妖怪図鑑のおすすめ5選【コアなものから面白い図鑑まで徹底解説】

妖怪図鑑 おすすめ図鑑

日本では古くからあらゆるものに魂が宿ると言われており、ものに宿った魂を神様としてまつり、祈りを捧げる慣習があります。

そして、神様との境界線が曖昧なもののひとつに、妖怪という存在があります。

神様も妖怪も、人々が畏怖や畏敬を感じたものや現象に、名前をつけられることによって生まれた存在。

今回はそんな妖怪たちを紹介した図鑑にスポットを当てて、いくつかタイトルをご紹介します。怪談の季節にも読書の秋にもイチオシな、不気味な魅力に溢れる世界をどうぞご堪能ください。

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妖怪図鑑のおすすめ5選【コアなものから面白い図鑑まで徹底解説】

満月と猫

妖怪図鑑と一口に言っても、実にさまざまな図鑑が出版されています。

文字量や内容など、手軽に読めるものから順番にご紹介します。気になる図鑑があれば、ぜひお手に取ってみてくださいね。

『妖怪図鑑』

妖怪図鑑

作者:常光 徹
絵:飯野 和好
出版社:
童心社
発行日:
1994/12/5
値段+税:
1,620円

日本各地で現れる有名妖怪がわかる本

この絵本は日本各地で語られる、河童や鬼など、ことわざにも出てくる有名な妖怪たちの特徴や昔話が紹介されている図鑑です。

時に恐ろしく、時に頼もしく、地方によってさまざまな一面を見せる妖怪たちの姿を知ることができる一冊

また、古くから語られる妖怪だけではなく、近代の都市伝説として話題になった妖怪たちも登場します。

漢字には全てふりがなが振られており、 32ページの中には情報がぎっしり。

妖怪アニメが好きになった子どもに妖怪についてもっと知ってもらうには、まずこの図鑑がおすすめです。

『ときめく妖怪図鑑』

ときめく妖怪図鑑

出典:https://www.amazon.co.jp/

作者:門賀 美央子,東 雅夫
絵:アマヤギ堂
出版社:山と渓谷社
発行日:2016/7/8
値段+税:1,620円

妖怪のことが気になったらこの一冊

この図鑑は、民俗学の専門的ものでも子ども向けのものでもなく、その中間層の方をターゲットにしています。

一つひとつの妖怪に、大きさ・出没・怖さの表記があり、記述がある古典を紹介しつつ簡潔に解説されています。

マニアックな妖怪についてはもちろん、誰もが知るような有名な妖怪についても、驚きの意外な知識に出会えますよ。

この本をめくり始めたら、また一から日本の歴史や文化を知りたくなること間違いなし!妖怪への好奇心を満たし、無限に広げてくれる、そんな図鑑です。

『浮世絵でみる! お化け図鑑』

浮世絵でみる! お化け図鑑

出典:https://www.amazon.co.jp/

作者:中右 瑛
出版社:パイインターナショナル
発行日:2016/7/11
値段+税:2,376円

妖怪は日本の伝統文化を伝える立役者

タイトルは『お化け』ですが、他の本で妖怪と紹介されているお化けたちも多数登場するので、こちらの図鑑もご紹介します。

取り上げられている浮世絵は、江戸から明治にかけての作品で、歌舞伎や読本(伝奇小説)など当時の芸能文化と共に妖怪たちが描かれています。

その迫力と繊細な色使いや、描かれた妖怪たちの豊かな表情には、いつの時代の人々も惹き付ける魅力がありますね。

日本語と英語が併記されているので、日本文化を海外の方に紹介するときにとても便利で面白い一冊。

『鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集』

鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集

出典:https://www.amazon.co.jp/

作者:鳥山 石燕
出版社: 角川書店
発行日:2005/7/23
値段+税:734円

妖怪ファンにとって絶対外せない画集

江戸中期に活躍し、今なお妖怪画家に強い影響を与える絵師、鳥山石燕。その百鬼夜行画集を文庫本で楽しめるのがこちらです。

ほとんどのページが浮世絵と添えられた原文で構成されているので、図鑑のように見ることができます。

妖怪を取り上げた有名作家の作品を読んだ方は、この浮世絵に見覚えがあるかもしれません。

実は、この本に登場する妖怪の中には鳥山石燕の創作妖怪が混ざっており、今もメディアで活躍する妖怪もいます。それがどの妖怪なのか、予想しながら読むとよりいっそう楽しめますよ。

現代の妖怪作品の祖とも言える、鳥山石燕の世界にどっぷり浸れる図鑑です。

『アラマタヒロシの妖怪にされちゃったモノ事典』

アラマタヒロシの妖怪にされちゃったモノ事典

出典:https://www.amazon.co.jp/

作者:荒俣宏
出版社:秀和システム
発行日:2019/7/20
値段+税:3,240円

世界をまたにかける妖怪たちの出生を知る

この本の第1部には、妖怪は食える・妖怪はゴミであるなど、どういうことなのだろう?と考えてしまうインパクトの強い目次が並んでいます。実際に中を覗くと、妖怪へのイメージががらりと変わります。

第2部から、さまざまなグループに分けられた妖怪たちの図鑑が展開されていきます。

ほとんどの妖怪が、日本のみならず世界各国の不思議な存在たちとの深く関わりを持っていることを知ることができますよ

専門的なことを知れる一方、ユーモアさも多分に盛り込まれたこの一冊。妖怪たちの出生や成り立ちが気になる、妖怪マニア向けです。

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妖怪図鑑をおすすめする理由【魅力はどこにあるの?】

からす

妖怪にまつわる作品をより深く楽しめる

おめん

図鑑をめくると、妖怪には実に多くの姿があることがわかります。

伝承や昔話を頭に入れた状態で改めてアニメを見ると、これまで不可解だった妖怪の行動や弱点の理由がわかります。

意外なキャラクターに壮大な歴史があったり、逆に実際は存在感の薄い妖怪が人気キャラクターの元になっていたりと、そのルーツまでも楽しめますね。

日本の文化や歴史を知るきっかけになる

鳥居

『古事記』や『今昔物語』など、学校でも習うような古典にも妖怪は頻繁に登場します。

しかし、妖怪を授業で習うことはほとんどありませんよね。

実際、授業で習う古典文学はほんの一部にしか過ぎないのです。妖怪を知るということは、日本の歴史をより深く知る重要な手がかりにもなります。

これまで堅苦しい・小難しいと感じていた古典作品も、妖怪を通して読むことで、語られる古人たちとの距離がぐっと縮まり新たな面白さを見つけられますよ。

かつての人々の暮らしや考え方に触れられる

竹藪

妖怪たちは人々の想像の産物であったり、暮らしの変化に伴って生まれるケースが多く見られます。

文明の発展に伴い古い道具が入れ替わる中、「無生物にも魂が宿っていたら捨てたことで恨まれるかも」と人々が考え出した、つくも神などがまさに代表的な例ですね。

また、江戸時代に妖怪が盛んに持ち上げられていたのも、治安が安定して娯楽を楽しむ余裕があったためと考えられています。

他にも、地方にまつわる妖怪の伝承を知ることで、かつてその地でどんな交流や災害があったのかを紐解くヒントにもなったりと、様々な情報を知る手がかりになります。

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妖怪の魅力も歴史も果てしない

がいこつ

「動物」や「植物」の図鑑なら一度は目に触れる機会がありますが、「妖怪」の図鑑となると、意識しなければなかなか目に留まる機会はありませんよね。

妖怪を見る機会のほとんどはメディア越しですが、ただの作り話と片づけてしまってはあまりにもったいない面白さがたくさんあります。

今回ご紹介した図鑑だけでもあらゆる姿の妖怪たちに出会うことができますが、これもほんの一部に過ぎません。

ぜひ、お気に入りの作品や有名な古典と併せて妖怪図鑑を開いてみてください。

モノノケ、魔物、アヤカシ、お化け、妖怪、都市伝説・・・名前や現れる場所を変えて、これからも人々生活のすぐ傍にそっと潜んでいます。

図鑑
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