警察官といえば、子どもが将来なりたい職業ランキングではいつも上位にある人気の職業ですよね。
弱気を助け強きをくじくその姿は、多くの人が憧れるまさにヒーローの姿です。
警察官が乗っているパトカーも小さな子どもに大人気のはたらく車です。
今回はそんな警察官が活躍する絵本についておすすめを15選ご紹介したいと思います。
物語だけでなく、実際にどんな仕事をしているのかわかるような本もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
警察官の絵本おすすめ人気作品【0、1、2歳児向け】
生まれたての赤ちゃんが見える色は白と黒、それから赤、とだんだん見えるようになるそうです。
まさにパトカーの色ですね。
歌やしかけでパトカーや警察に親しみがわくような絵本をご紹介します。
『いぬのおまわりさん』
出典:Amazon.co.jp
絵:さいとう しのぶ
出版社:ひさかたチャイルド
発行日:2016/11/21
値段:1000円+税
対象年齢:乳児から
『いぬのおまわりさん』のあらすじ
ママとお買い物にきたこねこちゃんですが、ひとりでどこかに行ってしまいました。
まいごのまいごのこねこちゃん、あなたのおうちはどこですか?
さあ、いっしょに歌いましょう。
『いぬのおまわりさん』のおすすめポイント
「まいごのまいごのこねこちゃん あなたのおうちはどこですか?」
誰もが聴いたことのある童謡「いぬのおまわりさん」が絵本になりました。
こねこが迷子になってしまうところから歌のその後までを描いています。
馴染みのあるストーリーや歌を、親子で楽しめる1冊です。
『おおきくなったらなりたいな(あかちゃんがよろこぶしかけえほん)』
出典:Amazon.co.jp
出版社:ほるぷ出版
発行日:2021/4/8
値段:850円+税
対象年齢:幼児から
『おおきくなったらなりたいな(あかちゃんがよろこぶしかけえほん)』のあらすじ
子どもがパトカーをながめています。
しかけをスライドさせると…?
子どもに人気のあんな仕事、こんな仕事に変身できる、不思議なしかけ絵本です。
『おおきくなったらなりたいな(あかちゃんがよろこぶしかけえほん)』のおすすめポイント
子どもに人気がある職業といえば、サッカー選手やパティシエ、運転士、そして警察官などがありますよね。
そんないろいろなお仕事をする人に変身できてしまうしかけ絵本です。
しかけを動かすと、絵本の子どもがくるっとひっくり返って変身します。
動く絵本に小さな子どもも夢中になる1冊です。
『がんばれ!パトカー』
出典:Amazon.co.jp
絵:鈴木 まもる
出版社:偕成社
発行日:2007/4/1
値段:1000円+税
対象年齢:幼児から
『がんばれ!パトカー』のあらすじ
町のパトロールに出かけるパトカー。
危ないことや困っている人はいないかな?
あ、大変!
事件が起こったようですよ!
『がんばれ!パトカー』のおすすめポイント
この絵本はパトカーを追いかけることで、警察のお仕事がどんなものなのかわかる絵本になっています。
子どもがパトカーと警察官を結びつけるのにぴったりです。
交通整理をしたり、時には強盗を捕まえたり。
がんばるパトカーに思わず一緒に「がんばれパトカー!」と言ってしまいたくなります。
パトカーが好きな子どもにもおすすめの1冊です。
警察官の絵本おすすめ人気作品【3、4歳児向け】
パトカーや警察官に興味を持ち始める年頃です。
親しみやすいおまわりさんが登場する絵本をご紹介します。
『ぼくパトカーにのったんだ』
出典:Amazon.co.jp
絵:おおとも やすお
出版社:あかね書房
発行日:1979/4/15
値段:1300円+税
対象年齢:幼児から
『ぼくパトカーにのったんだ』のあらすじ
くまたくんはスーパーに行ったおかあさんを迎えに行くために、三輪車で町の中を走り始めました。
大きなダンプカーが来て、くまたくんは怖くなって立ち止まってしまいました。
『ぼくパトカーにのったんだ』のおすすめポイント
スーパーに行ったおかあさんを待っているはずが、三輪車で町へ出て行ってしまうくまたくん。
道行く人や車はクラクションなどを鳴らしながらくまたくんに危険を知らせますが、本人はその怖さをわかっていません。
そのころおかあさんは庭にいたはずのくまたくんがいないので必死であちこちを探します。
最後にはくまたくんは警察に保護してもらっていたのですが、「パトカーに乗れたこと」を嬉しそうにおかあさんに報告します。
大人目線で読むとヒヤヒヤハラハラしてしまうお話ですが、子どもは実際こんな感覚なのかもしれませんね。
「これは危ないね」など、子どもとお話しながら読んでみてください。
『おまわりさんのスモールさん』
出典:Amazon.co.jp
訳:わたなべ しげお
出版社:福音館書店
発行日:2005/3/20
値段:1000円+税
対象年齢:幼児から
『おまわりさんのスモールさん』のあらすじ
交差点で交通整理をしたり、いろいろなもめごとを解決したり。
おまわりさんのスモールさんの忙しい1日を描きます。
『おまわりさんのスモールさん』のおすすめポイント
スモールさんの1日を時間ごとに描いた絵本です。
学校へ行く子供たちを見送りほのぼのしたかと思えば、けんかや交通事故が起こってハラハラしたり…。
ふだん警察官がどんな仕事をしているのか知る初めてのお仕事絵本としてもちょうどいい絵本です。
信号機が手動という昔の暮らしやたくさんの車も描かれていて、知的好奇心を刺激するのにもおすすめの1冊です。
『まるぽちゃ おまわりさん』
出典:Amazon.co.jp
絵:アリス&マーティン・プロベンセン
訳:こみや ゆう
出版社:PHP研究所
発行日:2017/6/12
値段:1300円+税
対象年齢:幼児から
『まるぽちゃおまわりさん』のあらすじ
まきの1「こうつうせいり」
まきの2「どろぼうをつかまえろ」
まきの3「おぼれたひとをたすける」
ちいさくてふとったまるぽちゃおまわりさんが大活躍するお話が3話入った絵本です。
『まるぽちゃおまわりさん』のおすすめポイント
ちいさくてふとったおまわりさんの、まじめな仕事ぶりが見られる絵本です。
まるぽちゃと聞くとなんだか頼りなさそうな印象もありますね。
でもこのおまわりさんは非番の日まで人に尽くすかっこいいおまわりさんなんです。
まきの1ではレトロなかっこいい車もたくさん描かれているので車好きな子供にもおすすめです。
ほのぼのと、心が温かくなる絵本なのでぜひ読んでみてくださいね。
『ひなたむらのしんまいおまわりさん』
出典:Amazon.co.jp
絵:上条 滝子
出版社:PHP研究所
発行日:2004/8/24
値段:1200円+税
対象年齢:幼児から
『ひなたむらのしんまいおまわりさん』のあらすじ
ひなたむらで育ったくにさんが、ひなたむらの新米おまわりさんになりました。
ある日いつものようにパトロールしていると、おばあちゃんに会いに来たのに道に迷ってしまった女の子がいました。
くにさんはその女の子をつれて、一緒におばあちゃんのところへ向かうことにしました。
『ひなたむらのしんまいおまわりさん』のおすすめポイント
パトロール中に見つけたまいごのみんみちゃんを、村の子どもたちと一緒におばあちゃんのところへ連れて行ってあげるお話です。
道中では木の実でスプーンを作ったり、山ぶどうを食べたり。
泣いていたみんみちゃんもそのうち笑顔になってきます。
みんみちゃんや子どもたちに接するくにさんが優しく、生まれ育った村だからこそみんなが知り合いで、ほのぼのと温かい絵本です。
森の魅力も満載なので、親子でぜひ読んでみてください。
警察官の絵本おすすめ人気作品【5、6歳児向け】
警察官という仕事に興味が持てるような絵本をご紹介します。
『どんぐりむらのおまわりさん』
出典:Amazon.co.jp
出版社:学研プラス
発行日:2012/9/4
値段:1200円+税
対象年齢:幼児から
『どんぐりむらのおまわりさん』のあらすじ
ある日、木から降りられなくなったいっちをどんぐりむらのおまわりさんが助けてくれました。
それからいっちはおまわりさんに憧れるように。
こどもおまわりさんとして頑張るいっちとおまわりさんの交流を描きます。
『どんぐりむらのおまわりさん』のおすすめポイント
どんぐりむらの暮らしを通していろいろな仕事について描いている「どんぐりむらシリーズ」。
今作の主役はおまわりさんです。
作中の仲良し兄弟いっちとにっちは、助けてくれたおまわりさんに憧れて自分たちもそうなりたいと思うようになります。
かっこいい大人やかっこいい仕事に憧れる気持ちは大人も子どもも共感できますよね。
おまわりさんの強さや優しさ、それに憧れて頑張るいっちの姿に大切なことに気づく1冊です。
ぜひ親子で一緒に読んでみてくださいね。
『ズートピア』
出典:Amazon.co.jp
出版社:KADOKAWA/角川書店
発行日:2016/4/23
値段:1600円+税
対象年齢:幼児から
『ズートピア』のあらすじ
ウサギ初の新米警官ジュディとキツネの詐欺師ニックが、楽園ズートピアに隠された陰謀に迫ります。
残された時間は48時間。
二人の運命はどうなるのでしょうか…?
『ズートピア』のおすすめポイント
2016年に公開されたディズニー映画ズートピアの絵本です。
舞台は草食動物と肉食動物が人間のように共に暮らす大都会ズートピアです。
楽園と言われる都市ですが、実は人種差別など現実にもあるような問題が描かれ大人にとっても考えさせられる内容になっています。
夢を信じるウサギのジュディと夢を忘れたキツネのニック。
2人は敵対し合っていましたが、事件を追う中で変わっていきます。
大人から子どもまで幅広く楽しめる作品です。
『パトカーぱとくん』
出典:Amazon.co.jp
絵:山本 忠敬
出版社:福音館書店
発行日:1998/3/1
値段:800円+税
対象年齢:5、6歳から
『パトカーぱとくん』のあらすじ
パトカーのぱとくんは小さくて遅いのでいつも団地回りの仕事ばかり。
警察署にとまっているかっこいいパトカーをいつもうらやましく思っていました。
しかしある日、団地の子どもがいなくなってしまい、ぱとくんが出動します。
『パトカーぱとくん』のおすすめポイント
小さくて遅いことをコンプレックスに思い、ほかのパトカーや白バイをうらやましく思うぱとくん。
そんなぱとくんが大活躍するお話です。
何かをコンプレックスに思い、ほかの人をうらやましく感じることはきっとすべての人に覚えがありますよね。
ぱとくんに共感しながら読むことができるお話です。
たくさんのパトカーも出てくるので車好きの子どもにもおすすめですよ。
警察官の絵本おすすめ人気作品【小学生以上向け】
警察官という仕事では具体的にどんなことをしているのかわかる絵本をご紹介します。
『ハリーとケントはなぞときポリス ハリせんぼんぶちこみますよ!』
出典:Amazon.co.jp
出版社:KADOKAWA
発行日:2020/10/23
値段:1500円+税
対象年齢:小学生以上
『ハリーとケントはなぞときポリス ハリせんぼんぶちこみますよ!』のあらすじ
ハリネズミのハリーとコアラのケントは、ニューコークシティの凄腕警察官です。
ある日、街をパトロールしていると「銀行がおそわれた」という連絡が入りました。
残された手掛かりをもとに、2人は犯人を捕まえることができるのでしょうか?
『ハリーとケントはなぞときポリス ハリせんぼんぶちこみますよ!』のおすすめポイント
ニューコークの街を巡りながら、迷路やパズルを実際に解いていく体験型の絵本になっています。
物語を読み進めながら謎を解いていくので、1度解いて終わりではなく長く楽しめる内容になっています。
ぜひハリーとケントと一緒に犯人を捕まえてみてくださいね。
『おしごとのおはなし 警察官 交番のヒーロー』
出典:Amazon.co.jp
絵:田中 六大
出版社:講談社
発行日:2016/2/25
値段:1100円+税
対象年齢:小学生以上
『おしごとのおはなし 警察官 交番のヒーロー』のあらすじ
むかし隣に住んでいた大好きなマモ兄ちゃんが交番の警察官になっていました。
ナオトはマモ兄ちゃんがとてもかっこいい仕事をしていると思いましたが、思ったよりも地味でショックを受けます。
でもマモ兄ちゃんの仕事ぶりを見ているうちに考えが変わって…
『おしごとのおはなし 警察官 交番のヒーロー』のおすすめポイント
警察官は誰もが憧れるかっこいい仕事です。
でもいつでも犯人を捕まえたりしているわけではありませんよね。
交番のおまわりさんの仕事は一見地味だけどとても大切な仕事であることがよく描かれています。
働くことについて考えてみるのにおすすめの1冊です
『よくわかる警察 しくみは?どんな仕事をしているの?』
出典:Amazon.co.jp
出版社:PHP研究所
発行日:2016/8/22
値段:3000円+税
対象年齢:小学生以上
『よくわかる警察 しくみは?どんな仕事をしているの?』のあらすじ
国民のくらしや安全を守っている警察は、どんな組織でどんな仕事をしているのでしょうか?
身近な交番のおまわりさんから刑事、鑑識、科捜研などの仕事を、写真やイラストで紹介します。
『よくわかる警察 しくみは?どんな仕事をしているの?』のおすすめポイント
警察官は国民のくらしを守ることが仕事。
頭では知っていても実際はメディアのイメージが強く具体的に何をしているのか知らないという人が多いのではないでしょうか。
この本では何章かに分けて警察という仕事について詳しく説明しています。
より生活に身近な交番の話からまるでドラマの世界のような事件捜査。
そして防犯について、こんなときどうしたらいいの?というところまで載っています。
調べ学習などにも最適の1冊です。
『警察官の一日』
出典:Amazon.co.jp
出版社:保育社
発行日:2019/6/27
値段:3000円+税
対象年齢:小学生以上
『警察官の一日』のあらすじ
警察官の仕事ってどんなこと?
警察学校ってどんなところ?
警察官になるためには?
どんな人が向いているの?
10代が感じるそんな疑問を、写真で見て、文章で知ることができる本です。
『警察官の一日』のおすすめポイント
この本は全国学校図書館協議会選定図書に選ばれています。
警察官の仕事について、さまざまな疑問に答えてくれる1冊です。
交番や刑事課などそれぞれで働く警察官の1日を時間ごとに追って紹介し、インタビューも掲載されています。
警察官の仕事についてかなり具体的に載っているので、中高生などの職業調べにも最適の1冊です。
『伏してぞ止まん ぼく、宮本警部です』
出典:Amazon.co.jp
絵:竹中 俊裕
出版社:高木書房
発行日:2008/1/1
値段:1200円+税
対象年齢:小学生以上
『伏してぞ止まん ぼく、宮本警部です』のあらすじ
2007年2月、線路内に入った女性を助けるために殉職された宮本邦彦警部。
地域の人には「宮本さん」と呼ばれるほど親しまれていました。
職務に命をかけた警察官の愛と勇気の物語です。
『伏してぞ止まん ぼく、宮本警部です』のおすすめポイント
実在した警察官の物語です。
タイトルの「伏してぞ止まん」は、宮本警部の父の教えなのだそうです。
「精いっぱい努力したうえでもう一度踏み出し、うつ伏せに倒れるまで止めるな」
子どものころから運動が苦手で、それでもコツコツ努力を続け、警察官として生涯を終えた宮本警部の姿は読み手に大切なことを教えてくれます。
大人から子どもまで1度手に取ってほしい1冊です。
警察官の絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?
たくさんある警察官が登場する絵本の中からどれを選んだらいいのか、コツを3つご紹介します。
警察官の絵本選び方①パトカーが登場する絵本を選ぶ
パトカーは小さな子どもにも大人気のはたらく車です。
そのパトカーに親しむことによって、中に乗っている警察官へ興味をつなげることができます。
かっこいいパトカーの絵本を探してみてくださいね。
警察官の絵本選び方②親しみやすい警察官の物語を選ぶ
優しくかっこよく人助けをするおまわりさんの姿はいつでも子どもの憧れです。
そんなおまわりさんを描いた絵本はきっとお気に入りの1冊になるでしょう。
親しみが持てるような物語を選んでみてください。
警察官の絵本選び方③警察官という仕事について紹介しているものを選ぶ
「警察ってかっこいい」というイメージはあっても、実際にどんな仕事をしているのかわからない部分は多いですよね。
警察官という仕事を詳しく知ることで、理解や憧れをより深めることができます。
そして働くということについて改めて考える機会にもなるのではないでしょうか。

【警察官の絵本まとめ】憧れのおしごと、警察官
警察官が活躍する絵本について15選ご紹介しました。
気になる本は見つかったでしょうか?
誰かのために全力で動くというのは、誰でも簡単にできることではありませんよね。
時にはやさしく人を助け、時には厳しく犯人を捕まえる警察官の姿はいつでも人々の憧れです。
本物の警察官と交流する機会はなかなかないかもしれませんが、絵本の中でならいつでも会うことができます。
ぜひお気に入りの1冊を見つけてみてくださいね。
警察官の絵本が好きな方はこちらもチェック!▼
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