絵本

TSUTAYAえほん大賞の受賞作品まとめ!あらすじなども紹介

tutaya3

TSUTAYAえほん大賞は、2020年に記念すべき第一回を迎えた、新しい絵本のコンテストです。

「自分の子どもに読み継ぎたい・語り継いでいきたい50年後も読まれている作品をTSUTAYAで育てていきたい」

そんな思いが込められた、11作品が受賞しています。

選出を担当するのは、全国のTSUTAYA・蔦屋書店の児童書に関わる方々。

そして、選出対象となる絵本は次の通りです。

1位から10位の受賞作品は、直近1年間で出版された作品の中からの選出。

新人賞作品は、直近3年間で新刊として出版された作品の中からの選出。

書店の現場から、今最も人気のあるホットな作品を知ることのできる、大注目のランキングとなっていますよ。

ロングセラー絵本もいいけれど、新しい高評価絵本を知りたいという人にも、ぜひ参考にしてほしい絵本大賞です。

スポンサーリンク

第1回/2020年 TSUTAYAえほん大賞受賞作品

tutaya2

さっそく、第1回2020年の受賞作品をご紹介していきます。

1位から10位、新人賞のあわせて11作品が受賞しました。

あらすじとおすすめポイントもあわせてチェックしてくださいね。

1位『パンどろぼう』

パンどろぼう

出典:amazon.co.jp

作者:柴田ケイコ
出版社:KADOKAWA
発行日:2020/4/16
値段:1,300円+税
対象年齢:3歳から

『パンどろぼう』のあらすじ

数々のパン屋のパンを盗んできたパンどろぼうは、ある日「世界一美味しいパン屋」を見つけます。

いつものようにサササッと隠れてパンを頂戴し、食べてみると…?

パンどろぼうの正体と、美味しそうなパンが気になる話題作です。

パンどろぼう』のおすすめポイント

ユニークな発想で話題を呼んだ人気作『おいしそうなしろくま』を手掛けた柴田ケイコによる、こちらも斬新な作品。

パンがパンを盗んでいる!?まさかの設定と展開で、子供に大うけ。

続編の『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』もおすすめですよ。

2位『ねぐせのしくみ』

ねぐせのしくみ

出典:amazon.co.jp

作者:ヨシタケシンスケ
出版社:ブロンズ新社
発行日: 2020/7/16
値段:980円+税
対象年齢:3歳から

『ねぐせのしくみ』のあらすじ

自分でもびっくりのねぐせを見て、妄想が広がります。

きっと「あのひとたち」が来て、寝ている間にこんなことが起きていて…。

これなら、朝にお腹やよだれが出ている理由も納得!?

『ねぐせのしくみ』のおすすめポイント

『もう ぬげない』などのヒット作品でおなじみのヨシタケシンスケによる、ねぐせに注目したお話。

いったい何のために頑張ってねぐせを作っているの?と笑いながら突っ込みたくなるはず。

ヨシタケシンスケの世界観にどっぷりハマれる、大人も子供も大満足の一冊です。

3位『ふーってして』

ふーってして

出典:amazon.co.jp

作者:松田奈那子
出版社:KADOKAWA
発行日:2020/7/9
値段:1,200円+税
対象年齢:3歳から

ふーってして』のあらすじ

ぽとりと落ちた色水を、ふーっとっしてみると…?

ページをめくると、そこには太陽が現われます。

色水遊びによっていろんな絵が描かれていく、体験型絵本。

ふーってして』のおすすめポイント

ふーっとしたら、どんな絵になるのか想像して楽しめる絵本です。

もちろん、やってみたくなったらお家でも簡単にまねできますよ。

色水の作り方などの解説付きですから、親子遊びにぜひ取り入れてみてくださいね。

4位『ねえねえ あのね』

ねえねえあのね

出典:amazon.co.jp

作者:しもかわらゆみ
出版社:講談社
発行日:2020/2/20
値段:1,300円+税
対象年齢:1歳から

『ねえねえ あのね』のあらすじ

ひよこさんがねずみさんの耳元に近寄って、「だいすきよ」。

ねずみさんは、嬉しくて飛び上がります。

そして、ねずみさんはあひるさんに、あひるさんはうさぎさんに「だいすき」を伝えます。

『ねえねえ あのね』のおすすめポイント

「だいすき」のリレーが、なんともかわいらしく温かい絵で描かれています。

飛び上がって嬉しさを表現する動物たちの姿に、こちらも笑顔になれますよ。

子供の大好きなスキンシップと言葉の力で、癒しの親子時間を過ごしてくださいね。

5位『巨大空港』

巨大空港

出典:amazon.co.jp

作者:鎌田歩
出版社:福音館書店
発行日:2019/9/4
値段:1,500円+税
対象年齢:5歳から

『巨大空港』のあらすじ

成田国際空港を大解剖した、空港図鑑のような一冊です。

朝の空港から始まり、乗客や働く人、荷物などの一日の動きが丸わかり。

巨大空港ターミナルの全貌が、見開きで詳細に描かれています。

『巨大空港』のおすすめポイント

乗り物好きの子供に大ヒット間違いなし。

空港に行ったことのある人もない人も、空港のワクワク感とにぎやかさを感じて夢中になれますよ。

普段は見ることができない空港の裏側も知ることができ、大人も楽しめる人気絵本です。

6位『ふみきりくん』

ふみきりくん

出典:amazon.co.jp

文:えのもと えつこ
絵:鎌田 歩
出版社:福音館書店
発行日:2019/10/2
値段:900円+税
対象年齢:2歳から

『ふみきりくん』のあらすじ

朝一番の電車が来ると、ふみきりくんの一日が始まります。

「かん、かん、かん、かん! 」赤い目玉を光らせて、ふみきりくんが遮断機を下すと、いろんな電車や特急が通ります。

ふみきりの音や電車の音が鳴り響き、臨場感たっぷりです。

『ふみきりくん』のおすすめポイント

ふみきりだけでなくいろんな電車が登場する、乗り物好きの子供が大喜びの絵本。

京成線やスカイライナーなども通りますよ。

かわいらしくも頼もしいふみきりくんを、一緒に応援したくなるお話です。

7位『やねうらべやのおばけ』

やねうらべやのおばけ

出典:amazon.co.jp

作者:しおたにまみこ
出版社:偕成社
発行日:2020/5/13
値段:1,200円+税
対象年齢:3歳から

『やねうらべやのおばけ』のあらすじ

古い家の屋根裏部屋でひとりで暮らしていたおばけのもとへ、あるとき女の子がやってきます。

おばけは女の子が来なくなるように怖がらせようとしますが、女の子は全然怖がりません。

次第におばけと女の子は、心を通わせていくのです…。

『やねうらべやのおばけ』のおすすめポイント

木炭鉛筆で描かれた、いかにもおばけの出そうな屋根裏部屋に、女の子の登場で色合いが加わるのが印象的。

暗い表紙は怖い絵本のように感じますが、かわいらしいおばけと女の子のハートフルな物語です。

寂しがり屋な2人の気持ちを、丁寧に感じ取りながら読んでみてくださいね。

8位『ふゆのはなさいた』

ふゆのはなさいた

出典:amazon.co.jp

著:安東みきえ
絵:吉田尚令
出版社:アリス館
発行日:2019/11/26
値段:1,500円+税
対象年齢:4歳から

『ふゆのはなさいた』のあらすじ

池のそばでひとり泣いていたねずみに、金魚が「泣くのはやめて」と話しかけます。

ねずみは、今まで一緒にいた友達がみんな冬支度のためにいなくなり、寂しくて泣いていたのでした。

仲良くなり始めたネズミと金魚ですが、冬が2人を引き離してしまいます…。

『ふゆのはなさいた』のおすすめポイント

仲良くなっていったねずみと金魚ですが、池の水が凍って離ればなれになってしまいます。

池に咲いた花が、「春が来ればまた会える、ひとりぼっちじゃないよ」と伝えるのでした。

孤独を感じる心があたたかくなる、感動の物語です。

9位『おおにしせんせい』

おおにしせんせい

出典:amazon.co.jp

作者:長谷川義史
出版社:講談社
発行日:2019/9/19
値段:1,500円+税
対象年齢:小学生から

『おおにしせんせい』のあらすじ

新しい担任のおおにし先生が、「今日は1時間目から6時間目まで図画工作」と突然言い出しました。

しかも、使うのは大きな筆一本。

子供たちは早く終わらせて遊ぼうとしますが、先生とのやり取りで次第に夢中になり絵を描いていくのでした。

『おおにしせんせい』のおすすめポイント

本当に子どもの心に寄り添っている先生は、子供の心を動かせるのです。

恩師との実体験をもとにしたという、ストーリーと力強い絵からは、教室の熱気まで伝わってきます。

ただ教えるだけじゃない、子供自身に気づかせ学ばせる授業を、ぜひ体感してください。

10位『どこからきたの?おべんとう』

おべんとう

出典:amazon.co.jp

作者:鈴木まもる
出版社:金の星社
発行日:2020/5/29
値段:1,300円+税
対象年齢:3歳から

『どこからきたの?おべんとう』のあらすじ

お弁当の包みを開けると、お母さんからの手紙が入っていました。

手紙には、おかずの材料がどこから誰の手でどのようにしてやってきたのか、どうやって作られたのかが書いてあります。

愛情がつまったお弁当の、裏側が知れる食育絵本。

『どこからきたの?おべんとう』のおすすめポイント

美味しそうなお弁当がどのようにできあがっているのか、やさしい絵で分かりやすく描かれています。

お弁当には、作った人はの愛情はもちろん、食材の生産や流通にかかわるたくさんの人の気持ちが詰まっているのですね。

普段何気なく口にしている食材のルーツを知れる、食育にぴったりの絵本です。

新人賞『そらいろのてがみ』

そらいろのてがみ

出典:amazon.co.jp

作者:ながしまひろみ
出版社:岩崎書店
発行日:2020/2/15
値段:1,400円+税
対象年齢:3歳から

『そらいろのてがみ』のあらすじ

ゆきちゃんの家のポストに、空色の封筒に入った空色の手紙が届きました。

そこには一言、「もうすぐはるがきます」。

ゆきちゃんは、風のにおいやお日さまのさまのあたたかさから、春を感じます。

『そらいろのてがみ』のおすすめポイント

春、夏、秋、冬、それぞれの季節で感じる気持ちを表現するゆきちゃん。

柔らかでやさしい色彩が、季節のいろどりを感じさせてくれます。

忙しい日常の中でも、ふと立ち止まって季節を感じる心地よさを教えてくれる、癒しの一冊。

スポンサーリンク

【TSUTAYAえほん大賞の受賞作品まとめ】

tutaya

第1回2020年のTSUTAYAえほん大賞受賞作品をご紹介しました。

赤ちゃんから小学生、大人まで幅広い年齢向けの絵本が登場しましたね。

また、内容もユニークな絵本から感動もの、乗り物系や教育に役立つ絵本など、バラエティー豊かなラインナップでした。

どれも、子供も大人も共感でき心に残る絵本、という点で共通しています。

まさに、「自分の子供に読み継ぎたい」と思える作品ばかり。

50年後もきっと読まれている、TSUTAYAえほん大賞受賞の良作絵本を、ぜひ家族で読んでみてくださいね。

この記事を書いた人
suzuyoshi

幼児2人の子育て奮闘中の主婦ライターです。趣味は、お菓子・パン作り、知育グッズ集め。子供との図書館本屋さんめぐりが楽しみで、図書館では一度に20冊借りることも。お気に入り絵本は「こぐまちゃんシリーズ」。

suzuyoshiをフォローする
スポンサーリンク
絵本スペース

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました