寒い時期の過ごし方といえば、こたつでみかんを剥きながらまったり…なんてイメージする方も多いのではないでしょうか?
みかんは10月中旬頃からスーパーにも並び始め、12月、1月に出回りのピークを迎えます。
値段も食べるまでの手間もお手頃なのに、ビタミンCを筆頭にさまざまな栄養素もたっぷり。みかんはまさに最強のおやつの1つ。
さらにまだ手が小さい子どもたちからすれば、少し手間取る果物なので、程よい難易度で自分のことを自分でやる機会にもなります。
そんなみかんが好きという子どもは多いのではないでしょうか? もしくは、ちょっと酸っぱくて苦手とい子もいるかもしれませんね。
この記事では、そんなみかんをテーマにした絵本おすすめ人気ランキング13選を紹介します!
0歳から幅広く楽しめるさまざまな作風のみかん絵本。
みかんの絵本探しに迷っている方はぜひ参考にしてください!
みかん絵本の3つの種類
ランキングに入る前に、今回ご紹介しているみかん絵本の傾向や、その中からどれをどんな時に選べばよいかをご紹介します。
今回のみかんの絵本に限らず、食育をお考えの時にぜひ参考にしてくださいね。
みかん絵本の種類1:身近なものへの知識を深める絵本
普段何気なく触れているもののルーツや仕組みなどを知るのに絵本はうってつけです。しかし、それを子どもに無理強いしてしまっては逆効果。
そこで、好きなものから知る楽しさを子どもに体験してもらいましょう。みかんなど食べ物は身近で感心を持たせやすい、丁度良い題材になります。
味や香りの描写があるものや、植物としてのみかんの特徴を盛り込んだ絵本がこの場合おすすめです。
みかん絵本の種類2:ほかの柑橘類との違いを知れる絵本
子どもからすると、見た目が似ているみかんとオレンジは区別がつきにくいもの。
また、みかんと同じ感覚でオレンジを口にし、その酸っぱさにびっくりして柑橘類が苦手になってしまう子もいます。
そこでストーリーよりみかんそのものに注目した絵本を通じて、見分け方や違いを知ってもらいましょう。
また、「実はこれもみかんの仲間なんだよ」と他の柑橘類を眺めたりなど、一緒にスーパーへお買い物に行く時間も楽しくなりますよ。
みかん絵本の種類3:生き物では表現できない展開がある絵本
絵本では乗り物や果物など、現実ではお喋りすることがないものが動いてストーリーを展開するものが多くあります。
作者があえてそういうものを主人公にしたのには意図があり、生き物には真似できないような展開が繰り広げられています。
今回ご紹介するみかん絵本にも、このような作品がいくつかありますので、ぜひ各絵本のおすすめポイントも見てみてください。
みかん絵本おすすめ人気ランキング13選
Amazonの売れ筋や高評価レビュー、絵本の口コミを参考に今回のランキングをつけています。
子どもと一緒にこのランキングを眺めて、ぜひ気になる絵本は購入やレンタルをしてみてくださいね。
それでは13位から発表します!
13位『みかんの恋』
出版社:東洋出版
発行日:2011/8/2
値段+税:1,320円
甘酸っぱさに驚きの隠し味が効いたみかん絵本
みかんちゃんが恋をした相手はナスくん。果物と野菜、種別が違う者同士の恋に戸惑いや葛藤を感じながらも、みかんちゃんは告白を決意。この絵本には初恋のような初々しさや微笑ましさが描かれています。
同世代の子たちとの交流が広がり始めるに伴い「~ちゃん/くんが好き!」という発言が飛び出すようになった子どもたちへぜひおすすめしたい絵本です。
12位『ちびまるこちゃんの くだものだいすきえほん みかんのまき』
監修:藤田 智
出版社:金の星社
発行日:2011/8/15
値段+税:1,430円
絵本にも進出!ちびまる子ちゃんシリーズ
1990年からアニメ放送が開始されて以来、日曜日の夕方の定番アニメとなった『ちびまる子ちゃん』。そのちびまる子ちゃんと一緒に食育が出来るシリーズ絵本の一つ。
みかんが実るまで過程やすぐに使える豆知識など、ぎゅっと情報がつまっています。
また、迷路などもあるので、学びだけでなく遊び絵本としてもおすすめです。
11位『みかん』
出版社:福音館書店 かがくのとも版
発行日:2004/1/1
値段+税:1,222円
こたつで食べるだけじゃない!楽しさ満載
一つのみかんでここまで楽しみ方があるのかと思わせてくれる絵本です。また、科学的な情報やみかんの秘密など、みかんを買うときにも役立つ情報が載っています。
こたつで一家だんらんのシーンなど、全イラストが味のある色彩で描かれておりどこか懐かしさを感じる作品。
みかんの皮を使ったあぶり出しやランプなど、知ってはいたけどやったことないという方はぜひこの冬に挑戦してみてくださいね。
10位『ミカンの絵本』
絵:いしまる ちさと
出版社: 農山漁村文化協会
発行日:2003/5/1
値段+税:2,750円
これぞまさしく本格みかん絵本
出版元の農山漁村文化協会が、農業を始めとした食にかかわる事業をメインに取り上げている出版社のためか、こちらの絵本の内容はまさに本格的。
育て方やみかんはどこから来たのかなど、普通に暮らしていればまず知らない情報だらけです。疑問には思っているけど調べてこなかった、柑橘類の違いも知ることができます。
みかんが大好きな子どもがこの絵本を読んだら、「うちでも育てよう!」と言ってくる可能性大ですね。
9位『みかん』
絵:やまわき ゆりこ
出版社:復刊ドットコム
発行日:2016/2/29
値段+税:2,035円
みかんにおまじないを唱えるおばあさんのお話
おばあさんがおまじないの言葉を唱えると、みかんに不思議なことが起きます。魔法のような力は登場しますが大きな展開はなく、ストーリーもシンプルなので1歳以上の子どもへの読み聞かせにおすすめです。
絵本を読んでいるだけのに、みかんの甘酸っぱい香りや味が感じられて、無性に食べたくなってしまいますよ。
おばあさんの不思議でほんわかした雰囲気が子どもの心に温かみを灯らせる絵本です。
8位『みかんのめいさんち』
出版社:平田 景
発行日:2016/10/12
値段+税:1,430円
みかんだらけの夢の世界?
『すいかのめいさんち』を手掛けた二人の作者による、みかんバージョンの絵本。ふとしたきっかけで男の子が、みかんのめいさんちについてあれこれ妄想するお話。
みかんが好きな人ならかつて一度は妄想したことがあるような突飛なものから、ちょっとありえるかも…と思うようなものまで妄想の世界が広がっています。
読み聞かせをする大人の童心もよみがえるような微笑ましさが、温かなだいだい色で描かれています。
7位『みかんちゃん』
出版社:学習研究社
発行日:2009/1/1
値段+税:840円
体に良くても食べすぎ禁物!
いくら体に良い栄養素を豊富に含んでいるものでも、食べすぎはやはりよくないですね。
なんとこの絵本の主人公みこちゃんは、みかんを食べすぎたせいでみかんになってしまうのです。現実でも、みかんを食べすぎると皮膚が黄色っぽくなる事があるので、それが誇張されたファンタジーなお話。
みかんが大好きな子だけでなく、好きなものばかり食べちゃう子どもにこの絵本はピッタリです。
6位『みかんちゃん』
出版社:偕成社
発行日:2015/10/17
値段+税:660円
五感を刺激しながら楽しく読めるシリーズ絵本
みかんちゃんたちが段ボールに入れられるまでの大移動の過程が楽しい擬音と共に描かれています。「よいしょ」や「わっせ」など、子どもが癖になるようなかけ声もたくさん登場するので、リズミカルに子どもも一緒に読んで楽しめますよ。
思わず段ボールでみかんを箱買いしたくなる絵本です。他にもシリーズが出ているので、この絵本に子どもがハマったらぜひ他の果物シリーズも読んでみてください。
5位『走れ! みかんのかわ』
出版社:河出書房新社
発行日:2017/3/23
値段+税:1,485円
大切なものを守るために疾走する…皮!
この絵本ではみかんはみかんでも、実と皮が別々に意思があり、まるで親子のような会話をしているよう。大事に実を守っていた皮ですが、ある朝実だけがどこかへ行ってしまいます。
誰かに実が食べられてしまう前に、皮は全力疾走!途中で登場する他の果物も同じ状況になっており、慌てているところ申し訳ないけれど笑ってしまうシュールさがあります。
ひとひねり加えられた着眼点で他に類を見ない世界観です。
4位『はっぱみかん』
絵:山口 マオ
出版社:佼成出版社
発行日:2007/12
値段+税:1,300円
身近な題材で語られる深いテーマ
見つけると、「あ、はっぱついている!」と思わず注目してしまうはっぱ付きのみかんが主人公の絵本です。
自分は特別!と威張っていたはっぱみかんが、ある日のその特別だったはっぱが取れてしまいます。ショックを受ける元はっぱみかん。でもそのあとに、はっぱよりも素敵なものに気づくことが出来ます。自己表現する機会が増えた子どもたちに一度は読んでほしい絵本です。
この絵本は今では絶版になってしまっており、新品で見つけるのは難しいので、中古品もしくは図書館などで探してみてはいかがでしょうか。
3位『みかんオレンジ』
出版社:学研教育出版
発行日:2011/10/11
値段+税:968円
めくるたびに発見がある絵本
赤ちゃんの興味や視覚の捉え方など、研究データを元に作成された「しましまぐるぐる」シリーズ。この絵本でも赤ちゃんを夢中にさせる工夫と要素が満載です。
ドーンと描かれたみかんちゃんに初めは目が行きがちですが、実はところどころにもみかんちゃんの姿があります。
めくるたびに子どもが新たな発見をし、何度でも楽しめる絵本です。初めて絵本を渡すときはこの絵本シリーズがイチオシですよ。
2位『みかんのひみつ』
作者:鈴木 伸一
出版社:ひさかたチャイルド
発行日:2007/12/1
値段+税:1,320円
とことんみかんについて追求した一冊
ここまでしたか!と思わず感心してしまうくらい、みかんについて徹底的に解説された写真絵本です。身近なものでもこれだけ深堀できて、知らないことばかりだということを大人も一緒に感じさせられてしまいます。
さらに他の柑橘類もズラリと写真で紹介されているので、紛らわしい柑橘類の見比べもこれでできますよ。小学生の自由研究の参考にも、就学前の食育にもイチオシな絵本です。
1位『はりきりみかん』
出版社:国土社
発行日:1991/11/1
値段+税:880円
やんちゃとアクシデントはどこでもワンセット
みかん絵本ランキング1位はこの絵本!主人公のみかんに「これはうちの子か?」と既視感を覚える保護者も多い、やんちゃなみかんが主人公の絵本です。
あちこち元気に走り回るみかんですが、思わぬアクシデント発生で大慌て!なんと皮が破れてしまいます。お母さんに怒られると思って破れたところを隠そうとしますが、破れた皮はどうなるのでしょうか?
シンプルなストーリーで子どもたちに親近感を湧かせつつ、先が読めない展開で興味を引かせてくれる一冊です。ぜひ親子で共感しながら楽しんでくださいね。
みかん絵本まとめ【みかんは身近で食育もできる果物!】
みかんを題材にした絵本を紹介した今回のランキング、楽しんでもらえたでしょうか?
大人も知らないような本格的な情報が載っているものから変わった発想の作品まで、絵本だからといっても侮れない内容の絵本ばかりです。
このみかんの絵本をきっかけに身近なものにより興味を持ち、本を読む子どもが増えてくれればこれ以上に嬉しいことはありません。
他の記事でもこのように、果物や動物などテーマを絞った絵本をランキングでご紹介しているので、ぜひそちらも覗いてみてくださいね!
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