ出かけます。
お母さんは木の実は秋じゃないと食べられないと言われていましたが、そこで出会ったりすと友達になって、木の実がある場所を教えてもらいました。
そしてうさぎは生まれてはじめて木に登ったのです。
無事に木から降りたホッパーは、木の実をおみやげに家に帰りました。
『うさぎのホッパー きのうえのぼうけん』のおすすめポイント
うさぎのホッパーシリーズのひとつです。
友達はいつも大切なことを教えてくれます。
大人が持つ固定概念も、子どもたちは持っていないので、純粋に物事に向き合うことができます。
素敵な友達をたくさん作り、一緒にいろいろなことを経験していきましょう。
大好きな友達に会いたくなる絵本です。
おふろだいすき
画像引用:福音館書店『おふろだいすき』
出版社:福音館書店
作:松岡享子
絵:林明子
発行日:1982年4月30日
値段:1300円+税
対象年齢:4歳頃から
『おふろだいすき』のあらすじ
まこちゃんがお風呂で体を洗っていると、湯船の底から大きなかめが浮いてきました。
続いてぺんぎんやあしかなど、次々と動物たちが浮いてきます。
みんなで楽しく体を洗い、湯船に浸かって数を数えます。
お母さんの声がするとあっというまに動物たちは湯船の底へ消えてしまいました。
『おふろだいすき』のおすすめポイント
こんなお風呂があったら絶対に楽しいですよね。
毎日のお風呂の時間が楽しみになる絵本です。
今日はお気に入りのおもちゃをたくさん持ってお風呂へ向かいましょう。
動物たちが来てくれるかもしれませんよ。
ふとんやまトンネル
画像引用:童心社『ふとんやまトンネル』
出版社:童心社
作:那須正幹
絵:長野ヒデ子
発行日:1994年
値段:1400円+税
対象年齢:4歳頃から
『ふとんやまトンネル』のあらすじ
ふとんにもぐるのが大好きなケンちゃん。
今日もふとんにどんどんもぐっていくとそこはトンネルになっていて、出口まで来るとなんとたくさんのふとんやまトンネルがありました。
そこにはたくさんなら子どもたちがいて一緒に遊びました。
帰るとき、うっかり布団を間違えてしまい、布団から出るとそこは自分の家ではありませんでした。
『ふとんやまトンネル』のおすすめポイント
夢のようで夢じゃない、とても不思議で楽しい物語です。
子どもは狭い空間が大好きで、よく布団にもぐったり、机の下や押し入れに入ったりして遊びますよね。
大人が読むと、子どもの頃を思い出して懐かしく感じるでしょう。
今夜ふとんに潜ってみたら、違う世界につながっているかもしれませんよ。
おしいれのぼうけん
画像引用:童心社『おしいれのぼうけん』
出版社:童心社
作:ふるたたるひ
たばたせいいち
発行日:1974年11月1日
値段:1300円+税
対象年齢:5歳頃から
『おしいれのぼうけん』のあらすじ
お昼寝前にミニカーを取り合ってけんかをしていたさとしとあきらは、先生に怒られて押し入れの上と下にそれぞれ入れられてしまいます。
二人は反省するどころかだんだん楽しくなってきて、持っていたミニカーとミニ蒸気機関車で遊びはじめるのでした。
ミニカーとミニ蒸気機関車は暗闇を走り続けます。
そしてそこで恐ろしいねずみばあさんに出会い、2人は懸命に逃げるのでした。

『おしいれのぼうけん』のおすすめポイント
少し怖いけれどもわくわくする冒険のお話です。
けんかをしていた2人が協力し、励まし合いながらねずみばあさんから逃げる様子に、友情のすばらしさを感じます。
ページをめくるたび、どんどん物語の世界に引き込まれていきます。
80ページとかなりの長編なので、読み応え抜群です。
冒険の絵本おすすめ人気作品【小学生以上向け】
友達と秘密基地を作ったり、冒険をして楽しんでいる子もいるのではないでしょうか。
いつもと違う道を通ったり、知らない街へ行ってみたりすると、どきどきわくわくしますよね!
そらのうえ うみのそこ
画像引用:Amazon『そらのうえ うみのそこ』
出版社:ティー・オーエンターテイメント
作:長沼毅
絵:大橋慶子
発行日:2013年3月25日
値段:1500円+税
対象年齢:6歳頃から
『そらのうえ うみのそこ』のあらすじ
タケシくんが探策機『インディー号』に乗って、宇宙から深海へ、深海から宇宙へ旅をします。
そこには火山やオーロラ、深海魚たちや人工衛星といった自然現象やさまざまな生物、地球の姿が見えるのでした。
たけしくんと一緒に冒険に出かけましょう。
『そらのうえ うみのそこ』のおすすめポイント
たてに開くダイナミックな本で、前からも後ろからも読むことができます。
深海からだんだんと浮上してくるなかで変わっていく生き物たちの種類や海底火山などの地球の様子が見えたり、地上からだんだん宇宙に向かっていく中で大きな山やオーロラが見えたり、雲を突き抜けて宇宙までたどり着く過程がわかりやすく描かれています。
地球や宇宙のさまざまな姿を見ることができ、たくさんの学びもあるとてもおもしろい絵本です。
シンドバットの冒険
画像引用:岩崎書店『シンドバットの冒険』
出版社:岩波書店
作:ルドミラ・ゼーマン
訳:脇明子
発行日:2002年
値段:1900円+税
対象年齢:8歳頃から
『シンドバットの冒険』のあらすじ
船乗りシンドバットが、鯨の島とダイヤモンドの谷で冒険を繰り広げます。
絵本のには地図や航路も書かれていてより冒険のリアル感が増します。
表紙もレトロで、大冒険をした雰囲気を醸し出しています。
『シンドバットの冒険』のおすすめポイント
大人気のシンドバットの冒険シリーズです。
細かくきれいな絵が目を惹く絵本です。
読み始めるとどんどん引き込まれていって最後まで一気に読んでしまいます。
ハラハラドキドキの展開で、大人ももちろん夢中になる物語です。
アームストロング 空飛ぶネズミの大冒険
画像引用:ブロンズ新社『アームストロング 空飛ぶネズミの大冒険』
出版社:ブロンズ新社
作:トーベン・クールマン
訳:金原瑞人
発行日:2017年4月25日
値段:2500円+税
対象年齢:8歳頃から
『アームストロング 空飛ぶネズミの大冒険』のあらすじ
小さなネズミが宇宙へ飛び立ち、月が地球をまわる衛星であることを発見します。
しかし、ほかのネズミたちは月は大きなチーズだと言って取り合ってくれません。
小さなネズミは失敗しながらも宇宙を目指してる大冒険をします。
『アームストロング 空飛ぶネズミの大冒険』のおすすめポイント
ネズミたちのかわいくて楽しい掛け合いと、ハラハラドキドキの物語に目が離せません。
小さなネズミが試行錯誤しながら決して諦めずに宇宙へ向かっていく姿に癒され、また、そんなふうになにごとにも強い探究心を持っていたいと感じる絵本です。
ほかのネズミの冒険シリーズも人気で、どれもネズミの一生懸命な姿に勇気をもらえます。
エルマーの冒険
画像引用:福音館書店『エルマーの冒険』
出版社:福音館書店
作:ルース・スタイルス・ガネット
訳:わたなべしげお
発行日:1963年7月15日
値段:1200円+税
対象年齢:7歳頃から
『エルマーの冒険』のあらすじ
ある日エルマーは、仲良しののらねこから、どうぶつ島に囚われているりゅうの子どもの話を聞きました。
エルマーはかわいそうに思い、りゅうの子どもを助けるために冒険の旅へ出発します。
途中でさまざまなトラブルに遭いながらもエルマーは機転を利かせて乗り越えていきます。
『エルマーの冒険』のおすすめポイント
3部作のシリーズになっていて、どんどん次が気になってはまってしまいます。
心優しく、賢いエルマーの姿に心を打たれます。
冒険の絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?
実際に冒険の絵本を選ぶときのポイントを3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
冒険の絵本の選び方① 挿し絵がたくさんあるもの
絵がたくさんあると小さい子どもも冒険のイメージしやすくなり、自分も出掛けた気分を味わうことができます。
また実際に外を歩いているときに、絵本で見た植物や生き物を見つけることができるかもしれません。
冒険の絵本の選び方② 現実離れしたもの
物語がわかるようになると、現実ではありえないような恐竜の世界や空を飛んだりといった空想の世界での冒険をより魅力的に感じ、夢中になって読むでしょう。
冒険の絵本の選び方③ 子どもの性格に合ったもの
子どもの性格や状況に合わせて、易しい冒険や危険な冒険など、内容のレベルを選ぶと良いでしょう。
親が、もっと積極的になってほしい!と子どもに思ったら、勇気を出して冒険へ向かうストーリーのものを選ぶのもいい刺激になるかもしれません。
【冒険の絵本まとめ】冒険に出かけよう!
絵本の世界では、実際に行けないような海底や宇宙といった場所から、架空の世界や生き物に出会ったりとどんな冒険にも行けてしまうのが良いところです。
絵本を読み終えたらリュックに荷物を詰めて外へ冒険に出かけたくなるでしょう。
いつもは行かないところへ足を踏み入れてみたり、馴染みの場所でも普段は気にしないようなところを観察してしてみたりすることで、わくわくどきどき、不思議な体験がきっとできるはずです。
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