勉強より大切な、思いやりの気持ちを子供に教えるのは難しいですよね。
日常生活に追われるとつい、相手を思いやる気持ちを忘れてしましがちになります。
絵本のなかには、思いやりの心を育てる作品がたくさん。
そこで今回は思いやりの気持ちを学ぶ絵本のおすすめ作品を15選ご紹介します!
対象年齢別に、あらすじやおすすめポイントもご紹介するので、是非絵本選びの際の参考にしてみてください!
思いやりを学ぶ絵本おすすめ人気作品 【1、2歳向け】
まずは1、2歳におすすめの思いやりを学ぶ絵本を紹介します。
『ありがとう』

出典:Amazon ありがとう
作:いもとようこ
出版社:至光社
発売日:2018/7/10
値段:1,300円+税
『ありがとう』のあらすじ
りすの親子がどんくり山へでかけます。
大好きなどんぐりをたくさん集めますが、そのどんぐりはずっと昔、おじいちゃんやおばあちゃんが子どもの頃みんなのために植えたものでした。
感謝の気持ちがあふれて、ありがとうと伝えたくなります。
『ありがとう』のおすすめポイント
優しいイラストが印象的な絵本作家いもとようこさんの作品。
りすさんたちの食べ物が手に入るのは、おじいちゃんたちがどんぐりの木を植えてくれたおかげ。
命はつながってるのだとおしえてくれる心の温まるお話です。
『みんながおしえてくれたこと』

作:片野晶子
イラスト:つつみまい
出版社:ゴマブックス
発売日:2017/5/31
値段:1,500円+税
『みんながおしえてくれたこと』のあらすじ
森のどうぶつようちえん。
いつもわがもの顔であばれん坊のライオンくんがある日、まっくらなあなの中におちてしまいます。
ライオンくんは、力が強くてもがんばっても、ひとりではできないことがあることをはじめて知ります。
ようちえんのみんなはいじめられなくてすむと安堵しますが…
『みんながおしえてくれたこと』のおすすめポイント
こどもがはじめてじぶんでよむ絵本として、700人以上の子供の成長に携わった脳科学者が独自に研究、開発した絵本となり話題になりました。
嫌われ者のライオンくんを救い出そうと森のどうぶつようちえんのみんなが力を合わせるシーンは、思いやりの大切さを私たちに教えてくれます。
『どうぞのいす』

作:香山 美子
イラスト:柿本 幸造
出版社:ひさかたチャイルド
発行日:1981/11/1
値段:1,000円+税
『どうぞのいす』あらすじ
ウサギさんはみんなに喜んでもらおうとどうぞのいすを作って看板と一緒に置くことにしました。
通りかかったロバさんはどんぐりのかごをどうぞのいすにおいて木のしたで休むことに。
長いことお昼寝をしているとクマさん・キツネさん・リスさんが通りかかって…。
やさしさであふれたストーリーでほっこりさせられます。
『どうぞのいす』おすすめポイント
30年以上愛されている名作絵本。
演劇などでも用いられることも多く、プレゼントにも最適です。
思いやりを学ぶ絵本おすすめ人気作品 【3、4歳向け】
ここからは、3、4歳におすすめの思いやりを学ぶ絵本を紹介します。
『きもち』

出典:Amazon きもち
作:谷川俊太郎
イラスト:長新太
出版社:福音館書店
発行日:2008/2/15
値段:900円+税
『きもち』あらすじ
友達からおもちゃをとりあげたときの気持ち、お母さんに会ったときの気持ち、捨て猫を見つけたときの気持ち、注射をされるときの気持ち、お父さんとお母さんがけんかをしてるときの気持ち…
子どもたちの生活の中で、生まれては消えていく様々な気持ちが描かれています。
この絵本は、気持ちの深さを子どもたち自身に発見してもらうために、ことばを最小限にとどめてあります。
どんな気持ちかな?
絵を見て想像し、話をしてみましょう。
『きもち』のおすすめポイント
気持ちの深さを感じてもらうために言葉を最小限にしているという絵本。
状況によって、立場によって変わっていく気持ちを絵を通して想像して親子で対話してみるのもよいですね。
さっちゃんとなっちゃん

作:浜田 桂子
出版社:教育画劇
発売日:2002/7/1
値段:1,300円+税
『さっちゃんとなっちゃん』のあらすじ
さっちゃんとなっちゃんは、おとなりさんどうしでいろいろなことが正反対な女の子。
好きな色も朝食も椅子の遊び方も違うけれどとても仲良しで、二人のほうが楽しく遊べるのが伝わり笑顔になれる作品です。
『さっちゃんとなっちゃん』のおすすめポイント
正反対なさっちゃんとなっちゃんですが、二人はそれぞれのかわいらしさがあって魅力的。
好きな色が茶色と緑で違うとしても大した問題ではありません。
みんな違うからこそ良いのだと気づかせてくれる作品です。
『しあわせのバケツ』

作:キャロル・マックラウド
イラスト:デヴィッド・メッシング
出版社:TOブックス
発売日:2019/3/1
値段:1,300円+税
『しあわせのバケツ』のあらすじ
「しあわせのバケツ」は、どこにでもありそうなとってもシンプルなバケツですがこのバケツは目に見えません。
いっぱいになっていると人はとても幸せな気持ちになり、空っぽだと悲しくなったり寂しくなったりするのです。
「しあわせのバケツ」をいっぱいにする方法はちょっと特別。
「しあわせのバケツ」をいっぱいにする方法とはいったい何なのでしょうか?
『しあわせのバケツ』のおすすめポイント
アメリカの「おかあさんが選ぶ絵本大賞」金賞受賞作。
『しあわせのバケツ』は英語と日本語の二カ国言語で書かれており、シンプルなのでお子さんがはじめて英語に興味を持つきっかけになりそうですね。
読み終わった後、「しあわせのバケツ」をいっぱいにするために、明日からどんなことをしたらいいのか子供と話し合ってみるのもよさそうですね。
思いやりを学ぶ絵本おすすめ人気作品【5、6歳向け】
ここからは、5、6歳におすすめの思いやりを学ぶ絵本を紹介します。
『ねずみくんのきもち』

作:なかえ よしを
イラスト:上野 紀子
出版社:ポプラ社
発行日:2007/3/1
値段:906円+税
『ねずみくんのきもち』のあらすじ
小さくて気の弱いねずみくん。
ねこくんにいじめられて落ち込んでいると、ふくろうさんはねずみくんは一番大切なものを持っているというのです。
ふくろうさんが教えてくれた「思いやりの気持ち」の大切さを聞いたねずみくんは自信を取り戻すのでした。
『ねずみくんのきもち』のおすすめポイント
気が弱くて小さいねずみくんにふくろうさんが「思いやりの気持ち」を具体的に教えている場面や、ねずみくんが思いやりの気持ちでねこくんと仲良くなれた場面は心が温かくなります。
『手ぶくろを買いに』

出典:手ぶくろを買いに
作:新美 南吉
イラスト:黒井 健
出版社:偕成社
発売日:1988/3/1
値段:1,400円+税
『手ぶくろを買いに』あらすじ
雪に喜ぶ子ぎつねですが、手が冷たくて思うように遊べません。
母ぎつねは子ぎつねに手袋を買ってやろうと考えます。
ですが、町に出かけたときに人間に怖い思いをさせられた母ぎつねは町に出るのをためらい、しかたなく子ぎつねだけで町へ行かせることにしたのです。

『手ふくろを買いに』のおすすめポイント
子ぎつねや母ぎつねの思いやり、きつねだと知りながら手袋を売ってくれた人間の帽子屋さんのやさしさ。
無事に手袋を買いに行けた子ぎつねに読んでいる私たちまで嬉しくなってしまいます。
『ずーっと ずっと だいすきだよ』

作:ハンス ウィルヘルム
翻訳:久山 太市
出版社:評論社
発売日:1988/12/1
値段:1,200円+税
『ずーっと ずっと だいすきだよ』のあらすじ
世界で一番素晴らしい犬エルフィーとぼくはいつも一緒。
けれどいつしか僕が大きくなるにつれてエルフィーはどんどん太っていき、寝る時間が増えて散歩も嫌がるようになり、階段も登れなくなってしまうのでした。
獣医さんに見せてもできることは何もありません。
そう、エルフィーは年を取ってしまったのです。
ぼくは毎晩エルフィーに「だいすきだよ」と伝えるのでした。
『ずーっと ずっと だいすきだよ』のおすすめポイント
いつも一緒だった大切な犬が死んでしまうお話ですが、主人公のぼくは年老いたエルフィーに毎晩「だいすきだよ」と伝えていたので心が楽になっていました。
言わなくてもわかるだろうと思って伝えなかった大切な言葉。
気持ちを伝える大切さを私たちに教えてくれます。
『たいせつなこと』

作:マーガレット・ワイズ ブラウン
出版社:フレーベル館
発売日:2001/9/1
値段:1,200円+税
『たいせつなこと』のあらすじ
スプーンは、手でにぎれて、そのくぼみで色々なものをすくいとる。
でも、スプーンにとって大切なのは、それを使うと上手に食べられるということ。
そして私たちにとって大切なことは何のかを静かに教えてくれるのです。
『たいせつなこと』のおすすめポイント
「大切なことはあなたがあなたであること」
身近にある物を通して、自分らしくあることの大切さを教えてくれます。
読み終わった後にじわじわと心にしみる作品です。
『みんなの きもちが わかるかな? おもいやりの絵本』

出典:Amazon みんなのきもちがわかるかな?おもいやりの絵本
作:WILLこども知育研究所
イラスト:すみもと ななみ
出版社:金の星社
発売日:2017/7/11
値段:1,500円+税
『みんなの きもちが わかるかな? おもいやりの絵本』のあらすじ
家族や友だちなど、まわりの人の気持ちをシチュエーションごとに示して思いやりの気持ちの大切さ。
思いやりのある行動とは何かを紹介しています。
『みんなの きもちが わかるかな? おもいやりの絵本』のおすすめポイント
おもいやりのある行動を3つの章(かぞく、友だち、みんな)にわけて紹介ていて、場面を通して相手の気持ちを想像していくような構成になっています。
思いやりを学ぶ絵本おすすめ人気作品【小学生低学年以上向け】
ここからは、小学生低学年以上におすすめの思いやりを学ぶ絵本を紹介します。
『ふたりはともだち』

作:アーノルド・ローベル
翻訳:三木 卓
出版社:文化出版局
発行日:1972/11/10
値段:950円+税
『ふたりはともだち』のあらすじ
仲良しのかえる、がまくんとかえるくん。
シリーズ第1作目が『ふたりはともだち』で5つのお話が収録されています。
春が来たからと大急ぎでがまくんに呼びたてるかえるくんですが、がまくんはもう少し寝ていたい様子。
11月から眠っているがまくんは「5月半ば頃にまた起こしてくれたまえよ。」なんて言うのです。
そこで、かえるくんはある行動に出ます。
『ふたりはともだち』のおすすめポイント
40年以上も愛されているアーノルド・ローベルの幼児向け絵本。
かえるくんとがまくんの日常を描いた作品で、1冊の本の中に5つものお話が収録されているのも嬉しいポイントです。
国語の教科書にもなっているこの作品は、大人にとっても懐かしく更に子供の勉強にも一役買ってくれそうですね。
『おじいちゃんがおばけになったわけ』

作:キム・フォップス オーカソン
出版社:あすなろ書房
発売日:2005/6/1
値段:1,300円+税
『おじいちゃんがおばけになったわけ』のあらすじ
エリックが大好きだった死んでしまったじいじ。
じいじは天使になったのだとママに慰められたエリックでしたが土にも天使にもならずに、おばけになってエリックの前にあらわれたのでした。
本によると「この世にわすれものがあると、人はおばけになる」って書いてある。
じいじとエリックは「わすれもの」が何なのかさがしはじめるのでした。
『おじいちゃんがおばけになったわけ』のおすすめポイント
身近な人の死やおばけがテーマになっている作品ですが怖い要素は一つもなく、怖がりなお子様でも読める作品になっています。
じいじの忘れ物は一体何のかをエリックと一緒に見つけていくような感覚になる作品です。
『おおきな木』

出典;Amazon おおきな木
作:シェル・シルヴァスタイン
出版社:あすなろ書房
発売日:2010/9/2
値段:1,000円+税
『おおきな木』のあらすじ
りんごの木とちびっこのお話。
りんごの木はちびっこを坊やと呼びちびっこは木と遊び、木が大好きで、だから木もとてもうれしかったのです。
時は流れ、ちびっこだったぼうやは成長して大人になっていき、木に会いに来なくなるのでした。
『おおきな木』のおすすめポイント
りんごの木は成長した坊やのために自分のすべてを捧げるのです。
りんごの木と坊やの関係は親子のようで深い愛を感じさせるのです。
『おしえて! コロ和尚 こどものどうとく 人のきもちがわかる子になる!』

出典:Amazon おしえて! コロ和尚 こどものどうとく 人のきもちがわかる子になる! (おしえて!コロ和尚こどものどうとく)
作:釈 徹宗
絵:海谷 泰水
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
発売日:2019/2/13
値段:1,350円+税
『おしえて! コロ和尚 こどものどうとく 人のきもちがわかる子になる!』のあらすじ
仏教の教えを元に、子どもの道徳観を育んでくれる絵本。
ゆうひ公園にくる子どもたちが日ごろ不思議に思っていることについて、犬のコロ和尚が明快に答えてくれる物語です。
「どうして友達をつくらなければいけないのか」「どうしてあいさつをしなければならないのか」
コロ師匠の答えとは?
『おしえて! コロ和尚 こどものどうとく 人のきもちがわかる子になる!』のおすすめポイント
仏教の教えをやさしくわかりやすく諭し、物事の本質について私たちに教えてくれる作品です。
思いやりを学ぶ絵本は幼児から小学生まで人気!選び方は?

思いやりを学ぶ絵本と言っても、その種類は様々。
その中から良い絵本を選ぶポイントをご紹介します!
思いやりの絵本の選び方①教科書などで採用されているものを選ぶ
国語の教科書、道徳の授業などでも取り上げられる作品は、やはり内容も良いものが多いです。
迷ったら、それらの作品のなかから選んでみるのもいいでしょう。
思いやりの絵本の選び方②押し付けがましくならないものを選ぶ
自然な流れで押し付けがましくならないことが、子どもたちに思いやりを教える大事なポイントになります。
思いやりの絵本の選び方③繊細で柔らかい絵で表現されているものを選ぶ
優しい色合いや絵柄の作品が多いので、イラストの好き嫌いが少なくて良いです。
【思いやりを学ぶ絵本まとめ】

大人から子供まで楽しめる思いやりの絵本。
社会問題にもなっているいじめや人権侵害、差別はおもいやりの欠如から起きています。
私たち大人も、これらの本の教えを胸におもいやりの気持ちをもって生活しましょう。
そして子供達には、おもいやりにあふれた未来を生きてほしいと切に願います。

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