道や公園でふと下を見てみると落ちている石。
大きな石、小さな石、形も様々で、宝石も石の一つです。
石をみて皆さんは何を想像しますか?
今回は石の絵本を15冊ご紹介します。
ご紹介する絵本15冊のうち、3冊が石でスープを作るお話です。
石とスープなんてどんな共通点があるんでしょうね?
あらすじやおすすめポイントも参考に選んで、ぜひ読んでみてください。
石の絵本おすすめ人気作品【1、2歳児向け】

1、2歳児の子どもと公園に行くとよく石を口に持っていって食べようとするしぐさをすることがあります。
子どものころから石は身近な存在ですね。
そんな身近な石の絵が特徴的な作品をご紹介します。
『はまべにはいしがいっぱい』

画像引用:Amazon.co.jp
訳:谷川俊太郎
出版社:好学社
発行月:2012年4月
値段:1500円+税
対象年齢:2歳~
『はまべにはいしがいっぱい』のあらすじ
はまべにはいしがいっぱい。
普通の石が多いけれど、見たことのない石も不思議な石もある。
言葉はほんの少しだけ、色も少ないけれどいつまでも見ていられる絵本。
『はまべにはいしがいっぱい』のおすすめポイント
細かい鉛筆描写が魅力的で、絵だけでも楽しむことができます。
石を組み合わせてガチョウにしてみたり、元々の形が魚みたいな石だったり、まったく同じ形の石はありませんが見てみると面白い形の石があることに気づかされます。
そしてこの本を読んだ後に、つい石を探しに行きたくなるような作品です。
石の絵本おすすめ人気作品【3、4歳児向け】

3、4歳児になると砂場遊びをしたり、ままごとで石を何か道具に見立てて遊ぶことも増えてきます。
石に対する興味が強くなってくる時期です。
絵本を読んで石がどういうものなのかを伝えることもいいですね。
『せかいいちおいしいスープ』

画像引用:Amazon.co.jp
訳:こみやゆう
出版社:岩波書店
発行月:2010年4月
値段:1600円+税
対象年齢:3.4歳~
『せかいいちおいしいスープ』のあらすじ
はらぺこの三人の兵隊がある村で食べ物を分けてほしいと頼みました。
しかし、村人たちは首を横に振るばかり。
兵隊たちは仕方がないので石のスープを作ると言い出しました。
石からスープを作るとは一体どんな味がするのでしょう。
民話を基にしたマーシャ・ブラウンの楽しい絵本です。
『せかいいちおいしいスープ』のおすすめポイント
最初は村人に恐れられていた兵隊三人ですが、石のスープを作ると言い、村人たちは興味津々になるシーンが面白いです。
兵隊たちがやんわり食べ物のお願いをして村人たちが持ってくる、最初は断っていたのに最後は村人と兵隊も一緒に大宴会ととてもハッピーな気持ちになります。
百聞は一見に如かずという言葉がぴったりの絵本です。
『いし』

画像引用:Amazon.co.jp
絵:高畠那生
出版社:アリス館
発行月:2020年6月
値段:1400円+税
対象年齢:4歳~
『いし』のあらすじ
アサリのスパゲッティーを食べていたら「ゴリッ」小さい石が出てきた。
この石一体どこから来たのだろう?
古くから私たちの暮らしに深くかかわってきた石。
石の不思議と人との関わりをユーモアたっぷりな文と絵で紹介します。
『いし』のおすすめポイント
食べ物がきっかけで石について調べることになるところから物語はスタートします。
貝の中から出てきたものは大人だったら「砂」だとすぐに分かりますが、子どもにとっては「小さい石」という所が面白いです。
意外と身の回りには石が多いことをこの絵本は教えてくれます。
『石のきもち』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:ひさかたチャイルド
発行月:2010年5月
値段:1300円+税
対象年齢:4.5歳
『石のきもち』のあらすじ
森で起きるいろんなことをずっと長い間見てきた石。
嬉しいことも悲しいこともあったけど変わらない石。
森の中で生きる一個の石が語る時間を超えたファンタジー。
地球という星の上で生きるものたちへの愛に満ちた絵本。
『石のきもち』のおすすめポイント
石が物語の主人公で石の気持ちを題材にしている絵本です。
「もし石に目があったら」どんな景色が見えたのか少し気になりますよね。
石も人間も同様、地球の上に共に生きていることを伝えてくれ、ファンタジーな気持ちになります。
子どもだけでなく、大人が読んでも考えさせられます。
『私のペットはまんまるいし』

画像引用:Amazon.co.jp
絵:サマンサ・コッテル
訳:久保陽子
出版社:ポプラ社
発行月:2020年3月
値段:1500円+税
対象年齢:3歳
『わたしのペットはまんまるいし』のあらすじ
ずっとペットを飼いたいと思っていたシャーロットがお誕生日にプレゼントでもらったのはそれはそれは大きくてまん丸な石。
散歩は大変だし、エサも食べないし、なんだか思い描いていた憧れのペットのいる生活とは全く違うので戸惑う事ばかり。
でも、まん丸石の良いところを見つけようと前向きに一生懸命お世話するうちにまん丸石との間に友情が生まれ、石は彼女にとって大好きで大切な存在になっていて……。
『わたしのペットはまんまるいし』のおすすめポイント
海外の絵本らしい個性的な色合いやかわいらしい絵柄も魅力的な一冊です。
文章量も多くないので本を読むことが苦手な子どもも楽しく読めます。
思いがけず大きくてまんまるな石を飼い始めた少女が戸惑いながらも少しずつ心の距離を縮めていく心温まるお話です。
『ミロとまほうのいし』

画像引用:Amazon.co.jp
訳:谷川俊太郎
出版社:講談社
発行月:1998年9月
値段:1800円+税
対象年齢:3歳
『ミロとまほうのいし』のあらすじ
フィスターが描く輝く絵本。
「まほうの石がほしい」ミロと仲間たちの運命は?
この本はしあわせな終わり方と悲しい終わり方をふたつ用意されている絵本です。
『ミロとまほうのいし』のおすすめポイント
自分でお話の最後を決めれるのがこの本の特徴で、その時の気分で自分で終わり方を決める事が出来る作品はなかなかないので新鮮です。
光る石があったらみんな欲しがると思いますが、独り占めするのか、一緒に光る石を探すのかとても興味深い作品です。
絵本は基本的にハッピーエンドで終わる作品が多いですが、こちらの作品のように悲しい終わり方のある絵本も子どもにとっては学びになるのではないでしょうか。
石の絵本おすすめ人気作品【5、6歳児向け】

続いて、5、6歳児向けのおすすめ人気絵本をご紹介します。
『ルブナとこいし』

画像引用:Amazon.co.jp
絵:ダニエル・イヌュ
訳:木坂涼
出版社:BL出版
発行月:2019年2月
値段:1500円+税
対象年齢:6歳~
『ルブナと小石』のあらすじ
ルブナは難民キャンプのテント村でお父さんと暮らしています。
ルブナの友達は小石。
小石ちゃんと呼んでいろんな事を話しかけました。
しばらくして、ひとりの少年がテント村にやってきました。
はじめは何も話さなかった少年でしたが、やがてルブナと少年と小石は一緒に遊ぶようになりました。
あるひ、お父さんが住むところが見つかったと大喜びでルブナに告げました。
ルブナと少年と小石に別れの時が来ます。
『ルブナとこいし』のおすすめポイント
浜辺で拾ったどこにでもありどうな小石でも、ルブナにとっては唯一の友達で名前をつけるほど大切にしている事が絵を見ても伝わってきます。
最後に別れが来た時のルブナの優しさがとても感動します。
友情がテーマの絵本です。
『しあわせの石のスープ』

画像引用:Amazon.co.jp
訳:三木卓
出版社:フレーベル館
発行月:2005年1月
値段:1500円+税
対象年齢:5歳
『しあわせの石のスープ』のあらすじ
舞台は中国。
戦争や災害で村人の心がすさみ、自分の事しか考えれなくなってしまった村に三人旅の僧が立ち寄ります。
村人は他人に無関心で、誰も僧たちに気を留めません。
しかし、僧たちが「石のスープ」をつくり始めると、村人たちは好奇心から鍋の周りに集まり始め、ついには出来上がったスープを囲んで交流を始めるのです。
『しあわせの石のスープ』のおすすめポイント
各地に伝わる民話をもとにしたお話で、類似の絵本も出ています。
この絵本の良いところは、僧が村人をだますのではなく、気づきを与えることで村人たちに他人と触れ合う楽しさや喜びを思い出させてくれるというところです。
「分かち合うことが心を豊かにする」みんなで仲良く何事も分かち合う事を教えてくれる本です。
『オオカミと石のスープ』

画像引用:Amazon.co.jp
訳:平岡敦
出版社:徳間書店
発行月:2001年2月
値段:1700円+税
対象年齢:5歳~
『オオカミと石のスープ』のあらすじ
冬の夜、オオカミがめんどりの家にやってきた。
「暖まらせてくれたら石のスープをごちそうします。」石のスープってなに?
知りたくなっためんどりはオオカミを家の中に入れてしまいます。
でもすぐにまた戸を叩く音が……。
気弱なオオカミとのんきな動物たちのやり取りが楽しい絵本。
『オオカミと石のスープ』のおすすめポイント
オオカミと言ったら少し怖いイメージを持っていますが、こちらの絵本のオオカミは気が弱いところがあります。
「どうしてオオカミはめんどりの家に来たのか?」と子どもたちに聞くといろんな考えが出てきて面白いですね。
絵の細部にまでこだわっている絵本なのでそちらもお楽しみください。
『いしのはなし』

画像引用:Amazon.co.jp
絵:シルビア・ロング
訳:千葉茂樹
出版社:ほるぷ出版
値段:1500円+税
発行月:2013年6月
対象年齢:5・6歳~
『いしのはなし』のあらすじ
美しく、力強く、神秘さも感じる石。
石の成分、道具としての役割などを美しいイラストで多面的に紹介。
色も形も様々な小さな石のかけらから46億年に及ぶ地球の歩みをいま見ることができます。
『いしのはなし』のおすすめポイント
表紙がとてもきれいで、ページを開くと色使いがあざやかな絵が多く釘付けになります。
石の種類だけでなく、石の断面図や石の使い方、石で作られたアートなども載っていてとても勉強になる絵本です。
ぜひ大人の方も読んでみてください。
『すべてのひとに石がひつよう』

画像引用:Amazon.co.jp
絵:ピーター・バーナル
訳:北山耕平
出版社:河出書房新社
発行月:2010年8月
値段:1800円+税
対象年齢:5歳~
『すべてのひとに石がひつよう』のあらすじ
自分の石を見つけるための作品です。
アメリカでは本書の刊行により、多くの人が石(小さな地球)に眼を向けるようになりました。
他に大切なものを持っていても石を持たない子はかわいそうだという。
一体、石を持つことはどんなに素晴らしい事なんだろう。
『すべてのひとに石がひつよう』のおすすめポイント
自然の事、地球の事、友だちの事、人と地球が一つになる作品です。
すべての人が友だちの石を持つことができるように「10のルール」を教えてくれます。
パワーストーンなどが人気の世の中ですが、自分だけの石を探す事も良いなと思わせてくれる本です。
日本には石を友達として持っている人はほとんどいないので外国特有の文化かもしれませんね。
『そらからきたこいし』

画像引用:Amazon.co.jp
出版社:偕成社
発行月:2018年9月
値段:1400円+税
対象年齢:5歳~
『そらからきたこいし』のあらすじ
あるとき、女の子はほんの少しだけ地面から浮いている小石を見つけました。
不思議に思って調べ始めますが誰に聞いても、本を読んでも「浮かぶ小石」の事は分かりません。
でも、女の子がよく探すと、浮かぶ小石について少しずついろんなところで分かってくるのでした。
『そらからきたこいし』のおすすめポイント
木炭と鉛筆の繊細なタッチの絵で、女の子の小石への思いが伝わってきます。
浮かぶ小石は一つだけでなく、パズルになっている所が子ども心をくすぐるのではないでしょうか。
女の子の疑問に思ったことをそのままにするのではなく、人に聞いたり、本で調べたりする姿勢が大人も学ばされます。
絵はカラーではないのですが、色が頭の中で想像できます。
石の絵本おすすめ人気作品【小学生以上向け】

最後に、小学生以上向けの石のおすすめ作品をご紹介します。
『あたまにつまった石ころが』

画像引用:Amazon.co.jp
絵:ジェイムス・スティーブンソン
訳:千葉茂樹
出版社:光村教育図書
発行月:2002年7月
値段:1400円+税
対象年齢:小学校低学年
『あたまにつまった石ころが』のあらすじ
アメリカ合衆国のある街に何よりも石が好きな少年がいました。
石を眺め、拾った石を磨き飽きずに眺めていることが彼の至福の時でした。
「あいつはポケットにも頭の中も石ころがつまっているのさ」
そんな笑われながらも常に石や鉱物に関心を持ち続けたまま大人になった主人公のお話です。
『あたまにつまった石ころが』のおすすめポイント
日本図書館協会選定作品になっています。
好きなことを極め、他の人と違っても良いと伝わってくるお話です。
どんなにからかわれていても自分の好きな事を極めていれば、もしかしたら素敵な仕事に就けるかもしれませんね。
自分の子どもが他の子と少し違う趣味を持っていたとしてもこの本を読めば、個性があっても良いと大人の方も勉強になるので親子でぜひ読んでみてください。
『いしはなにからできている?』

画像引用:Amazon.co.jp
写真:武田普一
構成:ボコヤマクリタ
出版社:岩崎書店
発行月:2018年9月
値段:1600円+税
対象年齢:小学校低学年
『いしはなにからできている?』のあらすじ
月の石を見たことはありますか?
月には灰色の石しかありません。
でも地球にはいろいろな色の石があります。
石は何からできているのでしょうか。
『いしはなにからできている?』のおすすめポイント
写真が大きく、とてもきれいなので細かいところまではっきり見えるのがこちらの本の良いところです。
石の近くに大きめの字で物語が書いてあり、右下に小さく補足が書いてあります。
難しい漢字にはふりがなが打ってありますので、小さい子どもでも一人で読むことができます。
月の石は灰色で、地球にはいろいろな色の石があるというのは言われてみればそうだなと納得しますよね。
そのような再発見をお楽しみください。
『石ころ地球のかけら』

画像引用:Amazon.co.jp
絵:平野恵理子
出版社:福音館書店
発行月:2018年6月
値段:1300円+税
対象年齢:小学校中学年
『石ころ地球のかけら』のあらすじ
浜辺に行くとたくさんの石を見つけます。
それらは元からそこにあったのでしょうか。
昔は川にあり、さらに昔は山の一部でした。
そしてさらには海の底にあったのです。
石ころは遠くなるような年月をかけて地球を移動しています。
その壮大な旅の様子を描いた作品です。
『石ころ地球のかけら』のおすすめポイント
「石ころ=地球のかけら」という言葉がとても印象的な作品です。
この作品を見てから石を見つけたら、石の行方、見方が気になります。
石も最初は何かの一部であり、姿を変えて今の姿であるという事が分かりやすく描かれています。
また、化石も石の一部という事もの載っていて、石の歴史が長いことも知ることができる絵本です。
絵も写真のような描写のものから味のある描写とありますので絵も楽しんでください。
石の絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?

石の絵本は様々なテーマがあり、種類も豊富でどのような絵本を選べばいいのか悩みますよね。
次は石の絵本の選び方をご紹介します。
石の絵本の選び方①年齢にあったもの
石の絵本ひとつとっても石が主人公の絵本や石が脇役の絵本など様々あります。
石がキャラクターになっている作品の方が乳児には向いていますし、小学生でしたら石がどのようにできたかなどの作品の方が向いています。
年齢に合わせて選ぶことにより絵の多さ、少なさなどもありますので対象年齢を参考にしてみてください。
石の絵本の選び方②楽しい内容の作品
何よりも楽しい絵本じゃないと子どもは読みたい!と思いません。
楽しい内容の絵本を選び、石ってすごいな、もっと知りたい!と好奇心があふれる内容の絵本を選ぶと良いでしょう。
ワクワクがあふれる絵本を選ぶことが最適です。
石の絵本の選び方③海外の作品も見てみる
石の絵本を検索してみるとほとんどが海外の作家が作ったものが多いです。
日本の話とは違った角度から石について書いてあることも多いので、海外の作品を選んでみるとまた違う楽しさがあります。
話だけでなく、絵のタッチも違うのでそちらも注目してみてください。
【石の絵本まとめ】石は世界中で愛されている

いかがでしょうか。
石の絵本15冊をご紹介しました。
石って意外と身近なものという事が分かったのではないでしょうか。
石にも歴史があり、今存在しています。
そして、石は日本だけではなく、世界中で愛されていることが分かりましたね。
海外のお話もたくさん出てきました。
石の絵本を読むとこれから石に愛着が湧きます。
ぜひ、ご紹介した絵本を読み、自分の大切な石を見つけてみてください。

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