子どもがなかなか着替えてくれない!
まだ1人で着替えることができない。
子どもの着替えに悩んでいるご家庭は多いはず。
徐々に着替えが出来るようになるのは、2~3歳頃からです。
最初は上手くできず、着替えを嫌がる子も。
今回は、着替えを覚えられる絵本のおすすめ作品を年齢別に合わせて15冊ご紹介します。
うまく着替えができず困ったくまさんが登場する『どうすればいいのかな』や、ネズミが1人で着替えに挑戦する『ペネロペひとりでふくをきる』など。
ためになる絵本がたくさん!
それぞれの絵本のあらすじとポイントをまとめました。
ご参考になれば幸いです。
着替えの絵本おすすめ人気作品【0歳児向け】
生まれてきたばかりで、着替えには手助けが必要な0歳児。
初めての洋服に親しめる絵本がいいですね。
ここでは、0歳児向けの絵本を3冊ご紹介します。
『おきがえあそび』
作者:きむらゆういち
出版社:偕成社
発行日:2001年10月
値段:700円(+税)
対象年齢:0~2歳
『おきがえあそび』のあらすじ
こいぬ、ねこ、かいじゅうが一生懸命着替えますが、うまく出来ません。
そこに、ゆうちゃんがやってきて、ひとりで上手にパジャマにお着替え。
上手にできたゆうちゃんにみんなで拍手します。
『おきがえあそび』のおすすめポイント
場面に合わせて、左右と上下で開く仕掛けになっている絵本。
子どもが、絵本を見ながら真似をして着替えることができます。
読んだ後は、1人で着替えに挑戦したくなりそうですね!
『おててがでたよ』
作者:林 明子
出版社:福音館書店
発行日:1986年6月
値段:800円(+税)
対象年齢:0歳~
『おててがでたよ』のあらすじ
赤い洋服の中から、赤ちゃんの手、頭、顔が順番にぱっと出てきます。
最後は足を出そうとするが、なかなか難しい。
全部現れて、お着替え完了!
『おててがでたよ』のおすすめポイント
身体の名前を、絵本を読みながら覚えることができます。
シンプルな言葉を使っているので、言葉の練習にも最適。
実際着替えるときに「出たー!」などの言葉を使うと楽しいですね。
『しろくまのパンツ』
作者:tupera tupera
出版社:ブロンズ新社
発行日:2012年9月
値段:1,400円(+税)
対象年齢:0歳~
『しろくまのパンツ』のあらすじ
パンツをなくしてしまった、しろくまさん。
しまうまやぶたたちのは出てきますが、しろくまさんのは見つからない。
どこへ行ったのかな?
『しろくまのパンツ』のおすすめポイント
おむつを履いている子どもに、パンツに親しんでもらえる作品。
赤いパンツが帯になっているという面白い仕掛けも。
最後の「オチ」が面白く、家族で楽しい気持ちになれます。
着替えの絵本おすすめ人気作品【1、2歳児向け】
1・2歳児といえば、そろそろ立ったり歩いたりできるころ。
それでもまだまだ自分で着替えるのは難しいですよね。
どうすればうまく着替えができるかな。
子どもと一緒に考えてみましょう。
ここでは、1・2歳児向けの絵本を4冊ご紹介します。
『どうすればいいのかな?』
作者:渡辺茂男
出版社:福音館書店
発行日:1980年6月
値段:900円(+税)
対象年齢:1歳半~4歳
『どうすればいいのかな』のあらすじ
くまさんが着替えようとしますが、なかなかうまく出来ません。
でも最後は「そうそう」と思い出し、上手に着替えることができました。
着替えが終わったら、さあ、お出かけです。
『どうすればいいのかな』のおすすめポイント
着替えがまだ上手にできない子どもにおすすめの絵本。
文字が少なく、文章もシンプルでテンポがいいので分かりやすいです。
一緒に考える練習や、言葉の練習にもなります。
『できるかな?ぱっぱおきがえ』
作者:いもと ようこ
出版社:講談社
発行日:2019年3月
値段:950円(+税)
対象年齢:1歳半から
『できるかな?ぱっぱおきがえ』のあらすじ
男の子とネコが、服・くつ・帽子の中から自分のものを探してお着替え。
まずはパンツを履き、洋服を着ますが、頭がひっかかっちゃった。
無事にお着替えできるかな……?
『できるかな?ぱっぱおきがえ』のおすすめポイント
シンプルな絵柄に加え、文章も短く、小さい子どもにも分かりやすい。
洋服や着替えに親しんでもらうのにおすすめ。
上手くできなくてもやり直したらいいんだよ、と教えてくれます。
『はけたよはけたよ』
作者:神沢利子
出版社:偕成社
発行日:1970年12月
値段:1,000円(+税)
対象年齢:1歳~
『はけたよはけたよ』のあらすじ
パンツを履けないたつくんが、出会った動物たちにおしりを笑われてしまう。
家に帰ったたつくんは、もう一度挑戦!
またまた転んでしまいますが、なんと尻もちをついたまま履けました。
『はけたよはけたよ』のおすすめポイント
ひとりでパンツを履く難しさが伝わり、子どもに共感されやすい作品。
パンツを履けない子どもが読むと、出来るまで挑戦したくなります。
時には子どもを静かに見守ることも大切ですね。
『とりかえっことりかえっこ』
作者:ふくだ じゅんこ
出版社:大日本図書
発行日:2016年10月
値段:1,300円(+税)
対象年齢:2歳~
『とりかえっことりかえっこ』のあらすじ
りんご、みかん、ばなな、めろんが自分の服を脱いで、とりかえっこ。
でも全然合わない~。
元に戻して、やっぱり自分の服が一番いい。
『とりかえっことりかえっこ』のおすすめポイント
「ぬぎぬぎ~」「ぱっ」など、子どもが声に出して読みたくなります。
実際子どもに服を脱がせるとき、掛け声として使うとスムーズに。
やっぱり自分に合うものが一番いい、と気づかせてくれる作品。
着替えの絵本おすすめ人気作品【3、4歳児向け】
そろそろひとりで着替えが出来るころ。
なんでも自分で挑戦したくなる時期でもあります。
「がんばって!」と応援してくれる絵本がいいですね。
ここでは、3、4歳児向けの絵本を3冊ご紹介します。
『ペネロペ ひとりでふくをきる』
作者:アン グットマン
出版社:岩崎書店
発行日:2005年1月
値段:1,000円(+税)
対象年齢:3歳~5歳
『ペネロペ ひとりでふくをきる』のあらすじ
ねずみのペネロペが朝起きて、1人で着替えに挑戦!
途中で失敗しても大丈夫。
着替え終わったら、パパとママに見せよう。
『ペネロペ ひとりでふくをきる』のおすすめポイント
ペネロペを通して、分かりやすく着替えのコツを伝授。
失敗してもこうすればいいんだよ、と優しく語りかけてくれます。
子どもが自分で着替えに挑戦したくなる絵本。
『ななちゃんのおきがえ』
作者:つがねちかこ
出版社:赤ちゃんとママ社
発行日:2015年12月
値段:1,000円(+税)
対象年齢:3歳~5歳
『ななちゃんのおきがえ』のあらすじ
おばあちゃんにもらった、大好きなオレンジ色の服を着るななちゃん。
すると突然クローゼットの中の洋服たちが飛び出してきます。
洋服たちは、ななちゃんにとある提案をするのですが……。
『ななちゃんのおきがえ』のおすすめポイント
洋服たちが1人で着替えるためのポイントを教えてくれます。
自分のお気に入りを着るのも、挑戦するモチベーションに。
ななちゃんを見て自分も頑張りたくなる一冊。
『ゆうちゃんとめんどくさいサイ』
作者:西内 ミナミ
出版社:福音館書店
発行日:2009年4月
値段:900円(+税)
対象年齢:3歳~
『ゆうちゃんとめんどくさいサイ』のあらすじ
ゆうちゃんは、服を着替えることや歯を磨くことがめんどくさい。
ある日、ゆうちゃんの歯に異変が生じ、お母さんにオオカミの家行くように言われてしまう。
オオカミ、鬼、トロル等と、最終的にゆうちゃんはサイの家にたどり着くのですが……。
『ゆうちゃんとめんどくさいサイ』のおすすめポイント
最後にたどり着いたサイの家では、めんどくさいことをするのは禁止。
しかし禁止されると、めんどくさかったことを、かえってやりたくなってしまった!
着替えなど身支度をめんどくさがる子どもにおすすめです。
着替えの絵本おすすめ人気作品【5、6歳児向け】
1人でも着替えが出来てしまう5、6歳の子ども。
着替えが楽しくなる絵本を読むといいですね。
少し長めでも面白い絵本を選んでみましょう。
ここでは、5、6歳児向けの絵本を3冊ご紹介します。
『もうぬげない』
作者:ヨシタケシンスケ
出版社:ブロンズ新社
発行日:2015年10月
値段:980円(+税)
対象年齢:3歳~/4歳~/5歳~
『もうぬげない』のあらすじ
ぽっこりお腹を出し、顔が服に覆われて見えなくなった男の子。
実は服が脱げなくなってしまったのだ。
このまま脱げなくなったらどうしよう……?
『もうぬげない』のおすすめポイント
3歳からでも楽しめますが、面白さが伝わるのは年長さんから。
洋服が脱げなくなったという場面に、共感する子どもは多いはず。
男の子が繰り広げる妄想が、子どもたちの想像を駆り立てます。
『かようびのドレス』
作者:ボニ・アッシュバーン
出版社:ほるぷ出版
発行日:2015年11月
値段:1,400円(+税)
対象年齢:5歳~
『かようびのドレス』のあらすじ
火曜日に着るドレスがお気に入りの女の子。
でもある日、ドレスが小さくなって着れなくなった。
そこでママがチョキチョキと、ドレスをTシャツに変身させました。
『かようびのドレス』のおすすめポイント
おしゃれやコーディネートに興味を持ち始めた頃におすすめ。
好きなものをずっと大切に使おう、というメッセージが込められています。
絵本をきっかけに、子どもと着れない洋服をリメイクしてみては?
『よるのようふくやさん』
作者:穂高 順也
出版社:文渓堂
発行日:2017年3月
値段:1,500円(+税)
対象年齢:5歳~
『よるのようふくやさん』のあらすじ
街中のとある洋服屋さんは、夜になると店を閉めて、また夜中に再開。
やってくるのは少し変わったお客さんたち。
ヘンテコな注文をするのですが、洋服屋さんもヘンテコな服を提案するのです。
『よるのようふくやさん』のおすすめポイント
どこか不思議な話なので、子どもも大人も思わず物語に引き込まれます。
読み終わった後は、こんな服を着てみたい!と興味をもつほどに。
洋服を着るのが楽しくなる一冊。
着替えの絵本おすすめ人気作品【小学生以上向け】
幼稚園や保育園から卒業し、学校に通い始めた小学生。
慣れない生活で、朝から憂うつになる子どももいますよね。
朝の身支度が楽しくなるような絵本がおすすめです。
また、着替えを通して物の大切さを学ぶ機会になります。
ここでは、小学生向けの絵本を2冊ご紹介します。
『きょうがはじまる』
作者:ジュリー・モースタッド
出版社:BL出版
発行日:2018年8月
値段:1,600円(+税)
対象年齢:5歳~大人
『きょうがはじまる』のあらすじ
「きょうはなにしよう?」と女の子がベットから起きて考えます。
まずは、着る服、その次は髪型、朝ごはん……。
自分で決められることがたくさんあります。
『きょうがはじまる』のおすすめポイント
朝、どこかやる気が出ない子どもにおすすめ。
読んだ後、朝起きて何に着替えたいかを考えるのが楽しくなります。
子どもに一日をワクワクして過ごしてほしい方は、是非プレゼントとして!
『つるばら村の洋服屋さん』
作者:茂市 久美子
出版社:講談社
発行日:20008年07月
値段:1,400円(+税)
対象年齢:小学校中級から
『つるばら村の洋服屋さん』のあらすじ
はるかさんは、つるばら村の洋服屋さんの店主。
ある日、ひとりの若者がお店に来て、とあるものを置いていったのです。
1年を通した12編の短編物語。
『つるばら村の洋服屋さん』のおすすめポイント
主人公がキツネや妖精と話すことができるなど、どこか不思議な物語。
季節に沿って様々な洋服や小物が登場!
読んだ後は、1年を通して身近にある品々を手に取って楽しみたくなります。
着替えの絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?
実際に着替えの絵本を選ぶポイントを3つにまとめています。
是非、参考にしてみてください。
着替えの絵本の選び方①シンプルな絵と文章で選ぶ
着替えの練習を兼ねて選ぶなら、着替えの仕方をイメージしやすい絵本を選びましょう。
読んで思わず真似したくなるような、分かりやすい絵や文章のある絵本がいいですね。
着替えの絵本の選び方②内容が面白いものを選ぶ
多くの子どもは、“着替えはめんどくさい”と思っています。
だからこそ、面白い話を読んで、大人も子どもも楽しいお着替えの時間にしましょう!
着替えの絵本の選び方③子どもが共感する絵本を選ぶ
子どもが失敗しやすいような場面のある絵本は共感されやすいですね。
頑張っている主人公の姿を見ると、きっと励みになります。
失敗しても大丈夫なんだと、安心感にもつながります。
【着替えの絵本のまとめ】楽しい着替えの時間に!
着替えの絵本をご紹介しました。
子どもは1人で着替えができるまで時間がかかります。
時には失敗して、イライラすることも。
そばにいる大人だってもどかしい気持ちになりますよね。
こんな時は、絵本の主人公たちの真似をして着る、「でた~」や「ぱっ」といった面白い掛け声をするといいですね。
お気に入りの洋服を選ぶのもポイントです。
ちょっとした工夫で、着替えが楽しくなるはずです!
是非、着替えの絵本を子どもと一緒に読んでみてください。
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