絵本から子どもが学ぶことはたくさんありますが、“生活”もそのうちの一つです。
今回は「生活に関する絵本」を年齢別に合わせて、15作品紹介します。
子どもにとって、日常生活の決まり事を学ぶことはもちろん、保育園や幼稚園ではそこでのルールを守ることも必要ですよね。
そのためには、赤ちゃんや小さな幼児のうちから少しずつ、さまざまな決まり事を自然に取り込むことが一番の近道です。
絵本を通して、構えることなく「生活」の決まり事やルールを知ることができるものを選んで紹介します。
生活の絵本おすすめ人気作品【0、1、2歳児向け】
まだ言葉を発しない赤ちゃんから、少しずつ発語が増えてくる1、2歳の頃。
絵本の読み聞かせを通して、語彙を増やしながら、自然に日常生活でのやるべきことを覚えていきましょう。
まずは0歳から2歳までの子どもにおすすめの絵本です。
『あさになったのでまどをあけますよ』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:荒井良二
出版社:偕成社
発行日:2011年12月
値段:1,300円+税
対象年齢:0〜3歳
『あさになったのでまどをあけますよ』のあらすじ
繰り返しのぼる朝日、始まる新しい日。
今日も朝がきたので、窓を開けます。
ここは昨日と変わらず、私はやっぱりここが好き。
『あさになったのでまどをあけますよ』のおすすめポイント
色とりどりであざやかな絵で描かれる、いろいろな街の風景。
新しい1日の始まりと、繰り返される「だからここがすき」が自然とマッチする不思議な絵本です。
『1才の布えほん アンパンマンとたのしいせいかつ』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:やなせたかし(原作)、
出版社:BANDAI
発行日:2016年9月
値段:3,500円+税
対象年齢:0〜2歳
『1才のぬのえほん アンパンマンとたのしいせいかつ』のあらすじ
おきがえや歯みがき、手洗い、ねんねなど、1日の大切な習慣をアンパンマンとその仲間たちと一緒にしてみよう!
『1才のぬのえほん アンパンマンとたのしいせいかつ』のおすすめポイント
この時期に学ぶべき7つの生活習慣を、立体的な仕掛けの布えほんで楽しく学べます。
布製なので、もちろん洗濯可能です。
『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:くぼまちこ
出版社:アリス館
発行日:2015年1月
値段:1,100円+税
対象年齢:0〜3歳
『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』のあらすじ
「ぼくは、はみがきれっしゃ。いっしょにみがこう。しゅっしゅっしゅ」
たっくんが大きく開けたお口の中に、しゅっしゅっぽー!
『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』のおすすめポイント
歯を磨く音と、列車の音をうまく合わせて子どもの気分をのせていきます。
歯磨きが苦手な子も、列車がくるとなれば、楽しく口を開けてくれそうですね。
『あぶない!くうぴい』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:なかやみわ
出版社:三起商行
発行日:2010年4月
値段:600円+税
対象年齢:1〜3歳
『あぶない!くうぴい』のあらすじ
パパと公園でボール遊びをしていたくうぴい。
ポーンとボールが外に飛び出てしまうと、それを追いかけたくうぴいが自転車にひかれそうに。
あぶない!くうぴい!
『あぶない!くうぴい』のおすすめポイント
周りを見ずに道に飛び出さない、横断歩道は青信号の時に大人と手をつないで、などの交通ルールを教えてくれる絵本。
1人で歩き始めた小さな子どもにぴったりの1冊です。
『シャンプーだいすき』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:木村裕一
出版社:偕成社
発行日:1996年4月
値段:680円+税
対象年齢:0〜2歳
『シャンプーだいすき』のあらすじ
ぴいちゃんやかいじゅうさんやゆうちゃんが、足をごしごし、体をごしごし、髪をごしごし。
ざーっとながせばいい気持ち。
『シャンプーだいすき』のおすすめポイント
おなじみの動物たちとゆうちゃんが、今回はシャワーを使って綺麗になります。
シャワーが顔に当たるのが怖い子どもも、みんなと一緒なら頑張れるかも!
『ねないこだれだ』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:せなけいこ
出版社:福音館書店
発行日:1969年11月
値段:700円+税
対象年齢:1〜3歳
『ねないこだれだ』のあらすじ
夜の9時になりました。
この時間はもう、おばけの時間なんですよ。
なのに寝ずに遊んでいるなんて、おばけにされて、おばけの世界に連れて行かれますよ。
『ねないこだれだ』のおすすめポイント
ちょっと怖いしつけの絵本。
夜遅くまで眠れずにいるのは仕方がなくても、遊ばずにベッドに入ろうね、と教えています。
怖いもの見たさの子どもたちに愛される、長年のベストセラー本です。
『おふろだ、おふろだ!』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:わたなべしげお(文)、おおともやすお(絵)
出版社:福音館書店
発行日:1986年9月
値段:900円+税
対象年齢:1〜2歳
『おふろだ、おふろだ!』のあらすじ
くまくんがお父さんとお風呂にはいります。
肩まで湯船につかって数を数えたり、お父さんの背中を流してあげたり。
でもね、パジャマは1人で着れるんだよ!
『おふろだ、おふろだ!』のおすすめポイント
泥だらけになるまで遊んだくまくんが、お父さんとお風呂にはいって、パジャマを着るまでの日常風景。
子どもの身近にあることが、あらためて絵本の世界に現れると、どちらのこともますます好きになります。
生活の絵本おすすめ人気作品【3、4歳児向け】
保育園や幼稚園での生活が始まりましたね。
家での日常生活に加えて、園でのルールや、お友達や先生に対する礼儀を学ぶ時期です。
次は3、4歳児におすすめの絵本です。
『むしばいっかのおひっこし』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:にしもとやすこ
出版社:講談社
発行日:2009年5月
値段:1,400円+税
対象年齢:3〜5歳
『むしばいっかのおひっこし』のあらすじ
今住んでいる家は、あまりにも歯磨きで綺麗にされるので、むしばいっかは引っ越しすることにしました。
新しい家はケーキやチョコレート、甘いジュースもたっぷりあるのでむしばいっかは元気いっぱい。
みんなでパーティーをしていると、急に地震が起きて……?!
『むしばいっかのおひっこし』のおすすめポイント
お口の中に虫歯が広がることを、おもしろおかしく描いた歯磨きの絵本。
歯医者さんで歯を抜かれた女の子の泣き顔もものすごいインパクト!
歯磨きの大切さを学べる1冊です。
『ゆびたこ』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:くせさなえ
出版社:ポプラ社
発行日:2013年1月
値段:1,300円+税
対象年齢:3〜5歳
『ゆびたこ』のあらすじ
お母さんに包帯まかれて、おねえちゃんにわさび塗られて、お父さんに1時間もお説教されて、「もうゆびしゃぶりやめる!」ってみんなの前で言ったのに。
眠たくなると吸ってしまうの、もうやめたいのに。
そう思いながら“たこ”を触ってたら、「いたっ!」と声がした。
『ゆびたこ』のおすすめポイント
指しゃぶりをやめたいのにやめられない、女の子の葛藤をユーモラスな絵と関西弁の文章で描いた1冊。
指しゃぶりがなかなかやめられなかった作者が、「ゆびたこをおいしくないと思う時がくる」と応援してくれる絵本です。
『いちばんはじめのマナーえほん』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:峯村良子
出版社:偕成社
発行日:2019年3月
値段:1,300円+税
対象年齢:3〜5歳
『いちばんはじめのマナーえほん』のあらすじ
双子のきょうだい、りんとらら。
お父さんやお母さんは毎日「あれした?」「これした?」って口うるさいんだけど、僕たちは言われなくてもできるんだよ。
僕たちが毎日していること、見せてあげるね。
『いちばんはじめのマナーえほん』のおすすめポイント
朝の身支度や、挨拶の言葉など、基本的なマナーは当然。
商品をつつかない、下から取ると崩れるから危ない、といった買い物中のマナーや、ブランコは離れて待つといった遊ぶ時のマナーも記載。
双子のりんとららが教えてくれる、といった書き方なので、子どもにも受け入れやすいマナー本です。
生活の絵本おすすめ人気作品【5、6歳児向け】
小学校への入学に向けての準備期間です。
友達との付き合い方や、日常生活の基本はもちろん、家でも自分でできることは積極的にしていく時期です。
ここからは5、6歳児におすすめの絵本の紹介です。
『おやくそくえほん はじめての「よのなかルールブック」』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:高濱正伸(監修)、林ユミ(絵)
出版社:日本図書センター
発行日:2020年2月
値段:1,300円+税
対象年齢:5〜8歳
『おやくそくえほん はじめての「よのなかルールブック」』のあらすじ
ありがとうやごめんなさいは言えてる?
お父さんやお母さんに用事がある時、ちゃんと自分で動いてその人のところへ行ってる?
ちゃんと自分自身を好きでいられている?
『おやくそくえほん はじめての「よのなかルールブック」』のおすすめポイント
しつけの範囲からマナーの範囲まで、自分と周りの人が居心地よく生きていくための世の中の約束事を詳しく解説。
一つ一つ見ていくと、大人でもハッとさせられることに気づく1冊です。
『ピカピカだいさくせん!』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:いだのりこ(文)、まつもとはるの(絵)
出版社:婦人之友社
発行日:2020年4月
値段:1,300円+税
対象年齢:5〜7歳
『ピカピカだいさくせん!』のあらすじ
はなちゃんはお片付けができない女の子。
いつも物が山積みされているのが嫌になって、はなちゃんの机が家出してしましました。
妖精のぴかりんに助けてもらって、机のピカピカだいさくせんを始めます。
『ピカピカだいさくせん!』のおすすめポイント
何度言ってもお片付けができない子ども。
もしかすると片付け方がよくわかっていないのかもしれませんね。
ぴかりんのアドバイスではなちゃんのように、お片付けの仕方を学べる1冊です。
『ほねはおれますくだけます』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:かこさとし
出版社:童心社
発行日:1977年9月
値段:1,300円+税
対象年齢:5〜7歳
『ほねはおれますくだけます』のあらすじ
私たちの体の中にある骨。
子どものうちは柔らかく、まだ成長の途中です。
強くしっかりした骨を作るために大切なのは……?!
『ほねはおれますくだけます』のおすすめポイント
幼児にもわかりやすく、骨の大切さを教えてくれる絵本。
テレビを見たり本を読んだりする時には姿勢良く、好き嫌いせずになんでも食べ、太陽の下で元気いっぱい遊ぶ。
普段の生活が体の健康にもつながることを描いた1冊です。
生活の絵本おすすめ人気作品【小学生以上向け】
小学生になったことで、周りからも少しおとなっぽく扱われ始めましたね。
それでも、まだ子ども。
学んで、間違えて、また学んで。
最後に、小学生以上におすすめの絵本を紹介します。
『教室はまちがうところだ』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:蒔田晋治(文)、長谷川知子(絵)
出版社:こどもの未来社
発行日:2004年5月
値段:1,500円+税
対象年齢:小学生以上
『教室はまちがうところだ』のあらすじ
先生に指されたらどうしよう、間違えたらどうしよう、笑われたらどうしよう。
ビクビクドキドキ、うつむきっぱなし。
でもね、教室は間違うところなんだから、間違えて何が悪い?!
『教室はまちがうところだ』のおすすめポイント
手を挙げたら、必ず正解を答えなくてはいけない。
そんな思い込みから授業がつまらなくなって、怖くなって……・
教室は間違えるところ、みんなで色々な意見を出すところだと、何度も何度も繰り返し描き、子どもたちに勇気を与えてくれる絵本です。
『テーブルマナーの絵本』

画像引用:Amazon.co.jp
作者:高野紀子
出版社:あすなろ書房
発行日:2011年11月
値段:1,600円+税
対象年齢:小学生以上
『テーブルマナーの絵本』のあらすじ
和・洋・中のテーブルマナーや、外食時のマナー、食器の置き方など、“テーブルマナー”を徹底的に解説した絵本。
かわいい動物たちと一緒に、おばあちゃんから大切なマナーを学びます。
『テーブルマナーの絵本』のおすすめポイント
テーブルマナーとは言え、外食時であればその場での振る舞い方も大切です。
和食の際には和室での振る舞い方、洋食の際はカトラリーの扱い方など、細かいところまでしっかりと描かれています。
小学生以上の子どもから大人まで、楽しめる1冊です。
生活の絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?

「生活の絵本」は毎日のルーティンから、外出時のルール、公共の場でのマナーなどさまざま。
ここからは「生活の絵本」の選び方を紹介します。
生活の絵本の選び方① 家の中で毎日すること
朝起きた時の家族へのあいさつ、顔を洗って、歯を磨いて、服を着替えて、パジャマはたたむ。
自分のスペースは自分で綺麗にすることや、家族のお手伝いもすすんですること。
毎日必ずしなくてはいけないことを、日常生活と絵本の両方から学んでいきましょう。
生活の絵本の選び方② 公共の場での振る舞い方
お店の中では走らない、商品を指でつつかない。
お買い物中は一緒にいる大人の視線が、子どもからふと一瞬、離れてしまう機会もありますね。
そんなの時でも、きちんと公共の場所のマナーを守っていられるように教えてくれる絵本もおすすめです。
生活の絵本の選び方③ みんなが気持ちよく過ごすために
食事中に口の中に物を入れたまま喋らないことや、咳やくしゃみの時はハンカチや腕で口元を覆うこと。
食事を終えたら作ってくれた人に「ごちそうさま」を言うことや、学校で何か間違えてしまった人を笑わないこと。
子どものころからきちんと習慣付けておけば、大人になってから急に困ることはありませんね。
【生活の絵本まとめ】毎日を気持ちよく過ごすために

いかがでしたか?
“生活”に関する絵本を15冊紹介しました。
毎日必ずするべきことや、その状況になった時にするべきこと。
たくさんのルールやマナー、決まり事があります。
これらは、自分だけではなく、自分を含めた周りの人が気持ちよく毎日を過ごすためのお約束です。
歯磨きの場合、子どもの歯が生えてから急に歯ブラシを口にいれるよりも、まだ歯がない赤ちゃんのうちからガーゼなどで歯茎を拭きますよね。
それと同じように、急に何かを“しなくてはいけない”時がきてからするよりも、その時のために前もって絵本で知っておく。
そのワンステップがあるだけで、子どもにとって急に新しいルールができたと戸惑わなくてすみますね。
子どもの次の環境に備えて、「生活の絵本」を選ぶ参考になれば嬉しいです。

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