お世話になった方へのバレンタインデーのプレゼント、「チョコレートだけではちょっと…。」と、毎回お悩みではありませんか?
そんなときにおすすめなのが、絵本をプレゼントすること。
小さなお子さんのいるご家庭にはもちろん、大人に贈るプレゼントとしても最適です。
また、お子さんのいる家庭の場合、親子でバレンタインデーを楽しむために、バレンタインデーや家族の愛情を描いた絵本を読み聞かせてあげるいい機会です。
甘いチョコレートがたくさん描かれた絵本を、親子で楽しみましょう!
今回は、バレンタインデーにぴったりの絵本を、選び方とあわせて紹介していきます。
バレンタインデーの絵本の選び方

バレンタンデーにぴったりな絵本の選び方について紹介していきます。
チョコレートが出てくる絵本をチョイスするのはもちろんですが、その他にも年齢や用途に合わせてさまざまな選び方があるので、ぜひ参考にしてみてください。
ストーリーで選ぶ
バレンタインデーは、日本では「女性が意中の男性にチョコレートを渡す日」というイメージが強いですが、欧米では「夫婦や家族で感謝を込めて贈り物を贈り合う日」という文化です。
その文化に則って、親子の愛情や普段の感謝を自然に伝え合えるようなストーリーの絵本がおすすめ。
また、「いつも食べているチョコレートはどうやってできているの?」という知的好奇心を満たしてくれる絵本を読み聞かせてあげるのも、いい機会となります。
お子さんと一緒に手作りチョコレートを楽しめるきっかけになるようなお話も、親子で読むにはいいかもしれませんね。
絵柄やキャラクターで選ぶ
小さなお子さんの場合、バレンタインデー自体にピンと来ない場合も多いです。
バレンタインデーを自発的に意識するのは小学生くらいからが普通ですので、それより年齢が下のお子さんには知っているキャラクターが出てくる絵本がおすすめ。
知っているキャラクターなら馴染みやすいというのもありますし、自然にバレンタインデーという文化に触れることができます。
また、食いしん坊なお子さんや、大人へのプレゼントの場合は、美味しそうなチョコレートがたくさん載った絵本がおすすめですよ!
大人も楽しめる絵本を選ぶ
いつもお世話になっている方へ、バレンタインデーのチョコレートと一緒に、絵本をプレゼントしてみるのはいかがでしょうか。
最近では大人でも楽しめる絵本が多く、ストーリーだけでなく絵柄もきれいなものが多いし、飾ってあるだけで嬉しい気持ちになります。
ママ友への友チョコと一緒に、お子さんと楽しめる絵本を添えてプレゼントするときっと喜んでもらえます。
バレンタインデーのプレゼントとしての絵本、ぜひ検討してみてください。
バレンタインデーの絵本のおすすめを紹介【チョコレートやプレゼント・読み聞かせの絵本も】

では、これからおすすめのバレンタインデーの絵本を、具体的に紹介していきます。
チョコレートがたくさんで美味しそうだったり、家族の愛情を描いてほっこりできたりする作品を多くチョイスしましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
『チョコレート屋のねこ』

イラスト:アン・モーティマー
出版社:ほるぷ出版
発行日:2013/1/1
値段+税:1512円
絵柄のおしゃれな、ねこと気難しいおじいさんのお話
ある退屈な村に住んでいる、チョコレート職人の偏屈なおじいさんの飼いねこは、ふとしたきっかけでおじいさんの作った「ねずみのチョコレート」をかじってみます。
そうすると、驚くほど美味しいチョコレートにねこはびっくり!こんなに美味しいものなのだから、誰か他の人にも食べて欲しいと思います。
ねこがあの手この手で村の人にチョコレートを食べさせると、退屈だったはずの村が活気づいていくのです!
笑わないおじいさんが作るチョコレートで、笑顔が広まっていくお話。
ストーリーも素敵ですが、イラストが美しく目にも楽しい作品となっています。
『チョコレートだいすき』

出版社:ひさかたチャイルド
発行日:2009/1/1
値段+税:1080円
これを読んだら、誰でもチョコレート通になれちゃう!
この作品は、チョコレートができるところを、わかりやすく写真で紹介していく「写真絵本」です。
チョコレートの原材料のカカオから、どうやって私たちが食べている形になるのか、いたってマジメに解説してくれています。
お子さんは美味しそうなチョコレートに夢中になってしまうかもしれませんが、それは私たち大人も同じ。「どうやってチョコレートはできるんだろう」と、食い入るように眺めてしまいます。
巻末には手作りチョコの作り方の解説が載っています。今年のバレンタインデーは、親子で手作りチョコレートに挑戦してみるのはいかがでしょうか?
『おさるのジョージ チョコレートこうじょうへいく』

訳:福本 友美子
出版社:岩波書店
発行日:1999/10/25
値段+税:972円
ジョージならでは痛快なハプニングにニッコリできる作品
おさるのジョージは何にでも興味津々です。ある日、おじさんと一緒にチョコレート工場に遊びにやってきたジョージは、工場と働く人たちに興味津々。
ベルトコンベアの近くまで見に行ったジョージは、思わぬトラブルを引き起こしてしまうのですが…。
チョコレート工場の中なんて、なかなか見る機会がないですよね。
きっとジョージと一緒にお子さんたちも興味津々になってしまうはずです。
幼児でも、親子で「どのチョコレートが好き?」と会話しながら、楽しく読める作品です。
『ペネロペ チョコレートケーキをつくる』

イラスト:ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳:ひがし かずこ
出版社:岩崎書店
発行日:2011/10/31
値段+税:3165円より
一緒にチョコレートケーキが作れる、仕掛け絵本
ペネロペがチョコレートケーキを作るところを、仕掛け絵本で楽しむことができます。
たまごを割ったり、ボールに粉を入れて混ぜてみたり、びっくりする仕掛けがたくさん。
ダイナミックな仕掛けではありませんが、実際に絵本の仕掛けを自分で引っ張って楽しむことができます。「自分で触りたい!やりたい!」というお子さんにとって、楽しい経験のできる作品です。
お料理に興味を示す年齢のお子さんたちにぴったり。仕掛け絵本の動きが目にも楽しいので、乳児への読み聞かせにもおすすめの絵本です。
『ダッフィーのバレンタインデーとホワイトデー』

出版社:Disney(ディズニー)
値段+税:1976円
バレンタインのプレゼントにおすすめ!大人気ダッフィーの絵本
この絵本は、もともとディズニーシーで販売されているものです。大人気のダッフィーが、バレンタインデーとホワイトデーのお手伝いをする作品。
絵本にはジグゾーパズルがついていて、お子さんが絵本とパズルで2度楽しめます。
もちろん、ディズニー好きの大人へのプレゼントに最適で、とってもかわいらしいので、お部屋のディスプレイとしても素敵です。
「チョコレートだけでなく、プラスアルファで贈りたい!」というときにぴったりの絵本です。
『The Night Before Valentine’s Day』

イラスト:Heidi Petach
出版社:Grosset&Dunlap
発行日:2000/12/28
値段+税:439円
外国のバレンタインデーを理解できる、全編英語の絵本
この絵本は、バレンタインデー前夜からそれぞれバレンタインデーの準備をする子供たちを描いた、全編英語の絵本。身近なはさみやのり、紙などが英語で登場します。
乳幼児にはまだ難しいかもしれませんが、アルファベットに興味を示し始めたころの子供たちにはちょうどいい知育の教材。
内容も、日本とはまた違ったバレンタインデーの文化に触れられる内容となっており、「アメリカのバレンタインデーはこうやって過ごすんだよ」と、親子の会話のきっかけになります。
テキストは中学生レベルの英語力があれば問題なく理解できる程度なので、パパとママも安心して読み聞かせることができる内容です。
『Huggy Kissy』

出版社:CandlewickBrdbk
発行日:2012/12/11
値段+税:915円
「大好きなものに、ハグしてキスしよう!」がストレートにつづられた全編英語の絵本
こちらも全編英語の絵本ですが、言葉が単純なので簡単で、小さなお子さんでも理解しやすい内容の絵本。
バレンタインやチョコレートなどの内容ではなく、大好きなものを愛しましょう、という愛情を描いた内容になっています。
カラフルな絵柄で、テキストも英語だけれど大変シンプルです。そんな作品だから、乳児への読み聞かせにも最適。
バレンタインデーという機会に、愛情をテーマにした絵本をぜひ親子で楽しんでみてください。
『くまふうふのバレンタイン』

イラスト:ジャン・ブレット
訳:とくまる ようこ
出版社:新世研
発行日:2000/02
値段+税:2200円より
動物ならではのバレンタインなのに、なぜか共感しちゃう絵本
くまのベティとボビーは仲良し夫婦。バレンタインデーに贈り物を贈り合いたいけれど、くまはちょうど冬眠の時期です。2月14日に目覚ましをかけて、2匹はバレンタインデーを楽しむことに。
2匹はバレンタインデーに、お互いにどんな贈り物をするのでしょうか?
バレンタインデーを、日本のように「女性が男性にチョコレートを贈る」という日ではなく、「お互い愛する人に贈り物を送り合う日」であることを当たり前に描いた作品です。
ベティとボビーのお互いを想う気持ちにほっこりできる絵本です。
『どんなに きみがすきだか あててごらん』

イラスト:アニタ・ジェラーム
訳:小川 仁央
出版社:評論社
発行日:1995/10/1
値段+税:1404円
デカウサギとチビウサギ、でこぼこコンビの愛情比べ
チビウサギは、デカウサギのことが大好きです。小さい体をめいっぱい使って、どれだけデカウサギのことが大好きか伝えようと頑張ります。
対して、デカウサギもチビウサギのことが大好き。デカウサギも大きな体を使って、どれだけチビウサギのことが大好きか伝えようとします。
デカウサギの体が大きいので、チビウサギの愛情表現はデカウサギにはかないません。
チビウサギが奮闘するかわいらしさにほっこり。
この作品を読むと、親子でどれだけ大好きか、なんていう話につながるかもしれませんね。
『こねこのチョコレート』

イラスト:大社 玲子
訳:小林 いづみ
出版社:こぐま社
発行日:2004/11/1
値段+税:1188円
「あるある!」となっちゃう、チョコレートと心優しい女の子のお話
4歳の女の子のジェニーは、明日に迫った弟のお誕生日のプレゼントに、自分のお小遣いでねこのチョコレートを買ってあげます。
でも、その日の夜。明日プレゼントする予定のチョコレートが気になって仕方ありません。
「1つくらいなら」と口に運んでいくうちに、なんと全部平らげてしまうのです。
後悔で落ち込むジェニーと、それを優しく包む家族による、感動のお話。
「1つだけ」と思いながらも止まらないのは、誰にでも経験があるのではないでしょうか。
そんな体験を共有しながら楽しめる作品です。
バレンタインデーには絵本をプレゼントしよう!

今回は、バレンタインデーにぴったりな絵本について紹介しました。
表紙を見るだけでうっとりしてしまうような絵本は、きっとお子さんも夢中になってしまうはずです。
食いしん坊さんや大人もきっと喜ぶ、チョコレートがたくさん描かれた絵本。
ただし、いくら美味しそうだからといって、チョコレートを食べ過ぎないように注意してくださいね。
また、欧米でのバレンタインデーの文化に触れられる絵本もいくつか紹介しました。
チョコレートをやりとりする文化だけでなく、大切な人に感謝を伝える日でもあるバレンタインデー。
親子や夫婦で一緒に絵本を読んで、素敵なバレンタインデーをお過ごしください。

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