カラスにはどんなイメージがありますか?
黒くてなんだか怖いイメージをお持ちの方も多いかと思います。
公園などで見かけたときに少し敬遠してしまうこともありますよね。
今回はそんなカラスのイメージを一気に払拭できるような絵本をご紹介させていただきます。
カラスの絵本は乳児から小学生まで大人気!
今回ご紹介するカラスに関する絵本はどれもハートウォーミングな物語ばかりです。
普段よく目にするいきものであるカラスが描かれている絵本を読むことで今まで知らなかったカラスの一面を知ることができます。
カラスをより一層身近に感じることができる絵本は幼児から小学生まで年齢を問わずおすすめです!
カラスの絵本人気おすすめランキング15選!
1.『からすのパンやさん』
画像引用;Amazon.co.jp
作者:加古 里子
出版社:偕成社
発行日:1973年9月1日
値段+税:1,100円
対象年齢:4歳から
『からすのパンやさん』のあらすじ
カラスの町に一軒の売れないパン屋さんがありました。
一家総出で楽しい形のパンをたくさん焼いて起死回生を図ります。
するとカラスの子どもやおじいさん、おばあさんだけでなくテレビカメラまでやってきて町は大騒ぎになり……。
『からすのパンやさん』のおすすめポイント
80種類以上のパンが描かれたページは圧巻!
「どのパンが一番おいしそうかな?」など語りかけがはかどります。
またお客さんとしてやってくるカラスの表情もみんな個性的。
何度読み返しても飽きない一冊になっています。
2.『かあーかあー からすさん』
画像引用;福音館書店
作者:増田 純子
出版社:福音館書店
発行日:2015年10月1日
値段+税:428円
対象年齢:0歳から
『かあーかあーからすさん』のあらすじ
からすが赤い実をみつけてひとつ食べます。
さらにもうひとつ見つけてぱくっと食べます。
するとからすがもう一羽やってきて、二羽でなかよくぱくぱくと赤い実を食べていきます。
『かあーかあーからすさん』のおすすめポイント
まだ視力が弱く、絵本をしっかりと認識しにくい低月齢のお子さまの目にも入りやすいくっきりとしたイラストが印象的!
この絵本で使用されている黒、白、赤の3色は赤ちゃんが一番最初に認識し始める色ともいわれています。
お子さまのはじめての1冊にぴったりな絵本です。
3.『カラスのスッカラ』
画像引用;Amazon.co.jp
作者:石津 ちひろ
イラスト:猫野 ぺすか
出版社:佼成出版社
発行日:2013年5月23日
値段+税:1,430円
対象年齢:2歳から
『カラスのスッカラ』のあらすじ
ある日カラスの『スッカラ』が目を覚ますとお母さんがいません。
スッカラはお母さんを探すためにいろいろな言葉で聞いて回ります。
最後にお母さんとスッカラは再会できたのでしょうか。
『カラスのスッカラ』のおすすめポイント
カラスはお母さんを探す途中で色々な動物に出会います。
ねこには「ニャーニャー」、ひつじには「メエメエ」とそれぞれの言葉で聞くので動物の鳴き声が登場します。
一生懸命大好きなお母さんを探すスッカラのファンになってしまう絵本です。
4.『6わのからす』
画像引用;Amazon.co.jp
作者:レオ レオーニ
翻訳:谷川 俊太郎
出版社:あすなろ処方
発行日:2009年5月1日
値段+税:1,650円
対象年齢:3歳から
『6わのからす』のあらすじ
麦をめぐり、6羽のカラスと農夫が知恵比べします。
しかし知恵比べの最中に畑の麦は…。
『6わのからす』のおすすめポイント
「言葉には魔法の力がある」ことは現代社会に生きるお子さまに本当に伝えたい内容ですよね。
きちんと話し合えば分かり合えるということを優しく描いている一冊です。
谷川俊太郎による翻訳は大人の心にも刺さる文章なので親子で楽しめる絵本です。
5.『カラスのはてな?』
画像引用;Amazon.co.jp
作者:からさわ こういち
イラスト:たにうち つねお
出版社:福音館書店
発行日:2005年10月20日
値段+税:1,980円
対象年齢:0歳から
『からすのはてな?』のあらすじ
カラスはどうしてハンガーをくわえて飛んでいるんだろう?
カラスはどうしてゴミを荒らすんだろう?
カラスにまつわる様々な疑問や不思議を解き明かしていきます。
『からすのはてな?』のおすすめポイント
「カラスは嫌い」という方も多いですよね。
嫌いと思う理由は様々ですが、その理由となる行動をなぜカラスがとっているのか知ってみてはいかがでしょうか。
先入観がひっくり返ればきっとカラスの見方がガラリと変わりますよ。
楽しい『カラス学』をお子さまと楽しんでみてはいかがでしょうか。
6.『カラス』
画像引用;Amazon.co.jp
作者:桂 三枝
絵:黒田 征太郎
出版社:アートン
発行日:2006年6月1日
値段+税:1,650円
対象年齢:3歳から
『カラス』のあらすじ
悪さばかりして村に村にいられなくなった人間の息子・吾一郎。
吾一郎は一生懸命自力で生きていきます。
そしてカラスの世界でも同じようなことが起こり……。
『カラス』のおすすめポイント
著者の桂三枝が落語家ということもありオチが秀逸!
落語的なテンポの良さに思わず大人もくすっと笑ってしまいます。
『見た目で判断するのはやめよう。』ということを暗に伝えてくれる内容です。
7.『ミルトンとカラス』
画像引用;Amazon.co.jp
作者:ハイデ・アルダラン
出版社:朔北社
発行日:2002年7月1日
値段+税:1,320円
対象年齢:3歳から
『ミルトンとカラス』のあらすじ
ねこのミルトンは知りたがり屋。
カラスが気になりますが近付いて観察しようとすると脅かされてしまいます。
しかし最後、ミルトンは自分とカラスの似ているところ、似ていないところを比べます。
『ミルトンとカラス』のおすすめポイント
オールカラーの絵本が大勢を占める中で白黒の絵本はかえってノスタルジックなおしゃれさがあります。
興味に向かって突っ走る好奇心旺盛なミルトンは、お子さまにとって素敵なお手本になりますよ。
そして最後に描かれているミルトンとカラスの比較表は大笑い間違いなしです!
8.『七わのからす』
画像引用;Amazon.co.jp
作者:グリム
出版社:福音館書店
発行日:1971年4月20日
値段+税:1,430円
対象年齢:6歳から
『七わのからす』のあらすじ
女の子は7人のお兄さんを探しに出かけます。
カラスにさらわれてしまったお兄さんたちを女の子は救い出すことができるでしょうか……。
『七わのからす』のおすすめポイント
50年以上の長きにわたって愛される一冊。
グリム童話らしいストーリー展開が楽しめます。
少し怖いけれど読んでみたい、そんな気持ちになりながら読み進められる絵本ですよ。
不思議な世界観に浸りたいときに選んでみてください。
9.『からすのカーさんへびたいじ』
画像引用;Amazon.co.jp
作者:オールダス ハクスリー
出版社:冨山房
発行日:1988年12月9日
値段+税:1,045円
対象年齢:8歳から
『からすのカーさんへびたいじ』のあらすじ
カラスの夫婦はいつも卵をヘビに盗まれてしまいます。
夫婦はヘビ退治のためにフクロウまで巻き込んで作戦会議!
そして最後にヘビは洗濯ロープになってしまいます。
『からすのカーさんへびたいじ』のおすすめポイント
英国の著名な作家であるハクスリーによる唯一の絵本です。
一族に生物学者が多いためか、妙にリアルな動物の描写が印象的!
子どもを守る親の気持ちが描かれている絵本を読むことでお子さまもご両親からの愛情を再認識することができます。
10.『からすたろう』
画像引用;Amazon.co.jp
作者:八島 太郎
出版社:偕成社
発行日:1979年5月1日
値段+税:1,980円
対象年齢:7歳から
『からすたろう』のあらすじ
少年・からすたろうは学校で無視をされています。
しかしからすたろうには誰も知らない才能があり……。
『からすたろう』のおすすめポイント
なんだか浮いた存在の子は今も昔も変わらずにいますよね。
しかしそのような子にも良いところがあったり、浮いてしまっている背景があります。
そのような隠れた部分を見守り、見出すことの重要性が説かれています。
お子さまだけでなくこの絵本を読んだ大人もきっと感極まってしまいますよ。
日本の原風景が素晴らしい言葉で描写されている点もおすすめです。
11.『かめとからすとはちのおんがえし』
画像引用;Amazon.co.jp
作者:おざわ としお
イラスト:しのはら よしたか
出版社:くもん出版
発行日:2008年1月1日
値段+税:495円
対象年齢:7歳から
『かめとからすとはちのおんがえし』のあらすじ
お百姓さんの息子が油を買いに町にでかけます。
その道中、いじめられているかめとからす、はちに出会い、次々にお金を払って購入し助けます。
油を買うためのお金をすべて使い果たしてしまった息子は家を追い出されてしまいます。
しかし助けた動物たちの手助けによりお金持ちのおうちのお婿さんになることができました。
『かめとからすとはちのおんがえし』のおすすめポイント
岐阜県で語り継がれてきた昔ばなしが絵本になりました。
お子さまが昔ばなしにより親しみを感じられるようになる一冊です。
この絵本をきっかけに他の日本の昔ばなしの絵本を読んでみると知識の幅が広がりますよ。
12.『からすのたまごにいちゃん』
画像引用;Amazon.co.jp
作者:あきやま ただし
出版社:鈴木出版
発行日:2007年5月1日
値段+税:1,430円
対象年齢:4歳から
『からすのたまごにいちゃん』のあらすじ
たまごの中には立派なおにいちゃんがいますが、ずっとたまごのまま。
いたずらばかりしますが、たまごだから怒られません。
からすのたまごにいちゃんのお母さんはいつも弟たちの世話で大忙し。
するとピンチに陥り、たまごにいちゃんは急成長をします!
『からすのたまごにいちゃん』のおすすめポイント
大きくなるのは嬉しいけれどちょっぴり怖い。
だれにでもあるそんな気持ちを具体化している作品です。
特にこれから弟や妹が生まれてお兄さん、お姉さんになるお子さまと一緒に読んでいただきた一冊です。
13.『白いからす』
画像引用;Amazon.co.jp
作者:ほんま わか
出版社:自由国民社
発行日:2009年8月1日
値段+税:1,650円
対象年齢:5歳から
『白いからす』のあらすじ
カラスのクロウは砂漠の向こうの世界が気になり旅に出ます。
旅に出た先でクロウはなにを見たのでしょうか……。
『白いからす』のおすすめポイント
この絵本には『戦争をしない世界をつくりたい』という願いが込められています。
平和を運んでくれる白いカラス。
戦時下の子どもたちはそんな白いカラスを切望しています。
日頃当たり前になってしまっている『平和』について再考する機会になりますよ。
14.『からすのせっけん』
画像引用;福音館書店ホームページ
作者:むらやま けいこ
出版社:福音館書店
発行日:1984年4月1日
対象年齢:5歳から
『からすのせっけん』のあらすじ
カラスは森の外でいいにおいのする石鹸を拾います。
石鹸は体を洗うものだと知ったカラスは自分の体で試してみます。
するととても良い気持ちになり、他の動物たちにも貸してあげることにしました。
しかし石鹸はどんどんなくなってしまい……。
『からすのせっけん』のおすすめポイント
自分が使って気持ちよかったから他の子にも貸してあげようという優しいカラスが主人公。
小さなお子さまにとって『貸す』という行為は非常にハードルが高いですよね。
しかしこの絵本を読むことで人にものを貸してあげることでみんなで楽しめるということが伝えられますよ。
15.『ましろとカラス』
画像引用;福音館書店ホームページ
作者:ふくざわ ゆみこ
出版社:福音館書店
発行日:2013年6月1日
対象年齢:5歳から
『ましろとカラス』のあらすじ
こやぎの『ましろ』の持っている鈴をカラスが欲しがります。
ましろがいくら断ってもカラスは欲しがりましろのもとにやってきます。
ある日ましろは鈴を落としてしまい、その鈴をカラスが拾って……。
『ましろとカラス』のおすすめポイント
真っ白なこやぎと、真っ黒なカラスのコントラストが印象的!
ましろの落とした大事な鈴をカラスが拾ったことから二匹は友人になります。
そんなひょんなことから友情が芽生えることって実際にありますよね。
その様子が丁寧に描かれているので、これから新生活をはじめるお子さまにぴったりです。
カラスのイメージが変わるかも
大人はカラスに対して様々な偏見やイメージを持っていますが、子どもは違います。
偏見のないまっすぐな世界を持ち続けたまま大人になってもらえるような絵本をご紹介させていただきました。
これを機にカラスに対して以外にも、なにか偏見がないか親子で考えてみるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
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