たぬき顔と言えば、親しみのある愛らしい顔立ちを思い浮かべますね。
くりっとした目、丸いお腹、ふっくらしっぽのたぬきは絵本の人気キャラクターです。
でも、可愛いだけではありません。
本の中では、ずる賢いイメージや、きつねと共に化ける動物としても有名です。
化けると聞くと少し怖いイメージがありますが“変身”なら、お店屋さんごっこや、お母さんごっこに通じる楽しさがありますね。
今回は、そんなたぬきが登場するおすすめ・有名絵本を、年齢別に15冊紹介します。
仲の悪いうさぎとたぬきをお月さまがとりもつ話、夢のような自動販売機が登場する話、ソフトクリームを通してたぬきと人が交流する話など。
もちろん、化けくらべの話もありますよ。
是非お気に入りの一冊を見つけてください。
たぬきの絵本おすすめ人気作品【0、1、2歳児向け】
厚い紙で作られた本や、ハッキリした色使いは、小さい子どもの読み聞かせに欠かせません。
擬音やリズムで楽しめる絵本や、まねっこ遊びができる絵本、愛情がたっぷり詰まった絵本を紹介します!
『だいすきだから!』

画像引用:フレーベル館
作:やすい すえこ
絵:さこ ももみ
出版社:フレーベル館
発行日:2015年1月
値段:700円+税
対象年齢:0歳から
『だいすきだから!』のあらすじ
お友達と遊んでいた子だぬき、ぬうた。
そこへお母さんが迎えに来ます。
遊び足りないぬうたは、化けることで広場にもどろうとしますが、すぐに見つかってしまいます。
『だいすきだから!』のおすすめポイント
上手に化けても、すぐ見つけるお母さん。
だって、お母さんはぬうたのことが大好きだから。
親子の愛情がギュッと詰まっています。
ぬうたの目の形を探す仕掛けを、一緒に楽しんでくださいね。
『たぬきのじどうしゃ』

画像引用:Amazon
作・絵:長 新太
出版社:偕成社
発行日:1977年6月
値段:1200円+税
対象年齢:2歳頃から
『たぬきのじどうしゃ』のあらすじ
偕成社の「はじめてよむ絵本」シリーズです。
赤、黄、緑とハッキリした色が目に鮮やかな絵本です。
怪物が出たと魚から助けを求められた、たぬきのおじさん。
川に近づくと、カエルのような怪物に自動車もろとも捕まってしまいます。
さて、どうなってしまうのでしょう。
『たぬきのじどうしゃ』のおすすめポイント
怪物に対抗するため、お腹とクラクションを「ぽんぽんぶうぶう」と叩くたぬきのおじさん。
他にも「げろげろぐえー」「ざあーざあー」と、真似したくなる擬音が登場します。
声の高さやスピードを変えて読んでみても楽しいですね。
『ふうふうふう~』

画像引用:ひさかたチャイルド
作:やすい すえこ
絵:夏目 尚吾
出版社:ひさかたチャイルド
発行日:2014年11月
値段:900円+税
対象年齢:1、2歳から
『ふうふうふう~』のあらすじ
くまくん、たぬきくん、うさぎちゃん、きつねくんが食べ物を「ふうふう」しています。
何を食べているのかな?
『ふうふうふう~』のおすすめポイント
「熱い食べ物」=「ふうふうして食べる」が結びついたら、親子で一緒に「ふうふうふう~」と、まねしてみましょう。
最後には、みんなからおいしそうなプレゼントがありますよ。
たぬきの絵本おすすめ人気作品【3歳児向け】
個性が出て、社会性が少しずつ発達してくる年齢ですね。
お友達との関わりに必要なコミュニケーション能力を鍛えるのに、言葉遊びはいかがですか?
「どうして?」の質問が増える時期でもあるので、起承転結がしっかりしている話やテンポのいい話もおすすめです。
『となりのたぬき』

画像引用:Amazon
作・絵:せな けいこ
出版社:鈴木出版
発行日:1996年9月
値段:1300円+税
対象年齢:3歳から
『となりのたぬき』のあらすじ
うさぎは意地悪なとなりのたぬきが大嫌い。
話を聞いたお月さまから、たぬきをこらしめるかわりにある約束を提案されて……。
表紙のいがみ合っている姿がどのように変化するのか、どうぞお楽しみください。
『となりのたぬき』のおすすめポイント
嫌いの眼鏡を外したら、相手のどんないいところが見えるかな?
自分以外の人の考えも大切にできれば、柔軟な性格の土台作りに繋がります。
道徳の授業にでてきそうなテーマをわかりやすく伝えてくれる、大人も考えさせられる一冊です。
『たぬきのおつきみ』

画像引用:Amazon
作:内田 麟太郎
絵:山本 孝
出版社:岩崎書店
発行日:2003年9月20日
値段:1300円+税
対象年齢:3歳から
『たぬきのおつきみ』のあらすじ
畑やお地蔵さんから盗みをはたらいて、お月見の準備にとりかかったたぬきたち。
お月さまが喜んでくれるよう考えたこととは?
日常生活で忘れがちな季節の行事を、ユーモアたっぷりに取り入れた絵本です。
『たぬきのおつきみ』のおすすめポイント
お月さまが地上を見おろすと、たぬきたちが何かの絵をかたどっています。
表紙の絵もおもしろみがありますが、中はもっとインパクトがありますよ!
子どもと一緒に笑って軽やかな気持ちになってくださいね。
盗む行為を子どもが気にするようであれば、動物の世界ではどうなのか、親子で納得いくまで話し合ってもいいですね。
『ぶたたぬききつねねこ』

画像引用:こぐま社
作・絵:馬場 のぼる
出版社:こぐま社
発行日:1978年
値段:1000円+税
対象年齢:3歳から
『ぶたたぬききつねねこ』のあらすじ
わかりやすい絵で描かれた、しりとり遊びの絵本です。
「ごりら」が「らっぱ」を吹いたら「ぱいなっぷる」が飛び出すなど、クスッと笑える展開が飽きさせません。
言葉がたくさん増えてきた子どもに、ぴったりの絵本です。
『ぶたたぬききつねねこ』のおすすめポイント
語彙力や、知識の定着に役立つしりとり遊び。
短いストーリー仕立てになっていて、単語だけなのに頭の中に物語が広がります。
「くりすます」で終わっているので、親子で続きを楽しんでもいいですね。
『おかえし』

画像引用:福音館書店
作:村山 桂子
絵:織茂 恭子
出版社:福音館書店
発行日:1989年9月
値段:900円+税
対象年齢:3歳から
『おかえし』のあらすじ
キツネの奥さんがいちごを持って、タヌキの家に引越しのごあいさつ。
するとタヌキの奥さんはおかえしに、タケノコを渡します。
キツネとタヌキの化けくらべならぬ、おかえし合戦の決着は?
『おかえし』のおすすめポイント
「おかえしの、おかえしの、おかえしの、おかえしの……。」
繰り返されるフレーズが子どもの笑いを誘います。
次は何をおかえしするのか、何度読んでも楽しい絵本です。
『たぬきのひみつ』

画像引用:Amazon
作・絵:加藤 休ミ
出版社:文溪堂
発行日:2019年6月
値段:1300円+税
対象年齢:3歳から
『たぬきのひみつ』のあらすじ
「だれにもいっちゃいけないよ」と言われコッソリ聞いた、たぬきのひみつ。
すると、他の動物たちも次々と自分のひみつを暴露していきます。
『たぬきのひみつ』のおすすめポイント
たぬきのおへそはたこ焼きだった!?
動物たちが教えてくれるひみつが衝撃的です。
言いたくて言いたくて、ずっと我慢していた気持ちが伝わってくるような表情がたまりません。
たぬきの絵本おすすめ人気作品【4、5、6歳児向け】
想像力が発達し、自分でできることが増えてくる時期です。
そうきたか!と意外性のある話や、感情移入して物語に入り込める絵本がおすすめです。
『ばけくらべ』

画像引用:Amazon
作:松谷 みよ子
絵:瀬川 康男
出版社:福音館書店
発行日:1989年9月
値段:900円+税
対象年齢:4歳から
『ばけくらべ』のあらすじ
化けるのが得意なきつねとたぬきが、化けくらべをすることに。
仲間と一緒に花嫁行列に化けたたぬきでしたが、きつねの方が一枚うわてでした。
悔しいたぬきが再戦を挑みます。
『ばけくらべ』のおすすめポイント
たぬきたちを、まんまとだましたきつねがあっぱれです。
そして、思いもよらない案で対抗するたぬきのずる賢さったら。
最後はちょっと、きつねがかわいそうになります。
『たぬきがいっぱい』

画像引用:フレーベル館
作・絵:さとう わきこ
出版社:フレーベル館
発行日:2011年11月(初版:1975年)
値段:1200円+税
対象年齢:4歳から
『たぬきがいっぱい』のあらすじ
森のたぬきたちがぼくに化けて、気付けばぼくだらけ。
みんなで太鼓を叩いたら、動物の赤ちゃんが起きてしまって、さあどうしよう。
4色で描かれた、どこか懐かしさを感じる素敵な絵です。
『たぬきがいっぱい』のおすすめポイント
フレーベル館の「復刊絵本セレクション」です。
「ナムクシャドローン」の呪文と共にぼくが増えていく繰り返しから一転、森の子守歌オーケストラになる展開は、メリハリが効いています。
たぬきが化けたぼくはしっぽが隠れていないので、本物のぼくを探してみましょう。
『とってもとってもいいきもち』

画像引用:フレーベル館
作:やすい すえこ
絵:黒井 健
出版社:フレーベル館
発行日:2014年7月
値段:1200円+税
対象年齢:4歳から
『とってもとってもいいきもち』のあらすじ
きつね、うさぎ、くまと一緒に遊びたい子だぬき。
でも、声をかけるだけで怖くて吊り橋の向こうに渡れません。
迎えに来てもらっても、やっぱり渡れません。
すると3匹は、自分たちも怖くて渡れなかったことを思い出して……。
『とってもとってもいいきもち』のおすすめポイント
怖くて渡れなかった時、してほしかったことを実行するうさぎたち。
お友達への思いやりに心が温まります。
自分がされたら嬉しいことをする。
思いやりの心をわかりやすく教えてくれる絵本です。
吊り橋を渡っていく様子がわかる仕掛けつき。
『ぽんたのじどうはんばいき』

画像引用:Amazon
作:加藤 ますみ
絵:水野 二郎
出版社:ひさかたチャイルド
発行日:1984年
値段:1000円+税
対象年齢:4、5歳から
『ぽんたのじどうはんばいき』のあらすじ
たぬきのぽんたは、葉っぱを入れると欲しいものが出てくるじどうはんばいきを作ります。
ライオンくん、きつねの女の子たちに喜ばれ好調な滑り出しを見せますが、さるくんから慌ただしくなり、たぬきの女の子で困ったことに。
ぽんたの出した納得のアイデアに、幸せな気持ちで満たされます。
『ぽんたのじどうはんばいき』のおすすめポイント
ぽんたの優しさで、じんわり温かい気持ちになれる絵本です。
一部仕掛けになっているのも、子どもが喜ぶポイントですね。
葉っぱを、欲しいものに変えてくれる魔法の自動販売機。
自分だったら何をお願いしよう?と想像力が膨らみます。
『どんどんしっぽ』

画像引用:Amazon
作・絵:竹内 通雅
出版社:あかね書房
発行日:2005年11月
値段:1300円+税
対象年齢:5歳から
『どんどんしっぽ』のあらすじ
このしっぽ、ただのしっぽじゃありません。
話す、食べる、挙げ句の果てに、たぬきのお尻から離れて、どこかに行ってしまいます。
常識にとらわれない、自由な世界をお試しあれ。
『どんどんしっぽ』のおすすめポイント
たぬきが何かに変身する話はよくありますが、これはひと味違います。
たくましく変身するのは、なんとしっぽ!
しっぽの個性が強烈です。
そして、たぬきのクルクル変わる表情も見応えがあります。
しっぽに逃げられ仕方なくへちまをつけ、情けない姿のたぬきも、最後はほっとできます。
たぬきの絵本おすすめ人気作品【小学生以上向け】
小学校で出される国語の宿題に音読がありますが、本を自分で読めたら自信がつきますね。
学校を舞台にした絵本、優しさに触れられる絵本を紹介します。
『このはのおかね、つかえます』

画像引用:Amazon
作:茂市 久美子
絵:土田 義晴
出版社:佼成出版社
発行日:2003年5月
値段:1100円+税
対象年齢:小学生から
『このはのおかね、つかえます』のあらすじ
こだぬきが誕生日プレゼントにおねだりしたものは、人間のお店、ヤマキヤに売っているソフトクリーム。
母さんたぬきは木の葉をお金にかえ、無事ソフトクリームを買ってきます。
嬉しそうなこだぬきのため、何度も買いに行く母さんたぬき。
けれど、ある日「木の葉のお金は、つかえません」の張り紙が……。
『このはのおかね、つかえます』のおすすめポイント
人間目線で見ると、たぬきが人をだまして、ただでソフトクリームを食べるのは困りものです。
「木の葉のお金は、つかえません」と張り紙をしたヤマキヤのおじいさんですが、その後、こだぬきの行動により気持ちに変化がおこります。
ひらがなで書かれた「このはのおかね、つかえます」に、じーんと心が温まります。
『山田守くんはたぬきです』

画像引用:Amazon
作:市川 宣子
絵:飯野 和好
出版社:小学館
発行日:2008年10月
値段:1200円+税
対象年齢:小学生から
『山田守くんはたぬきです』のあらすじ
人間には「ただの人間」と「たぬきが化けている人間」の2種類がいるんですって?
たぬきが小学生に化けて学校にやってきました。
それは、学校の動物たちを守るため!
『山田守くんはたぬきです』のおすすめポイント
自分の小学校にも、ひょっとしたらたぬきが混じっている?
想像したら楽しいですね。
使命をもって転校してきたたぬきの山田守くんが、小学校を舞台に頑張ります。
人間も動物も、会話はできなくても生きている。
そんな当たり前のことに気づかされます。
たぬきの絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?

たぬきの絵本はまだまだ、たくさんあります。
たくさんあると、何に注目して選べばいいか、わからなくなりますよね。
続いては絵本の選び方を紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
たぬきの絵本の選び方① 絵から物語を感じる絵本
何度も読んでとせがまれる絵本は、カラフルでないものや、目をひく可愛い絵でないものも多くあります。
それでも選ばれるのは、絵が物語を表現し、想像が広がって絵本の世界に入り込めるからです。
本文を読まず絵を見ながらページをめくっても、楽しいと思える絵本を探してみてくださいね。
たぬきの絵本の選び方② 参加型の絵本
ページに触れたり、息を吹きかけたり、間違いを探したり、子どもは仕掛け絵本が大好きです。
仕掛け絵本の時の集中力や目の輝きは、見ていてこちらも嬉しくなります。
参加型の絵本は子どもだけでなく、親も一緒に楽しんでくださいね。
たぬきの絵本の選び方③ 設定や季節にあった絵本
幼稚園児であれば幼稚園、小学生であれば小学校が舞台の絵本を選ぶと、すんなり話に入っていけますね。
年中行事が盛り込まれた絵本も、メリハリのある生活に役立ちます。
【たぬきの絵本まとめ】絵本に言葉遊びに、たぬきが大活躍!

童謡や昔話、ことわざに慣用句、なんとも忙しいたぬきです。
その性格はとても臆病で、大きい音にビックリして気を失ってしまうこともあるんだとか。
動物園で見かけたら、大きな声でおどかさないようにしないといけませんね。
今回紹介したたぬきの絵本は、主題は違えど、どれも親子で楽しめる作品です。
絵本選びの参考になりますように。

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