つやつやピカピカで、色もあざやかで、でも雨などの日にしか出番のない長靴。
こどもは長靴が大好きですよね。
この記事では雨の日がちょっとだけ楽しくなるような、長靴の絵本をご紹介致します。
雨の日の動物が出てきたり、ちょっとした冒険があったり、動物が長靴を履いていたり…、長靴の絵本は愉快で楽しいものばかり。
ぜひ親子で楽しめるような一冊を見つけてみてくださいね。
長靴の絵本おすすめ人気作品【0歳児向け】
まだ長靴を履いたり、雨の日の経験がほとんどない年齢です。
雨の日にはこんな楽しい生き物がいるんだよ、と読みながら教えてあげたいですね。
『おさんぽおさんぽ』

画像引用:amazon.com『おさんぽおさんぽ』
出版社:福音館書店
作:広野多珂子
発行日:2008年6月20日
800円+税
対象年齢:0・1・2歳
『おさんぽおさんぽ』のあらすじ
雨上がりに長靴を履いておさんぽすると、いろんな物に出会えます。
カエル、カタツムリ、濡れた草や花、水たまり…。
『おさんぽおさんぽ』のおすすめポイント
子供の目線は、地面をよく見ていますよね。
この本にはそんな足元の世界がよく描かれています。
幼児が知っている物がたくさん出てくるので一緒に指さしながら楽しめます。
そして読み終わったあとはなんとなくおさんぽに出かけたような気分になれます。
『ゲルティーのあおいながぐつ』

画像引用:amazon.com『ゲルティーのあおいながぐつ』
出版社:小峰書店
作:オリビア・ダンリー
発行日:2007年2月
760円+税
対象年齢:乳児から
『ゲルティーのあおいながぐつ』のあらすじ
赤いながぐつが好きなゴシーと、青いながぐつが好きなゲルティー。
二人はとてもなかよしで、ゲルティーはゴシーのあとをいつもついていきますが…。
『ゲルティーのあおいながぐつ』のおすすめポイント
いつもゴシーについていくゲルティですが、ある日目の前のちょうちょやかえるに目を奪われて、ゴシーをほったらかしにしてしまいます。
小さい子って目の前の気になるものについつい夢中になっちゃいますよね。
大人も子供も、わかるなぁと共感しながらニコニコと読める一冊です。
長靴の絵本おすすめ人気作品 【1、2歳児向け】
はじめて自分の長靴を履き始めるころです。
長靴を履くうれしさや楽しさが共感できるような本がおすすめです。
『さむがりループとながぐつ』

出版社:アルファポリス
作:前田舞
発行日:2015年2月20日
1100円+税
対象年齢:1~3歳
『さむがりループとながぐつ』のあらすじ
さむがりなループはママと離れることができません。
こまったママはループにながぐつをプレゼントしました。
これなら冷たい氷の上もへっちゃらです。
『さむがりループとながぐつ』のおすすめポイント
ペンギンのループの一挙一動がすごくかわいくて、見ているだけでにこにこしてしまいます。
雪の上にどしーんと転んで、自分の形が出来たのを見てにっこりしたり、みんなで遊んだり。
絵を見ているだけでほのぼのした気持ちになれる本です。
『カイちゃんのながぐつ』

出版社:小峰書店
作:マッツ・レテン
発行日:2005年
700円+税
対象年齢:2歳~
『カイちゃんのながぐつ』のあらすじ
カイちゃんは新しいながぐつに大喜び。
庭でお友達のリーセに長靴を見せていると雨が降ってきました。
『カイちゃんのながぐつ』のおすすめポイント
ぬいぐるみのお友達と長靴で遊ぶカイちゃんがとってもかわいいです。
長靴にみずたまりの水を入れて頭からかぶっちゃうシーンなど、子供らしいシーンがなんだかなつかしくてとてもほのぼのする一冊です。
長靴の絵本おすすめ人気作品 【3、4歳児向け】
長靴を履いて積極的に遊びたくなる年頃ではないでしょうか。
かわいい動物が出てくる物、雨の日が好きになれそうなもの、よくあるちょっとした事件が起こるお話を集めました。
『ながぐつをかいに』

画像引用:amazon.com『ながぐつをかいに』
出版社:ブルーベル館
作:星野イクミ
発行日:2014年5月21日
1200円+税
対象年齢:3歳~
『ながぐつをかいに』のあらすじ
あたらしくながぐつやさんがオープンしました。
次々といろんな動物たちがやってきます。
動物たちが選ぶながぐつは・・・
『ながぐつをかいに』のおすすめポイント
小さな子も楽しめるしかけおしゃれなイラストの絵本です。
みんな自分の長靴が売り切れているからって、違う動物用の長靴を買っていくのですが、それぞれ大満足な様子が見ていて楽しいです。
親子で笑いながら楽しめます。
『ながぐつをはいたねこ』

出版社:小学館
作:奥本大三郎
絵:馬場のぼる
発行日:2007年4月27日
1000円+税
対象年齢:3・4歳~
『ながぐつをはいたねこ』のあらすじ
お父さんがなくなり、一番下の弟に残されたのは1匹のネコだけでした。
でもこのネコが知恵を働かせて、ご主人様を大出世させてくれます。
『ながぐつをはいたねこ』のおすすめポイント
有名なお話です。
とても賢いネコの大活躍に、すがすがしい気持ちになれます。
ながぐつをはいたねこは色々なイラストで出版されていますが、この本では11ぴきのねこで有名な馬場のぼるのイラストに癒されつつ楽しむことができます。
『あめふりさんぽ』

画像引用:amazon.com『あめふりさんぽ』
出版社:講談社
作:えがしらみちこ
発行日:2014年5月14日
1200円+税
対象年齢:3歳~5歳
『あめふりさんぽ』のあらすじ
おきにいりの傘と、ながぐつと、カッパでおさんぽにいく女の子。
雨がだいすきなお友達との楽しいおさんぽ。
『あめふりさんぽ』のおすすめポイント
あたたかくてやさしい水彩の絵に癒されます。
子供は長靴や傘をさすのが大好きなので、きっと共感してお気に入りの絵本になると思います。
憂鬱な雨の日がきらきら輝いて見えるようになりそうな一冊です。
『たっちゃんのながぐつ』

出版社:こぐま社
作:わかやまけん
発行日:2013年5月
700円+税
対象年齢:3歳~
『たっちゃんのながぐつ』のあらすじ
欲しかった黄色のながぐつを買ってもらったたっちゃんでしたが、友達と遊んでいるうちに片方をなくしてしまいます…。
『たっちゃんのながぐつ』のおすすめポイント
たっちゃんの、長靴を買ってもらった時のうれしくてたまらない気持ちとなくしてしまった悲しさ、見つかった時のうれしさ。
子供の気持ちがそのまま表現されているので、親子で一緒に共感しながら読めます。
長靴の絵本おすすめ人気作品 【4、5歳児向け】
お友達とたくさん遊び始める頃です。
お友達同士のお話や、物を大切にする気持ちを考えるきっかけになりそうな長靴目線のお話などはいかがでしょうか。
『かなへびくんのあかいながぐつ』

画像引用:amazon.com『かなへびくんのあかいながぐつ』
出版社:福音館書店
作:島津和子
発行日:2003年9月1日
362円+税
対象年齢:4歳~5歳
『かなへびくんのあかいながぐつ』のあらすじ
嵐の次の日、かなへびくんがお昼寝の場所にしていた赤い長靴がなくなってしまいました。
なかよしのがまくんと一緒に探し回りますが…
『かなへびくんのあかいながぐつ』のおすすめポイント
バッタやクモ、カマキリにねずみ、小さな生き物がたくさんでてきます。
繰り返しの展開のおもしろさと、友達っていいなと思えるお話です。
結末にほっこりすること間違いなしです。
『とこちゃんのながぐつ』

出版社:学研
作:かとうまふみ
発行日:2007年4月26日
1200円+税
対象年齢:幼児~小学校低学年 3.4.5歳
『とこちゃんのながぐつ』のあらすじ
とこちゃんのくつたちはおでかけが大好きですが、ながぐつは雨の日しかお出かけできません。
ある日とうとう雨が降ってながぐつの出番がやってきました。
『とこちゃんのながぐつ』のおすすめポイント
靴たち目線のお話です。
靴たちが下駄箱でお話していると思ったら、ちょっと楽しいですね。
靴たちは履いてもらえるのを待っているのかな、うれしいかな、と想像して物を大切にできそうな気がします。
『えっちゃんのながぐつ』

出版社:ひさかたチャイルド
作:野村ユキ
絵:峰村亮而
発行日:1982年
800円+税
対象年齢:4・5歳~
『えっちゃんのながぐつ』のあらすじ
えっちゃんは黄色くてニコニコうさぎの絵がついている長靴がお気に入りです。
ある雨の日、長靴のうさぎの絵が違っていて…。
『えっちゃんのながぐつ』のおすすめポイント
お友達にいじわるをしたりすると、かわいいニコニコうさぎのながぐつが、ちょっとコワイ顔にかわってしまうところが面白いです。
小さい子の生活がよく描かれていて、子供と共感したり、一緒にお話しながら読める絵本です。
『ながぐつボッチャーン』

出版社:WAVE出版
作:軽部武宏
発行日:2015年10月2日
1500円+税
対象年齢:3・4・5歳~
『ながぐつボッチャーン』のあらすじ
ボッチャーン!川に落ちたながぐつのかたっぽが、もう一人のながぐつを探してそのまま川を下っていきます。
水の中の生き物に出会いながら、離れ離れになったながぐつ兄弟は無事出会えるのでしょうか…。
『ながぐつボッチャーン』のおすすめポイント
水辺に住む生き物たちや、暗くなってからの水の中のちょっと怪しくて怖くてでも不思議と引き込まれてしまうような世界観。
子供も大人もビクビクドキドキしながら引き込まれてしまいます。
擬音が楽しいので声に出して読むのがおすすめです。
長靴の絵本おすすめ人気作品 【小学生以上】
外国のものや、ちょっと不思議なもの、元気で雨が大好きな子ばかりじゃないよね、という話を選びました。
『こんにちは、長くつ下のピッピ』

画像引用:amazon.com『こんにちわ、長くつ下のピッピ』
出版社:徳間書店
作:アストリッド・リンドグレーン
絵:イングリッド・ニイマン”
発行日:2004年2月28日
1500円+税
対象年齢:5歳~
『こんにちは、長くつ下のピッピ』のあらすじ
世界一つよい女の子「長くつ下のピッピ」。
元気いっぱいなピッピがおとなりに引っ越してきました。それからは毎日楽しいことばかり。
『こんにちは、長くつ下のピッピ』のおすすめポイント
スウェーデンで60年間近く愛され続けている絵本です。
一人暮らしのピッピはなんでもできますし、馬を持ち上げるくらい力持ちです。
ピッピのようにかっこいい女の子に憧れる子供たちは多いと思います。
海外の絵本ならではのカラフルな色使いもかわいい一冊です。
『ふしぎなふしぎなながぐつ』

出版社:偕成社
作:さとうさとる
絵:むらかみつとむ
発行日:
1400円+税
対象年齢:5・6歳
『ふしぎなふしぎなながぐつ』のあらすじ
かおるが拾ったのは、おおきくなったりちいさくなったりする不思議なながぐつでした。
『ふしぎなふしぎなながぐつ』のおすすめポイント
長靴がなぜかどんどん大きくなったり、かと思えばどんどん小さくなったり、不思議なお話です。
お話は長めですが、展開のおもしろさから子供も飽きずに最後まで楽しめます。
どうなるんだろう?と最後までドキドキと想像力をかきたててくれます。
『みずいろのながぐつ』

出版社:金の星社
作:もりひさし
絵:西巻茅子
発行日:1977年12月
1100円+税
対象年齢:5・6歳~
『みずいろのながぐつ』のあらすじ
雨はぬれるし長靴は重いからきらい。
そんなひ弱なこうちゃんが、とりちがえられた長靴をきっかけにどんどん強い子に成長していくお話です。
『みずいろのながぐつ』のおすすめポイント
引っ込み思案な男の子が、長靴をきっかけでお友達の輪の中に入る流れにほっこりします。
子供同士が心を開くきっかけって、結構些細なことだったりしますよね。
素朴でほのぼのしていて、なんとなくまた読みたくなるお話です。
長靴の絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?
長靴の絵本を選ぶときのポイントを3つ紹介致します。
ぜひ選ぶときの参考にしてみてくださいね。
長靴の絵本の選び方①言葉が楽しい絵本
雨の日の絵本は楽しい擬音がたくさん。
ちゃぷちゃぷ、ぽちゃぽちゃ、たのしい擬音がたくさんある本を選べば、小さなお子さんとも楽しい時間が過ごせます。
長靴の絵本の選び方②絵のテイストが気に入った絵本
ちょっと憂鬱になりがちな雨の日ですが、絵本は傘や長靴、風景のコントラストが鮮やかな物が多いです。
水彩画の物やイラスト調のかわいい物まで、好みで選んで楽しんでくださいね。
長靴の絵本の選び方③メッセージ性のある絵本
長靴の絵本は、物を大切にしたくなるようなお話から、お友達とのやりとりを描いた物まで様々です。
子供に今何を知ってほしいかで選ぶのも大切です。
【長靴の絵本まとめ】

長靴がきっかけでお友達ができたり、長靴目線のお話で物を大切にする気持ちになれたり、めったに履かない特別な靴だからこそ、長靴の絵本はいろんな魅力であふれています。
一緒に読んでいるうちに大人も、小さいころ大好きだった長靴や雨の日のちょっとした事件や、ワクワクした気持ちを思い出せるかもしれません。
長靴の絵本を読んで、ぜひ雨や雨上がりの日を親子で楽しんでくださいね。

コメント