『ねずみくんのチョッキ』という絵本を、聞いたことはありますか?
「昔読んだことがある」、「大好きだ!」という声も聞こえてきそうですね。
『ねずみくんのチョッキ』は、名作であり幅広い年齢層に人気の絵本です。
小さい子どもがいる人は、読んであげるときっと子どもは喜ぶでしょう。
読み聞かせているママ、パパもくすっと笑ってしまうかもしれません。
まだ読んだことがないという人は、ぜひこの機会に手に取ってみることをおすすめします。
なぜこの絵本が名作と言われているのか?
どういうストーリーなのか?
気になる理由が分かる、ストーリーのあらすじや感想、レビューなどをまとめていますので、ぜひご覧ください。
『ねずみくんのチョッキ』とはどんなお話【内容とあらすじを紹介】
『ねずみくんのチョッキ』とは、主人公のねずみくんがお母さんに編んでもらったチョッキを、さまざまな動物たちに「着せてよ」と頼まれて貸していくストーリーです。
気になる絵本の概要とあらすじを紹介していきますので、ぜひご覧ください。
『ねずみくんのチョッキ』の概要
絵:上野 紀子
出版社:ポプラ社
発行日:2004/3/1
値段+税:440円
ねずみくんのチョッキ (ねずみくんの絵本) [ なかえよしを ]
『ねずみくんのチョッキ』のあらすじ
ねずみくんは、お母さんに編んでもらったチョッキを着ていました。そのチョッキを見たアヒルやサル、アシカなどの動物たちが「いいチョッキだね、ちょっと着せてよ」と頼んできます。
ねずみくんは快くチョッキを貸しますが、チョッキを着ていく動物たちはどんどん大きくなっていき…。最後には、ゾウがチョッキを着てチョッキが伸びてしまいます。
『ねずみくんのチョッキ』の内容要約
『ねずみくんのチョッキ』の内容を、3つに要約しました。
面白いストーリーですらすらと読めるので、気になったら読むことをおすすめします。
要約1.動物たちがたくさん
チョッキを着ていく動物たちはたくさんいます。
ねずみくんがチョッキを貸したのは、アヒル、サル、アシカ、ライオン、ウマ、ゾウ。チョッキを着られるの!?と驚いてしまう動物がたくさん。
ユニークな動物たちが登場するので、動物好きな子どもは喜ぶでしょう。小さいチョッキを着ていく動物たちの姿も見ものです。
要約2.繰り返しの言葉
「いいチョッキだね、ちょっと着せてよ」や「少しきついが、似合うかな?」と、動物たちが同じ言葉を繰り返していくので読み聞かせがしやすいです。
そのときどきの動物たちの表情にも注目で、読み聞かせをする際には読み方を工夫すると子どもも喜ぶでしょう。
要約3.最後はハッピーエンド
ねずみくんのチョッキは、最後はゾウが着て伸び伸びの状態になってしまいます。「僕のチョッキが!?」と驚くねずみくん。しょんぼりと長いチョッキを引きずる姿がかわいそうです。
しかし、かわいそうなまま終わりません。最後には、ゾウの長い鼻にチョッキを通し、ブランコをして遊ぶねずみくんの姿が!
結果オーライ?な状態ですが、ほっとする結末で安心します。
\ねずみを題材にした絵本もおすすめ/

『ねずみくんのチョッキ』の口コミ・評判
『ねずみくんのチョッキ』の口コミや評判をまとめました。
ぜひ参考にしてください。

口コミ・評判:★★★★★
2歳の子どもに読んであげました。
気に入っているようで、読んであげるといつも反応が良く、私も楽しいです。
ねずみくんがチョッキを貸してあげると「優しい」とニコニコ顔。だけど、そのチョッキがどんどん伸びていくと「伸びちゃった」と悲しい顔に。
子どものコロコロ変わる表情がとても可愛いです。

口コミ・評判:★★★★★
大人気の理由が分かります。
色をたくさん使っているわけでもない、動物がずらーっと並んでいるわけでもない。
シンプルだからこそ、動物たちの表情や動きに注目でき、楽しめるのだと思います。
子どもがチョッキを苦しそうに着ている動物たちのマネをしていたときには、笑ってしまいました。

口コミ・評判:★★★★★
繰り返しがシンプルな絵本ですが、これからどうなるのか?どんどん大きくなっていく動物たちに、どこまでいくのか?とワクワクが止まりません。
ストーリーもイラストも楽しめる絵本で、赤いチョッキがとても印象的です。
伸びたチョッキを見たねずみくんの表情にも、つい笑ってしまいました。
『ねずみくんのチョッキ』の主題・テーマは?
『ねずみくんのチョッキ』は、ユニークさと悪いことからいいことに転がることを描いているでしょう。
ユニークなのは、もちろんチョッキを大きな動物たちが着ていき、伸びてしまうこと。少しきついどころじゃないじゃん!ってついツッコミを入れたくなるような動物たちが、愛らしいです。
その伸びたチョッキでしょんぼりしているねずみくんでしたが、ブランコで楽しく遊ぶ姿に「良かった」とつい呟いてしまうでしょう。いいことに転じた結果に、読後はほっと胸を撫で下ろします。
【ネタバレあり】『ねずみくんのチョッキ』の感想とレビュー
『ねずみくんのチョッキ』を読んだ、ママやパパ目線での感想とレビューを紹介していきます。
読もうか迷っている人は、他の人の感想を聞くと決心できるかもしれません。
この記事の筆者の感想も載せさせていただきますね。
ユーモアあふれる作品
まず、登場するねずみくんが可愛いです。それから、多くの動物たちが登場しますが、どの動物も愛嬌があります。
小さなチョッキを着ていく動物たちにぜひ注目してください。いいチョッキだけど…よく着ようと思ったな!とちょっと呆れてしまうのも面白いところです。
ねずみくんと動物とチョッキしか登場しない、シンプルなイラストがまたユニークさを増長させているでしょう。
長年愛される人気絵本だけあり、何度読んでも面白い作品です。
子どもが何度も持ってくる
私が小さい頃からの名作なので、自分の子どもにも読んであげたいと思い購入しました。いまでは、何度も「読んで」と言って持ってくるほど。
シンプルなストーリーも読みやすく、ページをめくるごとに子どもがすごく反応し、買って良かったと心から思います。
声がかれるまで読まされました。でも、それだけ気に入ってくれたのなら良かったです。
誰にでも愛される絵本だと思うので、友達へのプレゼントにもおすすめします。小さい子どもがいる人へのプレゼントなら、すごく喜ばれるかもしれません。
ねずみくんが気の毒だけどハッピーエンド
お母さんに編んでもらったチョッキが伸びてしまい、ねずみくんがかわいそうだと思いました。
でも、それで終わらないで、チョッキを貸してくれたねずみくんにお礼?としてチョッキのブランコでねずみくんを楽しませてあげたゾウに、救われます。
バッドエンドで終わらないのがいいですね。悪いことばかりじゃなくいいこともあるのだと、希望をユーモアあふれるストーリーで描いているのがいいと思います。
チョッキを通して、動物たちとの交流、そして思いやりを教えてくれる絵本ではないでしょうか。
『ねずみくんのチョッキ』は、こんな方におすすめ!
有名な人気絵本である『ねずみくんのチョッキ』は、誰にでもおすすめできるユニークな作品です。
ストーリーの面白さ、表情豊かな動物たち、ねずみくんの落ち込み具合からブランコで楽しく遊ぶ様子まで、すべてが愛される絵本といえるでしょう。
ただ面白さを伝えてくれるだけでなく、思いやりや前向きな心も学ぶことができるので、小さい子どもはもちろん、大人にだって「ふふっ」と笑いを生み出してくれます。
『ねずみくんのチョッキ』は、『ねずみくんシリーズ』として他にも何冊か絵本があります。
この絵本を読んで気に入ったら、他の絵本も読んでみるといいかもしれませんね。
ユニークなねずみくんと、楽しい時間を過ごしてください。
コメント