スペインといえば何が思い浮かびますか?
情熱的な闘牛にフラメンコ、未完のサグラダファミリアをはじめとした個性ある建築物。
バルでつまむおいしいタパスや、午後のお昼寝の習慣・シェスタを思い浮かべる方も多いかもしれませんね。
この記事では、スペインの人気おすすめ絵本15選をご紹介します。
世界的に有名なセルバンテス原作の名作『ドン・キホーテ』は、ぜひ読んでほしい一冊です。
スペインの有名な絵本作家エリアセル・カンシーノや、オルガ・デ・ディオスの作品など心に残る作品ももりだくさん。
日本の有名絵本作家・安野光雅による大人気シリーズ『旅の絵本』のスペイン編も必見ですよ。
スペインの魅力を、ぜひ絵本でじっくりと味わってくださいね。
スペインの絵本おすすめ人気作品【3、4歳児向け】

奇想天外な冒険物語が大好きな子どもたちが喜ぶ、スペインのやんちゃな男の子やあくまくんが活躍する絵本をご紹介します。
幼い子どもにもわかりやすく書かれた、美しい心を育てる作品も合わせてご紹介します。
『スペイン・カタルーニャのむかしばなし まめつぶこぞうパトゥフェ』

出典:Amazon.co.jp
作:宇野 和美
絵:ささめや ゆき
出版社:BL出版
発行日:2018年10月23日
価格:1,600円+税
対象年齢:3歳から
『スペイン・カタルーニャのむかしばなし まめつぶこぞうパトゥフェ』のあらすじ
まめつぶほどの小さなパトゥフェは、働き者で好奇心旺盛な男の子です。
なんでもやりたがるし、どこにでも行きたがります。
ある日、パトゥフェが元気に歌いながらおつかいに出かけると……。
『スペイン・カタルーニャのむかしばなし まめつぶこぞうパトゥフェ』のおすすめポイント
カタルーニャ地方に伝わる小さな男の子のユーモアたっぷりのお話です。
スペインではとても有名な物語で、おつかいするパトゥフェが歌う歌は童謡として人々に親しまれています。
牛にキャベツごと食べられてしまったパトゥフェの見事な脱走劇に、子どもは夢中になるにちがいありません。
『あくまくん』

出典:Amazon.co.jp
作:テレサ・ドゥラン
絵:エレナ・バル
訳:金子 賢太郎
出版社:アルファポリス
発行日:2013年8月1日
価格:1,000円+税
対象年齢:幼児
『あくまくん』のあらすじ
まっかっかでこげてしまいそうなほど熱い地獄にうんざりしたあくまくん。
しっぽをくるくるっとさせ、ぴょーんとひとっとびして地獄をとびだします。
北極に住むことにしますが……。
『あくまくん』のおすすめポイント
かわいらしいあくまくんが、地獄をとびだしてさまざまなところを旅する冒険ストーリー。
カラフルでユニークなイラストがとても魅力的です。
氷の国や砂漠、ジャングルに青い海など、いろいろな場所へあくまくんと一緒にひとっとびして冒険気分を味わってくださいね。
『どうしてなくの?』

出典:Amazon.co.jp
作:フラン・ピンタデーラ
絵:アナ・センデル
訳:星野 由美
出版社:偕成社
発行日:2020年11月26日
価格:1,800円+税
対象年齢:3歳から
『どうしてなくの?』のあらすじ
マリオは考え事をしてから、小さな声でお母さんに聞きました。
「ぼくたち、どうしてなくの?」
お母さんはちょっと考えてから言いました。
「たとえばかなしい時。かなしいが大きくなりすぎると体からあふれてなんとかぬけだそうとして泣くの。」
『どうしてなくの?』のおすすめポイント
小さな男の子の問いに、詩のようなうつくしい言葉でお母さんが丁寧にこたえていくお話です。
「涙のしずくで心が豊かになるの。がまんしたら石のようにかちかちになってしまう。」
「思い出を宝箱のなかにしまって鍵をかけてしまう人もいる。でもそのうち、涙が鍵穴をみつけて流れ出すの。」
繊細で素朴なイラストが、美しい言葉がちりばめれた絵本の世界を彩ります。
『ピンクー にじのでるばしょ』

作・絵:オルガ・デ・ディオス
訳:美馬 しょうこ
出版社:WORLD LIBRARY
価格:1,500円+税
対象年齢:3歳から
『ピンクー にじのでるばしょ』のあらすじ
ピンクーは大きなピンク色のモンスターです。
たまごの頃からひとりだけピンク色。
生まれてからも、みんなは白くて小さいのに、ピンクーだけが違いました。
思い切って自分の居場所をみつける旅に出たピンクーは……。
『ピンクー にじのでるばしょ』のおすすめポイント
アピラ新人絵本賞はじめ、さまざまな国際絵本賞を受賞した秀作です。
それぞれがちがうからこそすばらしいというメッセージを、温かく描きます。
自分らしく生きることの大切さが、子どもたちにきっと伝わることでしょう。
『キイロドリゆめをかなえる』

作・絵:オルガ・デ・ディオス
訳:美馬 しょうこ
出版社:WORLD LIBRARY
価格:1,500円+税
対象年齢:3歳から
『キイロドリゆめをかなえる』のあらすじ
キイロドリは空がとべません。
でも、便利な道具を考えて、工夫して作ることは得意です。
自由に空をとび旅したくなったキイロドリは……。
『キイロドリゆめをかなえる』のおすすめポイント
自分の方法で夢をかなえる大切さや、知識を分かち合うすばらしさを教えてくれる素敵な本です。
飛べない鳥や動物のために、キイロドリがある機械を発明します。ワクワクしながら読んでくださいね。
『ピンクー にじのでるばしょ』と共通の世界観で描かれています。
『ねずみとおうさま』

出典:Amazon.co.jp
著:コロマ神父
絵:土方 重巳
出版社:岩波書店
発行日:1953年12月10日
価格:800円+税
対象年齢:4・5歳以上
『ねずみとおうさま』のあらすじ
むかし、スペインに子どもの王様がいました。
はじめて歯が抜けた晩にあらわれたのは、かしこいネズミのペレス。
ペレスは魔法で王様を小さいネズミに変えて外に連れ出し…。
『ねずみとおうさま』のおすすめポイント
「あなたは全ての子どものお兄さんだから、弟や妹に分けてあげるようにと神は多くのものを与えて下さる」と幼い王を諭す母。
ネズミのペレスは、王様もまずしい子どもも分け隔てなく、抜けた乳歯と贈り物を交換していきます。
困っているひとたちに手を差しのべることの尊さを、改めて教えてくれる絵本です。
『ねぼすけスーザのおかいもの』

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作・絵:広野 多珂子
出版社:福音館書店
発行日:1997年2月5日
価格:900円+税
対象年齢:3歳から
『ねぼすけスーザのおかいもの』のあらすじ
ねぼすけのスーザが、めずらしくマリアおばさんよりも早起きして、町へ出かけます。
おばさんの誕生部プレゼントを探しますが、どれも高くて買えません。
そこでスーザは、捨ててあったいすを拾って帰り……。
『ねぼすけスーザのおかいもの』のおすすめポイント
ひと昔前のスペインの田舎町で、つつましく生活する小さなスーザを描いたシリーズ作。
スペインで美術を学んだ作者が、美しい町の風景を温かく描いています。
8年間も自分の中で温め、ラフを編集者に見せてから本になるまでは2年かかったそうです。
大切に生きる日々のぬくもりが伝わってくる絵本です。
『はなのすきなうし』

出典:Amazon.co.jp
作:マンロー・リーフ
絵:ロバート・ローソン
訳:光吉 夏弥
出版社:岩波書店
発行日:1954年12月10日
価格:800円+税
対象年齢:4・5歳から
『はなのすきなうし』のあらすじ
スペインの牧場で暮らす牛のフェルジナンドは、花が大好きです。
仲間は闘牛場で闘うことを夢見ているのに、フェルジナンドだけは花の匂いを静かにかいでいました。
ある日、闘牛をさがしに牛買いたちがやってきます。
のんびりしていたフェルジナンドのお尻が蜂に刺されたので、さあ大変。
大暴れするフェルジナンドを勇ましい牛だと勘違いした牛買いたちは、彼を闘牛場へと連れていき……。
『はなのすきなうし』のおすすめポイント
世界中で愛されているロングセラー絵本。
どんな場所でも変わらぬ自分でいることの尊さを、フェルジナンドは教えてくれます。
黒一色のペン画で、牛たちの表情や田園風景を見事に描き出した名作です。
スペインの絵本おすすめ人気作品【5、6歳児向け】

抜けた子どもの歯はどうすればいいの?
そんな疑問に答える、ヨーロッパの楽しい言い伝えを描いた絵本がありますよ。
歯が生え変わる時期の子どもにぜひ読んであげてください。
安野光雅の絵本はぜひ親子で開いて、一緒に旅気分を味わってくださいね。
『ねずみのペレスと歯のおはなし』

出典:Amazon.co.jp
作:アナ・クリスティーナ・エレロス
絵:ビオレタ・ロピス
訳:大澤 千加
出版社:ロクリン社
発行日:2018年3月2日
価格:1,650円+税
対象年齢:幼児
『ねずみのペレスと歯のおはなし』のあらすじ
むかしむかし。子どもの歯がぬけると、新しい歯を持ってくる仕事をしているねずみがいました。
なんでもかじれるねずみの歯を持ってきてくれるのです。
『ねずみのペレスと歯のおはなし』のおすすめポイント
ヨーロッパの歯の妖精・トゥースフェアリーの習慣をかわいらしく描いたお話です。
1匹のねずみからはじまった慣習で、昔は乳歯を屋根に投げていました。そうすると屋根裏のねずみのペレスが新しい歯を持ってきてくれるのです。
時は流れて、抜けた歯は枕元に置き、ぺレスはコインやおもちゃを置いていくようになりました。
今でも変わらず、ペレスは世界中で歯と贈り物を交換していってくれているんですよ。
歯の抜け変わる年頃の子どもと一緒に、この習慣を楽しんでみてはいかがでしょう。
『きみは太陽のようにきれいだよ』

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作:チェマ・エラス
絵:ロサ・オスナ
訳:福原 麻希
出版社:童話屋
発行日:2007年6月1日
価格:1,500円+税
対象年齢:幼児
『君は太陽のようにきれいだよ』のあらすじ
ホセは妻のアナをパーティーに誘います。
自分はもうおばあちゃんだから、パーティーには行きたくないというアナ。
でもホセは、「きみは太陽のようにきれいだよ」とほめて……。
『君は太陽のようにきれいだよ』のおすすめポイント
瀬戸内寂聴が推薦している絵本。大人にこそ読んでほしい素敵な作品です。
年齢を重ねてもお互いを大切にして、一緒に人生を楽しもうという温かなメッセージが伝わってきます。
『旅の絵本5 スペイン編』

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作・絵:安野 光雅
出版社:福音館書店
発行日:2003年9月10日
価格:1,400円+税
対象年齢:5・6歳から
『旅の絵本5 スペイン編』のあらすじ
古くて広い国・スペイン。小舟でカタルーニャの漁村に着いた旅人が、馬でゆっくりと旅していきます。
にぎわう町、のどかな田舎の村、人々の暮らしやお祭り、スペインらしい闘牛などの風景が美しく描かれます。
『旅の絵本5 スペイン編』のおすすめポイント
新たな絵本のスタイルを確立し、世界中にブームを巻きおこした安野光雅による旅の絵本シリーズ第5弾。
スペインならではの風景が繊細な筆致で描かれています。
ドン・キホーテ、カルメンなどの隠し絵探しもワクワクたのしめますよ。
旅する楽しさと発見する喜びがつまった宝箱のような絵本です。
スペインの絵本おすすめ人気作品【小学生以上向け】

好奇心あふれるスペインの少年少女たちが大活躍する楽しい物語を中心にご紹介します!
世界的に有名なスペインの冒険小説『ドン・キホーテ』の主人公は対照的に老騎士です。
風車小屋に戦いを挑む無鉄砲なドン・キホーテの魅力もぜひ味わってくださいね。
『ふたりは世界一!』

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作:アンドレス・バルバ
絵:おくやま ゆか
訳:宇野 和美
出版社:偕成社
発行日:2014年4月9日
価格:1,200円+税
対象年齢:小学校3・4年から
『ふたりは世界一!』のあらすじ
小さな男の子のフワニートと、大きな女の子のベロニカ。ふたりは新記録をつくるのが大好きです。
そんなふたりの前に、世界一にとりつかれるのろいをかけられた、謎の男が現れます。
ふたりはのろいをとくために、世界一の新記録をつくる旅に出ますが……。
『ふたりは世界一!』のおすすめポイント
山もりスパゲティ早食い記録に、鼻とおでこのあいだにテニスボールをのせておく記録などなど。
子どもが大好きな「へんてこな」記録がたくさん出てくる楽しいお話です。
読めばゆかいで幸せな気持ちになれる、痛快冒険劇です。
『絵本・世界の名作 ドン・キホーテ』

出典:Amazon.co.jp
作:ミゲル・デ・セルバンテス
文:石橋 洋司
絵:村上 勉
出版社:講談社
発行日:2017年8月29日
価格:1,700円+税
対象年齢:小学生から
『絵本・世界の名作 ドン・キホーテ』のあらすじ
騎士道小説を読みすぎて、自分を騎士を思いこんだ老人ドン・キホーテ。
悪をこらしめ、愛しい姫に手柄をささげるために旅立ちます。
お供は、おいぼれロバのロシナンテと間抜けなサンチョ・パンサ。
ドン・キホーテは、風車小屋に猛進するなど珍道中を繰り広げ……。
『絵本・世界の名作 ドン・キホーテ』のおすすめポイント
夢へと突き進む老騎士の冒険を描く名作『ドン・キホーテ』。
世界中で愛されるユーモア小説を、石橋洋司が絵本向けに軽妙な文章にまとめました。
『コロボックル物語』で知られる画家・村上勉が、雄大な冒険譚を彩ります。
未来を共に夢見るドン・キホーテとサンチョ・パンサの主従コンビと愛馬ロシナンテを、誰もが愛さずにはいられません。
『フォスターさんの郵便配達』

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作:エリアセル・カンシーノ
絵:猫野 ぺすか
訳:宇野 和美
出版社:偕成社
発行日:2010年11月3日
価格:1,400円+税
対象年齢:小学校高学年から
『フォスターさんの郵便配達』のあらすじ
ペリーコは、ついうそばかりついてしまい学校にも行かない男の子。
村にただひとりいるイギリス人、フォスターさんとの出会いが、ペリーコの世界を大きく変えていき……。
『フォスターさんの郵便配達』のおすすめポイント
スペインの実力派作家エリアセル・カンシーノのアランダール賞受賞作。
1960年代フランコ軍事政権下にあるスペインの海辺の村を舞台に、母を亡くした少年の成長がみずみずしく描かれます。
小さな港町の人たちの温かさや、将来をみつめる少年の思いが胸に迫る作品です。
『めがねっこマノリート』

出典:Amazon.co.jp
作:エルビラ・リンド
絵:E・ウルベルアーガ
訳:とどろき しずか
出版社:小学館
発行日:2005年6月1日
価格:1,100円+税
対象年齢:小学生から
『めがねっこマノリート』のあらすじ
おしゃべりもいたずらも大好きな8歳の男の子・マノリート。
毎日が笑いあり涙あり。銀行強盗には何度も出会ってしまうし、有名人に会って大失敗もします。
カンニングに落書き事件も起こして、ママや先生からはいつも叱られてばかり。
そんなマノリートは、今日はいったい何をしでかすのでしょう……。
『めがねっこマノリート』のおすすめポイント
映画やドラマにもなった人気シリーズの第1巻。
本国スペインで100万部をこえる大ヒットとなり、世界中でも愛されている作品です。
いたずらっ子でありながらも、自分の世界と幸せをよく理解している少年・マノリートの魅力から目が離せなくなります。
スペインの絵本は乳児から小学生まで人気!選び方は?

独特の文化を持つ魅力あふれる国・スペイン。
そんなスペインについて描かれた絵本の選び方を3つご紹介します。
スペインの絵本の選び方①スペインの文化や風景がわかる作品を選ぶ
絵本にはたくさんの情報が盛り込まれています。
登場人物が歩く街並み、小さな歯を運ぶネズミ、少年の住む海辺の町。
スペインの魅力や文化、風景が感じられる作品に触れ、情景を楽しみながら絵本の世界を歩いてみてください。
スペインの絵本の選び方②有名作品や有名作家が描いた絵本を選ぶ
どの絵本がいいか迷ったら、まずは有名な作品や有名作家が描いた作品を読んでみてください。
セルバンテス原作の世界的名作『ドン・キホーテ』。
有名作家エリアセル・カンシーノのアランダール賞受賞作『フォスターさんの郵便配達』。
オルガ・デ・ディオスの『ピンクー にじのでるばしょ』はアピラ新人絵本賞など多くの国際絵本賞を受賞しています。
日本の有名絵本作家・安野光雅の『旅の絵本』は絵本の新たな世界を切り開いた傑作です。
スペインの絵本の選び方③子どもが主人公の作品を選ぶ
世界中で、小さな子どもを主人公とした冒険物語は大人気。
スペインにも少年少女たちが活躍する素晴らしい作品がたくさんあります!
主人公の気持ちになって、ワクワクしながら異国の地を駆け回ってくださいね。
【スペインの絵本まとめ】情熱の国の香りを存分に楽しんで

天才画家のピカソやベラスケス、建築家・ガウディを生み出したスペイン。
命がけで試合に挑む闘牛士や、100年先にもまだ完成しないと言われるサグラダファミリア教会など、破格のスケールを持つ国です。
そんなスペインという国を、絵本は正しくくっきりと映し出します。
ぜひいろいろな絵本を開いて、スペインの情熱の香りを味わってください。

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