『からすのパンやさん』は、一度は耳にしたことがある、目にしたことがある、人気の絵本といわれています。
1973年の発刊から40年以上にわたり愛され続け、子どもに絵本の読み聞かせをする親世代も、きっと小さい頃に読んだことがあるはず。
日本を代表する絵本作家、かこさとしさんのロングセラーを記録。
そんな愛され続けられるこちらの絵本は、明るいカラスたちのまちで、パンやさんをしている家族たちの絆がユニークに描かれています。
読み終わると、もう一度読みたくなるほどです。
今回は『からすのパンやさん』のあらすじから、魅力まで楽しくご紹介いたします。
『からすのパンやさん』(1973)とはどんなお話【内容とあらすじを紹介】

大人から子どもまで楽しめる『からすのパンやさん』のお話は、どんな作品なのでしょうか。
時代を越えて愛され続けられる、お腹いっぱいになるお話の概要とあらすじをご紹介します。
『からすのパンやさん』(1973)の概要

イラスト:かこさとし
出版元 偕成社
価格1,000円
『からすのパンやさん』(1973)のあらすじ
いずみがもりにある、からすのパンやさん。
4匹の赤ちゃんからすが生まれ、お父さんお母さんはお世話でてんてこまい。
だんだんとお客さんが減っていきましたが、からすのまちで評判のおかげで、すばらしいお店になるお話です。
子育てをしながらお店をやっていくことは本当に大変だけど、家族はいつも明るくて、仲良し。
たとえ困難な状況になっても、楽しく一生懸命すすんでいく家族の絆は、お腹いっぱいに満足させてくれる絵本となっています。
『からすのパンやさん』の内容要約

愛らしいカラスのイラストと見開き一杯に描かれたアイデアパンは、食べたくなるほど魅力がいっぱい。
大人から子どもまで楽しむことができる、パンが食べたくなる一冊となっています。
要約1.お話の内容が絵を見るだけで伝わる
ページごとに描かれている絵は、優しいタッチでついつい目についてしまいます。
魅力的なカラスたちがパンを頑張って作っている姿、カラスたちに大変なことが起きている姿など、どんな展開なのかが絵を見ているだけ伝わります。
絵だけで楽しめるところに、子どももきっと喜んでくれるはず。
子どもと一緒に絵を観ながら、楽しくお話をしてみるのも良いですね。
要約2.お腹が空いてしまうパンのイラスト
カラス家族が協力して作ったパンは、香ばしくて美味しそうな様子が伝わるイラストです。
特に見開きいっぱいに並べた数多くのパンのイラストが子どもに大人気。
野菜や果物、乗り物、動物などの象ったパンが並び、お腹が空いてしまうほど。
そのイラストを子どもと一緒に指を指しながら、楽しくお話できます。
要約3.キャラクターの魅力的に感じる表情
この絵本は、カラスたちのまちが舞台となっています。
カラスがたくさん登場し、それぞれの表情が違って、よりストーリーが伝わりやすい絵となっています。
表情は読者の心を動かすほど、とてもかわいいもの。
家族で一生懸命がんばってパンやさんをしている姿に一緒に応援したくなります。
『からすのパンやさん』(1973)の口コミ・評判


口コミ・評判:★★★★★
パパママカラスが赤ちゃんのお世話でパンを焦がしたり、お店が散らかってたりする描写にわかる~!と共感。この世代の男性でこの描写ができるなんて、と早くもとりこに。1歳4ヶ月の子はおいしいパンのページはしきりに指差し。どのパン食べたい~?なんて選ぶ日が楽しみです。そして擬音語の表現がとても素敵。私もせっせこせっせこそうじしよう!

口コミ・評判:★★★★
カラスの両親が仕事より赤ちゃんを優先するところ、子供が両親の作ったパンを自慢するところ、勘違いで集まってきたカラスたちが勘違いだったと知ってもみんな何かしらお買い上げしてくれるところ、たくさんのカラスたちがきちんと列をなして並ぶところにぐっときました。一通り物語が終わったところで、「めでたしめでたし」ではなく、読み手に語りかけられた言葉は想像力をさらにかき立てられます。

口コミ・評判:★★★★★
作者の本気が感じられる作品です。 途中に出てくる新作パンのアイデアは、とても魅力的です。 作者が特に気にかけたという、モブキャラの個性も大人でも楽しめるものでした。
『からすのパンやさん』(1973)の主題・テーマは?

愛され続けられる『からすのパンやさん』のテーマには、楽しく読めるだけでなく、子どもに学んでほしいヒントがたくさん詰まっているところもとても魅力です。
家族の絆が描かれている
お話の中で、家族みんなでパン作りをする姿はとても愛らしいところです。
ときには、ケンカしたり、みんなで一致団結してがんばったり。
からすを人間としておきかえることもできます。
家族が頑張っている姿は、共感できるもので、みんなで力を合わせることの大切さを教えてくれます。
人間味あふれる、からすたちに共感できる
『からすのパンやさん』は家族の絆だけでなく、まちで住んでいるからすたちにも焦点をあてています。
作家のあとがきでは、こころいくまでに人間的なふくらみとこまやかさをとある舞台を鑑賞したときに心に残り、この絵本にその要素を加えたそうです。
美味しそうなにおいに注がれ、大騒ぎ。
その姿は、人間味あふれる社会的な視点で、共感を得られる作品となっています。
『からすのパンやさん』(1973)の感想とレビュー【ネタバレあり】

大人気の絵本『からすのパンやさん』には、たくさんの感想やレビューが寄せられています。
どれも絵本をワクワクした気持ちで読み終えた高評価な感想ばかりです。
思い出になる絵本
小さいころに親に何度も読み聞かせしてもらいました。
久しぶりに読んでみたけど、やっぱり子どもに読み聞かせたい一冊だと思いました。
出てくるパンがほのかに焦げていて、食欲をそそられます。
自分の子どもにも”思い出になる絵本”の一冊としておすすめしたいです。
からすがかわいく見えることが不思議
からすという、一般的にはあまりいいイメージがない鳥として理解されている動物のように感じます。
でも、主人公として作品を描き、なかなか斬新な絵本だと思いました。
これを読むと、からすがかわいく見えるから不思議です。
親子で会話をしながら楽しめる
見開きいっぱいのたくさんのパンの絵はとても楽しいです。
子どもと会話しながら、「どのパンが好き?」「今度、一緒に作ろうね!」と実際にパンを作る約束をしました。
この絵本をみるだけで、手作りのパンを作りたくなる、食べたくなる魅力が盛りだくさんです。
読み聞かせ絵本というよりは、楽しく遊べる絵本ですね。
『からすのパンやさん』(1973)は、こんな方におすすめ!

愛され続けられる『からすのパンやさん』は親子でお腹いっぱい楽しめる作品です。
ユニークなパンがたくさんでてきて、思わずマネしたくなるほど、とても美味しそうで子どもと実際に作ってみるのもいいのではないでしょうか。
また、作者のあとがきで、一羽として同じからすがいないように絵のこだわりをもっていて、とても魅力的な絵本に仕上げています。
絵本の中に登場する、からすたちの表情ひとつひとつも楽しんでほしいです。
ぜひ、ゆっくりと時間をかけて、かわいらしいカラスたちの表情やたくさんのパンを楽しんでくださいね。

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