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【絵本の選び方徹底ガイド】年齢別に選び方のポイントを紹介

【絵本の選び方徹底ガイド】年齢別に選び方のポイントを紹介

子育てに絵本を取り入れてみたいけれど、どの絵本を選んだらいいかわからない!

子供に合った絵本ってどうやって選んだらいいの?どんな絵本を選んだら子供は喜んでくれる?

など、絵本選びで苦労したことはありませんか?

絵本ってどれも魅力的だけど、たくさんあり過ぎてどれを選んだらいいのかわからないですよね。

そこで今回の記事では、絵本の選び方を徹底的に解説します!

この記事を読めば、子育てや絵本について詳しく知らない人ても、子供にとって一番のお気に入りになる・学びになる絵本を選ぶことができるようになります。

お子さんの年齢別に、絵本の選び方のポイントとおすすめの絵も紹介しているので、是非参考にしてみてくださいね。

親子のコミュニケーションの中に絵本があると、子育てがもっと楽しくなりますよ。

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子どもが喜ぶ・学びになる絵本の選び方とは?

ここからは、絵本を選ぶときにまず大切なポイントをご紹介します。

迷ったときは自分が興味を持った絵本を選ぶ

幼児期には絵本を通して、親子で楽しさを共有することがとても大切です。

子どもは大人の気持ちを敏感に感じ取ります。

「子どものため」と思って、大人が楽しくない絵本を選んでも、子どもは楽しむことができません。

まずは、ご自身が興味を持って、読んでみたい絵本を選んでみるのが良いですよ。

子どもの成長や、興味関心に合わせて絵本を選ぶ

子どもは日々目まぐるしいスピードで成長していきます。

絵本も子どもの成長に合わせて楽しめるものを選びましょう。

動物や虫が好きだったり、空や宇宙の仕組みを知りたがったりと、興味はどんどん広がっていきます。

その時々に興味を持っているものに合わせて、絵本を選んでみてくださいね。

学びを強要しない

しつけの絵本、言葉や数を覚える絵本など、学習や知育に役立つ絵本はたくさんあります。

けれども、子どもが必ずしも興味を示してくれるとは限りません。

そういうときは無理に学ばせようとせず、子どものペースに合わせてあげましょう。

一度読んで興味を示さない本でも、期間を空けて読むと楽しめることもありますよ。

自分の興味から自発的に学びたい!と思えるようになるといいですね。

親子で一緒に絵本を選ぶとなお良い

図書館や本屋に来たら、是非子どもと一緒に絵本を選んでみましょう。

コツは、子どもが手を伸ばしたり、興味を示した絵本に注目してみることです。

子どもも自分で選んだ絵本を借りると、お家に帰って読むのがもっと楽しみになりますよね。

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良い絵本の特徴とは?

動物の絵本

良い絵本とは、どのようなものなのでしょうか?

良い絵本の五つの特徴と、避けた方が良い絵本について、ご紹介します。

特徴①声に出したときに美しい文章

言葉は口に出したときに、より美しさがわかります。

普通の会話には出てこないような、豊かな表現がある絵本を選んでみてください。

0~2歳くらいの小さな子どもには、同じフレーズの繰り返しがあったり、文章にリズム感があるものが親しみやすいですよ。

特徴②子どもにわかりやすい表現

絵や文章が子どもにとってわかりやすいことはとても大切です。

いくら内容が良くても、難しい表現などが続くと子どもは飽きてしまいます。

途中で飽きずに絵本の世界に入り込むことで、絵本の世界をいきいきと経験できます。

特徴③芸術性が高い

精緻な美しい絵、躍動感のある絵など、視覚表現が豊かな絵本は、子どもたちに驚きなどの豊かな感情を生み出します。

子どもにとっては絵本のなかの経験が良い刺激になり、興味や感性が育ちますよ。

特徴④文と絵が調和している

文と絵が調和し、世界観がしっかりと作られていると、子どもたちはより絵本に入り込みやすくなります。

のめり込んで楽しめた作品は、きっと子どもの心にも残るはずです。

特徴⑤主題がはっきりしている

メッセージ性がある絵本は、子どもたちに考えるきっかけを与えてくれます。

絵本を読んで、自分で考え学んだことは、子どもの心に長く残ります。

避けたほうがいい絵本

「名作シリーズ」「名作絵本」と書かれているものは、作風や物語が、原作から大幅に変わっている可能性があります。

物語自体がダイジェスト版であることも。

子どもにはなるべくオリジナルで作品を楽しんで欲しいですよね。

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子どもの年齢・成長に合わせて絵本を選ぶ

ここからは、子どもの年齢や成長に合わせて絵本が選べるよう、年齢別に絵本の選び方のポイントとおすすめの絵本を紹介します。

成長の速度は子どもによって違うので、年齢は目安です。

それぞれのお子さんの成長に合わせて、絵本を選んでくださいね。

【0歳児】絵本の選び方のポイント

ねんねの赤ちゃんも、パパやママなど、周りの大人との関わりを楽しんでいます。

言葉は分かりませんが、その分五感をたくさん使っていますよ。

一緒に動いたり、真似したりする中で、新しいことをどんどん学びます。

まずは親子で一緒に遊ぶおもちゃのように、焦らずゆっくり絵本を楽しんでみてください。

絵を見ながら言葉を聞く喜びを知った赤ちゃんは、言葉と絵を結び付けられるようになっていき、徐々に簡単な物語も理解できるようになっていきます。

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身近なものを描いた絵本を選ぶ

食べものなどの身近にあるものを写実的に描いた絵本は、赤ちゃんも現実と結び付けやすいです。

犬や猫などの動物、バスなどの乗り物など、興味を持ちそうなものを選んでみてくださいね。

出展:Amazon.com 

『コップちゃん』
作・中川 ひろたか
絵・100%ORANGE
出版社:ブロンズ新社
発行日: 2003年8月1日
値段: 850円+税

かわいらしいコップちゃんがお話をしたり、ジュースを入れられてオレンジ色になったり。

家の中にはマグカップやコーヒーカップ、たくさんの「コップちゃん」がありますね。

「おなまえは?」や「いくつ?」などの質問に、読むうちに徐々に親しんでいけるのもお勧めポイントです。

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はっきりした色使いやシンプルな絵の絵本を選ぶ

0歳児はまだはっきりと目が見えないので、シンプルではっきりとした視覚表現に注目しやすいです。

はっきりとした色使いで、わかりやすい絵の絵本を選びましょう。

出展:Amazon.com 

『かお かお どんなかお』
作・柳原 良平
出版社:こぐま社
発行日: 1988年1月10日
値段: 800円+税

赤ちゃんは、顔を見るのが大好き!

笑った顔や泣いた顔、怒った顔など、シンプルな切り絵で様々な表情が楽しめます。

読み聞かせる大人も知らず知らずに同じ表情になっているのが、赤ちゃんには面白く、刺激になります。

少し大きくなったら、本と一緒に表情を作って遊ぶのも楽しいですよ。

音の響きやリズムを楽しめる絵本を選ぶ

呼びかけるような文章は、赤ちゃんの興味を引きます。

また、言葉の響きやリズムを楽しむことが得意なので、ぜひリズム良く繰り返す文章の絵本を選んでみてください。

「濁音」や「破裂音」なども、耳に残りやすく、驚きとともに楽しめますよ。

出展:Amazon.com 

『じゃあじゃあびりびり』
作・まつい のりこ
出版社:偕成社
発行日: 2001年8月27日
値段: 600円+税

自動車が「ぶーぶー」、犬が「わんわん」と、身近にある音がリズムよく繰り返されます。

イラストもカラフルかつ非常にシンプルで、0歳児が存分に楽しめるよう工夫された絵本ですよ。

何度も読むうちに、ものの形と発する音を、結び付けられようになっていきます。

丈夫なボードブックなので、お出かけのお供に持っていくのも良いですね。

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遊べる絵本を選ぶ

おもちゃのように思い切り触って触感を味わったり、音が出るものも楽しいです。

また赤ちゃんは「いないいないばあ」が大好き。

隠れていたものが目の前に飛び出てくるような、仕掛けのある絵本をとても喜びます。

出展:Amazon.com 

『楽しい穴あき絵本 しかくでぽこぽこ』
作・かしわら あきお
出版社:教育画劇
発行日: 2015年2月6日
値段: 900円+税

ページの真ん中に四角い穴が開いていて、めくるたびにカラフルな場面が現れます。

穴に指を入れてみたり、のぞいてみたり。

親子でたくさん遊び方を見つけてくださいね!

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【1歳児】絵本の選び方のポイント

立って歩けるようになり、できることが増えて、0歳の頃よりも世界が大きく広がってきます。

周りの大人からの簡単な言葉を理解したり、自分の意志や欲求を積極的に伝えようとするようになっていきます。

指をさしたり、身振り手振りで伝えたり、片言を話すようになってきますよ。

0歳の頃よりも、言葉の意味やお話の流れを意識して絵本を選んでみてください。

簡単な話の流れがある絵本を選ぶ

身近なものが絵本のなかに出てくると、興味を持ちやすくなります。

何度も読んでいるうちに、お話の流れが少しずつわかってきますよ。

出展:Amazon.com 

『とっとことっとこ』
作・まつい のりこ
出版社:童心社
発行日: 2003年5月1日
値段: 950円+税

ねこさんやありさん、ぶたさんもみんな靴をはいて、とっとこ楽しそうに歩いています。

ページごとに色が変わり、動物が嬉しそうに歩く姿がとても可愛らしく、読むと幸せな気持ちになる絵本ですよ。

お外に出たとき、「とっとこ」と言いながら歩いてみてください。

お散歩がもっと楽しくなりそうですね。

【2歳児】絵本の選び方のポイント

日常生活での体験が増えて、外の世界への興味ももっと広がる2歳の頃。

自分と他の人が違うということを理解し、自分をどんどん表現するようになっていきます。

伝えたいことはたくさんあるのになかなか伝えられず、「イヤイヤ期」がやって来るのがこの頃ですね。

絵本はコミュニケーションや自己表現の幅を広げるためにもとても役立ちます。

また観察する力や想像する力がついてくるので、さらに言葉や物語の面白さを味わうことができ、絵本の楽しみもぐんと広がります。

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日常生活に寄り添った絵本を選ぶ

日常生活での体験が出てくる絵本は、共感しやすく、想像力も高めてくれます。

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『わにわにのおふろ』
作・小風 さち
絵・山口 マオ
出版社:福音館書店
発行日: 2014年9月29日
値段: 900円+税

お風呂場に入ってきたのは、なんとワニ!

この、ワニの「わにわに」がそれはもう、気持ちよさそうにお風呂に入るのです。

お風呂が好きな子も苦手な子も、今夜のお風呂が楽しみになりそうです。

詩やわらべ歌の絵本を選ぶ

昔から伝えられるわらべ歌や、詩は、言葉の面白さを体験させてくれます。

出展:Amazon.com 

『あがりめ さがりめーおかあさんと子どものあどびうた』
絵・真島 節子
出版社:こぐま社
発行日: 1994年2月1日
値段: 1,200円+税

昔から伝えられていてなじみのある、手遊びのあるわらべ歌が15曲紹介されています。

絵と言葉の書き方が工夫されていて、例えば『げんこつやまのたぬきさん』は、たぬきたちが山を登りながら手遊びをしているように描かれています。

絵本を見ると、自然と真似してやってみたくなりますよ。

手遊びをしながら言葉や歌の楽しさを体験し、親子でたくさん触れ合ってくださいね。

【3歳児】絵本の選び方のポイント

3歳になると幼稚園や保育園に通い始める子も増えてきます。

言葉がたくさん出るようになり、外の世界への好奇心が増して、「なんで?」「なんで?」が止まらない子もいますね。

関わる大人や子どもも増え、人間関係が広がるなかで、より複雑に感情表現できるようになっていきます。

よりしっかりとしたストーリーの絵本を楽しめるようになってきますよ。

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繰り返しのある昔話の絵本を選ぶ

「繰り返し」がある絵本は子どもたちに安心感を与えます。

物語をはじめて取り入れる際には、繰り返しのあるものが良いですね。

出展:福音館書店

『三びきのやぎのがらがらどん』 ノルウェーの昔話
絵:マーシャ・ブラウン
訳:せた ていじ
出版社:福音館書店
発行日: 1965年7月1日
値段: 1,200円+税

山に行ってたくさん草を食べようと考えた、3匹のやぎの「がらがらどん」。

でも山に行く前の橋にはトロルが住んでいて、橋を通るものを食べようとしているのです。

がらがらどんたちが次々とトロルと対決し、子どもだちはドキドキしながら応援します。

物語のなかに入りやすく、やぎたちが協力しながら困難を切り抜けていく様子が痛快で、長年読み継がれてきた絵本ですよ。

文と絵が調和した世界観のある絵本を選ぶ

文と絵が調和して世界観が作られている絵本は、子どもたちが絵本の世界に入り込みやすく、新鮮な物語体験ができます。

出展:福音館書店

『ぐりとぐら』
文:中川 李枝子
絵:大村 百合子
出版社:福音館書店
発行日: 1967年1月20日
値段: 900円+税

『ぐりとぐら』のシリーズも、幼いころに読んだという方がいらっしゃるかもしれませんね。

お料理と食べることが大好きな野ねずみのぐりとぐらが、森で見つけた大きなたまごでカステラを作るお話です。

絵と文章のほのぼのとあたたかな世界観が、長年子どもたちの心をつかんできました。

焼きあがるカステラの良い香りがしてきそうで、ずっと記憶に残る名作です。

【4歳児】絵本の選び方のポイント

日常生活ではあいさつができるようになったり、服を上手に脱ぎ着できるようになったり、ぐんと成長を感じられる4歳の頃。

幼稚園や保育園でお友達ができはじめ、自分の気持ちを伝えようという気持ちが強くなってきます。

でもまだ上手く感情が表現できずに、急に泣き出してしまうことも。

好き嫌いもはっきり出てくるので、子どもの興味や関心があるものを中心に、より内容が濃いものを選んであげるといいでしょう。

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主人公に自分を重ねて共感できる絵本を選ぶ

主人公が挑戦したり失敗したりする姿に、自分を重ねることで、より感情を理解しやすくなります。

友達との関わりを疑似体験できる絵本も良いですね。

出展:Amazon.com 

『どんなにきみがすきだかあててごらん』
文:サム・マクブラッドニィ
絵:アニタ・ジェラーム
訳:小川 仁央
出版社:評論社
発行日: 1995年10月1日
値段: 1,300円+税

眠る前のひととき、チビウサギはデカウサギに聞いてみます。

「どんなに、きみがすきだか あててごらん」

大きなウサギと小さなウサギは友達でしょうか、親子でしょうか。

どんなに好きかを伝え合う姿に、心が温かくなり、大人は涙がでてしまいます。

この絵本の幸福な気持ちを子どもたちが覚えていて、幸せな人生を歩んでくれるよう願わずにいられません。

大好きなひとに、大好きと伝えることの大切さを教えてくれますよ。

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名作物語の原作絵本を選ぶ

絵本選びに迷ったら、長い間多くの人々に読み継がれてきた名作を選んでみてください。

読み継がれてきたものは、読み継がれてきただけの理由がありますよ。

出展:福音館書店

『ももたろう』
文:松居 直
絵:赤羽 末吉
出版社:福音館書店
発行日: 1965年2月20日
値段: 1,100円+税

おばあさんが川で洗濯をしているところに、大きな桃が流れてきます。

「桃太郎」と名付けられて赤ちゃんがすくすく大きくなり、鬼退治に出かける、というおなじみの物語です。

ストーリは知っていても、絵本で読んだことがない大人の方も多いですね。

この絵本は力強く味わいのある絵で描かれ、言葉のリズムも生き生きとしています。

日本の昔話の良さがぎゅっと詰まった一冊なので、親子でぜひじっくりと味わってくださいね。

【5歳児】絵本の選び方のポイント

数字やひらがなを読んだり書いたり、運動や工作へも、様々な興味が広がる5歳の頃。

周りの大人やお友達を良く見て、言葉でコミュニケーションを取ることができるようになっていきます。

絵本の世界も以前よりずっと深く味わえるようになりました。

目の前にないものを想像したり、興味のあることをより深く学べるような絵本を選ぶと良いですよ。

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想像が膨らむ絵本を選ぶ

絵本のなかの世界を冒険する絵本は、新鮮な感情表現を伴って、想像力を高めてくれますよ。

出展:童心社
『おしいれのぼうけん』
作:ふるた たるひ・たばた せいいち
出版社:童心社
発行日: 1974年11月1日
値段: 1,300円+税

保育園のお昼寝の前にけんかをしてしまった、さとしとあきらは、先生に押し入れに入れられてしまいます。

地下の世界に住む怖いねずみばあさんに追いかけられ、手をつないだ二人の「押し入れの冒険」が始まります!

発売以来、多くの子どもたちに支持され、読み継がれてきた絵本です。

白黒のページが多く、その分想像力が働くので、押し入れの中での出来事がより怖く感じられますよ。

80ページもある長い絵本ですが、子どもたちは息を詰めるように、物語に入り込んで熱中します。

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絵童話を選ぶ

絵童話とは「見る」から「読む」へ移行していく、5~6歳くらいの子どもに適した、絵本と童話の中間に位置する本です。

文字が大きいものを選ぶと、やがて徐々にひとりでも読めるようになっていきますよ。

でも焦らずに、まずは一緒に読んで楽しんでくださいね。

出展:Amazon.com

『ふたりはともだち』
作:アーノルド・ローベル
訳:三木 卓
出版社:文化出版局
発行日: 1972年11月10日
値段: 950円+税

がまくんとかえるくんは、とても仲良し。

ふたりの友情をテーマにした、心温まるエピソードが5編、収録されています。

小学校の教科書に採用された『おてがみ』を読んだ大人の方もいらっしゃることでしょう。

手紙をもらったことがないと言うがまくんに、かえるくんが書いたお手紙は、無事に届くのでしょうか。

ふたりそれぞれに性格が違い、でも仲良く毎日を過ごす様子が丁寧に描かれているので、子どもたちそれぞれに感じるところがある物語ですよ。

大きな文字が読みやすく、ひとり読みにも適しています。

【6歳児】絵本の選び方のポイント

小学校への入学という一大イベントがある6歳の頃は、親子にとってひとつの節目ですね。

集団生活のルールを知って団体行動ができるようになったり、人にわかるように状況説明できるようになったりと、大きく成長する時期です。

小学校入学を意識してひとり読みしてほしい、知識をつけてあげたいと思ってしまう時期ですが、焦る気持ちは禁物。

学校に通い始めて親子で過ごす時間が減るからこそ、一緒に本を読む時間は大切にしてくださいね。

絵本を読んだあとに感想を話し合う時間も、引き続き大事にしましょう。

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長めの童話を選ぶ

長い物語も想像の羽をぐんと広げ、楽しめるようになっています。

寝る前に一章ずつ、ぜひ読んであげてくださいね。

出展:福音館書店

『エルマーのぼうけん』
作:ルース・スタイルス・ガネット
絵:ルース・クリスマン・ガネット
訳:渡辺 茂男
出版社:福音館書店
発行日: 1963年7月15日
値段: 1,200円+税

のらねこから「どうぶつ島」に囚われている、かわいそうなりゅうの話を聞いたエルマー。

エルマーはリュックサックに様々な道具を詰め込んで、りゅうを助けるために出発します。

どう猛な動物たちに食べられそうになったりしながらも、エルマーは知恵と勇気をつかって立ち向かっていきます。

刊行されてから50年以上もの長い間、子どもたちを夢中にさせ、読み継がれてきた物語。

エルマーが冒険する姿に子どもたちは自分を重ね、自分が冒険している気持ちになりますよ。

はじめは読んでもらい、いつしか何度も自分で読み返すような、お気に入りの物語になっていくはずです。

【小学生以上】絵本の選び方のポイント

小学生になり、どんどんひとりで本が読めるようになっていきます。

ひとり読みができるようになってからは、本の感想を聞いて親子で話し合ったり、本を読んで実際にやってみたいことを一緒にトライしてみましょう。

本を通して、親子でコミュニケーションが取り続けられると良いですよ。

より学びの世界が広がる絵本を選ぶ

子どもの興味のあるものを、より深く学べる本に出会うと、学ぶことがどんどん楽しくなります。

科学の本などを積極的に取り入れると、学びが広がりますよ。

親子で一緒に読むことで、大人の方も知らない世界に出会い、新たな驚きをぜひ楽しんでください。

出展: Amazon.com 

『宇宙探検えほん』
監修・協力:宇宙航空研究開発機構 (JAXA)
出版社:小学館
発行日: 2013年7月30日
値段: 1,700円+税

太陽系や銀河系の惑星のこと、ロケットのこと、宇宙飛行士のこと。

自分では調べるのが難しい、宇宙のことを美しい写真やイラストで解説した本です。

宇宙のことに興味が出てきた子どもは、本当にワクワクして夢中になって眺める本ですよ。

親子で一緒に語り合いながら、宇宙に思いをはせ、良い時間を過ごしてくださいね。

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自分でやってみたくなる絵本を選ぶ

お料理やお菓子作りの本など、レシピが付いているものは、子どもたちの「やりたい!」という好奇心をくすぐります。

実際に手を動かすことで、もっと楽しい体験になりますね。

出展:Amazon.com

『おむすびにんじゃのおいしいごはん』
作:本間 ちひろ
監修:土井 善晴
出版社:リーブル
発行日: 2013年9月1日
値段: 1,030円+税

おむすびにんじゃが、美味しいごはんの炊き方を教えてくれます。

炊飯器のスイッチをぽんと押せばごはんを炊くことはできるけれど、昔からの方法で心を込めて炊いたご飯の美味しさは格別ですよ。

子どもにも難しい調理ではありません。

日本で昔から受け継がれてきた、ごはんをいただく、ということを丁寧に体験してみてくださいね。

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多くの人に支持されている絵本を選ぶ

絵本選びに迷ったときは、出版から20年以上経つ絵本を選ぶのも一つの手です。

長い間読み続けられてきたのには、必ず理由があるはずです。

また書店や広告でおすすめされているものは、企業が売りたいものや、トレンド性の高いものであることが多いので注意が必要です。

公立図書館の所蔵リスト・司書さんのおすすめなどを参考にするといいでしょう。

まずは親子で図書館に出かけ、一緒に絵本を選んでみてくださいね。

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【絵本の選び方まとめ】親子の思い出に残る一冊を見つけよう

いかがでしたか?

子育てのなかに絵本を取り入れると、子どもが何度も「読んで」と持ってくる絵本が、きっと見つかります。

親子の関わりのなかでは楽しいことだけでなく、時につらい時もありますが、そんな時にもお気に入りの絵本があれば助けになってくれることも多いですよ。

思い出に残る一冊は、親にとっても子どもにとっても、大切な記憶としていつまでも心に残っています。

子育てをより豊かに、より幸せなものにするために、ぜひ絵本の力を使ってください。

ぜひ、子供が成長しても思い出に残る一冊を見つけてくださいね。

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