『おむすびころりん』(2006)のあらすじ・口コミと評判【日本の昔話を知る絵本】

おむすびころりん絵本

「おむすびころりん、すっとんとん。

もひとつほしいな、すっとんとん。」

リズミカルで楽しいネズミの歌にさそわれて、ねずみの国に行ってしまうおなじみの昔ばなし。

親から子へ、子から孫へ受け継がれた、読み聞かせにぴったりの絵本です。

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『おむすびころりん』とはどんなお話【概要とあらすじを紹介】

読み聞かせ絵本

松谷みよ子のむかしむかし(全10巻)の中の1冊です。

1970年代に出版されたものを、長野ヒデ子のイラストでリメイクした昔ばなしの絵本。

じいさまが主役の場合が多いのですが、この絵本では、ばあさまがねずみの国を訪れます。

『おむすびころりん』の概要

おむすびころりん

出典:Amazon.co.jp 

著者:松谷みよ子
絵 :長野ヒデ子
出版社:童心社
発売日:2006/12/10
価格+税:1,210円

『おむすびころりん』のあらすじ

おむすびころりん あらすじ

むかしむかしのお話です。

山で仕事をしているじいさまのところへ、おむすびを届けに行ったばあさま。

急な山道で足をすべらせ、おむすびがころげてしまい…。

ころころころげて、穴の中へすとんと落ちてしまいました。

すると、穴の中から声が聞こえてきます。

おむすびころりん、すっとんとん。

もひとつほしいな、すっとんとん。

楽しそうな歌声にうれしくなったばあさまは、自分も穴へ飛び込みます。

ねずみの住む地下の国へ訪ねていったばあさま。

そこでは、どんな物語がまっているのでしょうか?

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『おむすびころりん』の内容要約

おむすびころりん 内容

表紙には、大きなおむすびにつかまったじいさまとばあさま。

その周りではねずみたちがおもちをついたりおしゃべりしたりしている様子が描かれています。

楽しそうなネズミの国を、もう少しのぞいてみましょう。

要約1.ばあさま、ねずみの国へ

おむすびころりん 内容

山で仕事をするじいさまにおむすびを届けにいくばあさま。

急な山道を登っていると、ころんでおむすびをころがしてしまいます。

おむすびはころころころりん、ころがって穴の中へ。

「おむすびころりん、すっとんとん。

もひとつほしいな、すっとんとん。」

楽しそうな声に誘われ、ばあさまは穴の中へと入っていきます。

「じゃっくりじゃっくり、ねずみのもちつき。

ねこのこぬまに、ほういほい。」

穴の中ではなんとねずみたちがお餅つきをしていました。

「ばあさま、おむすびをありがとう。

おれいに、ねずみのおもちをさしあげます。」

おむすびのお礼に、たくさんお餅をもらったばあさま。

穴の外で心配していたじいさまと、お餅を食べようと家に帰ります。

要約2.ねずみの餅は、おおばんこばん

おむすびころりん 内容

ふろしきをひろげて、じいさまもばあさまもびっくり。

なんと、お餅ではなく、きらきらひかるおおばんこばんがいっぱい入っていたのです。

それを窓からのぞき見て「いったいこれはどうしたじゃ」と聞きに来たのは、となりのじい。

ばあさまがわけを話すと、うちのばあにもやらせようと家に帰っていきます。

次の日、となりのばあもおむすびをもって山に向かいました。

わざところんで、おむすびをころころころりん、穴の中へ転がすと…。

「おむすびころりん、すっとんとん。

もひとつほしいな、すっとんとん。」

ねずみの声が聞こえてきました。

となりのばあは、大喜びで穴の中へとびこみます。

要約3.ごうつくばりの、となりのばあ

おむすびころりん とは

「じゃっくりじゃっくり、ねこさえござらにゃねずみはごくらく。

ねこのこぬまに、ねずみのもちつきほーいほい。」

こんなねずみの歌を聞いた、となりのばあ。

「よっぽどねこがこわいだな。

よおし、うすごと餅をもらってやるべ。」

そして、ひと声なきました。

「にゃあーお!」

そのとたん、あたりは真っ暗闇。

このすきに独り占めしてやろうと思ったとなりのばあですが、真っ暗闇でなにも見えません。

暗闇の中を手探りでさがしているうちに、となりのばあはモグラになってしまいました。

迷って迷って、ようやく地面の上に顔を出したとなりのばあ。

「ややっ、このモグラめ」

ぽかん!と、となりのじいになぐられてしまいました。

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『おむすびころりん』の口コミ・評判

30代 女性
30代 女性

口コミ・評判:★★★★★

歌いたくなるようなリズミカルなはやし歌につられて読み進んでいくと、よくばりばあさんは、あっと驚く結末をむかえます。読み聞かせで大ヒットまちがいなしの絵本です。

20代 女性
20代 女性

口コミ・評判:★★★★★

「おむすびころりん、すっとんとん」と、とてもリズミカルで読みやすい絵本です。3歳の娘にはピッタリの長さで最後まで楽しんでいました。私も小さい頃から読んできた昔話、これからの子供たちにも、ずっと読み継がれていって欲しいなと思いました

20代 女性
20代 女性

口コミ・評判:★★★★★

2歳の子供に、ころころのところを強調して読んであげると大喜び。ねずみがおもちを、ぺったんぺったんついているところもおもしろいらしくて、何度も何度も読んで~と持ってきます。自分が子供のころから聞いていた昔話を読んであげるのって、嬉しいことですね。

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『おむすびころりん』の主題・テーマは?

おむすびころりん テーマ

親から子へ、子から孫へ、昔から語り継がれてきた日本の物語。

昔ばなしには、日本人が大切にしてきた教訓がたくさんつまっています。

また、著者によって登場人物やエンディングが少しずつ変わるのも、昔ばなしの楽しめる点です。

元気いっぱいのじいさまとばあさま

おむすびころりん テーマ

表紙にいる笑顔でおむすびにしがみつくじいさまとばあさま。

絵本の中の二人はいつも元気いっぱいです。

「ほーい、おら、ここにいるぞう。

それ、木をゆらすぞう。」

ばあさまがおむすびを届けに行くと、そういって気をゆっさゆっさとゆらすじいさま。

穴の中からネズミの声がきこえて、うれしそうにおむすびを何個もころがすばあさま。

とてもいきいきとして、何をするにも楽しそうです。

きっと、ねずみたちともすぐ仲良くなったんでしょうね。

じいさまとばあさま、ふたりの優しく明るい様子がよくあらわれています。

気難しくていじわるな、となりのじいとばあ

おむすびころりん テーマ

元気で明るいじいさまとばあさまとは正反対の、となりのじいとばあ。

まゆ毛をつり上げ、怒ったような顔をしています。

わざとおむすびをころがす時も、となりのばあは難しい顔。

そのうえ、ねずみたちをおどかして宝物を独り占めしようと悪いことを考えます。

ねずみがねこを怖がっていることを知りながら、猫の鳴き声で脅かすのです。

「にゃあーお!」

真っ暗闇をさまよって、モグラになってしまうとなりのばあ。

悪いことをしたり人をだまそうとすると、すべて自分に返ってくるものですね。

読み比べてみたい昔ばなしの絵本

おむすびころりん テーマ

所説ありますが、昔ばなしでのおむすびころりんは、じいさまがネズミの国へ行くことが多いようです。

そして最後に多いのは、モグラになって暗闇をさまよいつづける終わり方。

この絵本はちょっと変わっていて、モグラになったとなりのばあは地面の上に顔を出します。

それを見つけたとなりのじいにぽかんとなぐられるというコミカルな終わり方。

うれしそうにニヤリと笑ってトンカチを持つとなりのじい。

モグラも、「しまった!」という顔をしていて、くすりと笑えるエンディングになっています。

「おむすびころりん」は、いろいろな著者が絵本にされているので、違いを楽しんで読み比べるのもおもしろいのではないでしょうか。

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【ネタバレあり】感想とレビュー

おむすびころりん 感想

大人の方たちには子供のころ何度も聞いた馴染みの深い昔話。

絵本であらためて読んでみると、いろいろな思いがあるようです。

明るく元気な絵がいい!

おむすびころりん 感想

長野ヒデ子さんの絵がとても元気がよく個性的だったので、親も子も楽しんで読むことが出来ました。

じいさまとばあさまはもちろん、となりのおじいさんとおばあさんのいじわるな表情がたまらなくいいです!

5歳の娘に読んでいたのですが、となりにいた2歳の息子も興味津々。

じいさまとばあさまの家を窓からのぞきこむとなりのじいが面白いらしく、大笑いしていました。

リズムの良い文章と明るく元気な絵がぴったりで、お気に入りになった絵本です。

声に出してよみたくなる絵本

おむすびころりん 感想

昔ばなしは、もともと「語り」だけで伝えられてきたから、聞いているだけでもイメージが広がります。

シンプルでわかりやすくて、はっきりとした起承転結。

リズミカルな歌やユーモラスなセリフで入り込みやすく、そしてなにより楽しいお話なのがいいですね。

それに加えて、絵本の中のやさしいじいさまとばあさま、いじわるなじいとばあの表情がいきいきして、ひきこまれます。

私を含め、声に出して読むことに慣れていないパパママにとって、ほんとうに読みやすくありがたい絵本だなと思いました。

親子で楽しむ昔ばなし

おむすびころりん 感想

昔から語り継がれる日本のお話。

早いうちから聞かせてあげたくて、こういった幼児向けの日本の昔ばなしを探していたのです。

今まで選んだ昔ばなしの絵本は、少しお話が長かったり絵がリアルだったりしてあまり聞いてくれなかった3歳の息子。

この絵本は、一緒に楽しめて嬉しかったです。

「あ~そうだそうだ、こんなお話だったな~。」

自分が子供の頃に聞いたお話をたぐりよせながら、懐かしく読むことが出来ました。

息子は特に、ねずみの歌が大好き。

♪おむすびころりん すっとんとん~♪

一緒に歌ってくれます。

松谷みよ子さんのむかしむかしシリーズ、他の絵本も読んでみようかな。

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『おむすびころりん』は、こんな方におすすめ!

おむすびころりん おすすめ

3歳~小学校低学年の、絵本を楽しめるようになった子どもに読み聞かせてあげてほしい絵本です。

リズミカルなねずみの歌と、昔ばなし特有のじいさまやばあさまといったおだやかな語り口調が耳にやさしく響きます。

そして、お話の中で優しくて正直な人にはいい事があって、いじわるな人は最後には痛い目に合うということを教えてくれますよ。

語り継がれてきた昔ばなしは、日本人の心に深く染みわたり子どもたちの豊かな感性を育みます。

また、幼いころに聞いたなつかしい昔ばなしは、大人の心にも安らぎを与えてくれることでしょう。

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