チーターは地上に住む動物の中で一番速い!この知識を多くの人が知っています。
というのも、動物番組やビデオで最速の動物として必ずと言ってもいいほど登場し、見聞きする機会がとても多いからですよね。
サバンナを高速で走り、獲物の首元にめがけて強烈な一撃を入れて仕留める姿。
恐ろしくも惚れ惚れするかっこよさがあります。その魅力にハマる子どもも少なくなくありません。
そこで今回は、そんなチーターが登場する絵本を紹介します。
大人も知らないチーターの意外な一面を知れる絵本を始めとした、それぞれ特色ある作品が揃っていますよ。
ぜひお気に入りのチーターの絵本を探してみてください。
チーターの絵本の選び方
絵本のご紹介の前に、いくつかあるチーターが登場する本をどう選びかのポイントを挙げます。子どもがチーターのどんなところが好きなのか、それを踏まえてチェックしてみてください。
リアルなチーターの姿を見れるもの
地上動物最速以外にも、チーターはさまざまな興味深い特徴がたくさんあります。その特徴が分かりやすい写真集などがおすすめです。
動物への関心がうすい子どもに、動物への興味をもってもらうきっかけとして、チーターはうってつけですよ。
チーターの生態がわかる本
チーターが好きでもっと詳しく知りたい!とおねだりしてくる子どもには、このタイプの本を渡してあげてください。
映像では狩りのシーンが大半ですが、本ではもっと詳しくチーターの日常風景を知ることができ、意外な生態に親近感がわきます。
親しみやすいキャラクターやストーリーの絵本
狩りや獲物を食べるちょっと怖さを感じるシーンで、チーターに良い印象がない子どもにはこのタイプがおすすめ。
実物のかっこよさとのギャップで子どもの笑い声を引き出せますよ。もちろん、チーターが好きな子にもぜひ読み聞かせてあげてくださいね。
チーターの絵本おすすめ人気ランキング8選
絵本の選び方もご紹介できたところで、メインの絵本のご紹介に入ります!今回は、売れ筋や選び方にも挙げたようなチーターに関する要素がどれくらいあるかで、ランキングをつけてご紹介しています。
『あしおと』
出版社:リブリオ出版; 復刊版
発行日:2001/04
値段+税:4,306円
厳しい野生の世界を躍動感あふれる絵と共に学べる絵本
チーターの狩りの瞬間を映像で見ることはあっても、そのチーターの視点を見たことはありませんよね?この絵本ではその最高時速100~120kmを出しているチーターの視点が見事に描かれています。
狩り中の緊張感や一瞬の攻防戦を目の当たりにしているかのようなイラストに、思わず手に汗握ってページをめくってしまいます。サバンナの厳しいさを子どもにわかりやすく、けれど決してぼかさない。命のつながりを教えてくれる絵本です。
『ふとるのがこわいチーター』
絵:二見 正直
出版社:情報センター出版局
発行日:2010/2/26
値段+税:1,512円
現代の女の子たちの悩みをスマートなチーターと重ねた絵本
他の絵本とは系統が大きく異なり、こちらはこころの病気をテーマにした絵本です。
チーターは大型猫科動物の中でも、頭が小さくかなりスマートなボディをしています。そんなスタイリッシュなチーターに、現代の女の子たちが抱えやすい「太りたくない」という悩みを重ね、摂食障害について語られています。
まだ体型なんて気にしない歳、なんて思っていても子どもたちは想像以上に成長して周りをよく見ています。特に女の子は一般的に成長が早いので、この絵本の読み聞かせをきっかけにダイエットなどについて話されてはいかがでしょうか?
『タタタタ』
出版社:鈴木出版
発行日:2019/4/17
値段+税:1,404円
サバンナを駆け抜けるチーター!その行き先は・・・?
表紙に描かれたチーターの走る姿が印象的なこの絵本、中をめくってもこのチーターはひたすら走っています。てっきり獲物を追っているのかと思えば、どうやらそうではないらしく、ガゼルをピョーンと飛び越えて走り続けています。
その理由はこの絵本を最後まで読めば納得。でも、ちょっとクスリと笑ってしまうオチがついています。ぜひ、読み聞かせでリズムよくチーターの足音を再現してあげてくださいね。
『どうぶつのかぞく チーター ちいさなハンター』
出版社:講談社
発行日:2019/4/3
値段+税:1,296円
人気動物たちの裏事情が見える、シリーズ作品
ペンギンやアフリカ象など、動物園で人気の動物たちの生態を専門家の監修の元に描かれたこちらのシリーズ。そこにはテレビやびビデオでは明かされることがあまりない、意外なチーターの生活を知ることができます。
チーターは高速で獲物を捉えるかっこいい動物!子どもたちのそのイメージはガラリと変わる事実が多く載っています。しかし、それと同時に懸命に生きるチーターの姿にこれまで以上の魅力を感じてしまいます。動物好きな子どもにピッタリな絵本です。
『チーターよりはやくはしるのはだあれ?』
訳:せな あいこ
出版社:評論社
発行日:1999/3/1
値段+税:1,404円
チーターより速いものってとても多い!
冒頭でも述べた通り、チーターは地上動物最高速度が出せる動物です。
ですが、実はチーターよりも足が速い動物というのもいることをこの絵本を通じて知ることができます。
より速いものへと物が変わっていき、スピードの規格もどんどん上がっていきます。
身近なあんなものも、実はとっても速かったり…
次は一体何が出てくるのか?ぜひ予想しながら読んでみてください。
『KALAHARI チーターがいる砂漠』
訳:佐野 彰則
出版社:かもがわ出版
発行日: 2004/09
値段+税:1,572円
神秘的でときに微笑ましい、砂漠の日常風景が広がる一冊
表紙を飾る整然したチーター。きっと迫力満点な写真が多いのだろうという予想を、この本はいい意味で裏切ってくれます。
サバンナに住むチーターを始めとしたさまざまな動物たちの日常風景が収められています。その中に狩りに失敗してしまって木の上で不貞寝する姿や、兄弟でじゃれるチーターの姿など、映像では見たことないような写真が127ページというボリュームで楽しめます。
絵本のように読み聞かせながら、ぜひアフリカの神秘の世界に浸ってください。
『チーター』
出版社:ほるぷ出版
発行日:2012/11/1
値段+税:2,376円
チーターたちの今をありのまま教えてくれる絵本
狩りをするシーンが印象的なチーターですが、実は外敵から狙われることも多く、絶滅の危機にあるということをご存じですか?
この絵本では、そんなチーターたちが今どんな状態なのか、なぜそうなってしまったのかを分かりやすく解説されています。
この先を生きる子どもたちに、動物たちの訪れている危機やそれに対する取り組みについても知ってほしい。そんな想いをお持ちの方はぜひこの絵本を手に取ってみてください。
『チーター大セール』
出版社:絵本館
発行日:2006/3/1
値段+税:1,296円
何度読んでも新しい発見が見つかる、大胆発想の絵本
全く予想もしなかったチーターの姿がこの絵本にはあります。数々のユニークな作品を出されている、高畠 那生が描いたチーターはなんと自分の体の模様を売りに出してしまいます。更には色まで売りに出してしまって・・・チーターは一体どんな姿になってしまうのでしょう?
自分の模様を売るという面白い設定に目が行きがちですが、各ページに施されたチーターや周りのものの細かい変化にも注目です!
チーターの絵本を通して子どもとの会話が広がる!
以上8作品をご紹介しましたが、チーター好きの子どもたちを満足させられる作品は見つかりましたか?
チーターをメインにしつつ、別の動物の生態が知れるものや日々の生活を考えされられる作品もありますので、ぜひチーターを通して子どもたちとの会話を広げてみてください。
犬や猫などの身近な動物に比べると、チーターがメイン作品数はどうしても少なくなってしまいます。ですが、動物番組などと同様にチーターはさまざまな絵本に登場して、ストーリーを盛り上げてくれています。
今後、チーターをメインにした絵本が増えることを期待しつつ、ぜひこれから手に取る絵本の中に、チーターの姿を親子一緒に探してみてくださいね。
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