雪が解けてきて、風が暖かくなってきた頃。
子どもと手をつないで歩いていると、たんぽぽを目にすることができました。
黄色に咲くたんぽぽの花、白いふわふわの綿毛。
そんな春の訪れを、ぜひ絵本でも味わってみませんか?
今回は、厳選したおすすめのたんぽぽの絵本を15冊紹介します。
たんぽぽの絵本は幼児から小学生まで大人気!子どもにはどんな効果が!?

たんぽぽは日本中どこでも出会うことのできる、とても身近な植物です。
黄色の花を咲かせ、白い綿毛をつけてふわふわと飛んで行く。
様々な表情をみせるたんぽぽに子どもたちは夢中になります。
自然にふれた感覚を絵本でふたたび味わうことで、子供たちの学びや興味の深化につながるでしょう。
\春を題材にした絵本もおすすめ/

たんぽぽの絵本おすすめランキング15選!

ここからは、たんぽぽの絵本15選を紹介します。
1位.『たんぽぽ』

画像引用:Amazon
作・絵:平山 和子
出版社:福音館書店
発行日:1976年
価格:900円+税
『たんぽぽ』のあらすじ
たんぽぽという身近な植物を、長きにわたり観察してきた一冊です。
その生態の不思議さ、たくましさを写実的な絵で描いています。
たんぽぽの根の実物大の絵はなんと80センチもあり、とても迫力があります。
『たんぽぽ』のおすすめポイント
かがくのとも傑作集の一冊です。
正しく、美しい絵がたくさん出てきます。
実物大のたんぽぽの根や花弁のパーツ分解など、子どもだけでなく大人も新たな発見がある一冊です。
2位.『たんぽぽ』

画像引用:Amazon
作・絵:甲斐 信枝
出版社:金の星社
発行日:1983年
価格:1,300円+税
『たんぽぽ』のあらすじ
冬を耐え忍んでいたたんぽぽが、春になってつぼみから花を咲かせ、綿毛となって空に飛び、見知らぬ土地で根をおろしていく。
そんなたんぽぽの様子がとても繊細な絵で描かれています。
『たんぽぽ』のおすすめポイント
甲斐信枝さんの観察力と感受性によって描かれた一冊です。
ただのたんぽぽの一生の紹介ではなく、文章がとても情緒的。
綿毛がとんでゆくページは、思わずわぁっと声が出てしまうほど感動的です。
3位.『たんぽぽ たんぽぽ』

画像引用:Amazon
作:みなみじゅんこ
出版社:アリス館
発行日:2021年3月17日
価格:1,100円+税
『たんぽぽ たんぽぽ』のあらすじ
動物たちの歌に乗って、
たんぽぽの綿毛がお山に向かって「ふんわふんわ」と。
『たんぽぽ たんぽぽ』のおすすめポイント
群馬県のわらべうたを元にした絵本です。
作者のみなみじゅんこさんは保育士をされていたそう。
楽譜や遊び方もついているので、実際に演奏してみたり遊んだりして五感を使いながら楽しむのがおすすめです。
4位.『たんぽぽ』

画像引用:Amazon
文・絵:荒井 真紀
出版社:金の星社
発行日:2015年3月
価格:1,200円+税
『たんぽぽ』のあらすじ
ふしぎにあふれたたんぽぽの一生を、荒井真紀さんの細かく、美しい絵で描いた本です。
『たんぽぽ』のおすすめポイント
絵本作家・荒井真紀さんの花の絵本シリーズ第3弾です。
綿毛の一本一本、種の一粒一粒に至るまで、とても細かく描かれています。
たんぽぽの魅力を再発見する一冊になりますよ。
5位.『たんぽぽ』

画像引用:楽天ブックス
文:植村 利夫
絵:網中 いづる
出版社:講談社
発行日:2014年3月13日
価格:1,200円+税
『たんぽぽ』のあらすじ
たんぽぽの明るさや、やさしさ、逞しさをたたえ、
綿毛の飛び出していく様子に子どもたちの旅立ちを重ねた一冊です。
『たんぽぽ』のおすすめポイント
網中いづるさんのほんわかとした可愛らしい絵と、植村利夫さんの詩が合わさった作品。
短くも情景をよく現した言葉で書かれており、小さな子どもにも読み聞かせのしやすい絵本です。
6位.『たんぽぽのおくりもの』

画像引用:Amazon
作:片山 令子
絵:大島 妙子
出版社:ひかりのくに
発行日:2012年3月
価格:1,280円+税
『たんぽぽのおくりもの』のあらすじ
冬眠から一足早く目覚めてしまったこ子熊のコロン。
春のにおいに誘われて雪の上を歩いてゆくと、マロンちゃんという友達ができました。
コロンくんがそろそろお家へ帰ろうとすると、あら大変。
雪の足跡がなくなってしまい、帰り道が分からなくなってしまいます。
さて、コロンくんはどうするのでしょうか……
『たんぽぽのおくりもの』のおすすめポイント
コロンくんの失敗をたんぽぽたちが鮮やかに解決してゆきます。
失敗をおそれずに進むことを教えてくれる絵本です。
7位.『ふうと はなと たんぽぽ』
画像引用:Amazon
作:いわむら かずお
出版社:童心社
発行日:2011年4月20日
価格:1,200円+税
『ふうと はなと たんぽぽ』のあらすじ
野原をかけだした子ウサギの「ふう」と「はな」が出会ったのは、黄色いきれいなたんぽぽの花。
そのたんぽぽにはいろんな虫が集まってきます。
シジミチョウは甘い蜜を吸いに、ミツバチは黄色の花粉をもらいに。
そして「ふう」と「はな」のふたりは、自分の名前に込められた意味を知ることに。
『ふうと はなと たんぽぽ』のおすすめポイント
野に生きる子ウサギ「ふうとはな」シリーズの2作目です。
「ふう」と「はな」が名前の意味を知って駆けだす様子は、生きる意味を知った喜びにあふれています。
8位.『たんぽぽはたんぽぽ』

画像引用:楽天ブックス
作:おくはら ゆめ
出版社:大日本図書
発行日:2015年4月
価格:1,300円+税
『たんぽぽはたんぽぽ』のあらすじ
たろうくんがあそんでいるとたんぽぽの上から声がしてきます。
すずめが「たんぽぽはたんぽぽ」と言うと、たんぽぽは花をぴーんとのばします。
あり、ねこと続き、今度はたろうくんの番。
はずかしくてもじもじしていたたろうくんも、だんだん勇気が湧いてきて…
『たんぽぽはたんぽぽ』のおすすめポイント
「たんぽぽはたんぽぽ」という繰り返し言葉があり、何度も読んでいると楽しい気持ちになっていきます。
たんぽぽ、すずめ、あり、ねこ、そしてたろうくんと、命あるものが愛しく感じる絵本です。
9位.『やさしいたんぽぽ』
画像引用:Amazon
文:安房 直子
絵:南塚 直子
出版社:小峰書店
発行日:2018年3月
価格:1,500円+税
『やさしいたんぽぽ』のあらすじ
夕暮れの誰もいない春の野原に女の子がひとりで立っていました。
女の子のエプロンの中には、白い子猫が。
おかあさんに野原にすててきなさいといわれて…
『やさしいたんぽぽ』のおすすめポイント
安房直子さんのやさしさあふれるファンタジーな世界感と、南塚直子さんの美しい色づかいの絵がとても人気の絵本です。
すこしせつないけれども、たんぽぽの優しさに救われます。
10位.『はらっぱ ららら』

画像引用:Amazon
作:鈴木 智子
出版社:アリス館
発行日:2017年4月20日
価格:1,300円+税
『はらっぱ ららら』のあらすじ
春の野原へおさんぽに。
するとちょうちょはブローチに。たんぽぽの綿毛はスカートのフリルに。
素敵なことがたくさんに起こります。
『はらっぱ ららら』のおすすめポイント
春の野原でおしゃれごっこ。
想像をふくらませて、たくさん着飾っていく様子がすてきな絵本です。
おしゃれが大好きな女の子におすすめ。
11位.『もっと知りたい タンポポ』

画像引用:Amazon
作:赤木 かん子
写真:藤井 英美
出版社:新樹社
発行日:2015年4月6日
価格:1,400円+税
『もっと知りたい タンポポ』のあらすじ
タンポポの種から芽が出て、葉が出て、花が咲くようすを美しい写真と分かりやすい言葉で説明しています。
『もっと知りたい タンポポ』のおすすめポイント
児童文学評論家 赤木かん子先生の本。
専門用語にはすべてふりがなをつけてあるので、小学校1年生でも一人で読むことができます。
12位.『たんぽぽ』

画像引用:楽天ブックス
監修:瀬戸 照
作:小川 潔
写真:久保 秀一
出版社:フレーベル館
発行日:2008年4月
価格:1,100円+税
『たんぽぽ』のあらすじ
つぼみから花になる様子は?なぜ綿毛はあんなに茎が長いの?
道端でよく見かけるたんぽぽのふしぎを、写真や絵で丁寧に説明しています。
『たんぽぽ』のおすすめポイント
「フレーベル館だいすきしぜん」シリーズの一冊です。
本の最後には、たんぽぽを使った遊び方の例も載っています。
実際に手を動かしてさらに学びを深めるのもいいですね。
13位.『なかないで なかないで』

画像引用:Amazon
作:あまん きみこ
絵:黒井 健
出版社:ひさかたチャイルド
発行日:2016年2月22日
価格:1,300円+税
『なかないで なかないで』のあらすじ
たんぽぽがいっぱいに咲いた春の野原で、えっちゃんと子猫のミュウはちょうちょを追いかけます。
ちょうちょを捕まえたえっちゃんは、もう一羽ちょうちょがいることに気がついて、放してあげることに。
しかし、ちょうちょを捕まえるのに夢中だったえっちゃんは迷子になってしまって……
『なかないで なかないで』のおすすめポイント
あまんきみこさんの穏やかな文と、黒井健さんのあたたかな絵でやさしい気持ちになれる絵本です。
ちょうちょを追いかける楽しい気持ち、迷子になって不安になる気持ちなど、
子どもだけでなく大人も共感できる絵本です。
14位.『たんぽぽねこ』

画像引用:Amazon
作・絵:せな けいこ
出版社:鈴木出版
発行日:2015年2月20日
価格:1,300円+税
『たんぽぽねこ』のあらすじ
しろねこはたんぽぽの綿毛をいっぱいつんで、布団につめることを思いつきます。
するとふとんが暴れだして、窓から外へ飛び出してしまい…
『たんぽぽねこ』のおすすめポイント
せなけいこさんといえば貼り絵。
その作風の素朴さ、優しさが人気です。
15位.『たんぽぽでんしゃ』

画像引用:Amazon
作・絵:ひろかわ さえこ
出版社:ひさかたチャイルド
発行日:2015年1月23日
価格:1,200円+税
『たんぽぽでんしゃ』のあらすじ
恥ずかしがり屋のうさぎのナナちゃん。
今日は遠足なのに、大好きなロコちゃんはお休み。
先生や友達が誘っても、ナナちゃんは楽しむことができません。
ナナちゃんはロコちゃんのために、一人でたんぽぽを摘んで編むことに。
すると、いつの間にかみんなが集まってきて…
『たんぽぽでんしゃ』のおすすめポイント
ナナちゃんの一生懸命な泣き顔や笑顔に、とても共感するはず。
恥ずかしがり屋さんの気持ちにそっと寄り添う一冊です。
たんぽぽの絵本は 春のうれしさがいっぱい

たんぽぽの絵本は、春のうれしさや感動が詰まった作品がたくさん。
ぜひたんぽぽの絵本を読んで、親子でもっと春を楽しんでくださいね。

コメント