グリーフケアという言葉を聞いたことはありますか。
グリーフ(Grief=人の死などによる悲嘆、嘆き。心痛)に寄りそい、支え、援助することをさす言葉です。
今回は、年齢に合わせたグリーフケアに関する絵本を15作品紹介します。
愛するものを失う悲しみは、覚悟していたものであれ、突然のものであれ、完全に準備できるものではありません。
失ってからの喪失感と、このまま悲しんでいてはいけない、という感情の間で揺れ動き、心身ともに疲れ果ててしまう。
それは、大人であれ小さな子どもであれ、同じですよね。
そんな時に、そっと近くに寄りそってくれる絵本を紹介します。
グリーフケアの絵本おすすめ人気作品【2、3歳児向け】
人は死んだらどうなるの、と聞かれることも増えますね。
小さいながらも、いつか人は死ぬということ知り始める時期です。
まず、2歳から3歳向けの絵本を紹介します。
『いつでも会える』
画像引用:amazon.co.jp
出版社:学研
発行日:1998年11月
値段:950円+税
対象年齢:2歳ごろから
『いつでも会える』のあらすじ
ぼくはシロ。
みきちゃんのイヌ。
いつも楽しかった、しあわせだった。
でも、みきちゃんはいなくなった。
みきちゃん、シロってよんで、頭をなでて。
『いつでも会える』のおすすめポイント
大好きだった飼い主、愛してくれた飼い主を失った犬の視点から、育んだ絆と愛情を描いています。
出会えたからこそ持っている、楽しかった記憶や愛された記憶、大好きな思い。
少ない言葉とシンプルな絵で、多くのことを伝えてくれる、ミリオンセラーの絵本です、
『おかあさん どこいったの?』
画像引用:amazon.co.jp
出版社:ポプラ社
発行日:2014年7月
値段:1,300円+税
対象年齢:3〜5歳ごろ
『おかあさん どこいったの?』のあらすじ
黒い服を着た人がたくさん集まって、傘をさしている、雨の告別式。
男の子はお父さんに抱かれ、そばには男の子のお姉さんも一緒です。
そこにお母さんはいません。
なぜなら、それはお母さんの告別式だったから。
けれど、男の子はお母さんの死を理解しておらず、お母さんを探すのです。
『おかあさん どこいったの?』のおすすめポイント
死ぬということを理解できない男の子。
お父さんに「お母さんは死んで、天国に行った」と言われても、「天国の場所がわからないな」と思うほどに、幼い。
けれど、少しずつ、お父さんとお姉さんと力を合わせて、お母さんなしでも生きていくのだと理解します。
時間をかけてゆっくりと、家族の喪失と再生を描く絵本です。
『うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん』
画像引用:amazon.co.jp
出版社:福音館書店
発行日:2008年9月
値段:700円+税
対象年齢:3歳から
『うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん』のあらすじ
うさこちゃんは、大好きなおばあちゃんをなくし、大粒の涙を流しています。
昨日の夜、普通にベッドに入って眠ったおばあちゃん。
しかし、そのまま死んでしまったのです。
おじいちゃんもおとうさんも、おかあさんもおばさんもみんな大粒の涙を流しています。
『うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん』のおすすめポイント
ミッフィーとしても知られている、「うさこちゃんシリーズ」の1冊です。
おばあちゃんは棺に入れられて、蓋が閉まれば最後、もう顔を見ることはできません。
おばあちゃんのお墓に、おばあちゃんが大好きだった花をたくさん飾っているうさこちゃん。
ゆっくりと、うさこちゃんなりの時間のかけ方で、おばあちゃんの死と向き合っていることが見てとれます。
『くまとやまねこ』
画像引用:amazon.co.jp
出版社:河出書房新社
発行日:2008年4月
値段:1,300円+税
対象年齢:3歳から
『くまとやまねこ』のあらすじ
ずっと一緒だと思っていた大好きなことりをなくしたくま。
ことりの死を受け入れられず、小さな木箱に花をしきつめ、ことりをそこに大切にしまいます。
くまがいつも木箱を持っているので、中を見たがった動物たちは、そこに死んだことりが眠っていることに戸惑います。
動物たちがかけるどんな言葉も、くまにはつらく、くまは家に閉じこもるようになってしまいました。
『くまとやまねこ』のおすすめポイント
動物たちは、くまの行動を心配して、木箱に入れて持ち歩くのではなく死を受け入れて乗り越えなければ、と諭します。
けれど、くまはその言葉にさえ塞ぎ込んでしまいます。
くまが前を向けたのは、時間と音楽とやまねこのおかげ。
たくさんの慰めの言葉よりも、自分と見つめ合い歩き出すための時間が必要だと教えてくれます。
『いのちの ふね』
画像引用:amazon.co.jp
出版社:講談社
発行日:2011年9月
値段:1,500円+税
対象年齢:3歳ごろから
『いのちの ふね』のあらすじ
夜が開ける少し前に、空から現れるいのちのふね。
そこに乗り込むのは、年をとった人や、重い病気だった人、可愛がられていたペットたち。
彼らを乗せて、空の上にのぼっていったいのちのふね。
やがてそこから飛び立つのは、赤ちゃんを運ぶというコウノトリ。
『いのちの ふね』のおすすめポイント
終わりを迎えた命は、船に乗って空高く運ばれていきます。
柔らかい青と白の色をメインに描かれた、死後の世界。
残されたものは、どうかなくなった人たちが穏やかでいるようにと願うばかり。
船の中では、命はどんどんと若返り、やがて新しい命として誕生するのです。
輪廻という考え方を教えてくれる1冊です。
『ずーっとずっとだいすきだよ』
画像引用:amazon.co.jp
出版社:評論社
発行日:1998年12月
値段:1,200円+税
対象年齢:3〜5歳
『ずーっとずっとだいすきだよ』のあらすじ
エルフィーはぼくの大切な犬。
大好きだから、いつも「大好きだよ」って伝えるんだ。
お兄さんもいもうとも、好きなくせにちゃんと言わない。
ぼくと一緒に育ったエルフィーは、やがて年をとって、寝ていることが多くなった。
それでもぼくは毎晩エルフィーに、「ずーっとだいすきだよ」って言い続けた。
『ずーっとずっとだいすきだよ』のおすすめポイント
大切な飼い犬をなくした男の子。
犬が元気な時も、ずっと寝ている時も、いつも「大好きだよ」と言い続けたおかげで、他の兄妹よりも犬の死を受け入れています。
できることはした、伝えるべき言葉は伝えた、と自分を認めることは、喪失から前をむく力になりますね。
大好きな人には大好きだと伝える、シンプルだけれど重要なことを教えてくれる絵本です。
グリーフケアの絵本おすすめ人気作品【4、5、6歳児向け】
自分がいつか死ぬことを怖がる子どもや、大切な人たちがいつか死ぬことを悲しむ子ども。
どちらも成長する上で、大切な思考と感情ですね。
ここからは、4歳から6歳の子ども向けの絵本を紹介します。
『おじいちゃんのごくらくごくらく』
画像引用:amazon.co.jp
出版社:鈴木出版
発行日:2006年2月
値段:1,300円+税
対象年齢:4歳から
『おじいちゃんのごくらくごくらく』のあらすじ
ぼくはおじいちゃんといつも一緒。
おじいちゃんはお風呂に入るといつも「ごくらくごくらく」と言っていて、聞くとそれは幸せな気持ちになることだと教えてくれました。
ある時、腰の調子が悪くなったおじいちゃんは、入院することになりました。
「元気になってすぐもどってくる」言ったおじいちゃんは、もう家にもどってはきませんでした。
『おじいちゃんのごくらくごくらく』のおすすめポイント
おじいちゃんと幼い男の子が過ごした濃密な時間。
おじいちゃんのくちぐせである「ごくらくごくらく」は、男の子にとっておじいちゃんを象徴する言葉になるとともに、一緒だった幸せな時間を呼び起こすものになりました。
おじいちゃんが戻ってくると信じている男の子と、何かを知っているであろうお父さんの表情の対比もすばらしい絵本です。
『わすれられないおくりもの』
画像引用:amazon.co.jp
出版社:評論社
発行日:1986年10月
値段:1,200円+税
対象年齢:4歳から
『わすれられないおくりもの』のあらすじ
かしこくて、いつも誰にでも頼りにされていたあなぐま。
大変年をとっていたあなぐまは、知らないことはないというほどの物知りで、自分が死ぬのもそう遠くはないということも知っていました。
長いトンネルのむこうに行くよ、という手紙を友達たちに残し、ある日あなぐまは死んでしまいました。
残されたたくさんの友達たちは悲しみのあまり、ふさぎこんでしまいます。
『わすれられないおくりもの』のおすすめポイント
前半は、体が自由に動かなくなったあなぐまが死ぬまでをゆっくりと。
そして後半は、大切なあなぐまをなくした友達たちが悲しみから立ち上がるまでを丁寧に描いています。
切り絵を教えてもらったもぐら、スケートを教えてもらったカエル、ネクタイの結び方を教えてもらったきつね。
あなぐまが残したものや教えてくれたことを思うと、それはとても素敵な贈り物で、いつでもあなぐまをそばに感じることができるのですよね。
『おじいちゃんがおばけになったわけ』
画像引用:amazon.co.jp
出版社:あすなろ書房
発行日:2005年6月
値段:1,300円+税
対象年齢:5歳ごろから
『おじいちゃんがおばけになったわけ』のあらすじ
エリックはじいじが大好きでした。
心臓発作で道で倒れてから、そのまま死んでしまったじいじ。
ママは、「じいじは天使になって天国に行くのよ」と言い、パパは「じいじは土になるんだよ」と言います。
どちらもピンとこないエリックでしたが、夜になるとエリックの部屋におばけになったじいじが来ていました。
『おじいちゃんがおばけになったわけ』のおすすめポイント
おばけになったじいじを受け入れながらも、エリックはじいじがおばけになった理由を探そうとします。
おばけになるのは、死んだときに何かを忘れてしまった人だと絵本で読んだから。
何日かかけてじいじが見つけた“忘れ物”は、突然愛する人たちのもとを去ることになってしまった人ができなかったことでした。
突然の別れをゆっくりと受け入れていくエリックの姿とじいじの思いに、涙が止まらなくなる絵本です。
『なきすぎてはいけない』
画像引用:岩崎書店
出版社:岩崎書店
発行日:2009年5月
値段:1,300円+税
対象年齢:5歳から
『なきすぎてはいけない』のあらすじ
雨、男の子がバス停のベンチに座っていつものように迎えを待っています。
男の子は、おじいちゃんがなくなったことをまだ知りません。
知ったら弱虫のようにめそめそと泣き出すでしょう。
泣いてもいいけれど、泣きすぎてはいけません。
おじいちゃんが好きなのは、笑っている男の子だったから。
『なきすぎてはいけない』のおすすめポイント
なくなったおじいちゃんが、男の子に語りかけるかたちで描かれている絵本です。
一緒にきいた鳥の声、男の子がはじめてあかとんぼをつかまえた時の顔。
その時のおじいちゃんの気持ちは、いずれ大きくなり年老いた男の子が感じるであろうと語られています。
おじいさんから受け継いだ命のバトンをどのようにつないでいくのか。
考えさせられる1冊です。
『よっつめのやくそく』
画像引用:amazon.co.jp
出版社:主婦の友社
発行日:2012年2月
値段:1,300円+税
対象年齢:5歳ごろから
『よっつめのやくそく』のあらすじ
女の子と小さなおとうとは、パパをなくしました。
女の子は、パパとたった1度だけ指切りをして、約束しました。
「自分を大切に」「まわりの人を大切に」「おとなになったら、ひとにありがとうと言われるような仕事をするといいね」……、でもどうしても4つめの約束が思い出せません。
そして小さなおとうとはパパを思い、もう寝ない、もう笑わないと決めてしまっています。
『よっつめのやくそく』のおすすめポイント
女の子が思い出したパパとの4つ目の約束。
それは、女の子と弟が生まれた時に、パパとママが子どものことを想い、将来を願い、希望をたくしたあるものを大切にすることでした。
パパからの最初のプレゼントでもあるそれは、女の子と男の子が一生持ち続けるものでもあります。
小さな姉弟が、パパからのプレゼントと約束を大切にしていけるように願うばかりです。
『おにいちゃんがいてよかった』
画像引用:amazon.co.jp
出版社:岩崎書店
発行日:2003年8月
値段:1,300円+税
対象年齢:5歳ごろから
『おにいちゃんがいてよかった』のあらすじ
みなみちゃんは、家族でおにいちゃんのたんじょうびを祝います。
もうおにいちゃんはなくなってしまったけれど、おにちゃんが大好きなケーキを買って、ちゃんと4等分に切り分けます。
おにいちゃんの闘病中、みなみちゃんはずっとひとりぼっちだったのがとても寂しかった。
けれど、おにいちゃんがなくなった今、一緒に過ごした楽しい時間を思い返します。
『おにいちゃんがいてよかった』のおすすめポイント
小児科の医師によって描かれた絵本です。
医療ケアが必要になった瞬間から、きょうだい児への心配りも必要になってきますが、大人たちは、きょうだい児にお留守番を頼んだり、我慢をさせてしまったり。
ともに戦うチームの一員としてきょうだい児と時間を過ごすことの重要性を説いています。
苦しみや悲しみをともに身近で感じてこそ、「おにいちゃんがいてよかった」と思えることになるのです。
グリーフケアの絵本おすすめ人気作品【小学生以上向け】
病気や、事故や、思いがけない突然の別れにより訪れる悲しみ。
悲しみの乗り越え方はそれぞれですが、悲しんでいる自分を受け入れることが第一歩ですね。
最後に、小学生以上向けの絵本を紹介します。
『悲しい本』
画像引用:amazon.co.jp
出版社:あかね書房
発行日:2004年12月
値段:1,400円+税
対象年齢:小学生以上
『悲しい本』のあらすじ
悲しいけれど、幸せそうな顔をしてみせるわたし。
どこもかしこも悲しいけれど、人に見せると嫌われるのではないかと思ってしまう。
けれど、本当に悲しいんだ。
息子のエディをなくして、わたしは本当に悲しいんだ。
誰かに話したいのに、けれど誰とも話したくないときもある。
『悲しい本』のおすすめポイント
主人公の男は悲しむあまりに、怒ったりひどいことをしたりしてしまいます。
息子の死があまりにも悲しくて、悲しくて、悲しくて……。
悲しみをさまざまな方法で表現するけれど、なんとか乗り越えられるのは、息子が生きていた頃の楽しかった記憶があったから。
身体中を悲しみが支配している時、どうにかしなくてはともがき尽くしてから、静かに記憶や思い出と向き合うことを教えてくれます。
『小さな小さなおとうとだったけど。』
画像引用:amazon.co.jp
出版社:あかね書房
発行日:2005年10月
値段:1,300円+税
対象年齢:小学生以上
『小さな小さなおとうとだったけど。』のあらすじ
ぼくは5歳。
ママのお腹のなかには赤ちゃんがいて、もうすぐぼくはお兄ちゃんになります。
ぼくは、とてもとても楽しみで、どんなことを赤ちゃんにしてあげられるかを考えています。
ある日突然、ママは病院に行って、帰ってきた時にはママのお腹は小さくなっていました。
パパが抱いていた小さな赤ちゃんは、冷たい体のおとうとでした。
『小さな小さなおとうとだったけど。』のおすすめポイント
赤ちゃんを元気に産んであげられなかったと自分を責めて泣き続けるママ。
毎晩お酒を飲んで帰ってくるようになったパパ。
楽しみにしていた弟の誕生を話してはいけないことのように感じるぼくは、弟の死を悲しみながら、両親の不安定さに心を痛めています。
子どもだからと遠ざけず、兄姉として小さな弟妹の死を伝えることの大切さを教えてくれる、きょうだいのためのグリーフケア絵本です。
『でも、わたし生きていくわ』
画像引用:amazon.co.jp
出版社:文溪堂
発行日:2009年11月
値段:1,400円+税
対象年齢:小学生以上
『でも、わたし生きていくわ』のあらすじ
7歳の少女ネリーは、ある日突然事故で両親をなくしました。
ネリーは叔母さんのもとに引き取られることになり、弟と妹も、それぞれ別の親戚の家に迎えられました。
自身も3人の子どもを持つ叔母は、ネリーを4人目の子どもとして迎えることを宣言し、その通り愛情深くネリーと接し、時には厳しく叱ります。
『でも、わたし生きていくわ』のおすすめポイント
両親をなくした悲しみが癒えない中、弟妹とも引き離されることになったネリー。
しかし、週末には3人一緒に過ごすこともできるし、引き取られた家ではそれぞれがし元気に暮らすこともできています。
そのことにしっかりと向き合い、周囲のあたたかさに感謝する子どもたちと、引き取った以上は惜しみない愛情をそそぐ養父母たち。
子どもから大人まで、それぞれの立場で考えさせられる絵本です。
グリーフケアの絵本は小さい子どもから小学生まで人気!選び方は?
ここでは、年齢別以外でのグリーフケアの絵本の選び方を紹介します。
グリーフケアの絵本の選び方①なくなった人との思い出と向きあう絵本
自分の大切な人がなくなった時、「ああすればよかった」「もっと違うことを言えばよかった」など、後悔することは大人でも子どもでもあることです。
その悲しみと後悔の中から少しずつ立ち上がるには、なくなった人と自分の思い出を思い出すことも有効です。
時間をかけてゆっくりと、思い出と向き合う様子を描いた絵本がおすすめです。
グリーフケアの絵本の選び方②周囲の人の支えを描いた絵本
悲しみの底にいる人には、なかなか周囲の言葉は届きづらいもの。
よかれと思ってかけた言葉が、反対に心を閉ざさせてしまうことも……。
負担になるような言葉ではなく、いつでもここにいるから、と伝えてあげるような絵本もおすすめです。
グリーフケアの絵本の選び方③残された人への想いを描いた絵本
残された人が願うことは、どうかなくなった人の魂がやすらかでいてくれるように。
そして、なくなった人が願うことは、残していった人たちが、この先の未来も懸命に生きていくこと。
今回紹介した絵本では、おじいちゃんから孫への想いを描いたものが多かったですが、もちろん人物を置き換えても、伝えたいことは同じです。
【グリーフケアの絵本まとめ】
今回は、グリーフケアの絵本を15作品紹介しました。
長い闘病生活を経てであっても、突然の事故であっても、「死」によって愛する人と別れてしまうことは、とてつもない悲しみです。
小さすぎるからわからないだろう、と子どもに死別に関して話すことをしなくても、子どもはいつからか自然と「死」について考え始めています。
話すことを避けることは、なくなった人との思い出を語ることを禁止されている、と思い込んでしまうことにもつながります。
子どもであれ、大人であれ、なくなった人への愛情や後悔は消えることはありません。
それでも少しずつ前を向けるように、時間をかけて記憶と向き合えるように、生きている間にたくさんの思い出を作ってあげたいですね。
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