子どもたちの寝かしつけを行う際に、絵本を用いたことはありますか?
世の中には、さまざまな「寝かしつけ絵本」が存在しています。
しかし、どの絵本を選んだらいいか悩みますよね。
ロングセラー作品の『おやすみなさいおつきさま』についてご紹介。
有名な絵本なので、読んだことのある方も多いのではないでしょうか。
優しい絵柄と特徴のある語り口は、子どもたちのベッドサイドでの一冊に、おすすめです。
『おやすみなさいおつきさま』(1979)とはどんなお話【内容とあらすじを紹介】

まずは、絵本の概要とあらすじを紹介していきます。
1979年発行の絵本のため、子どものころに読んだことがある方も多いでしょう。
海外でも「GOODNIGHT MOON」というタイトルで、親しまれている絵本です。
『おやすみなさいおつきさま』(1979)の概要

絵:クレメント・ハード
訳:せた ていじ
出版社:評論社
発行日:1979/09
価格+税:1320円
『おやすみなさいおつきさま』(1979)のあらすじ

小さなうさぎさんは、もう寝る時間。
ベッドに入って周りを見渡すと、いつもの大きな緑の部屋の風景があります。
うさぎさんは、見慣れた風景や、いつも使っているお気に入りたちに、「おやすみなさい」のあいさつをしていきます。
そうやって、あいさつをしていくうちに、どんどん部屋は暗くなっていって……。
真っ暗な部屋で、最後のおやすみなさいをしたうさぎさんは、ゆったりと眠りにつくのでした。
『おやすみなさいおつきさま』(1979)の内容要約

次に、絵本の内容を詳しく紹介していきます。
物語の結末まで明かしているため、ネタバレが気になる方は注意して読み進めてくださいね。
要約1.夜のお部屋だって、一人じゃない

もう外は真っ暗で、空にはお月様が顔をのぞかせる時間。
小さなうさぎさんは、もう眠らなければなりません。
うさぎさんの大きな緑色の部屋には、さまざまなものがあります。
たとえば、赤い風船が天井にはり付いています。
そして、2つの額縁に飾られた不思議な絵や、枕元にある黒い電話など。
「しずかにおし」と言ううさぎのおばあさんは、いすで編み物をしています。
うさぎさんはベッドで横になり、それらのものに視線を向けました。
要約2. おやすみ、おへや

うさぎさんは、まず自分がいる大きな緑の部屋に、「おやすみ おへや」とあいさつをします。
おばあさんはまだ編み物を続けていますし、猫たちはじゅうたんの上で毛糸遊び。
部屋は明るくて、うさぎさんはまだ眠りません。
「おやすみ おつきさま」と、窓に見える月にもあいさつをします。
額縁の不思議な絵、天井の風船、いつも使っているいす、これらにあいさつをしているうちに、大きな緑の部屋は徐々に薄暗くなってきました。
要約3. 部屋はどんどん暗くなってきて……

部屋で遊んでいる2匹の子猫、片隅にある手袋にも、あいさつをするうさぎさん。
時計や靴下にあいさつをするころには、部屋はランプのほのかな明かりが目立つようになってきました。
さまざまなものに、おやすみなさいをするうさぎさんを見て、おばあさんはニコリと笑って様子をうかがっています。
そうして、しばらくすると部屋は真っ暗に。
いつの間にか、おばあさんもいなくなっています。
最後は「おやすみなさい そこここできこえるおともだち」という言葉で締めくくられ、うさぎさんはいよいよ眠りに落ちたのでした。
『おやすみなさいおつきさま』(1979)の口コミ・評判


口コミ・評判:★★★★★
どんどん暗くなっていく演出がいいですね!声のトーンなどを工夫して、寝かしつけ絵本として使っています。

口コミ・評判:★★★★★
子どもたちはこれを読んであげるとよく眠ります。うさぎさんの真似で、自分の部屋のものに「おやすみなさい」と言っているのにはほっこりしてしまいました。

口コミ・評判:★★★★★
海外の作品だからか、なんとなく不思議な雰囲気がある絵本ですね。そんな雰囲気も、寝かしつけに役立ちそうです。
『おやすみなさいおつきさま』(1979)の主題・テーマは?

この絵本は、小さな子どもでもわかりやすい、寝かしつけの絵本です。
そのため、そこまで難しい主題や、複雑なテーマは隠されていません。
小さな子どもでも受け入れやすい、ちょっとしたギミックがいくつか隠されているので、紹介していきます。
寝かしつけのために

この絵本は、ページが進むにつれて徐々に部屋が暗くなっていく演出がされています。
最初は明るい部屋だったのが、枕元のランプが目立つようになり、最後は真っ暗に。
部屋の明るさを通して、うさぎさんがまどろんでいく様子を表している、とも言えるでしょう。
寝かしつけのために読み聞かせる際には、絵が見える程度の薄暗い部屋で、他の音が少ない静かな状況で読み聞かせてあげてくださいね。
親の優しい声と、やわらかに描かれた絵は、お子さんの眠りを誘います。
全てのものに感謝する姿勢

うさぎさんの部屋には、さまざまなものが置いてあります。
昼のうさぎさんを暖めていたであろう手袋や靴下、眠る前に食べていたであろうおかゆなど。
これらのものは、うさぎさんのために役立ってくれているものです。
物言わぬ道具たちですが、それに対してもうさぎさんは「おやすみなさい」とあいさつをします。
これは、うさぎさんが普段周りにあるものに、感謝しているからこその言葉ではないでしょうか。
当たり前に周りにあるものに対して、敬意を払う姿は見習いたいですね。
子どもたちの好きな表現

うさぎさんは、周りの物や動物に対して、「おやすみなさい」と繰り返します。
とりわけ小さな子どもたちは、このような繰り返しの表現が大好き。
子育てをしていると、何度も同じ遊びをせがまれたことはありませんか。
この「おやすみなさい」の連続も、子どもたちにとって楽しいものの1つです。
きっと、この絵本を読んだら「おやすみなさい、ベッドさん」など、うさぎさんの真似をしたくなるでしょう。
ただ、寝かしつけるだけでなく、子どもたちの興味を刺激するのも、この絵本の特徴です。
『おやすみなさいおつきさま』(1979)の感想とレビュー【ネタバレあり】

『おやすみなさいおつきさま』は、ロングセラー作品で、さまざまな世代に愛されている絵本です。
そこで読んでみての、感想やレビューを紹介していきます。
読み方を工夫して読んであげたい

簡単に言えば、この作品は寝かしつけ絵本と言えるでしょう。
子どもたちをベッドに寝かせて、ベッドライトの下で静かに読んであげるのが適しています。
だからこそ、親の読み方が大切になってくる絵本。
なるべく小さな声で読んであげるのが、ポイントですね。
絵も美しいですが、寝かしつけの際は絵を見せるのに、そこまでこだわる必要はないでしょう。
登場しているうさぎのおばあさんのように、ささやくように読んであげたい絵本です。
親から子へ、子から孫へ

この絵本は、かなりのロングセラーです。
いまは読み聞かせる側の親も、子どものころに読み聞かせてもらった方も、多いのではないでしょうか。
世代を問わず、流行に流されず愛されている絵本なので、ぜひ子どもたちが大人になったときや、孫ができたときにも贈りたいです。
また、上の子が下の子に読み聞かせるのにも最適です。
すべてひらがなで、年長さんくらいの子になれば簡単に読めることでしょう。
海外の絵本ならではの雰囲気

寝かしつけという目的に注目されがちで、「おやすみなさい」とあいさつするシーンが印象的なこの絵本ですが、絵の雰囲気にも注目していただきたいです。
緑色の部屋の中には火が燃える暖炉に、大きなトラの毛皮、そしてうさぎさんがすっぽり入ってしまいそうなドールハウスなど、日常では目にしにくいものがたくさん。
海外の絵本ならではの絵で、普段自分たちとは縁の遠いものがたくさん描かれています。
これらのものを見て、不思議に思ったり、どうやって使うのか疑問に思ったりなど、子どもたちにとっては情報の宝庫のはず。
たまには明るい中で、じっくり眺めてみたい絵本です。
『おやすみなさいおつきさま』(1979)は、こんな方におすすめ!

この絵本は、読み手の優しい「おやすみなさい」で寝かしつけを行う、寝かしつけ絵本です。
そのため、赤ちゃんから年長さんくらいの、幅広い世代の子どもたちにおすすめです。
すべてひらがなで書かれているため、子どもが自分で読むことも可能でしょう。
今回は『おやすみなさいおつきさま』について紹介しました。
寝かしつけに使ったり、特徴のある可愛らしいイラストを楽しむのに使ったり、さまざまな楽しみ方ができる絵本です。

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