子どもには、優しい心を持って育ってほしいと思いますね。
そのためには、小さいころから心の成長をさせる体験や絵本を読んであげることがおすすめです。
『どうぞのいす』は、子どもだけでなく大人にも人気の絵本です。
なぜ人気なのか、何が大人の心までも惹きつけるのか。
絵本のあらすじや要約、レビューなどをまとめていますので、その理由が分かるでしょう。
そして、その理由が分かったときには、絵本を子どもに読んであげたくなります。
子どもの心に素敵な影響を与えるために、ぜひ手に取りたい絵本です。
優しい絵本の世界を、開いてみましょう。
『どうぞのいす』とはどんなお話【内容とあらすじを紹介】
『どうぞのいす』とは、ウサギさんが作った「どうぞのいす」に、ロバさんが食べ物を置きます。
その後、さまざまな動物たちがやってきて椅子に置かれた食べ物を食べ、他の食べ物を置いていくというストーリーです。
どのような内容の絵本なのか、概要とあらすじを紹介していきますので、ぜひご覧ください。
『どうぞのいす』の概要
絵:柿本 幸造
出版社:ひさかたチャイルド
発行日:1981/11/1
値段+税:1100円
『どうぞのいす』のあらすじ
ウサギさんは小さな椅子を作り、その椅子に「どうぞのいす」と書かれた看板を立てて外に置きました。
その椅子を見たロバさんは、持っていたドングリのカゴを椅子に置いて、昼寝を始めます。
「どうぞのいす」に置かれたドングリを、やってきたクマさんは食べ、代わりにハチミツを置きました。
次にパンを持ったキツネさんが、次に栗を持ったリスさんが…ドングリが栗に変わり、起きたロバさんはびっくりです。
『どうぞのいす』の内容要約
『どうぞのいす』の内容を、3つに要約しました。
素敵な絵本ですので、ぜひ子どもに読み聞かせてあげてください。
要約1.思いやりの心を育む
ストーリーは、「どうぞのいす」にロバさんが栗を置いたことから思いやりの連鎖が起こります。
椅子に置かれた食べ物を食べた動物たちが、「次の人に悪いなぁ」という気持ちで、新たな食べ物を置いていくのです。
他の人を思いやる動物たちの気持ちに、心がほっこりするでしょう。
「座ってください」という思いで椅子を作ったウサギさんの気持ちも、とても温かいものです。
優しさで満ち溢れた、思いやりの心を育める絵本でしょう。
要約2.イラストが可愛い
ストーリーも心温まりますが、イラストの可愛さにも癒されます。
柔らかなタッチで描かれたイラストは、動物たちやストーリーの優しさが上手に描かれており、イラストだけでもとても楽しめるでしょう。
小さい子どもにもおすすめのイラストなので、読み聞かせてあげて素敵な時間を過ごしてください。
要約3.動物がたくさん
この絵本には、動物がたくさん出てきます。ウサギ、ロバ、クマ、キツネ、リス。
それだけでなく、小鳥も登場します。
まるで「どうぞのいす」で起こる出来事を見守るかのように登場する小鳥も、とても可愛らしいです。
たくさんの動物が出てくるので、動物好きな子どもはとても喜ぶでしょう。
動物たちの表情にも注目で、思いやりのある動物たちはとても優しい表情をしています。
心優しい動物たちに、この絵本で会えますよ。
『どうぞのいす』の口コミ・評判
『どうぞのいす』の口コミや評判をまとめました。
ぜひ、参考にしてください。
口コミ・評判:★★★★★
表紙が可愛い!と絵本を手に取ったのは、私です。しかし、動物好きな娘も大のお気に入りに!
私が読んでいても次のページをめくりたがります。この絵本の時間は、いつも笑顔で楽しそうです。
読み終わると、いつも「もう1回読んで」とせがまれてしまいます。
買って良かったです。
口コミ・評判:★★★★★
子どもがまだお腹にいるときから読んでいた絵本です。子どもに語り掛けながら、読み聞かせていました。
そして子どもが生まれて、夫が娘のために椅子を作ってくれました。それが、「どうぞのいす」そっくり!
絵本のお話のように、その椅子をお友達に貸してあげていたので、温かい気持ちになりました。
子どもたちが大きくなっても、その気持ちを忘れないでほしいです。
口コミ・評判:★★★★★
ロバが寝ている間に、置いたものが色々なものに変わっていくのがとても面白いです。
ストーリーだけでなく、絵も温かいので子どもにも動物たちの優しさが伝わるのではないでしょうか。
文章も読みやすいので、読む練習にもおすすめです。
子どものお気に入り絵本になっています。
『どうぞのいす』の主題・テーマは?
『どうぞのいす』は、子どもたちに思いやりの心を芽生えさせる素敵な絵本です。
見知らぬ誰かのために椅子を作るウサギさん。続いて、「どうぞのいす」に置かれた食べ物を食べた動物たちが、次の人のために食べ物を置いていきます。
この優しさの連鎖は、子どもたちに「誰かのために行動する」ことを教えてくれています。
かわいい動物たちの行動を、子どもは優しい気持ちで胸に残してくれるでしょう。
もちろん、子どもだけでなく大人にもおすすめです。
優しさが足りないな、と感じたら、ぜひこの絵本を読んでみてください。
【ネタバレあり】『どうぞのいす』の感想とレビュー
『どうぞのいす』を読んだ、ママやパパ目線での感想とレビューを紹介していきます。
素敵な感想ばかりですので、ぜひとも読みたくなりますよ。
この記事の筆者の感想も載せさせていただきますね。
優しさに包まれたいときに読みたい
まず、表紙のウサギさんが可愛い。ウサギさんにつられて読んでみると、登場する動物たちみんな優しくて、胸が温まります。
ウサギさんの優しさ、ロバさんのまさかの行動から広まっていった優しさは、きっと読むものの心にも届くでしょう。
読み終わると、誰かに優しいことをしたくなる、そんな素敵な絵本です。
現代社会にも、この絵本のような優しさの輪が広がってほしいと思います。
最近、心温まってないな、と感じたら、おすすめしたい1冊。
子どもに優しさを芽生えさせたい
「どうぞのいす」は「座ってください」だったのに、食べ物を置いたことにより「食べてください」に変わったのが、面白いです。
でも、そこから次の「どうぞ」が生まれていくので、心が温まります。
絵本を読んで湧いてきた優しい気持ちを、誰かに渡したくなりますね。
子どもたちにも、この絵本の動物たちのような、優しい気持ちを持ってもらいたいと思います。
みんなが相手を思いやる気持ちを持てば、もっと優しい世の中になりますよね。
そんな風に、考えさせられる絵本でした。
大人も読みたい絵本
たまたま保育園の劇で「どうぞのいす」をやり、その内容を見て優しさに感動しました。
次の日には早速絵本を買って、読んじゃいました。
劇で見た通り優しいストーリーですね。
文章も読みやすくてほっこりしますし、イラストは可愛いし癒される。
大人でも、心がとても温まりました。子どもたちが劇で演じた理由も、この素敵な優しいストーリーだからだと納得!
子どもに思いやりの気持ちを教えてあげるのにおすすめですし、大人でも、思いやりの心を忘れないために読んだほうがいいと思います。
『どうぞのいす』は、こんな方におすすめ!
『どうぞのいす』は、相手を思いやる動物たちのとても優しいストーリーです。
子どもに思いやりの心、優しい心を教えてあげるために読み聞かせしてあげてもいいでしょう。
ストーリーだけでなく、可愛いイラストにも注目で、イラストでも楽しめるところも嬉しいですね。
子どもへの読み聞かせや、子どもが生まれた人へのプレゼントにもおすすめの1冊です。
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