雨が降る時期になると、外へ出るのが憂うつになりますよね。
子どもも、外で思いっきり遊ぶことができません。
また、傘を持っていくという煩わしさもあります。
しかし、雨の日だからこそ、傘をさして味わえる楽しさもあります。
今回は、そんな傘の絵本のおすすめ作品を年齢別に15冊ご紹介します。
“オサムグッズ”で有名な原田治が絵を描いた『かさ』、たくさんの動物が登場する『ちいさなきいろいかさ』。
赤い傘を持った女の子が主人公の『あかいかさ』、傘を大事にするおじさんのお話『おじさんとかさ』など、魅力的なキャラクターが絵本に登場!
絵本ごとに、あらすじやおすすめのポイントもまとめました。
是非、参考にしてみてください。
傘の絵本おすすめ人気作品【0、1、2歳児向け】
傘にあまりなじみがない0~2歳児。
可愛いイラストのある絵本で、傘に親しみを持つといいですね。
0~2歳児向けの傘の絵本を4冊ご紹介します。
『かささしてあげるね』

作者:はせがわ せつこ
出版社:福音館書店
発行日:1998年4月
値段:800円(+税)
対象年齢:0、1、2歳
『かささしてあげるね』のあらすじ
ゾウやキリン、アリたちの上から雨が降り、優しい男の子が傘をさしてあげます。
ゾウには大きな傘、キリンには長い傘、アリには小さい傘と、それぞれぴったりな傘をさします。
最後は太陽が出て、みんなで大喜びです!
『かささしてあげるね』のおすすめポイント
動物のサイズによって、大小・長短と異なる傘が、面白いイラストとともに登場します。
絵本を読んだ後は、いろいろな種類の傘を使いたくなります。
“ピッチャンパッチャン”など、かわいらしい雨のオノマトペにも注目です!
『あかいかさ』

作者:ロバート・ブライト
出版社:ほるぷ出版
発行日:2020年2月
値段:1,000円(+税)
対象年齢:2歳~
『あかいかさ』のあらすじ
女の子が、晴れの日にお気に入りの赤い傘を持って出かけます。
途中で雨が降り、女の子が傘をさすと、かわいらしい動物たちが次々と傘の中に入ってきます。
雨が止むと、動物たちはまた順番に傘から出ていくのでした。
『あかいかさ』のおすすめポイント
「こいぬが1ぴき」「こねこが2ひき」「にわとり3ば」と、動物が1ぴきずつ増えてやってきます。
読みながら、数や助数詞を楽しく覚えることができる絵本です。
どんどん大きくなる赤い傘に、興味を引かれますよ。
『かさ』

出典:Amazon『かさ』
作者:松野正子
絵:原田治
出版社:福音館書店
発行日:1992年2月
値段:900円(+税)
対象年齢:2歳~
『かさ』のあらすじ
赤い傘、黄色い傘、青い傘、透けて見える傘など、子どもたちが傘を1つずつ持っています。
みんな、傘をどのように使うのかな。
中には、“こま”や“けん”に見立てて遊んだり、イヌにさしてあげたりする子どももいます!
『かさ』のおすすめポイント
文章が短く、鮮やかで分かりやすいイラストのため、小さな子どもにもおすすめです。
赤色などの単色の傘からカラフルな傘まで、様々な傘が出てきます。
楽しそうに傘を使うみんなの姿を見ると、傘をさしたくなります!
『かさかしてあげる』

作者:こいで やすこ
出版社:福音館書店
発行日:2002年4月
値段:900円(+税)
対象年齢:2歳~
『かさかしてあげる』のあらすじ
なっちゃんは、雨が降っているにもかかわらず、傘を持っていなくて困っています。
すると、アリやカエル、ウサギたちが次々と自分たちの自慢の傘を貸します。
最後に登場したのが、なっちゃんの傘を持った飼い犬のジョンでした。
『かさかしてあげる』のおすすめポイント
動物たちがなっちゃんに傘をさしだす姿に、ほっこりします。
どの傘も魅力的だけど、やっぱり自分に合う傘が一番です!
自分に合うものは何だろう、気に入っているものは何だろう、と考えるきっかけにもなりますね。
傘の絵本おすすめ人気作品【3、4歳児向け】
自分で傘をさすようになる3歳頃の子ども。
自分から進んで傘を持ちたくなるような、楽しい絵本がいいですね。
3、4歳児向けの傘の絵本を4冊ご紹介します。
『ちいさなきいろいかさ』

作者:もり ひさし
出版社:金の星社
発行日:1981年10月
値段:1,100円(+税)
対象年齢:幼児
『ちいさなきいろいかさ』のあらすじ
なっちゃんが、“ちいさなきいろいかさ”を持って歩いています。
雨が降ってきて、なっちゃんは、やってきた動物たちを傘の中に入れてあげます。
なんと、傘は動物たちに合わせて、大きくなったり、高くなったりするのです!
『ちいさなきいろいかさ』のおすすめポイント
大きくなったり、高くなったりと形が変わってしまう不思議な傘。
次は誰がやってくるかな、どんな傘に変身するのかなと、子どもの想像が広がります。
子どもも大人も、ワクワクしながら、ページをめくることができますよ。
『たまちゃんのすてきなかさ』

作者:かわかみ たかこ
出版社:偕成社
発行日:2001年4月
値段:1,000円(+税)
対象年齢:3・4歳~
『たまちゃんのすてきなかさ』のあらすじ
雨が降っている中、たまちゃんが傘をさすと、なんと傘にたくさんの穴が開ていました!
困っていたところに、やってきたクモが自分の糸で穴をふさいでくれました。
しかし、また穴が開いてしまい、今度は鳥がやってきて……。
『たまちゃんのすてきなかさ』のおすすめポイント
絵本の中の雨のしずくが、可愛くカラフルなイラストで描かれています。
読むと、いつの間にか雨の日を好きになる絵本です。
たまちゃんの傘が、動物たちのおかげで、どんどん素敵になっていく場面も魅力的です!
『どしゃぶり』

作者:おーなり 由子
発行日:2018年6月
値段:1,400円(+税)
対象年齢:幼児
『どしゃぶり』のあらすじ
夏の午後、男の子が1人で歩いていると、突然雨が降り始めました。
雨が大きくなると、“ずだだだだだだだ”と雨が傘に当たる音が聞こえます。
雨の音、雨のにおい、雨の色など、男の子は、雨の中を精一杯遊びます!
『どしゃぶり』のおすすめポイント
雨のオノマトペがたくさん詰まった作品です。
絵本を見ているだけ、聞いているだけでも、男の子が雨の中でも楽しそうにしている光景が目に浮かびます。
読んだ後は、雨の日を、余すことなく味わいたくなりますよ。
『あかいかさがおちていた』

作者:筒井 敬介
出版社:童心社
発行日:2011年9月
値段:1,400円(+税)
対象年齢:4・5歳~
『あかいかさがおちていた』のあらすじ
ジャングルの中に、赤い傘が1つ落ちていました。
最初はサル、次はヘビ、そしてカンガルーと、傘は様々な動物に行き渡ります。
ジャングルから始まって海へと移動し、赤い傘は動物たちを通して、長い旅に出るのです。
『あかいかさがおちていた』のおすすめポイント
文字を少し読める子どもや、話の展開が理解できる時期の子どもにおすすめです。
傘の使い方が分からない動物たちを、ユーモアたっぷりに描いています。
傘の旅を通して、子どもたちの想像力を膨らませる絵本です。
傘の絵本おすすめ人気作品【5、6歳児向け】
言葉も流ちょうに話せるようになった5、6歳の子ども。
文字や言葉を楽しみながら、雨の日を過ごせるといいですね。
雨のオノマトペや不思議な話を書いた絵本を中心にご紹介します。
5、6歳児向けの傘の絵本は、合わせて3冊あります。
『おじさんのかさ』

作者:佐野 洋子
出版社:講談社
発行日:1992年5月
値段:1,400円(+税)
対象年齢:5~6歳
『おじさんのかさ』のあらすじ
おじさんは、黒い傘がお気に入りで、晴れの日でも、どんな日でも毎日持って出かけます。
雨の日でも、傘が濡れないようにしっかり抱えて歩きます。
ある雨の日、子どもが雨の音を歌っているのを聞いて、傘をさしてみることにしました。
『おじさんのかさ』のおすすめポイント
“ポンポロリン”や“ピッチャンチャン”など、雨の日のオノマトペが楽しい作品。
読んだ後は、雨の中、子どもも自分で傘をさして音を聞いてみたくなります。
大人と一緒に口ずさむと、雨の中素敵な時間を過ごせますね。
『わたしのかさはそらのいろ』

作者:あまん きみこ
出版社:福音館書店
発行日:2015年4月
値段:900円(+税)
対象年齢:5歳~
『わたしのかさはそらのいろ』のあらすじ
女の子が、お母さんと買った“そらのいろ”の傘をさして出かけました。
雨の日でも、“そらのいろ”の傘の中は、いい天気であったかい。
そこで、動物たちが傘に入ってくると、傘はどんどん大きくなるのでした。
『わたしのかさはそらのいろ』のおすすめポイント
空のような色で描かれたきれいな傘に、心惹かれます。
動物たちが「いーれて」と次々とやってくる姿が、とても愛らしいです。
絵本を読んだ後は、主人公のように、お気に入りの傘を持ってお出かけをしたくなります。
『かさどろぼう』

作者:シビル・ウェッタシンハ
出版社:徳間書店
発行日:2007年5月
値段:1,400円(+税)
対象年齢:5歳~
『かさどろぼう』のあらすじ
キリ・ママおじさんは、町で生まれて初めて傘を見つけ、村に持って帰ります。
ところが、立ち寄ったコーヒーショップで傘が盗まれてしまいました!
何度買っても盗まれてしまうため、おじさんは“かさどろぼう”をつかまえようと決心しますが……。
『かさどろぼう』のおすすめポイント
スリランカで生まれた作者が描いた、異国の文化を感じさせる絵本です。
おじさんと傘をめぐるミステリー仕立ての話に、ハラハラ・ドキドキしながら絵本を読み進めることができます。
鮮やかで美しい傘の絵にも注目です!
傘の絵本おすすめ人気作品【小学生以上向け】
小学生になると、経験値が増え、より深く物事を考えることができますね。
以下でご紹介するのは、傘の話を通して、共感や優しさを考えることができる絵本です。
小学生向けの傘の絵本は、合わせて4冊あります。
『まほうのかさ』

作者:小沢 正
出版社:教育画劇
発行日:2015年6月
値段:1,300円(+税)
対象年齢:年長、小学低学年
『まほうのかさ』のあらすじ
運動が苦手ないちろうくんは、体育の日を中止にしたくて、雨が降るようにと祈りました。
ある日、夜眠った後、夢の中で魔女が出てきて、赤い魔法の傘をいちろうくんに渡します。
その傘をさすと、なんと、本当に雨が降ってしまうのです!
『まほうのかさ』のおすすめポイント
文字が読めて、複雑な話を理解できる小学生以降の子どもにおすすめです。
嫌いな行事の日に、雨が降ってほしいと願う小学生の話に、共感する子どもは多いですよね。
こんな傘があったらいいな、と夢と魔法が詰まった絵本です。
『かえるのあまがさ』

作者:与田 準一
出版社:あい書房
発行日:1977年6月
値段:1,000円(+税)
対象年齢:幼児~小学低学年
『かえるのあまがさ』のあらすじ
かえるが、ハスの葉のあまがさを、かえるがやっている傘屋さんで買いました。
雨の中、雨傘を持ってかえるたちが行列になっています。
タニシ、どじょう、トマトやきゅうりたちがかえるたちの行列を見て、大笑いです。
『かえるのあまがさ』のおすすめポイント
雨の音をリズミカルに書いている詩の絵本で、読むととても心地いいです。
自分で読むのもいいですし、子どもに読み聞かせてあげるのにもぴったりです。
雨の日に、絵本を思い出して、思わず口ずさみたくなります。
『あまがさ』

出典:Amazon『あまがさ』
作者:やしま たろう
出版社:福音館書店
発行日:1981年7月
値段:1,200円(+税)
対象年齢:読んであげるなら3歳/自分で読むなら小学低学年
『あまがさ』のあらすじ
モモは、買ってもらった雨傘と赤い長靴を早く履きたくて仕方ありません。
待ちに待った雨がようやく降りはじめ、モモは傘をさし、赤い長靴を履きました。
雨の中を出ると、雨の不思議な音で、モモは喜びでいっぱいです。
『あまがさ』のおすすめポイント
雨が降っている中、傘に当たる雨音の表現が、心に残ります。
初めて自分で傘をさし、長靴を履くモモに、自分も何かを始めてみたいという勇気が湧いてきます。
モモの姿を通して、子どもの成長を感じさせる絵本です。
『ぼく、あめふりお』

作者:大森 裕子
出版社:教育画劇
発行日:2007年6月
値段:1,000円(+税)
対象年齢:幼児~小学低学年
『ぼく、あめふりお』のあらすじ
主人公のてるてるぼうずは、てるてるぼうずなのに、雨を降らしてしまう。
仲間たちにも疎まれ、てるてるぼうずはおひさまに会いに旅に出ます。
そこで出会ったのは、赤い傘をさしたおひさまみたいな女の子でした。
『ぼく、あめふりお』のおすすめポイント
絵本の可愛いイラストに釘付けになり、絵本をめくるのが楽しくなります。
雨の中でも、てるてるぼうずが女の子と楽しそうに遊んでいる姿をみて、幸せな気持ちになります。
雨が好き、そう思わせてくれる絵本です。
傘の絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?

傘の絵本を選ぶポイントを3つにまとめています。
是非、参考にしてみてください。
傘の絵本の選び方①ワクワクする話
ワクワクする話を読むと、憂うつな雨の日でも楽しい時間になりますね。
動物が話したり、旅に出たり、魔女が登場したりと、不思議だけど面白さが詰まった絵本がおすすめです。
傘を見るとワクワクした気持ちを思い出して、憂うつな気持ちもなくなりますよ。
傘の絵本の選び方②印象に残る絵
鮮やかな赤色、きれいなそらのいろ、カラフルな虹色の傘など、様々な色の傘がありますよね。
魅力的な傘のイラストを見ることで、子どもたちの傘への興味が一層強くなります。
絵本を読んだ後は、お気に入りの傘を持って外へお出かけです。
傘の絵本の選び方③オノマトペを楽しむ絵本
雨が降ったときに傘をさすと、晴れの日では聞こえない音が聞こえます。
雨が傘に当たるときのオノマトペを読むと、リズミカルな言葉で、不思議と心が安らぎます。
是非、素敵な雨のオノマトペを、傘の絵本で楽しんでみてください。
【傘の絵本まとめ】雨の日を味わおう!

傘の絵本をご紹介しました。
子どもにとって、雨よりも晴れの日の方が楽しい。
けれども、雨の日は雨の日ならではの楽しみ方があります。
傘の絵本を読んだ後、子どもと一緒に傘を買ってみてはいかがでしょうか。
お気に入りの傘を持つと、雨の日が待ち遠しくなりますね。
そして、雨が降ったら、傘をさして雨のオノマトペを口ずさんでみてください。
きっと、素敵な時間を過ごすことができますよ。
是非、傘の絵本を子どもと一緒に読んでみてください。

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