色とりどりの綺麗なお花たちにかこまれて、いつも良い匂いが漂うお花屋さん。
お客さんのためにカラフルで可愛いブーケをつくったり、たくさんの種類のお花を店先に並べたりしてなんだかとっても楽しそう。
子どもにとって、人気の職業の1つですよね!
今回は、そんなお花屋さんの絵本人気作品15選をご紹介します。
お花屋さんのことを絵本を通して知ることで、より興味が深まり将来のためにどうすればいいか考えるきっかけにもなりますよ。
お花屋さんの絵本おすすめ人気作品【1、2、3歳児向け】
見ていて癒されるお花たちは、小さい子どもも大好き!
ごっこ遊びなどでお花屋さんになりきって楽しむ子どももいますよね。
カラフルな花のイラストは、ページをパラパラとめくるだけでも楽しめます。
『きれいねはなやさん』
画像引用:Amazon
写真:STUDIO 31、OPO
絵:やひろ きよみ
出版社:ポプラ社
発行日:2005年11月
値段:350円+税
対象年齢:1歳から
『きれいねはなやさん』のあらすじ
お店に並ぶ、たくさんの綺麗なお花たちを売るお花屋さんの仕事を紹介しています。
仕事道具や仕事内容について説明しており、お花屋さんの仕事を知ることができます。
お店を開ける準備をしたり、電話注文を受けて花束をつくったり……。
やることがたくさんで大忙しです。
素敵なブーケや店頭に並ぶ花の写真に、お花屋さんに憧れている子どもの夢がふくらみます。
『きれいねはなやさん』のおすすめポイント
鮮やかな色とりどりの美しいお花の写真と可愛いイラストで、お花屋さんの仕事を紹介しています。
頑丈な作りになっており、ページ数も16ページと小さい子どもも楽しめ、持ち運びにも便利なサイズの絵本です!
ひらがなが分かるようになると1人で読むこともできるので、長く楽しむことができます。
『ふらふらみつばち』
画像引用:Amazon
作者:うえき まさのぶ
絵:かとう ようこ
出版社:ひさかたチャイルド
発行日:2008年3月
値段:1200円+税
対象年齢:2、3歳から
『ふらふらみつばち』のあらすじ
都会に引っ越してきたみつばちくん。
お花の蜜を吸おうとして花壇へ近づくとおじさんに追い払われ、トラックに轢かれそうになったり、怖そうな犬がいたりと大変!
スーパーマーケットにあるはちみつを舐めるためにビンを開けようとしていると、店員さんに見つかってしまいます。
お腹が空いてふらふらのみつばちくんがたどりついた場所は……?
『ふらふらみつばち』のおすすめポイント
こちらは、めくって楽しいしかけ絵本です!
あっちこっちで大変な思いをしたみつばちくんはお花屋さんにたどりつき、優しい店員さんにお花の蜜を吸わせてもらいます。
都会にはお花や木が少なく、虫たちは生きていくのも大変。
都会にも、もっとたくさんの自然が増えるようにメッセージがこめられた作品です。
『ショコラちゃんはおはなやさん』
画像引用:Amazon
文:中川ひろたか
絵:はた こうしろう
出版社:講談社
発行日:2015年4月22日
値段:950円+税
対象年齢:3歳から
『ショコラちゃんはおはなやさん』のあらすじ
お花が大好きなショコラちゃんは、お花屋さんを始めました。
お水は重いし、冬の日は冷たいし、お花屋さんはけっこう大変!
でも、花嫁さんにとびきり素敵なブーケをつくったり、お水をかえるとお花が喜んだり、とてもやりがいがあります。
あるお客さんが、明日の奥さんのお誕生日のために赤いバラを100本買いに来ました。
赤いバラが品切れだったので、市場へ買いに行きます。
『ショコラちゃんはおはなやさん』のおすすめポイント
大人気「Chocolat Story Book」シリーズから、ショコラちゃんが今度はお花屋さんになりました!
お花屋さんの楽しそうなところだけでなくお仕事の大変な部分にも触れ、それでもお客さんに喜んでもらう楽しみが描かれています。
可愛いイラストに色とりどりのお花は、見ているだけでも楽しめますね!
ショコラちゃんは100本の赤いバラを用意できるかな?
お花屋さんの絵本おすすめ人気作品【4、5、6歳児向け】
幼稚園、保育園に通い始めると、童謡に出てきたり園に植えられていたりなど、お花に触れる機会が少しずつ増えていきます。
お気に入りのお花を見つけて名前を覚えたり、匂いを嗅いでみて癒されたり。
お花屋さんへの憧れが強い時期でもありますね。
『ふしぎなはなや』
画像引用:Amazon
作:竹下 文子
絵:杉浦 範茂
出版社:フレーベル館
発行日:2008年10月
値段:1200円+税
対象年齢:5歳から
『ふしぎなはなや』のあらすじ
けんたのうちは、お花屋さんです。
でも、おもちゃ屋さんとかお菓子屋さんだったら良かったのになあ。
お花屋さんなんて女の子みたい、とけんたは思っていました。
お父さんは温室でお花を育てていて、水をやったり土を混ぜたりと大忙し。
お母さんは店でお客さんにお花を売っていて、はさみで切ったり包んだりとこちらも大忙し。
お父さんもお母さんも「けんた、ちょっと手伝って」とよくけんたを呼びます。
そしてけんたが手伝いに行くとき、お店でも温室でも不思議なことがあるのです。
けんたはお父さんの温室に探検に行くことにしました。
『ふしぎなはなや』のおすすめポイント
意地悪そうな奥さんやタバコをふかした紳士。
花を大事にしてくれなさそうなお客さんは、お母さんが片目をパチンとつむるだけで帰っていきます。
お父さんが種をまき水をかけながらおまじないを言うと、種から芽が出て誰も見たことがない不思議な花があちこちに咲きます。
なにやらけんたに内緒の話をしているお父さんとお母さん。
不思議なことが起こる花屋の秘密は一体何でしょう?
読んでいて、わくわく楽しい気持ちになれますよ。
『ライオンはかせのはなやさん』
画像引用:Amazon
作者:かつらこ
出版社:BL出版
発行日:2010年2月
値段:1300円+税
対象年齢:4歳ごろから
『ライオンはかせのはなやさん』のあらすじ
ウサギくんは、大事に育てたタンポポをライオンはかせにプレゼントします。
それを見たライオンはかせは「そうだ!おもしろいことを思いついたぞ」と研究を始めて、新しいお花を発明します。
あっというまに芽が出てお花が咲く不思議な種。
ウサギくんは「早く育てたお花はきっと良くないよ。お花はゆっくり丁寧に育てなくちゃ」と言いますが、ライオンはかせは聞きません。
ライオンはかせがお花屋さんを始めると、新しいお花は大人気。
今度はすぐにお花が咲く薬を開発しますが……。
『ライオンはかせのはなやさん』のおすすめポイント
すぐに芽が出るお花や、すぐにお花が咲く薬を開発するライオンはかせ。
大繁盛しますが、早く咲くぶん枯れるのも早く、お客さんたちは怒ってしまいます。
すぐに芽が出なくても、毎日世話をして丁寧に育てるからこそお花が咲いたときに喜べるんだと気付いたライオンはかせ。
そしてこれはお花を咲かせることだけではなく、普段の日常にも同じことが言えますよね。
物語を通して、大切なことを教えてくれる絵本です。
『ティモシーとサラ はなやさんからのてがみ』
画像引用:Amazon
作者:芭蕉 みどり
出版社:ポプラ社
発行日:2012年1月
値段:1200円+税
対象年齢:4歳ごろから
『ティモシーとサラ はなやさんからのてがみ』のあらすじ
双子の子ねずみのティモシーとサラは、お母さんのお友達、デイジーさんのお花屋さんにお手伝いに行きます。
ところが、今日から開店だというのに、お客さんが誰一人来ません。
「昨日のうちに村中のみんなに招待状をだしたのに、一体どうしたのかしら。」
と、デイジーさんはすっかり落ち込んでしまいます。
『ティモシーとサラ はなやさんからのてがみ』のおすすめポイント
デイジーさんが出した招待状を配達している最中に、郵便屋さんが川にはまってケガをしてしまいました。
しばらく入院となり、このままでは招待状が村のみんなに届きません。
川に落ちているところを助けたリックは、郵便屋さんの代わりに招待状の配達を約束。
暗い森を雨の降るなか一軒一軒まわります。
リックが頑張って招待状を届けてくれたおかげで、翌日お花屋さんは大盛況!
ティモシーとサラもお手伝いで大忙しです。
ふんわり柔らかい色合いのイラストが魅力的な絵本。
リックの頑張りや可愛いティモシーとサラたちから目が離せません!
『はなやのおばさん』
画像引用:Amazon
文:ねじめ 正一
絵:大島 妙子
出版社:童心社
発行日:2008年4月20日
値段:1300円+税
対象年齢:5歳ごろから
『はなやのおばさん』のあらすじ
みどりちゃんの夢は、お花屋さんになることです。
学校の帰りに通る商店街には、おじさんとおばさんが2人でやっているお花屋さんがあります。
みどりちゃんは、いつもそこでたくさん匂いを嗅ぐのが大好きです。
お花屋さんのおじさんはいつも種の入った小さな袋をくれました。
その種からは、ひまわりやダリアやパンジーなどのお花が咲きました。
みどりちゃんの家では、みどりちゃんがお花のお世話をする係です!
ところがある日、お花屋さんのおじさんが突然亡くなります。
学校の帰りにお花屋さんの前を通っても、お店のシャッターはずっと閉まったままです。
『はなやのおばさん』のおすすめポイント
おじさんが亡くなってからお花屋さんはしばらく閉店してしまいます。
毎日お店の前を通ってもシャッターは閉まったまま。
おばさんはどこへ行ってしまったんだろう?
最後に貰った種が芽を出したのを見ておじさんを思い出し、寂しくなって涙がでてしまいます。
特別な存在であるお花屋さんが閉まってから景色がモノクロに変わるさまは、みどりちゃんの心情を表していて秀逸です。
閉まったお店の前を通るのが嫌で、違う道で帰るようになったみどりちゃん。
ある日、やっぱりお花屋さんが気になってお店に向かって歩いていくとシャッターが開いていて、おばさんが優しく迎えてくれます。
「わたし、おおきくなったらお花屋さんになりたい」と言うみどりちゃん。
おじさんとの悲しい別れを乗り越えて、再びお花屋さんを開店したおばさんにとって、とても嬉しい一言のはず。
少し切なく、そしてとても優しいお話です。
お花屋さんの絵本おすすめ人気作品【小学生以上向け】
お花屋さんといえば、お客さんにお花を売ったりブーケをつくったり。
そのほかの仕事内容について、思い浮かべることのできる子どもはどのくらいいるでしょうか。
小学生向けになると、お花屋さんが実際にどういった仕事をしているのか説明している絵本がぐっと増えます。
『みどりバアバ』
画像引用:Amazon
作:ねじめ 正一
絵:下田 昌克
出版社:童心社
発行日:2020年10月20日
値段:1400円+税
対象年齢:小学低学年から
『みどりバアバ』のあらすじ
みどりバアバは、こうくんのおばあちゃん。
こうくんのお父さんとお母さんと一緒にお花屋さんをやっています。
みどりバアバは夕方になると先に家に帰って、お花の配達から戻ったお母さんと一緒に夕飯をつくります。
みどりバアバのコロッケはとても美味しいので、こうくんは「どうしてこんなにおいしいの?」と聞いてみました。
「毎日お花を手で触って、お花の栄養をいっぱいもらっているからだよ」と、紫のお花のシミがついた手を見せてくれました。
ところがある日、「なんか右手に力が入らないんだよ」と言って、だんだん手が動かなくなっていくみどりバアバ。
コロッケをつくることができなくなってしまいます。
みどりバアバは大好きなお花屋さんのお店にも行けなくなりました。
『みどりバアバ』のおすすめポイント
こうくんのことを、ただ1人「こうくんちゃん」と言ってたくさん可愛がってくれたみどりバアバ。
少しずつ手が動かなくなっていっても大好きなお花屋さんの店番がしたかったのですが、お父さんは心配でそれを許しません。
そして、ある寒い日の夜みどりバアバが倒れてしまいます。
次の日こうくんが学校についたとき、亡くなった連絡がきました。
亡くなってしまったみどりバアバを、いつもと違うから”こわい”と感じるこうくん。
でも、お葬式の前に見たみどりバアバの手は、いつもと同じむらさきのお花のシミがあります。
いつしか”こわい”気持ちもなくなり、「大きくなったらお花屋さんになるよ!」と叫ぶこうくん。
亡くなった後も大好きなお花屋さんにいるであろうみどりバアバに、きっと届いたはず。
ところで『みどりバアバ』と『はなやのおばさん』の絵本は、どちらも同じ作者によって書かれています。
作中などで名言はされていませんが『はなやのおばさん』に出てくる”みどりちゃん”ってもしかして……?
と思いながら読むと、両方の作品がより楽しめますね。
『魔女のいる花屋さん』
画像引用:Amazon
編:芝田 勝茂
出版社:ポプラ社
発行日:2009年10月
値段:1000円+税
対象年齢:小学中学年ごろから
『魔女のいる花屋さん』のあらすじ
「あーあ。かおりちゃん、だいじょうぶかな。」
学校の帰り道、菜々はため息をつきました。
クラスで一番仲良しのかおりちゃん、目ははれぼったくうわの空で今日は朝からどこか様子が変です。
聞くと、3か月前に飼ったばかりの子犬のムクが車に轢かれてしまい、死んでしまったとのこと。
そうとは知らず、かおりちゃんの態度にイライラして大きな声を出してしまったことを後悔していました。
石を蹴とばすと、道ばたに咲いていたコスモスに当たってしまいます。
かおりちゃんがいつも「きれいだね」と言っていたコスモスが折れてしまい、泣きそうになる菜々。
すると、後ろから「大丈夫よ」と声がしました。
『魔女のいる花屋さん』のおすすめポイント
お花を元気にするためには、朝早くから起きてお世話をし、気を配らないといけないので大変です。
お花のために涙を流す菜々は、お花を心から愛する“花の魔女”にきっとなれるはずと不思議なお花屋さんに言われます。
深く落ち込んでいるかおりちゃんのことを想って、花束をつくってもらった菜々。
素敵な“花の魔女”がつくってくれた花束は、きっとかおりちゃんを元気にしてくれる!と、かおりちゃんの元へ走っていきます。
『魔女のいる花屋さん』はお花屋さん、バレリーナ、ピアニスト、インテリアコーディネーターなどの人気の職業について書かれた短編集です。
なりたい職業が見つからないと悩む子どもにも、おすすめのお話が収録されていますよ。
『マヤイの花やさん』
画像引用:Amazon
作者:寺村 輝夫
絵:永井 郁子
出版社:あかね書房
発行日:1999年11月30日
値段:900円+税
対象年齢:小学低学年から
『マヤイの花やさん』のあらすじ
マヤイがマンションの隣で始めたケーキ屋さんは大評判。
カミナリの子どもがくれた薬を草にかけると、ケーキがいくらでもできるのですが、草を取りすぎてもう1本も生えていません。
あるとき、魔法を使うカラスのカッキーラがゴミに向かってフンをまき散らすと、ゴミが美しい花に変わりました。
マヤイが「あたし、お花屋さんやりたい」と言うと、魔女のイナイイナイばあはケーキ屋さんの跡にお花屋さんをつくったのです。
『マヤイの花やさん』のおすすめポイント
魔女のイナイイナイばあに、不思議な力をもつマヤイ。
魔法でゴミをお花に変えたカッキーラ。
お花屋さんも魔法使いも子どもは憧れますよね!
『マヤイの花やさん』は、イナイイナイばあの誕生日のお話です。
イナイイナイばあのために、マヤイは意地悪をやめてお友達と協力し、誕生パーティーの準備をします。
いたずら好きのカッキーラも、魔法のほうきをプレゼント。
マヤイの成長と、優しい気持ちに微笑ましくなる1冊です。
『名人はっけん!まちたんけん ②お店の人』
画像引用:ヨドバシ.com
監修:鎌田 和宏
出版社:学研プラス
発行日:2019年2月15日
値段:2800円+税
対象年齢:小学低学年から
『名人はっけん!まちたんけん ②お店の人』のあらすじ
自分の住んでいる街を探検したことはありますか?
街には物をつくったり、お店で売ったり、暮らしを支えてくれたりなど色々な職場で働く人がいます。
この本を使って、色々な人の1日を探ってみましょう!
たくさんの発見や出会いがあり、きっと“まちたんけん”に行きたくなるはずです。
まずは本で出かけて、探検しましょう。
『名人はっけん!まちたんけん ②お店の人』のおすすめポイント
「名人はっけん!まちたんけん』シリーズから、お店の人に焦点を当てた本です。
グループ学習でインタビューする際の注意点や発表方法についても書かれているので、学校の授業にも生かせますね!
お花屋さんで使われている道具や服装、仕事場なども写真で紹介。
お花屋さんの1日の流れを写真とともに説明しているので、どんな仕事をしているのか知ることができます。
『菜乃のポケット』
画像引用:Amazon
作者:村上 しいこ
絵:かべや ふよう
出版社:講談社
発行日:2015年11月25日
値段:1100円+税
対象年齢:小学中学年から
『菜乃のポケット』のあらすじ
「もう朝だよ。早く起きて!」と、菜乃を起こす声が聞こえます。
ふと目を覚ますと、そこには妖精がいました。
突然現れた妖精のチョコットは、通っている妖精学校の修行のために菜乃のもとへやってきたのです。
修行の内容は、休日に1日中ごろごろしている子どもを部屋から連れ出して、有意義で充実した生活を送るように導くこと。
そして、それができたらカードにサインをしてもらわないといけないのです。
カードにある3つの欄のうち”行った場所”と”名前”には菜乃の家が営むお花屋さんと菜乃の名前が既に書かれています。
”サイン”の欄にはお父さんかお母さんのサインが必要です。
チョコットは魔法で小さくなると菜乃のポケットの中に入り、菜乃は家のお花屋さんのお手伝いに行きました。
『菜乃のポケット』のおすすめポイント
母の日や愛の告白などプレゼントの他に、お葬式にもお花が使われます。
お父さんの配達についていった菜乃。
着いた先は、同じスイミングスクールに通うかなちゃんのお家です。
かなちゃんの大好きなおじいちゃんが亡くなり、そのお葬式のためにお父さんは配達に来ました。
ときどきスイミングスクールの送迎に来ていて、おじいちゃんのことは菜乃も知っていました。
目が真っ赤で、悲しそうな顔をしているかなちゃんに何も声をかけてあげることができなかった菜乃。
このあと、お父さんとお母さんのお手伝いをしているうちに、悲しんでいるかなちゃんに声をかける決心をします。
お花屋さんのお仕事について触れつつ、お手伝いを通して成長する、菜乃のお話です。
『仕事のくふう、見つけたよ ①お店ではたらく』
画像引用:Amazon
編著:『仕事のくふう、見つけたよ』編集委員会
出版社:汐文社
発行日:2020年2月
値段:2800円+税
対象年齢:小学中学年から
『仕事のくふう、見つけたよ ①お店ではたらく』のあらすじ
スーパーマーケットやお花屋さん、書店など、働いている人たちのおかげで私たちの生活は成り立っています。
この本では働いている人や仕事内容、仕事の工夫の3項目で説明しており、身近なところにある仕事を知ることができます。
詳しく調べて見学へ行った後は、最後のページにある“仕事のくふう ほうこくシート”をコピーして、報告する文章を組み立ててみましょう!
『仕事のくふう、見つけたよ ①お店ではたらく』のおすすめポイント
2020年度より、光村図書や東京書籍の国語や社会の教科書に対応しています。
花市場から仕入れたお花の手入れや商品の陳列、花束をつくる様子などを写真やイラストで分かりやすく解説。
お花屋さんの仕事内容について具体的に触れられているので、お花屋さんになるためにはどうすればいいか知ることができます。
そのほか、美容室やアパレルショップなど計7つの仕事内容について掲載。
今後お買い物へ行ったときは、店員さんをいつもと違った目線で見ることができますね!
『やってみたいな こんなしごと 花屋さん』
画像引用:Amazon
写真:斎藤 貢一
文:武田 万樹
出版社:あかね書房
発行日:1988年10月
値段:1500円+税
対象年齢:小学中学年から
『やってみたいな こんなしごと 花屋さん』のあらすじ
河田悠三、はな絵夫婦が営むお花屋さん。
吉祥寺にある「4ひきのねこ」という名前の、大人気のお店です。
明日の仕入れ予定やお客さんからの花束注文の確認、伝票の整理や配達など朝から晩まで大忙し。
美しい写真ととともに、お花屋さんの仕事について詳しく紹介しています。
『やってみたいな こんなしごと 花屋さん』のおすすめポイント
実際に吉祥寺にある店舗にインタビューしてつくられたこの絵本。
花市場で行われる競りや、結婚式場を彩る花を生けるシーンなど、普段なかなか目にすることのできないお花屋さんの仕事を知ることができます。
花がお店の売り場に並んでいるところや、素敵な仕上がりのブーケなど、掲載されているたくさんの美しい花の写真が楽しめる1冊です。
『ただいまお仕事中』
画像引用:Amazon
文:おち とよこ
絵:秋山 とも子
出版社:福音館書店
発行日:1999年11月30日
値段:1500円+税
対象年齢:小学低学年から
『ただいまお仕事中』のあらすじ
大きくなったらどんな仕事がしてみたい?
日々新しい職業が増えるなか、21種類の有名なお仕事を紹介しています。
綺麗なお花と良い匂いに囲まれてなんだかとっても楽しそうなお花屋さん。
ですが、花の市場から帰ってきた後は、お店の裏ではまるで戦場のように大忙し。
どんな人がお花屋さんに向いてるでしょうか?
『ただいまお仕事中』のおすすめポイント
水あげのバケツは重くて冬はとても冷たく、腰が痛くなったり手が荒れたりもしてかなりの肉体労働……。
実際に取材して分かったお花屋さんのお仕事の内容は、想像しているよりもずっと大変そうです。
それでも大好きなお花と接すること、お客さんが喜んでくれたときの嬉しさはとても大きいもの。
お花屋さんのなりかたや仕事内容について紹介しています。
他にもたくさんの職業が掲載されているので、なりたい職業がいくつかある子どもにおすすめです。
お花屋さんの絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?
これまで15冊のお花屋さんの絵本を紹介しましたが、実際に読むとなるとどの絵本を選べば良いか迷ってしまいますよね。
そこで、絵本の選び方を以下の3つにまとめました!
お花屋さんの絵本選びに、ぜひ参考にしてみてください。
お花屋さんの絵本の選び方①仕事内容を知ることができるものを選ぶ
お花屋さんで使う道具や仕事内容など、かなり具体的に触れている絵本がたくさんあります。
ごっこ遊びなどでお花屋さんになりきるのが好きな子どもには、お仕事について触れているものを読むと今後の遊びに良い影響を与えてくれますね!
お花屋さんの絵本の選び方②写真、イラストが豊富なものを選ぶ
お花屋さんへ取材に行き、実際の店舗の写真が使われているものや、柔らかいタッチのイラストで描かれている絵本など種類はさまざま。
少しずつお花の名前を覚えてきたら、写真のものを選ぶと背景に写るお花も楽しむことができますね。
また、とても色鮮やかな花々が描かれているイラストのものは見ているだけでワクワクして、何度も繰り返し楽しめます。
お花屋さんの絵本の選び方③仕事内容以外のテーマで選ぶ
結婚式会場の飾りつけや花嫁さんがもつブーケ、開店祝いなどさまざまな場所を彩るお花。
とても華やかで、子どもが憧れる仕事内容の1つですよね。
ですが、お祝いの場だけではなく、お花はお葬式会場などの悲しい別れの場所にも添えられます。
お花屋さんの絵本のなかにも、お花屋さんの仕事と並行して”死”をテーマとして扱う絵本もあります。
子どもの年齢によっては理解するのが難しい場合もあるので、選ぶ際にはテーマも確認できると良いですね。
【お花屋さんの絵本まとめ】夢が広がる!
お花は、私たちの生活のなかで必ず必要!というものではありませんが、あれば日常が華やかに、そして優しく彩ってくれるものですよね。
色鮮やかで良い匂いがする、綺麗なお花にかこまれてお仕事をしてみたい!
と、小さな子どもたちにとって憧れの職業であるお花屋さん。
お花屋さんの絵本を読むことで、夢をふくらませたり大好きなお花を眺めたり。
お気に入りの1冊を見つけて、ぜひ楽しんでくださいね。
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