木の実が出てくる絵本には、温かな雰囲気の作品やユーモラスなお話など様々なものがあります。
この記事では木の実が出てくる絵本を年齢別に紹介していきます。
おいしそうなケーキが出てくるお話や、ネズミが活躍するお話まで!
ぜひ絵本を選ぶ時の参考にしてみてくださいね。
木の実の絵本おすすめ人気作品【0、1、2歳児向け】

どんぐりやくり。
身近で分かりやすい木の実の絵本を紹介していきます。
『どんぐりころころそのあとは…』

画像引用:Amazon
作者;志村 まゆみ
出版社;新日本出版社
発行日:2019年10月26日
値段:1,300円+税
対象年齢:0~2歳
『どんぐりころころそのあとは…』のあらすじ
大人気の童謡『どんぐりころころ』は、お山が恋しくなってどんぐりが泣いてしまうところで終わっています。
この絵本は、歌詞の続きがあったら?というお話が描かれています。
その後にはどんな続きがあるのでしょうか?
どんぐりは、元気にお山へ帰れるのでしょうか?
『どんぐりころころそのあとは…』のおすすめポイント
簡単な伴奏の楽譜つきで、全編を歌いながら読み進められます。
読んでも歌っても楽しい絵本です。
3番は、「幻の3番」と言われる岩河三郎氏の歌詞がベースとなっています。
『くりくり』

画像引用:Amazon
作者;ひろかわ さえこ
出版社;アリス館
発行日:1999年
値段:800円+税
対象年齢:0~2歳
『くりくり』のあらすじ
くりのくりくりが、ずんぐり、むっくりでそっくりの親子に出会って…。
「くり」のつく言葉で物語が進む言葉遊び絵本です。
『くりくり』のおすすめポイント
くりのつくことばが勢揃い!
子ども達と言葉遊びをしながら読むと楽しい絵本です。
高年齢の子どもとは『くり』のつく言葉を探しながら読むのも面白いですね。
『語りかけ絵本 どんぐり』

画像引用:Amazon
作者;こが ようこ
出版社;大日本図書
発行日:2018年10月10日
値段:1,000円+税
対象年齢:0~2歳
『語りかけ絵本 どんぐり』のあらすじ
なんだろうな?
なんだろうね?
どんぐりが落ちてきたよ。
今度ははねた。
どんぐりはどうなるのでしょうか?
『語りかけ絵本 どんぐり』のおすすめポイント
『語りかけ絵本シリーズ』です。
文をそのまま読めば、自然と語りかける形になります。
コロンやポン!など、愉快なオノマトペ(擬音語)もいっぱいで、声に出して読んでいると、読み手側も楽しくなってきます。
巻末には読み聞かせやスキンシップのポイントも載っていて、初めての絵本にぴったりの一冊です。
木の実の絵本おすすめ人気作品【3、4、5歳児向け】

木の実を拾った後の展開が楽しめる絵本を集めました。
『きのみのケーキ』

画像引用:Amazon
作者;たるいし まこ
出版社;福音館書店
発行日:1992年10月31日
値段:700円+税
対象年齢:3~5歳
『きのみのケーキ』のあらすじ
ある日たぬきは、森で拾った木の実でケーキを作りました。
ケーキが出来たので、みんなでお茶会をしようと森の仲間を呼びにいきました。
ところが、戻るとケーキが消えてしまっていたのです!
ケーキはどこにあるのでしょう……?
『きのみのケーキ』のおすすめポイント
表紙のケーキがとても魅力的なこの絵本。
ページが贅沢に使われていて、ゆったり秋の午後を感じることが出来ます。
ケーキの行方にハラハラ、最後はほっこりとした気持ちになれるお話です。
『チョイの ちいさな かご』

画像引用:福音館書店
作者; あきやま じゅんこ
出版社; 福音館書店
発行日: 1989年11月01日
値段:販売元による
対象年齢:3~5歳
『チョイの ちいさな かご』のあらすじ
ネズミのチョイはお兄さんお姉さんと一緒に、山に木の実を集めに出かけました。
チョイは、沢山の実をとりました。
どうやって持って帰ろうかと考え、木の枝で大きな籠を編むことを思いつきました。
家に帰るとその実でおいしいジャムを作ります。
『チョイの ちいさな かご』のおすすめポイント
表紙の色鮮やかさが印象的なこの絵本はかわいいネズミが主役のお話です。
溢れんばかりの木の実がとても魅力的です。
『どうぞのいす』

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作者;香山 美子
出版社;ひさかたチャイルド
発行日:1981年11月
値段:1,000円+税
対象年齢:3~5歳
『どうぞのいす』のあらすじ
うさぎさんが作った小さな椅子。
木の下に、「どうぞのいす」と書いた立て札と一緒に置いていきます。
そこへ、ロバさんがやってきました。
持っていたかごを椅子の上に置いたまま、お昼寝してしまいます。
次にくまさんがやってきて……。
『どうぞのいす』のおすすめポイント
可愛らしい動物たちが次々に登場します。
ページをめくるたびに食べ物がテンポ良くとりかえっこされていく様子がとても楽しいお話です。
「からっぽにしてしまっては、あとの人におきのどく」
後の人のことを、ちゃんと考えている展開に優しさを感じます。
繰り返し読んであげたい絵本ですね。
『くるくるくるみ』

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作者;松岡 達英
出版社;そうえん社
発行日:2007年09月
値段:1,200円+税
対象年齢:3~5歳
『くるくるくるみ』のあらすじ
ガラン、ガララン、ガラン―。
おばあちゃんがフライパンで、何かしています。
大きな音やこげくさい匂いがします。
おばあちゃんは、ゆうかにくるみのおいしい料理を作ろうとしていたところでした。
『くるくるくるみ』のおすすめポイント
くるみのことが楽しく分かる科学絵本です。
「くるみクッキーの作り方」や「くるみどうふの作り方」などが載っていてページをめくるのが楽しくなる絵本です。
大人も読んでいて勉強になる内容も多いので親子で楽しめますね。
『14ひきのあきまつり』

画像引用:Amazon
作者;いわむら かずお
出版社;童心社
発行日:1992年10月
値段:1,200円+税
対象年齢:3~5歳
『14ひきのあきまつり』のあらすじ
お母さんたちが木の実を採りに行っている間、子ども達とおばあちゃんはかくれんぼをします。
みんなが次々に見つかっていく中、ろっくんだけが見つかりません。
みんなで探している時に出会ったのは、くりくり頭のくりたけ兄弟。
くりたけ兄弟についていくと、そこで始まったのは…!?
『14ひきのあきまつり』のおすすめポイント
14ひきのねずみの家族が活躍するシリーズ作品です。
読んでいると、まるで自分もお散歩しているような気持ちになれます。
この絵本はシリーズの中でも少し不思議な雰囲気を漂わせているお話です。
きのこや紅葉した落ち葉などが鮮やかに描かれているので秋にピッタリの絵本です。
『ヒッコリーのきのみ』

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作者;香山 美子
出版社;ひさかたチャイルド
発行日:1985年
値段:1,000円+税
対象年齢:3~5歳
『ヒッコリーのきのみ』のあらすじ
子りすのバビーはお母さんと一緒に冬を越す準備をしています。
拾ってきた木の実の埋め方をお母さんが優しく教えてくれます。
でも、冬になってから探してみると埋めた実は全部見つけられません。
見つけられず、忘れられた実はどうなるでしょうか?
冬が去って春が来た時、お母さんがバビーに見せてくれたものとは……。
『ヒッコリーのきのみ』のおすすめポイント
作者は『どうぞのいす』で知られる香山美子さんです。
ふんわりやさしいタッチのイラストが魅力的です。
森と動物たちの関わりと営みが、子どもたちにもやさしく伝えてくれています。
ヒッコリーの木とリスの約束を通して、自然の大切さを教えてくれる絵本です。
『まじょのケーキ』

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作者;たむら しげる
出版社;あかね書房
発行日:2002年10月
値段:1,200円+税
対象年齢:3~5歳
『まじょのケーキ』のあらすじ
今日はポルカちゃんの誕生日。
ケーキに飾る木の実をとりに森へ行くと、不思議ないきものたちと出会いました。
でも、だんだん雪がはげしく降ってきて、気がつけばそこは……!
『まじょのケーキ』のおすすめポイント
夢のあるストーリーとお母さんの優しさにほっこりする絵本です。
願い事の中身が描かれた背表紙にも注目です。
お誕生日をお祝いする内容なのでお誕生日に読んであげてもいいですね。
『もりのふゆじたく』

画像引用:Amazon
作者;たるいし まこ
出版社;福音館書店
発行日:1992年10月31日
値段:700円+税
対象年齢:3~5歳
『もりのふゆじたく』のあらすじ
動物たちは森でせっせと木の実ひろいを始めました。
でも、気のいいたぬきは仲間のお手伝いばかり。
何も拾えずに、疲れ果てて家へ帰ってみると……。
『もりのふゆじたく』のおすすめポイント
森の動物たちの心温まる絵本です。
人に優しくすると自分に返ってくることが子どもにも分かりやすく伝わるお話です。
小さめのサイズなので持ち運び用としてもおすすめです。
木の実の絵本おすすめ人気作品【小学生向け】

木の実について詳しくなれる絵本を紹介していきます。
『木の実とともだち』

画像引用:Amazon
作者;下田 智美
出版社;偕成社
発行日:1996年09月
値段:1,500円+税
対象年齢:小学生
『木の実とともだち』のあらすじ
秋に比較的身近に見られる木の実の名前や実の料理・遊び方などを描いた絵本です。
主人公の女の子と動物たちが楽しく分かりやすく紹介しています。
『木の実とともだち』のおすすめポイント
秋の実のことを教えてくれる動物達がとても可愛らしく描かれています。
木の実の種類、レシピ、おもちゃの作り方など内容が盛りだくさんで勉強になる絵本です。
読んだ後に、木の実を探しに行っても楽しいですね。
『クリの絵本』

画像引用:Amazon
作者;あらき ひとし
出版社;農山漁村文化協会
発行日:2007年4月1日
値段:2,500円+税
対象年齢:小学生
『クリの絵本』のあらすじ
クリは縄文時代から、人びとの生命を支える食料や木材として広く利用されてきたよ。
日本人のくらしは大むかしから、クリと深いきずなで結ばれてきたんだ。
秋には、山にジバグリ探しに出かけるとおもしろいね。
さあ、そうしたクリと日本人についていろいろ調べてみよう。
『クリの絵本』のおすすめポイント
花やイガなどクリの不思議や、クリと人間との歴史が説明されています。
美味しい食べ方も紹介されています。
クリについて詳しくなれる絵本です。
『木の実とふねのものがたり』

画像引用:ニジノ絵本屋
作者;小林由季
出版社;ニジノ絵本屋
発行日:2018年12月
値段:2,600円+税
対象年齢:小学生
『木の実とふねのものがたり』のあらすじ
女の子が不思議なふねで暮らしています。
ある朝、キラキラの木の実が空から落ちて来ました。
毎日、女の子は木の実に話しかけます。
すると木の実はどんどん大きくなって……?
『木の実とふねのものがたり』のおすすめポイント
この絵本のために作られた「木の実とふねのうた」の譜面付です。
幼稚園や保育園で、みんなで歌ってみても楽しいですね。
私たちの環境や私たち以外の誰かのことを考えるきっかけになる大切なメッセージが込められています。
『木の実のけんか』

画像引用:Amazon
作者;岩城範枝
出版社;福音館書店
発行日:2008年03月
値段:1,300円+税
対象年齢:小学生
『木の実のけんか』のあらすじ
ある山に、いち早く花を咲かせる桜の木を見つけた橘。
仲間達と花見の宴を始めました。
それを見た山の住人、栗は面白くありません。
栗たちの一族と橘一族の争いが始まってしまいました。
さてその結末は?
『木の実のけんか』のおすすめポイント
意外な結末が新鮮な、狂言絵本です。
狂言の「菓争(このみあらそい)」を下敷きに作られています。
狂言のように読み聞かせをしてみても楽しめますね。
木の実の絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?

ここからは木の実の絵本を選ぶ際のポイントを3つ紹介していきます!
木の実の絵本の選び方①0・1・2歳向けの選び方
『どんぐりころころ』や『大きな栗の木の下で』など木の実は童謡にも出てきますね。
このように童謡で耳にすることの多い木の実の絵本を選ぶことがおすすめです。
知っている木の実が出てくることで、より絵本への興味が湧いてくるでしょう。
木の実の絵本の選び方②3・4・5歳向けの選び方
意外な展開、ドキドキするストーリーなど『このあとどうなるんだろう?』が楽しくなってくる年齢です。
木の実を拾った後のストーリーが描かれている絵本を選ぶと、展開を楽しめます。
木の実の絵本の選び方③小学生向けの選び方
探求心が高まる小学生には木の実について詳しくなれる絵本をおすすめします。
親子で、木の実について沢山調べてみるのも楽しいですね。
【木の実の絵本まとめ】色とりどりな木の実絵本を読んでみよう!

木の実が出てくる絵本を紹介してきました。
身近な木の実から、初めて見るような木の実まで様々な絵本がありました。
絵本を読み終えたら木の実探しの探検に出るのも楽しいかもしれませんね。
ぜひ、色々な木の実の絵本を読んでみて下さい。

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