子どもに科学について質問されて、答えに困った経験はありませんか?
自然、生物、動物、地球、実験についてなど…聞かれても、上手く回答できないことが多いですね。
今回は、科学絵本のおすすめ人気作品をジャンル別に紹介します。
幼児から小学生、さらには大人も学びになる科学の絵本がたくさん。
小さい子どもには読み聞かせするのもおすすめです。
また、それぞれの科学の絵本から学べる知識もまとめています。
ぜひ、絵本を購入する際の参考にしてみてください。
科学の絵本をジャンル別に紹介
科学絵本をジャンル別にご紹介します。
生物、動物、鳥、魚、昆虫、自然・植物、地球・環境、惑星・星・宇宙のジャンルに区分しています。
気になるジャンルをチェックしてみてください。
科学の絵本のおすすめ人気3選【生物】
生物全般を扱っているおすすめの絵本をご紹介します。
命の大切さや共生を伝えてくれるものもありますよ。
『土をつくる生きものたち 雑木林の絵本』
絵:盛口満
出版社:岩崎書店
発行日:2005/10/14
値段+税:1,540円
土と生き物の関係についてわかる本
土は一体どのように作られているのか。
土の中で育つ生き物たちが土を作る過程を紹介しています。
さらにカブトムシなどの生物が土の中でどう育つのか、なども教えてくれます。
土遊びや、山に行くのが好きな子に読ませてあげたくなる絵本です。
『いのちのつながり』
絵:佐藤直行
出版社:福音館書店
発行日:1991/4/25
値段+税:1,430円
知識が豊富に詰まっている絵本
命ある生物について丁寧に説明されている絵本。
説明がわかりやすいのは、著者が分子生物学者であるため。
親も子どもも一緒に学びのある内容ですよ。
また、命についての哲学的なことを扱っているため、命の尊さ、大切さを伝えてくれます。
『進化のはなし―地球の生命はどこからきたか』
訳:佐藤見果夢
出版社:評論社
発行日:2006/3/1
値段+税:1,980円
神秘的な生命の進化
地球には数多くの動植物が存在します。
さらに、絶滅した動植物まで含めると膨大な数に至ります。
この絵本は、すべての動植物の生物の進化を扱っている絵本。
人類の起源から進化までを学べます。
生命の神秘を実感できる一冊です。
科学絵本のおすすめ人気3選【動物】
動物を扱っているおすすめの絵本をご紹介します。
動物園好きな子が喜ぶ絵本ばかり。
生きることや体の不思議さにも触れていますよ。
『からだのなかで ドゥン ドゥン ドゥン』
絵:あべ弘士
出版社:福音館書店
発行日:2009/1/1
値段+税:990円
鳴り響く「ドゥンドゥンドゥン」という鼓動
動物は体の中で不思議な音が鳴っています。
「ドゥンドゥンドゥン」と鳴り響く鼓動。この音は命あるものに響きます。
親も子どもも、動物も鳴っていて、生きていると伝えてくれる絵本です。
子どもとお互いに確認しあっても面白いですよ。
『キタキツネのおかあさん』
出版社:福音館書店
発行日:2013/10/20
値段+税:1,430円
キタキツネの生態がまるわかり
キタキツネの生態が分かる絵本で、キタキツネの子育てや生活がが描かれています。
キタキツネ研究をしている竹津田実さんの、40年の研究が詰まっています。
なかなか出会うことのないキタキツネ。写真もかわいらしいものばかりでおすすめです。
動物園に行くのが好きな子にはたまらないでしょう。
『仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界』
訳:渡辺滋人
出版社:創元社
発行日:2014/11/10
値段+税:2,640円
動物たちの目の違いがわかる
動物たちにはどのように世界が見えているのでしょうか?
動物によって見える世界は異なります。
猫はひどい近眼で、ぼんやりとしか見えていません。ウマは360度視界が見えます。
登場する20種類の動物たちの視界が分かる絵本です。
仕掛け絵本で、動物の目をめくるとその動物の視野がわかるようになっているのも特徴的。
→【動物の絵本おすすめ人気31選。可愛い動物やシリーズものの作品も紹介】
科学絵本のおすすめ人気3選【鳥】
鳥についてのおすすめの科学絵本をご紹介します。
鳥の生態系や巣作りを学べます。
卵を守るための親の巣作りは美しいですよ。
『ぼくの鳥の巣絵日記』
出版社:偕成社
発行日:2009/1/1
値段+税:1,540円
鳥の生態を知ることができる
鳥の生態がまとまっており、鳥の卵から巣立ちまで見ることができます。
山ということもあり、鳥以外にも自然豊かであるのも特徴的。
自然の四季の変化を感じることができます。
山や自然、動物、昆虫などが好きな子が好む内容です。
『鳥の巣いろいろ』
出版社:偕成社
発行日:2006/4/1
値段+税:1,320円
いろいろな鳥の巣を教えてくれる
多種多様ないろいろな鳥の巣を扱っている絵本です。
卵を守るための知恵が詰まっている鳥の巣。
卵は動物たちにとっては栄養源であるため、狙われやすく、鳥の巣は常に危険にさらされています。
鳥の親子の命の尊さ教えてくれます。4歳くらいから楽しめる絵本になっています。
『とり』
出版社:福音館書店
発行日:1980/2/29
値段+税:972円
美しい鳥たち
大小さまざまな81種類の鳥が登場します。
家で飼う鳥や、野鳥、動物園の鳥などに区分されています。
描かれている鳥のイラストが美しく、今にも動き出しそうなほど。
鳥の説明はなく、鳥の名前を覚えるのに向いている絵本です。
幼児からでも読める絵本となっています。
→【鳥の絵本人気15選!乳児から小学生までのおすすめを紹介!】
科学絵本のおすすめ人気3選【魚】
魚がテーマのおすすめの科学絵本をご紹介します。
美しい写真が載っているものもあります。
魚を食べる前に読んでも面白いですよ。
『うみ 改訂版 (はっけんずかん)」
監修:武田正倫
出版社:学研
発行日:20017/6/27
値段+税:2,178円
魚たちが大集合
海の魚や生き物たちがたくさん描かれています。
しかけ絵本でもあり、しかけをめくると、魚の絵が変わります。
小さい魚やクラゲ、サメなども登場。
美しい写真やイラストとわかりやすい説明で、3歳からでも楽しる絵本。
『さかなをたべる』
絵:友永たろ
出版社:アリス館
発行日:2006/2/1
値段+税:1,540円
魚を食べるときに読みたくなる絵本
魚を「食べる」という点にフォーカスを当てた絵本。
マグロやイワシ、アジなどの魚が登場。
魚の食べ方についても説明があり、お寿司やお刺身を食べるのが楽しくなります。
魚に興味を持った子どもが喜ぶ内容になっています。
『すいぞくかんのみんなの1日』
文:なかのひろみ
出版社:アリス館
発行日:2013/4/1
値段+税:1,760円
水族館の魚たちの生活に密着
水族館の魚、生き物たちに密着した絵本。
魚たちの水族館での1日の生活が写真とともに説明されています。
写真が想像を掻き立てて、水族館に行きたくなる内容。
魚の知識が詰まっていて、じっくりと読めるものです。
→【魚の絵本おすすめ人気ランキング20選!『スイミー』から食育につながる絵本まで】
科学絵本のおすすめ人気3選【昆虫】
昆虫についての科学絵本をご紹介します。
虫が好きな子にはたまらないでしょう。
また昆虫の特性もわかりますよ。
『ちょうちょ はやく こないかな』
出版社:福音館書店
発行日:1997/1/20
値段+税:990円
ちょうちょに来てほしい小さな花
小さな花がちょうちょを待っていましたが、大きな花のところに行ってしまいました。
なかなか小さな花にはちょうちょが来ません。
待っても待っても他の花の所に行ってしまいます。
最後に来たちょうちょは、ようやく小さな花に止まってくれるのでした。
花とちょうちょの関係を描いた絵本。
最後にちょうちょが来てくれたときはうれしくなってしまいます。
幼児でも楽しめる内容です。
『セミたちの夏』
出版社:小学館
発行日:2012/7/11
値段+税:1,430円
美しい写真のセミ
夏に大きく鳴くセミを題材とした絵本です。
セミの一生を写真とともに紹介しています。
成虫になり外に出てから、2週間ほどで死んでしまうセミ。
しかし、その前には6年間も地中にいるのです。
命の尊さを感じずにはいられません。
セミが生まれてから、成虫になるまでを、写真と解説で教えてくれます。
『むしのかお』
出版社:ポプラ社
発行日:2010/7/9
値段+税:1,320円
怖いけど見たくなる虫の顔
虫の顔がアップで映っている写真の絵本です。
さまざまな虫たちの顔が集まっていて、怖いけど見たくなってしまう内容です。
虫を触るのが嫌いの子でも、顔だけなら平気かもしれません。
→【虫の絵本おすすめ人気15選!年齢に合わせたおすすめ絵本を紹介】
科学絵本のおすすめ人気3選【自然・植物】
自然・植物を扱う科学絵本をご紹介します。
野菜や雑草の種飛ばしについての絵本なども。
植物が育つ姿はたくましいものばかりです。
『ソフィーのやさいばたけ』
訳:ふしみみさを
出版社:BL出版
発行日:2014/6/1
値段+税:1,870円
野菜を育てるソフィー
夏休みのじいちゃんの畑でのお話です。
主人公のソフィーはおじいちゃんから畑を任され、いろいろな野菜を育てます。
野菜の形や育て方まで説明されているのが特徴です。
畑が少なくなっている今だからこそ、子どもに読ませてあげたい絵本。
食べ物のありがたさや、作ってくれいる人がりることの理解のきっかけになります。
4歳以上向けの絵本です。
『たねが とぶ』
出版社:福音館書店
発行日:1993/4/10
値段+税:990円
種を飛ばす雑草
植物が種を散らすことで、繁殖します。
雑草が綿毛を飛ばす瞬間を描いています。温かみのあるタッチが特徴的な一冊です。
いつもは邪魔な雑草も、一生懸命生きていると教えてくれます。
綿毛を飛ばすのが好きな子は心を惹かれる絵です。
『くさばな』
出版社:学研
発行日:2015/4/7
値段+税:858円
植物の名前がわかる図鑑絵本
季節ごとにさまざまな植物が紹介されている図鑑絵本。
写真ではなく、ボタニカルアートの手法で描かれたイラストが美しい一冊です。
花と名前を照らし合わせるのに、もってこい。
簡単な内容なので、幼児からでも読めます。
→【植物の絵本おすすめ人気15選!年齢に合わせたおすすめ絵本を紹介】
科学絵本のおすすめ人気3選【地球・環境】
地球や環境についてのおすすめの科学絵本をご紹介。
地球の仕組みについて教えてくれます。
さらに、社会的な問題についても示唆してくれます。
大切なことを教えてくれる絵本ばかり。
『ちきゅう』
訳:庄司太一
出版社:偕成社
発行日:2007/8/1
値段+税:1,540円
地球の仕組みを教えてくれる知識の詰まった絵本
”ちきゅう このおおきなのりものにのって、ぼくたちは うちゅうをたびしている”
この一文から始まります。
地球という星についての環境や仕組みを教えてくれる絵本。
読み終えたときには、地球の素晴らしさを感じられます。
絵も説明をわかりやすくしてくれていて、ありがたいですね。
『地球というすてきな星』
訳:長田弘
出版社:ほるぷ出版
発行日:1998/10
値段+税:1,980円
地球を大切に
環境問題や戦争、飢餓などの世界で起こっている問題を扱っている絵本です。
ある日、主人公の2人のところに神様が現れました。
神様は2人を連れて地球の状況を見せます。
最後には、2人が地球の平和を願い、理想の地球に変わるのでした。
5歳くらいの子に読み聞かせで理解できる絵本。
社会問題という少し難しい内容を扱っております。
しかし、生きていくうえで知っておいたほうが良い内容が詰まっています。
絵本を読み終えたときには、親子で話し合ってみはいかがでしょうか。
『ちきゅうはみんなのいえ』
絵:エリサ・クレヴェン
訳:加島葵
出版社:くもん出版
発行日:2005/9/1
値段+税:1,540円
地球の美しさが詰まっている絵本
地球の美しい環境について描かれています。
水、土、風、太陽によって美しい地球が作られています。
読むと、地球を大切にしたいと思わせてくれる絵本。
1ページごとに大切なメッセージが詰まっています。
5歳以上の子に読んでもらいたいですね。
科学絵本のおすすめ人気3選【惑星・星・宇宙】
宇宙や星についてのおすすめの科学絵本をご紹介します。
詳しい説明もあり、子どもの好奇心を刺激してくえるものばかり。
『宇宙探検えほん』
出版社:小学館
発行日:2013/7/30
値段+税:1,870円
わかりやすくて詳しい解説が魅力の絵本
JAXAが監修の絵本。
惑星、ロケット、宇宙飛行士などについて説明してくれます。
子どもが字を読めるようになったときに、読むと良いでしょう。
大人も楽しめる絵本となっています。
『星座を見つけよう』
訳:草下英明
出版社:福音館書店
発行日:1969/4/5
値段+税:1,650円
星について教えてくれる絵本
夜空に浮かぶ星を題材とした絵本です。
手書き風で親しみやすいのもポイント。
さらに星座の由来もわかりやすく説明があります。
この絵本を読んだ後に星空を見ると、楽しさが倍増しそうです。
『はじめてのうちゅうえほん』
監修:的川泰宣
出版社:パイ インターナショナル
発行日:2011/2/19
値段+税:1,980円
ストーリー仕立ての入門書
題名通り、はじめて宇宙について知る子向けの絵本。
惑星、太陽系、銀河系についてかわいいイラストともに説明しています。
ストーリー仕立てになっているため、単調な説明にならず飽きません。
文章が少し読めるようになった子向けの絵本です。
→【宇宙の絵本の人気おすすめランキング15選!内容・あらすじなども紹介!】
知的好奇心を刺激してくれる科学の絵本
おすすめの科学絵本をジャンル別にご紹介しました。
どの絵本もたくさんの知識が詰まっていて、こどもの「なぜ」「なに」に答えてくれます。
小学生になり本格的に勉強を始める前に読ませてあげたいものばかり。
探究心や好奇心を育んでくれますよ。
絵本を選ぶ際に、ぜひ参考にしてみてください。
コメント