絵本を選びたいけど、どんな絵本を選んだらいいの?
絵本にはいろいろな選び方がありますが、季節感を意識した選び方もいいでしょう。
今回は、すいかが登場する絵本のおすすめを紹介していきます。
すいかといえば、夏に家族で食べた思い出のある方も多いですよね。
また、海岸でのすいか割りも大人気のイベント。すいかを割る役割は取り合いになることも。
すいかが登場する絵本は、お話のバリエーションも様々。
幽霊やかっぱが登場するすいかの絵本、ありが大きなすいかを運ぶ様子を描いた絵本など…
対象年齢やあらすじも合わせて紹介するので、お子さんの成長に合わせて選んでみてください。
すいかの絵本の選び方を解説
すいかが登場する絵本といっても、種類はたくさん。
どんな絵本を選ぶか迷ってしまいますよね。
そこで、参考になる選び方も合わせてご紹介します。
夏をモチーフにした作品を選ぶ
すいかといえば、夏ですよね。
活気ある雰囲気を感じて、明るい気持ちになれる作品は夏にぴったり!
また絵本に出てくるすいかは、すいか割りの標的になっていることが多いです。
割られるか?割られないか?そんな攻防が描かれた作品も、おもしろいですよね。
食べたくなるような作風で選ぶ
すいかは、甘くて美味しい食べ物。
せっかくすいかをモチーフにした絵本を選ぶなら、とびきり美味しそうに描かれている作品を選んでみませんか。
読んだ後にはすいかが食べたくなっちゃう、そんな絵本がたくさんあります。
小さいお子さんでも楽しめる作品を選ぶ
すいかといえば、皮は緑に黒のしましま、中身は真っ赤で黒い点々という、特徴のある見た目も印象的。
このはっきりした色とわかりやすい柄に、小さなお子さんでも興味が湧くはず。
さらにリズミカルな言葉で書かれた作品を選べば、お子さんはもっと楽しめます。
すいかの絵本おすすめ人気作品【1、2歳児向け】
まずは、1、2歳児向けのすいかの絵本をご紹介します!
『だめだめすいか』
出版社:ひさかたチャイルド
発行日:2007/6/1
値段+税:1320円
対象年齢:2、3歳から
じいじにすいかを届けたいたっくんと、すいかを食べたいたぬきの攻防戦!
おかあさんに、すいかをじいじに届けて欲しいとお願いされたたっくん。
たっくんは、夏の暑い中、一生懸命にすいかを運びます。
そこにあらわれたたぬき。「わあ、すいかだ。いいな、いいな。」
すいかを食べたいたぬきが、たっくんに話しかけます。
「ねえねえ、すいかわりって、したことある?」
たぬきの誘惑に負けず、たっくんは無事にすいかを届けられるでしょうか。
真夏を舞台に描かれた、コミカルな絵本です。
『すいかくんが・・』
出版社:童心社
発行日:2010/5/20
値段+税:935円
対象年齢:2歳
何があっても、すいかくんは「しんぱいごむよう!」
すいかくんは、すいか割りの棒を「よっ」と避けます。
身軽なすいかくんにびっくりしてしまうのですが、最後はなんと棒が当たってしまいます。
それでも、すいかくんは「しんぱいごむよう!」
「ちゃんとよけきれるかな?」とハラハラしたり、ついに棒が当たったときはドキドキしてしまったり、すいかくんと一緒に楽しめる絵本。
「しんぱいごむよう!」が決めセリフの『おいしいともだち』シリーズの作品です。
お気に入りになったら、他の作品もぜひ読んでみてくださいね。
『ルッキオとフリフリ おおきなスイカ』
出版社:講談社
発行日:2014/6/27
値段+税:1430円
対象年齢:2歳から
すいかで一山当てたいネコたちの、ちょっと哀愁ただよう物語
ルッキオとフリフリは、マグロのおさしみに憧れている、食いしん坊なねこ。
ある日2匹は、庭に大きなすいかが生えているのを見つけます。
「このすいかを売って、マグロのおさしみを食べよう!」と売りに出かけるのですが、なかなか売れません。
2匹はおさしみにありつけるのでしょうか。
かわいらしいねこと大きなすいかが主役の絵本で、小さなお子さんからでも読み聞かせてあげることができます。
どこか哀愁が漂うストーリーで、大人まで楽しめる内容になっています。
『モリくんのすいかカー』
出版社:くもん出版
発行日:2012/6/1
値段+税:1320円
対象年齢:幼児から
すいかをつかった車は、水陸両用!
こうもりのモリくんと仲間たちは、すいか割りをして夏を楽しみます。
そうして食べ終わったすいかの皮を使って、なんと車を作ってしまうのです。
すいかの車は、なんと水陸両用。陸上を走って、海をぷかぷかして、とても気持ちが良さそう。
モリくんと仲間たちが、夏を存分に楽しんでいる姿を見ると、大人も夏休みが恋しくなっちゃうかもしれませんね。
「今年の夏休みはどうやって過ごそうか」
お子さんとの、そんな会話のきっかけになる絵本ですよ!
『すいかのたび』
出版社:絵本館
発行日:2011/6/15
値段+税:1320円
対象年齢:幼児
ぷかぷか浮かぶすいかと、動物たちとの触れ合い
すいかが海をぷかぷか漂っています。
海で出会った動物たちは、すいかとさまざまな交流をするのです。
らっこはまくらにしてお昼寝、タコはぺたりと張り付いて、ひとやすみ。
動物たちはすいかで楽しみますが、すいかはただぷかぷかと浮いているだけです。
最後は一体どうなる…?
ぷかぷかと浮いているすいかと、動物たちがすいかを食べるでもなく楽しむ姿にほっこりします。
すいかはどこまで行くんでしょうか?旅に出たくなってしまう絵本です。
すいかの絵本おすすめ人気作品【3、4歳児向け】
ここからは、3、4歳児向けのすいかの絵本をご紹介します!
『おっきょちゃんとかっぱ』
作者:長谷川 摂子
絵:降矢 なな
出版社:福音館書店
発行日:1997年08月
値段+税:990円
対象年齢:3歳から
幻想的な絵本
おっきょちゃんが川で遊んでいると、カッパの子どもに水底のお祭に誘われます。
大歓迎されるおっきょちゃんですが、お餅をご馳走になると水の外のことを忘れてしまいます。
カッパの家の子供になって楽しく暮らしていたおっきょちゃんですが、ある時急に家を思いだし帰りたくなります。
人間の世界に戻る方法は、なんとすいかのなかに入ること…?
カッパと人間の子供の幻想的な交流を描いています。
面白さあり、怖さもあり、涙もあり。
子供が大好きな要素がたくさん詰まった絵本です。
『ゆうれいとすいか』
イラスト:せな けいこ
出版社:ひかりのくに
発行日:1997/6/1
値段+税:1320円
対象年齢:3歳頃から
ゆうれいだってすいかを食べたい!
ある日、ゆうれいは美味しそうなすいかを見つけて、思わず食べてしまいます。
しかし、それは人間が食べようと思って冷やしていたすいかでした。
人間に怒られてしまったゆうれいは、罰として人間の言うことを何でも聞くように言われてしまい…。
「ゆうれいは怖いもの」という考え方をひっくりかえしてしまうような、コミカルな作品です。
弱気な幽霊がおわびにせっせと働く姿が面白い!と大人からも人気です。
怖がりなお子さんにもおすすめですよ。
『ねこざかなのすいか』
出版社:フレーベル館
発行日:2012/5/1
値段+税:1320円
対象年齢:3歳から
すいかが飛び出す、見事な仕掛け絵本
ねことさかなはお互いが大好きで、とっても仲良し。
ある日海で遊んでいると、大きなすいかが流れてきます。
それは、かばさん親子のお祝いのすいかでした。
かばさんたちに誘われて、すいかを食べられることになったねことさかな。
すいかを割ると、驚きの仕掛けがあらわれます。
派手に飛び出す仕掛けではありませんが、見事な作りになっていて、大人でも楽しめますよ。
『ねこざかな』シリーズは他にも。
ねこがさかなと合体するという驚きの内容ですが、ほっこりする内容と仕掛けがお子さんに大人気。
ぜひ他の作品も読んでみてくださいね。
『すいかとかぼちゃの大冒険』
イラスト:飯野 和好
出版社:自由国民社
発行日:2011/7/1
値段+税:1430円
対象年齢:3〜4歳
ちょっとくせの強い、すいかとかぼちゃが大冒険する絵本
ある日、畑ではすいかとかぼちゃが仲良くごろごろ。
平和な毎日ですが、彼らは退屈でした。
そこに1匹のろばが通りかかったので、すいかが言いました。
「おい、ろばよ、おれたち、ここで ごろごろしているのに あきてきたんだが、おれたちのこと ひとおもいに けとばしてくれないか」
ロバに蹴られて、カラスに突かれて、かぼちゃとすいかはボロボロに…彼らの暇つぶしの行方はいかに?
表紙のイラストを見てわかる通り、くせの強いイラストが特徴。
思わず「え?」と思ってしまうようなちょっと衝撃的な展開も独特です。
不思議な世界観を楽しんでみてください。
『すいかごろりん』
写真:久保 秀一
出版社:偕成社
発行日:1989/3/1
値段+税:1320円
対象年齢:4歳から
すいかの成長が良くわかる写真絵本
すいかは身近な食べ物ですが、一体どうやってあんなに大きく育っているんでしょう。
この作品は、すいかが育つ過程を花の段階から解説している写真絵本。
大きなすいかを見たことがあっても、ピンポン玉サイズの赤ちゃんすいかはなかなか見ることができませんよね。
「大好きなすいかはこうやって大きくなっているんだね」と、お子さんの好奇心を満たしてくれる絵本です。
大人でも「そうなんだ!」と発見がある内容なので、ぜひ親子で楽しんでみてください。
『すいかのめいさんち』
イラスト:平田 景
出版社:鈴木出版
発行日:2013/6/11
値段+税:1430円
対象年齢:3〜4歳
とにかくすいか、すいか、すいか…。読んでいるとお腹がすいちゃう絵本
すいかの名産地を舞台にした絵本。
たくさんのすいかが並んでいるのを見た「ぼく」は、すいかをひとり占めしたくなっちゃいます。
「その気持ち、わかる!」と思わず同意しちゃうストーリー。
近所のすいか畑、町の人、そして主人公の「ぼく」、みんなのすいかに対する愛があふれた作品です。
すいか尽くしの絵本なので、読み終わったらすいかが食べたくなっちゃうかも。
「すいかはこんなに愛情こめて作られているんだ」というのを実感したあとは、家族ですいかを楽しみましょう!
『すいかのたね』
出版社:福音館書店
発行日:1987/9/15
値段+税:990円
対象年齢:3歳から
すいかの種だって、無下にされたら怒っちゃう!
ばばばあちゃんは、庭にすいかの種を植えます。
動物たちはすいかの種を掘り出しますが、「なんだ、たねか。つまらない」と土に戻してしまいます。それも、何度も何度も。
あげくの果てに、ばばばあちゃんに「おおきくおなり!」と叱られて、すいかの種ももう我慢ができません。
くやしさと怒りでどんどんつるを伸ばし、大きくなっていくすいか。
最後にはどうなってしまうのでしょうか。ハラハラ、ドキドキが止まらない作品です。
この作品は「ばばばあちゃん」シリーズの一冊。
くすっと笑えて、意表をつくようなストーリーが特徴なので、他の作品もぜひ読んでみてくださいね。
『30000このすいか』
出版社:くもん出版
発行日:2015/6/10
値段+税:1430円
対象年齢:幼児から
すいかが大脱走!空想たっぷりの絵本
畑に30000個の立派なすいかが実をつけました。
からすたちが、「もう食べごろだね」「市場に出荷される」とうわさします。
それを聞いたすいかたちは「食べられるなんてごめんだ」と、全員で脱走するのでした。
畑からは絶対に見られない景色の数々に、感動するすいかたち。
そしてついに、すいかたちは崖から落ちてしまい…。
30000個のすいかが転がりながら移動する姿は圧巻です。
ファンタジー要素もいっぱいで、次の場面の予測がつかないのもおもしろいポイント。
空想が大好きなお子さんにおすすめの作品です。
すいかの絵本おすすめ人気ランキング【5歳児、小学生向け】
ここからは、5歳児、小学生向けのすいかの絵本をご紹介します!
『ありとすいか』
出版社:ポプラ社
発行日:2002/3/1
値段+税:1430円
対象年齢:小学初級以上
巨大なすいかをどうやって運ぶ?ありたちの知恵が詰まった絵本
ありたちが、大きなすいかを見つけて、自分の巣まで運ぼうとします。
人間にとってもすいかは大きな食べ物ですが、小さなありにとってはもっと大きな食べ物ですよね。
大きなすいかをなかなか運ぶことができません。
ありたちが知恵を絞って考えた、すいかを運ぶ方法とは…?
小さくてもかしこくて、力持ちのありが大活躍。
最後は食べきって、皮で遊んでしまうのが可愛らしいです。
虫が苦手でも、この作品に出てくるありは好きになっちゃうかもしれませんね。
どこかおしゃれでジオラマのような絵も見飽きることがありません。
『すいかのプール』
訳:斎藤 真理子
出版社:岩波書店
発行日:2018/7/20
値段+税:1870円
対象年齢:4・5歳から
もしもすいかが巨大なプールだったら?楽しいファンタジー絵本
夏になったら、大きなすいかがぱかっと割れて、なんとプールに。
果肉の中で泳いで、分厚い皮ですべり台を楽しんで、果肉で何か作って遊んで…。
この作品の中では、巨大すいかのプールは毎年開かれる夏の風物詩。
当然のように描かれたすいかのプールをみていると、作品の世界観に思わず引き込まれてしまいます。
「本当にこんなすいかのプールがあったら、何してみたい?」と親子の想像や会話のきっかけになる絵本です。
『スイカの絵本』
イラスト:さわだ としき
出版社:農山漁村文化協会
発行日:2001/3/1
値段+税:2750円
対象年齢:5歳頃から
これでキミもすいか博士!すいかに詳しくなれる作品
すいかが育っていく過程を紹介した絵本です。
絵本ではありますが、内容がとても詳しく、これを読んでいればすいかが栽培できてしまいそうな一冊。
育て方だけでなく、品種や甘いすいかの見分け方など、食べるときのお役立ち情報も盛りだくさん。
読みきれば、間違いなくすいか博士になれちゃいますよ!
漢字が使われているので、自分で読むのは小学生からがおすすめです。
もちろん、すいかに興味のある大人にもぴったりですよ。
すいかの絵本で夏を感じよう!
今回は、すいかが主役の絵本を紹介しました。
すいかが描かれている絵本は、太陽の描写が美しく、明るい雰囲気の作品が多いです。
夏をテーマにした絵本を読んでいると、気持ちが上向きになりますよね。
作中にすいかがあらわれると、登場人物みんなの目が輝くのがおもしろいですね。
コミカルな作品が多いため、お子さんもきっと楽しんでいただけます。
絵本を読んで、夏をもっと楽しく過ごしてみては?
すいかの絵本が好きな方はこちらもチェック!▼
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